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【発明の名称】 リクライニング・デバイスに用いるデバイス・ベース
【発明者】 【氏名】萩原 洋二
【住所又は居所】東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式会社タチエス内

【要約】 【課題】前後方向に繰り返し作用する負荷の一部を角パイプのリア・クロス・ビームに負担させて前後連結部材の軽量化を図り、また、位置決めできて容易に取り付け可能にする。

【解決手段】前側でベース下端11からベース側面12に突き出され、そして、シート・クッション・フレーム30の前後連結部材31上に固定的に止められるフロント・マウント・フランジ13と、その前後連結部材31の取付け面32に対して4つのパイプ面34、35、36、37の斜め置き状態でそのシート・クッション・フレーム30に配置される角パイプのリア・クロス・ビーム33において上側になるその2つのパイプ面34、35に対応される前下り傾斜辺17および後下り傾斜辺18で決められ、そのリア・クロス・ビーム33に固定的に止められるリア・マウント・フランジ15とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前側でベース下端からベース側面に突き出され、そして、シート・クッション・フレームの前後連結部材上に固定的に止められるフロント・マウント・フランジと、その前後連結部材の取付け面に対して4つのパイプ面の斜め置き状態でそのシート・クッション・フレームに配置される角パイプのリア・クロス・ビームにおいて上側になるその2つのパイプ面に対応される前下り傾斜辺および後下り傾斜辺で決められ、そして、後側でそのベース下端に切り欠かれる山形の角パイプはめ合わせ切欠きと、その切欠きにおいてその後下り傾斜辺からそのベース側面に突き出され、そして、そのリア・クロス・ビームのその対応する上側のパイプ面上に置かれてそのリア・クロス・ビームに固定的に止められるリア・マウント・フランジとを備えるリクライニング・デバイスに用いるデバイス・ベース。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の関係する分野】この発明は、自動車シート、特に、2掛けデュアル・シートおよびベンチ・シートなどにおいてリクライニング・デバイスの取付けに用いるデバイス・ベースに関する。
【0002】
【背景技術】ワゴンの2人掛けデュアル・シートでは、角パイプのリア・クロス・ビームがシート・クッション・フレームのフレーム・リアに用いられ、そして、ベルト・アンカがそのリア・クロス・ビームに溶接されるのが一般である。そして、リクライニング・デバイスはデバイス・ベースを用いてそのシート・クッション・フレームの前後連結部材に取り付けられるので、負荷が前後方向に繰り返し作用すると、その負担がその前後連結部材に集中される。それでその前後連結部材は強度上、厚肉にする必要があり、その結果、シート重量が重くなる不具合があった。
【0003】
【発明の課題】この発明の課題は、前後方向に繰り返し作用する。負荷の一部を角パイプのリア・クロス・ビームに負担させて前後連結部材の軽量化を図り、また、位置決めできて容易に取り付け可能にするところのリクライニング・デバイスに用いるデバイス・ベースの提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】この発明は、前側でベース下端からベース側面に突き出され、そして、シート・クッション・フレームの前後連結部材上に固定的に止められるフロント・マウント・フランジと、その前後連結部材の取付け面に対して4つのパイプ面の斜め置き状態でそのシート・クッション・フレームに配置される角パイプのリア・クロス・ビームにおいて上側になるその2つのパイプ面に対応される前下り傾斜辺および後下り傾斜辺で決められ、そして、後側でそのベース下端に切り欠かれる山形の角パイプはめ合わせ切欠きと、その切欠きにおいてその後下り傾斜辺からそのベース側面に突き出され、そして、そのリア・クロス・ビームのその対応する上側のパイプ面上に置かれてそのリア・クロス・ビームに固定的に止められるリア・マウント・フランジとを備え、そして、前後方向に繰り返し作用する負荷の一部をそのリア・クロス・ビームに負担させ、また、取付けの際、そのリア・クロス・ビームを活用して位置決め可能にする。
【0005】
【具体例の説明】以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明のリクライニング・デバイスに用いるデバイス・ベースを説明するに、図1は、ワゴンの2人掛けデュアル・シートに適するところのこの発明のリクライニング・デバイスに用いるデバイス・ベースの具体例10を示し、そして、このデバイス・ベース10では、フロント・マウント・フランジ13が前側でベース下端11からベース側面12に突き出され、そして、その2人掛けデュアル・シートのシート・クッション・フレーム30の前後連結部材31上にボルト締めされ、また、山形の角パイプはめ合わせ切欠き14が、その前後連結部材31の取付け面32に対して4つのパイプ面34、35、36、37の斜めの置き状態でそのシート・クッション・フレーム30に配置される角バイプのリア・クロス・ビーム33において上側になるその2つのパイプ面34、35に対応される前下り傾斜辺17および後下り傾斜辺18で決められ、そして、後側でそのベース下端11に切り欠かれ、さらに、リア・マウント・フランジ15が、その切欠き14においてその後下り傾斜辺18からそのベース側面12に突き出され、そして、そのリア・クロス・ビーム33のその対応する上側のパイプ面35上に置かれてそのリア・クロス・ビーム33にボルト締めされ、またさらに、ヘッド16が、その後側に立ち上げられ、そして、リクライニング・デバイス(図示せず)のシート・クッション・ヒンジ・ブラケットを連結する。
【0006】また、このデバイス・ベース10において、19はボルト穴、20は溶接ナット、21はボルト穴、22はボルト、23はナット、そして、24はボルト穴である。このデバイス・ベース10を活用するその2人掛けデュアル・シートにおいて、38はボルト穴、そして、39はボルト穴である。
【0007】したがって、このデバイス・ベース10は、最初にその前後連結部材31のその取付け面32にそのフロント・マウント・フランジ13を、その角パイプのリア・クロス・ビーム33のそのパイプ面35にそのリア・マウント・フランジ15をそれぞれ乗せてそのボトル穴39、39にそのボルト穴21を合わせる。次に、その合わせられたボルト穴21、39、39にそのボルト22を通してそのボルト22にそのナット23を仮締めする。そうすると、そのボルト穴19および溶接ナット20がそのボルト穴38に合わせられるので、その溶接ナット20にボルト40を締め付けてその前後連結部材31上にそのフロント・マウント・フランジ13を固定し、そして、そのナット23をさらに締め付けてそのリア・クロス・ビーム33上にそのリア・マウント・フランジ15を固定する。そのようにして、そのデバイス・ベース10は、そのシート・クッション・フレーム30に簡単に取り付けられ、それからそのヘッド16にそのシート・クッション・ヒンジ・ブラケットをボルト締めしてそのリクライニング・デバイスを支持する。
【0008】そのように、このデバイス・ベース10では、そのリア・マウント・フランジ15がそのリア・クロス・ビーム33に仮り止めされると、そのフロント・マウント・フランジ13がその前後連結部材31に位置きめされて容易に取り付けられる。また、このデバイス・ベース10は、そのフロント・マウント・フランジ13でその前後連結部材31に、そのリア・マウント・フランジ15でそのリア・クロス・ビーム33にそれぞれボルト締めされるので、そのリクライニング・デバイスから伝達され、そして、前後方向に繰り返し作用する負荷が分散され、そしてそのようにしてその負荷の一部がその角パイプのリア・クロス・ビーム33に負担させてその前後連結部材31の軽量化が図られる。
【0009】先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本質(substance)に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し(be commensurate with)、そして、その発明の成立に必須である。
【0010】
【発明の便益】上述から理解されるように、この発明のリクライニング・デバイスに用いるデバイス・ベースは、前側でベース下端からベース側面に突き出され、そして、シート・クッション・フレームの前後連結部材上に固定的に止められるフロント・マウント・フランジと、その前後連結部材の取付け面に対して4つのパイプ面の斜め置き状態でそのシート・クッション・フレームに配置される角パイプのリア・クロス・ビームにおいて上側になるその2つのパイプ面に対応される前下り傾斜辺および後下り傾斜辺で決められ、そして、後側でそのベース下端に切り欠かれる山形の角パイプはめ合わせ切欠きと、その切欠きにおいてその後下り傾斜辺からそのベース側面に突き出され、そして、そのリア・クロス・ビームのその対応する上側のパイプ面上に置かれてそのリア・クロス・ビームに固定的に止められるリア・マウント・フランジとを備えるので、この発明のリクライニング・デバイスに用いるデバイス・ベースでは、前後方向に繰り返し作用する負荷の一部がその角パイプのリア・クロス・ビームに負担されてその前後連結部材が軽量化され、そして、支持力が強く、また、位置決めができて取付けが容易になり、その結果、2人掛けデュアル・シートおよびベンチ・シートなどにとって非常に有用で実用的である。
【出願人】 【識別番号】000133098
【氏名又は名称】株式会社タチエス
【住所又は居所】東京都昭島市松原町3丁目3番7号
【出願日】 平成13年11月29日(2001.11.29)
【代理人】 【識別番号】100074321
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 治彌
【公開番号】 特開2003−159139(P2003−159139A)
【公開日】 平成15年6月3日(2003.6.3)
【出願番号】 特願2001−363518(P2001−363518)