| 【発明の名称】 |
乳幼児・子供用の寝具、及び、抱き枕兼乳幼児・子供用の寝具 |
| 【発明者】 |
【氏名】小林 照幸 【住所又は居所】東京都中央区日本橋富沢町8番8号 西川産業株式会社内
【氏名】三輪 恵美子 【住所又は居所】東京都中央区日本橋富沢町8番8号 西川産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】乳幼児が寝具に置かれたときに、母親の胎内に在るような感触を生じ、精神的に安心感,リラックス感を得、かつ、寝具に寝ている乳幼児と母親との間に意思の疎通が生ずるような寝具、及び、更に抱き枕としても使用出来るようにする。
【解決手段】敷きクッションの上面外周縁に、上方が開き寝具内面を向く斜辺を有し横たわる乳幼児の目の位置より高い環状の遮蔽壁を固定して設け、或いは遮蔽壁を着脱自在にして、取り外した遮蔽壁は適宜折り返して適宜の太さにして抱き枕とする。前記遮蔽壁は上部から下部方向に至る程厚くなり、寝具内面に対しなだらかに傾斜させている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 敷きクッションの上面外周縁に、上方が開き寝具内面を向く斜辺を有し横たわる乳幼児の目の位置より高い環状の遮蔽壁を設けたことを特徴とする乳幼児・子供用の寝具。 【請求項2】 遮蔽壁は上部から下部方向に至る程厚くなり、寝具内面に対しなだらかに傾斜していることを特徴とする請求項1記載の乳幼児・子供用の寝具。 【請求項3】 敷きクッションの上面外周縁に、上方が開き寝具内面を向く斜辺を有し横たわる乳幼児の目の位置より高い環状の遮蔽壁を、着脱自在に設けたことを特徴とする抱き枕兼乳幼児・子供用の寝具。 【請求項4】 遮蔽壁は上部から下部方向に至る程厚くなり、寝具内面に対しなだらかに傾斜していることを特徴とする請求項3記載の抱き枕兼乳幼児・子供用の寝具。 【請求項5】 敷きクッションより取り外した遮蔽壁を折り返し適宜の太さとしたことを特徴とする抱き枕。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は乳幼児・子供用の寝具、及び、抱き枕兼乳幼児・子供用の寝具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来乳幼児等を寝かし付ける或いは安息させるために、構成を種々に工夫した寝具が開発されている。即ち、クッション材を封入した筒状体よりなる2本のクッション体を、一定間隔を設けて帯び片で連結形成し、2本のクッション体の間隔内に幼児を横向きに寝かせることによって、筒状のクッション体に挾まれた幼児は、あたかも母親の腕に抱えらたような感覚を得て、睡眠に導かれ或いは気持の安定を得るという効果を発揮させようとするもの(特開平9−322843号)、或いは、弾性を有するマット面上に平面形状がU字状,V字状又は菱形をなし縦断面が部分楕円形をなした弾性を有する膨出部を設け、前記膨出部の上或いは間に幼児を寝かせることによって、幼児にあたかも親の足の上に寝かされているような安らぎを覚えさせるもの(特開2001−145547号)などが開発されているが、これら寝具は使用時に幼児の体を筒状体で挾み或いは膨出部の上に幼児を乗せる等の手段を取らなければならず、これらの寝具を使用したとき幼児の視界を遮蔽するものがなく、幼児は広い空間に置かれているような間隔を覚え不安感が生じ心の安らぎを失うことにもなり、安眠の妨げともなった。 【0003】また、幼児の精神的安定を得るために、乳幼児が母親の体内で得た子宮音,振動等をシュミレートする装置も開発されているが、簡便に使用出来るものではない。更に、乳幼児・子供用の寝具にあって、必要に応じてその一部を抱き枕として利用する事が出来るようにしたものは知られていない。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑みて、乳幼児が寝具に置かれたときに、母親の胎内に在るような感触を生じ、精神的に安心感,リラックス感を得、かつ、寝具に寝ている乳幼児と母親との間に意思の疎通が生ずるような寝具、及び、更に抱き枕としても使用出来るようにした寝具を得ることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明寝具は、乳幼児が寝具に置かれたときに精神的に安定した状態でリラックスした状態で就眠できるようにしている。乳幼児が最も精神的に安定した状態であったのは母親の胎内の閉鎖空間に居たときでもあり、外界からは遮断されている。 【0006】従って、誕生して外界に居るときであっても最初は周囲から出来るだけ隔絶された視認されない状態の方が幼児にとっては好ましい。そこで寝ている幼児の周囲に有る程度の高さを有する遮蔽壁を巡らせておく。こうすることによって乳幼児を寝具に横たえたときに、乳幼児が周囲を見ると遮蔽壁に遮られ外界の見える範囲が狭く閉鎖空間に居るような感覚を得、それだけでも心の安らぎを得ることになる。そのような環境で母親などが上から覗き込んだりすれば母親の顔がクローズアップされた如き状態で認識され、母親との意思疎通に効果を発揮できる。 【0007】上記の遮蔽壁は平面形状が円形・卵形或いは楕円形等のオーバル類似形状をなし、乳幼児を囲うように乳幼児を寝かした敷クッションの周囲に設けられている。 【0008】乳幼児は生後6カ月頃から寝返りが出来るようになり、8カ月から18カ月の間は最も寝返りが多く、1晩に100回以上にもなるため、寝返り空間として上記遮蔽壁はゆとりを持った大きさのものとすべきである。また、乳幼児は新陳代謝が活発で大人の2〜3倍と云われる汗をかくため、敷クッションは吸湿性,放湿性に優れたものとし、更に乳幼児に柔らか過ぎるものは不適当で比較的硬い、例えば綿ウールをフエルト状にして重ねた固綿を用いたのが適している。然し、乳幼児がうつぶせに寝たときに顔を寝具に押し付け窒息することがないように敷クッションは通気性を持たせなければならない。 【0009】これらを勘案し本発明は、敷きクッションの上面外周縁に、上方が開き寝具内面を向く斜辺を有し横たわる乳幼児の目の位置より高い環状の遮蔽壁を固定して設け、或いは遮蔽壁を着脱自在にして、取り外した遮蔽壁は適宜折り返して適宜の太さにして抱き枕とする。前記遮蔽壁は上部から下部方向に至る程厚くなり、寝具内面に対しなだらかに傾斜させている。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明乳幼児・子供用寝具の実施の形態について以下説明する。本発明寝具1は、敷クッション2と、敷クッション2の周縁に着脱自在に或いは固定して設けた遮蔽壁3とよりなる。敷クッション2は平面形状がオーバル類似型をなし、ウレタンフォーム,天然繊維わた,合成繊維わた、或いはこれらを用いた固わた等適宜の詰めものを用いるが、いずれのものであってもあまりに柔らか過ぎず、かつ、通気性を有することが必要である。何故ならば、乳幼児がうつぶせ寝したときに敷クッションが柔らか過ぎると顔面と敷クッションとが密着し、呼吸が出来なくなる恐れがあるからである。 【0011】また、乳幼児の体は、骨も筋肉もまだ出来上がっていないので柔らかく、敷きクッションが柔らか過ぎると背骨に影響するので適度な硬さが必要で、固わたが最も適している。そして、上記詰物を適宜の側地で被い、敷きクッション2としている。 【0012】遮蔽壁3は、敷クッション2の周縁を囲うように着脱自在に或いは固定して設けられ図示の例では斜辺4が寝具1の内面を向く直角三角形状の断面を有している。断面は直角三角形とは限らないが、斜辺4が寝具1の内面を向くようにすることは必須である。詰物には、ウレタンフォームを用いるのが成形上容易であり、詰物を側地で被っている。寝具1の内面を向くように斜辺4を構成したのは乳幼児が寝返りを打ち遮蔽壁3に当ったようなときに、それを柔らかく支えると共に、遮蔽壁3の耐倒屈性を高める為である。遮蔽壁3は、寝ている或いは腹這いになっている乳幼児が頭をもたげるとき乳幼児の視線を遮って寝具の周囲を覗くことが出来ない程度の高さとしている。その高さは30cmを超えない程度が好ましい。遮蔽壁3をその高さとすることによって、乳幼児は仰臥したとき寝具の上部空間のみ見ることになり、視界が狭くなり、閉鎖空間に居るような感触を受け、これにより心に安らぎを覚え、また、母親が覗き込めば母親の顔が目前に開いた空間の中に大きな位置を占めて存在することになり、これによっても母親との間に感情の授受が生じ乳幼児に安心感を与えることが出来る。 【0013】上記乳幼児の視線の遮断のために、頭部を囲う周縁のみ、図1Bに一点鎖線で示すように傾斜を付けて遮蔽壁3の高さを高くすることも可能である。 【0014】遮蔽壁3は、敷クッション2の上面の周縁に取り付けるが、取り外し自在とするときは遮蔽壁3の底面とそれに対面する敷クッション2の周縁に面ファスナーの如き係止具5を設け、係止具5によって、敷クッション2と遮蔽壁3とを一体化する。遮蔽壁3は取り外して抱き枕6とすることが可能である。遮蔽壁3は、詰物としてウレタンフォームを使用した場合など、自由に屈曲することが出来るので、図1Cに示す如く環状の遮蔽壁を引き延ばした状態で数回捩じり、2つ折りして両端のループLa,Lbの一方(図示の例ではLb)を他のループLaの中に通すことによりひねった棒状体とすることが出来る。また、遮蔽壁3は自在に屈折できるから適宜それを折り畳むことによって任意の太さのものとする。上記屈折した遮蔽壁3が自己の弾性で原形状に復帰しようとする場合には、適宜の太さに折り畳んだときにバンド,紐等で緊締すれば良い。抱き枕6として使用する状態を図2Aに示す。 【0015】また、寝具を丁寧に清掃をしようとするとき、或いは長期間使用し洗濯などをしようとするときなどは、係止具5の部分で敷クッション2と遮蔽壁3とを分離し、それぞれ別途処置することが出来る。 【0016】 【発明の効果】本発明寝具は、敷きクッションの上面外周縁に内面に斜辺を有し横たわる乳幼児の目の位置より高い環状の遮蔽壁を着脱自在に設けたものであるために次の諸効果を有する。 【0017】1.乳幼児を寝かしたときに、乳幼児の目の位置は、遮蔽壁の高さより低く、乳幼児の視線は遮蔽壁に遮られ視界が狭くなり、乳幼児は広い空間に出されたような不安感が生ぜず、心に安らぎを覚えることになる。また、母親が覗き込めば母親の顔が目前に開いた空間の中に大きな位置を占めて存在することを認め、両者間に環状の授受が生じ、乳幼児に安心感を与えることになる。 【0018】2.遮蔽壁が着脱自在であるために、遮蔽壁を取り除いたとき母親等が添い寝をすることが出来る。そして、遮蔽壁は環状のまま引き延ばし、2つ折りにして捩りその一端のループを他端のループに通すことで抱き枕とすることが出来る。 【0019】3.遮蔽壁は内面に斜辺を有しているために、乳幼児が寝返り等で移動し遮蔽壁に当っても斜辺はその当りを柔げ、かつ、寝具中央方向に乳幼児を押し返すことになり、乳幼児が寝具外に飛び出すことはない。 【0020】更に以下の如き効果も期待できる。 4.敷きクッションを平面形状円形又はオーバル形とすれば、乳幼児が寝具の中で四方に寝返りをしても、その動きを阻害されることがなく安眠できる。 【0021】5.敷きクッションを通気性のものとしたために、うつ伏せ寝をしても、窒息する事態は生じない。 【0022】6.敷きクッションを固わた繊維構造体としたために、仰臥したときに背骨の曲がり過ぎを矯正し姿勢を良くすることが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000196129 【氏名又は名称】西川産業株式会社 【住所又は居所】東京都中央区日本橋富沢町8番8号
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| 【出願日】 |
平成13年9月20日(2001.9.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068124 【弁理士】 【氏名又は名称】大野 克躬 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−88448(P2003−88448A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月25日(2003.3.25) |
| 【出願番号】 |
特願2001−287196(P2001−287196) |
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