| 【発明の名称】 |
テーブル |
| 【発明者】 |
【氏名】藤木 武史 【住所又は居所】大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コクヨ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】コストや重量等の点で優れたパネル部材付のフラップ式テーブルを提供する。
【解決手段】天板3を左右水平に延びる天板回動軸3aを介して脚体2に支持させ、略水平となる使用姿勢Pと略鉛直に起立する収納姿勢Qとの間で回動可能に構成したものであって、前記天板3の回動とは独立して回転可能なように、左右水平に延びるパネル部材回転軸6aを介して天板3に支持させたパネル部材6を備えてなり、そのパネル部材6が前記天板3の回動に拘わらず、当該天板3と干渉しない位置においてその自重によって常に略鉛直に起立する起立姿勢を保ち得るように構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】天板を左右水平に延びる天板回動軸を介して脚体に支持させ、略水平となる使用姿勢と略鉛直に起立する収納姿勢との間で回動可能に構成したものであって、前記天板の回動とは独立して回転可能なように、左右水平に延びるパネル部材回転軸を介して天板に支持させたパネル部材を備えてなり、そのパネル部材が前記天板の回動に拘わらず、当該天板と干渉しない位置においてその自重によって常に略鉛直に起立する起立姿勢を保ち得るように構成したことを特徴とするテーブル。 【請求項2】パネル部材が、その重心よりも高い部位を前記パネル部材回転軸に支持されている請求項1記載のテーブル。 【請求項3】前記パネル部材が、前記使用姿勢にある天板の反使用縁より後方に離間して配置されている請求項1又は2記載のテーブル。 【請求項4】前記パネル部材回転軸が、天板表面より上方又は天板裏面より下方に位置づけられている請求項1、2又は3記載のテーブル。 【請求項5】前記パネル部材が、前記使用姿勢にある天板の上下に亘って配置されるようにしている請求項1、2、3又は4記載のテーブル。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、本発明は、天板をフラップ動作させることができるようにしたいわゆるフラップ式のテーブルに関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種のテーブルは、効率よく収納できるように、天板を略水平となる使用姿勢から略鉛直に起立する収納姿勢にフラップ動作させることによって、水平方向に複数をスタック可能に構成してあり、その他の一般的なテーブル同様、幕板やデスクトップパネル等のパネル部材を天板に取り付けたものも知られている。 【0003】ところでこのようなパネル部材付のものにおいては、収納の便から前記収納姿勢においてはパネル部材を天板に略平行にする必要があり、そのために、天板とパネル部材とを四辺リンク構造等を利用した連動機構を介して連結し、天板の回動に連動してパネル部材の当該天板とのなす角度が一意的に変化するように構成してある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した連動機構を設けると構造が複雑化するため、コストや重量の点で不利なものとなる。また、連動機構にリンク構造を利用した場合には、異音やがた等の対策のための機構も必要となる場合がある。 【0005】そこで本発明は、前記天板の回動とは独立してパネル部材が回転可能に構成するとともに、そのパネル部材が自重によって常に略起立姿勢を保つようにすることにより、連動機構を省くなど構造の簡単化を図り、コストや重量等の点で優れたパネル部材付のフラップ式テーブルを提供することをその所期の課題とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】すなわち本発明に係るテーブルは、天板を左右水平に延びる天板回動軸を介して脚体に支持させ、略水平となる使用姿勢と起立する収納姿勢との間で回動可能に構成したものであって、前記天板の回動とは独立して回転可能なように、左右水平に延びるパネル部材回転軸を介して天板に支持させたパネル部材を備えてなり、そのパネル部材が前記天板の回動に拘わらず、当該天板と干渉しない位置においてその自重によって常に略鉛直な起立姿勢を保ち得るように構成したことを特徴とする。なお、本明細書において「左右水平に延びる」とは、「左右方向に沿って平行に延びる」と言うことであり、例えば、同軸線上に、前記パネル部材回転軸が間欠的に複数存在するような態様も含む。 【0007】このようなものであると、天板の回動とパネル部材の回転とを同期連動させるような機構を必要とせず、パネル部材を極めて単純に回転支持のみすればよいので、コストや重量の点で非常に優れたものとなる。また構造単純化に伴って、異音やがたの防止等の機構をも可及的に減らすことができるという付随的な効果も奏し得る。 【0008】パネル部材を自重により無理なく略鉛直に保つためには、前記パネル部材をその重心よりも高い部位において前記パネル部材回転軸に支持させることが望ましい。 【0009】パネル部材を利用して配線挿通等のための隙間を形成するには。前記パネル部材が、前記使用姿勢にある天板の反使用縁より後方に離間して配置されているものが好ましい。 【0010】この時、パネル部材を回転させることにより前記隙間の大きさを拡縮できるようにし、配線の便に資するには、前記パネル部材回転軸が、天板表面より上方又は天板裏面より下方に位置づけられているものが好適である。 【0011】前記パネル部材にデスクトップパネルと幕板としての機能を担わせるには、前記パネル部材が、前記使用姿勢にある天板の上下に亘って配置されるようにしているものが望ましい。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。 【0013】本実施形態に係るテーブル1は、図1〜図5に示すように、左右一対の脚体2によって天板3を左右水平に延びる天板回動軸3a周りに回動可能に支持させ、当該天板3の占める奥行き寸法を、当該天板3が略水平となる使用姿勢Pである場合よりも起立する収納姿勢Qである場合の方が小さくなるように設定したいわゆるフラップ式のものである。 【0014】脚体2は、図1〜図5に示すように、床上に配置され前後方向に延びるベース21と、このベース21からやや前傾する姿勢で起立する角パイプ状の支柱23とを具備してなるもので、ベース21の下向面には適宜キャスタ21aを取り付けてテーブル1を移動可能に支持させている。 【0015】天板3は、図1〜図5に示すように、その表面を使用面とする矩形板状をなす天板本体31と、天板本体31の下面両側縁部に固定して取り付けた一対の天板受け32とからなるものである。天板受け32は、前後に延びる板金製のもので、各支柱23の上方に配置してある。また天板3の下面には左右に延びる棒状体33を複数、前後に並べ設け、これらが棚として機能するように構成している。 【0016】この天板3は、左右水平に延びる天板回動軸3aを介して脚体2に支持させてある。具体的には、前記天板受け32と支柱23の上端部とを前記天板回動軸3aを介して連結してあり、この天板回動軸3aにより前記天板3は、図2に示すように水平となる使用姿勢Pと、図6に示すように前記支柱23に側面視平行となる収納姿勢Qとの間で起倒回動(フラップ動作)可能に支持されている。また、前記収納姿勢Qにおいては支柱23の後面に天板受け32の下面が略接するように設定してある。なお、図中符号51は天板3を収納位置Qと使用位置Pとにロックするロック手段をなす操作レバー51である。このロック手段は、詳細を図示しないが左右の支柱23及び天板受け32の両方に設けてあり、左右のうち一方の操作レバー51に操作力を入力すると、反対側のロック手段が連動するようにしてある。 【0017】しかして、本実施形態では、天板3の反使用縁3b側にパネル部材6を取り付けている。 【0018】このパネル部材6は、図1〜図5に示すように、天板本体31と概略同一幅寸法を有する矩形等厚板状をなすものであり、使用姿勢Pにある天板3の反使用縁3b側であって、その上下に亘って起立し、デスクトップパネルと幕板との双方の役割を担うようにしたものである。そして天板3の表面より上方かつ天板3の反使用縁3bより後方に位置づけた左右水平に延びるパネル部材回転軸6aによってのみ回転自在に支持させている。 【0019】このパネル部材回転軸6aには、パネル部材6の側縁部であってその重心より上方に偏位した部位を支持させており、前記パネル部材6が前記天板3の回動に拘わらず、当該天板3と干渉しない位置において自重によって常に略鉛直な起立姿勢を保ち得るように構成している。そして、前記パネル部材6が、使用姿勢Pにある天板3の反使用縁3b側であって、その上下に亘って起立するようにし、デスクトップパネルと幕板との双方の役割を担うようにしている。 【0020】より具体的には、天板本体31の各側縁部反使用縁3b寄りに、薄板状をなすブラケット7がそれぞれ斜め後方に延びるように取り付けてあって、このブラケット7の先端部と、パネル部材6の側縁部であってその重心より上方に偏位した部位とを前記パネル部材回転軸6aを介して回転自在に連結してある。 【0021】一方、使用姿勢Pにある天板3の反使用縁3bとパネル部材6の面板部6bとは前後に一定距離離間するように設定しており、この隙間Sを配線挿通口として利用することができるようにしてある。この隙間Sの奥行き幅は略一定であり配線ケーブルを挿通させ得るとともにコネクタ等は挿通させ得ない寸法に設定してある。また、天板3の表面と前記パネル部材回転軸6aとの上下離間寸法を、前記隙間Sの奥行き幅寸法よりも大きく設定しており、パネル部材6を起立姿勢から図7に示す傾斜姿勢に回転させていくとその隙間Sの幅寸法が大きくなって、コネクタ等をも挿通させ得るものとなるように設定している。 【0022】また本実施形態では、天板3の反使用縁3b(本実施形態では天板本体31の反使用縁3b両端部)から互いに離間させた複数の隆起部8を後方に突出させており、これら隆起部8の先端にパネル部材6の面板部6bが略接するように設定してある。そして前記隙間Sが、前記隆起部8、天板3の反使用縁3b及びパネル部材6の面板部6bに囲まれて形成されるようにしてある。なお、この隙間Sの下方であってパネル部材6の面板部6bには、上方及び側方に開口するチャネル状の配線保持ダクトDが取り付けてある。 【0023】次に本テーブル1をフラップ動作させた場合の各部材の動きについて以下に説明する。 【0024】まず天板3が使用姿勢Pにある場合には、パネル部材6は天板3の反使用縁3b側に起立し、デスクトップパネルと幕板との双方の役割を担う。なお、この状態では、前記隙間Sは上述したように配線ケーブルを挿通させ得るとともにコネクタ等は挿通させ得ない。しかして、パネル部材6は天板3の回動とは独立して回転させ得るため、例えば図7に示すように、これに外力を与えて回転させ傾斜姿勢にすれば、パネル部材回転軸6aが天板本体31の表面から偏位した部位に配置されている関係上、パネル部材6の面板部6bが天板3の反使用縁3bから離間する方向に動き、この隙間Sの奥行き幅が大きくなって、コネクタ等をも挿通させることが可能となる。 【0025】次に、いずれかの操作レバー51を操作して天板3をフラップ回動させると、パネル部材6は天板3に回転自在に取り付けられているため、天板3の回動に拘わらず、パネル部材6は、自重により起立姿勢を保ちながら天板3との相対角度を変えてゆく。 【0026】そして図6に示すように、天板3が収納姿勢Qになると、パネル部材6は天板3と略平行な姿勢となってその後方に起立することとなる。この収納姿勢Qでは、図8に示すように、複数のテーブルを前後にスタックすることが可能である。なお、この収納姿勢Qにおいて、パネル部材6がベース21の後端よりも前方で起立するように、前記パネル部材回転軸6aの天板本体31からの偏位距離を設定している。 【0027】このように構成した本実施形態に係るテーブル1によれば、パネル部材6が、天板3の回動に応じて当該天板3との相対角度を変え得るものであるにも拘わらず、天板3の回動とパネル部材6の回転とを同期連動させるような機構を必要とせず、パネル部材6を極めて単純に回転支持さえすればよいため、コストや重量等の点で非常に優れたものとなる。また構造単純化に伴って、異音やがたの防止等の機構も可及的に減らすことができるという付随的な効果も奏し得る。 【0028】また、パネル部材6は自重によって鉛直な姿勢を保っているだけで、外力を加えれば自在に回転させることができるため、上述したように、パネル部材6と天板3との間に配線挿通用の隙間Sを設けた場合に、その隙間Sをパネル部材6を回転させることにより拡縮させ、配線の便に極めて好適なものとすることができる。 【0029】なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。 【0030】例えば、パネル部材6を天板3の下方に配置されて幕板だけの役割を担うものとしてもよいし、天板3の上方に配置されてデスクトップパネルだけの役割を担うものとしてもよい。そしてその場合には、パネル部材回転軸をパネル部材の重心位置よりも上方に位置させるべく、ブラケットの形状や取付位置を適宣変更したり、パネル部材の下部に重りを入れるなどして重心位置の調整等を行うことが好ましい。 【0031】もちろん、天板、脚体の形状等は前記実施形態に限られるものではないし、その他本発明は上記各図示例に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であるのは言うまでもない。 【0032】 【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれば、いわゆるフラップ式のテーブルにおいて、パネル部材を、使用姿勢にある天板に対し直交するとともに収納姿勢にある天板と略平行となるように、天板の回動に応じて当該天板との相対角度を変えるように構成しているにも拘わらず、天板の回動とパネル部材の回転とを同期連動させるような機構を必要とせず、パネル部材を極めて単純に回転支持のみすればよいので、コストや重量の点で非常に優れたものとなる。 【0033】また構造単純化に伴って、異音やがたの防止等の機構も可及的に減らすことができるという付随的な効果も奏し得る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001351 【氏名又は名称】コクヨ株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市東成区大今里南6丁目1番1号
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| 【出願日】 |
平成14年5月14日(2002.5.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085338 【弁理士】 【氏名又は名称】赤澤 一博 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−325232(P2003−325232A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月18日(2003.11.18) |
| 【出願番号】 |
特願2002−138453(P2002−138453) |
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