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【発明の名称】 把手付扉
【発明者】 【氏名】石塚 昭彦
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】石川 清志
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【要約】 【課題】幅広扉は、長年使用による反り、変形の発生時、修正ができないことを課題とする。

【解決手段】一端に右ねじ回転機構、他端に左ねじ回転機構をそれぞれ有する握り部2と、握り部2を回転させることにより握り部2自体が伸縮自在として扉本体1のほぼ両端部に取り付ける左右の足部3と、足部3の中間で扉本体1と係合し、握り部2と扉本体1の間隔を一定、または調整可能とし、かつ握り部2を回転摺動可能に保持する固定部4からなる。よって、回転により伸縮自在となる握り部2とその両端部を扉本体1に取付ける足部3の位置が広がり、扉本体1の表面側における反りを矯正、修復する。また、握り部2を逆回転させることにより足部3の位置が狭まり、扉本体1の裏面側における反りを矯正、修復することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一端に右ねじ回転機構を、他端に左ねじ回転機構をそれぞれ有する握り部と、それぞれのねじ回転機構とねじ係合し、前記握り部を伸縮自在として扉本体のほぼ両端部に取り付ける左右の足部と、前記左右の足部の中間で前記扉本体と係合し、前記握り部と前記扉本体の間隔を一定に保ち、かつ握り部を回転摺動可能に保持する固定部とからなる把手付扉。
【請求項2】 固定部と扉本体との係合は、握り部と扉本体の間隔を調整可能とした請求項1記載の把手付扉。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システムキッチン、流し台、洗面台などの、特に幅広の把手付扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の把手付扉は、図3に示すように握り部2に足部3を用いて扉本体1に取り付けるだけ、もしくは扉本体1が長年使用する上で反りの進行が進まないよう、扉本体1の裏面に補強板5を設ける構成になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の構成では、握り部2に足部3を用いて扉本体1に取り付けるだけなので、長年使用していくうちに扉本体1の反り、変形が発生した場合修正ができず、扉本体1全部を交換しなければならないという課題、もしくは扉本体1の反り、変形防止のための補強板5が必要であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するため、握り部をねじ回転により簡単に伸縮自在となし、その握り部を扉本体のほぼ両端部に取り付ける足部と、握り部のほぼ中央で握り部と扉本体の間隔を一定に保ちながら、握り部は回転摺動可能とする固定部からなる構成の把手付扉とした。よって扉本体の反りや変形を修正可能とするとともに補強板を不要としたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる把手付扉は、一端に右ねじ回転機構、他端に左ねじ回転機構をそれぞれ有する握り部と、その握り部を回転させることにより握り部自体を伸縮自在として扉本体のほぼ両端部に取り付ける左右の足部と、前記左右の足部の中間で前記扉本体と係合し、前記握り部と前記扉本体の間隔を一定に保ち、かつ握り部を回転摺動可能に保持する固定部を有する。
【0006】そして、把手付扉の握り部を回転させることで握り部を簡単に伸縮することができるため、扉本体が表側へ反った場合は握り部を伸ばし、扉本体が裏側へ反った場合は握り部を縮めることにより扉本体の反り、変形を修正することができる。
【0007】本発明の請求項2にかかる把手付扉の固定部と扉本体との係合は、握り部と扉本体の間隔を調整可能とした。
【0008】そして、把手付扉の握り部を回転させることで握り部を簡単に伸縮することができると同時に、固定部においても扉本体との間隔を調整可能としているため、扉本体が表側へ反った場合は握り部を伸ばし、かつ固定部と扉本体との距離を狭めることで修正でき、また扉本体が裏側へ反った場合は、握り部を縮め、かつ固定部と扉本体の距離を広げることにより扉本体の反り、変形の修正が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0010】(実施例1)図1は本発明の実施例1の把手付扉を示す斜視図、図2は同把手付扉の断面図である。
【0011】図1、図2において、把手付扉は一端に右ねじ回転機構、他端に左ねじ回転機構をそれぞれ有する握り部2と、握り部2を回転させることにより握り部2自体が伸縮自在として扉本体1のほぼ両端部に取り付ける左右の足部3と、足部3の中間で扉本体1と係合し、握り部2と扉本体1の間隔を一定、または調整可能とし、かつ握り部2を回転摺動可能に保持する固定部3からなる。
【0012】次に動作、作用について説明すると、握り部2を回転させることによりそれぞれの足部3の位置が、中間にある固定部4を起点として広がる。よって扉本体1の表面側における反りを矯正、修復することができるという効果がある。また、握り部2を逆回転させることにより足部3の位置が中間にある固定部4を起点として狭まる。よって扉本体1の裏面側における反りを矯正、修復することができるという効果がある。また、固定部4においても必要に応じ扉本体1と握り部2の間隔が調整できる構成としているので、より簡単に扉本体1の反り、変形を修正できる。
【0013】よって、補強板を入れるような構成にしなくても、また、反り、変形の発生時に扉全体を取り替えする必要がなく、簡単に修正可能となる。
【0014】なお、本実施例では、把手を扉上方に1つ取り付ける構成としたが、把手は複数としてもよく、又、扉の変形、反りが予測される方向性があれば、その方向を加味して、デザイン性もかねて、本実施例とは異なる方向で取付けてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の把手付扉は、回転により伸縮自在となる握り部と、その両端部を扉本体に取り付ける足部と、握り部のほぼ中央を扉との間隔を一定に保つ固定部を有しているので、長年使用していくうちに発生する扉本体の表側、裏側両方の反り、変形に対して矯正、修復することができるため、扉本体の交換が不要となり、簡単に調整対応できるという効果、並びに反り防止のための補強板が不要となるので外観が向上するとともにコストも削減できるという効果がある。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成14年3月29日(2002.3.29)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2003−289967(P2003−289967A)
【公開日】 平成15年10月14日(2003.10.14)
【出願番号】 特願2002−96488(P2002−96488)