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【発明の名称】 厨房装置
【発明者】 【氏名】田川 光子
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【要約】 【課題】扉側水切り体をシンク付近のワークトップ上に引き出すと、シンク直上空間を覆うので、シンク内や同直上空間における洗い作業の邪魔になる。

【解決手段】ワークトップ2に設けられたシンク3側方のアイレベル空間に収納キャビネットを配置し、収納キャビネットのシンク2と相対する側壁から前壁の一部または全部にわたる開口を形成し、この開口には後方側へ水平回動するように枢支された扉4を設け、この扉4の裏面の前記収納キャビネット本体7高さ略2分の1より上方に相当する位置に扉側水切り体5を設け、扉4の水平回動に連動してシンク3付近のワークトップ2上に引き出されるようにし、かつ引き出した状態で扉側水切り体5の奥行き寸法はシンク3中心線とワークトップ2後端部の奥行き寸法より小さくした。よって水切り体を引き出しても、シンク2上方空間を覆わず、作業の邪魔にならない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 流し台等のワークトップに設けられたシンク側方のアイレベル空間に収納キャビネットを配置し、前記収納キャビネットの前記シンクと相対する側壁から前壁の一部または全部にわたる開口を形成するとともに、この開口にはワークトップ後端部側へ水平回動するように枢支された扉を設け、この扉の裏面の前記収納キャビネット本体高さ略2分の1より上方に相当する位置にのみ扉側水切り体を設け、扉の水平回動に連動してシンク付近のワークトップ上に引き出されるようにするとともに、引き出した状態において、扉側水切り体の奥行き寸法はシンク中心線とワークトップ後端部の奥行き寸法より小さくしてなる厨房装置。
【請求項2】 収納キャビネット本体高さ略2分の1より下方に相当する部分は同上方に相当する部分よりも収納キャビネット本体の幅を小さくしてなる請求項1記載の厨房装置【請求項3】 収納キャビネット本体のうち扉側水切り体を除く部分にキャビネット側水切り体を設けてなる請求項1または2記載の厨房装置
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は厨房装置、特に収納キャビネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の厨房装置は特開昭63−183827号公報に記載されているようなものが一般的であった。この厨房装置は図6に示すように流し台等のワークトップ2に設けられたシンク3側方のアイレベル空間に収納キャビネット本体1を配置し、この収納キャビネット本体1のシンク3と相対する側壁から前壁の一部または全部にわたる開口を形成するとともに、この開口にはワークトップ後端部側へ水平回動するように枢支された扉4を設け、この扉4の裏面に扉側水切り体5を設け、扉4の水平回動に連動してシンク3付近のワークトップ2上に引き出されるようにするとともに、引き出した状態において、前記扉側水切り体5の奥行き寸法はシンク中心線とワークトップ後端部の奥行き寸法より小さく構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の厨房装置装置では、アイレベル空間の高さ方向全体に扉側水切り体を設けているので、前記扉側水切り体をシンク付近のワークトップ上に引き出した状態において、前記扉側水切り体がシンク直上空間を覆うことになり、シンク内および同直上空間における洗い作業の邪魔になるという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するため、シンク側方のアイレベル空間に配置した収納キャビネットのシンク側壁に設けワークトップ後端部側へ水平回動可能とした扉の裏面に前記収納キャビネット本体高さ略2分の1より上方に相当する位置のみに扉側水切り体を設け、前記収納キャビネット本体高さ略2分の1より下方に相当する部分にはキャビネット側水切り体のみを設けたものである。
【0005】上記発明によれば前記扉側水切り体を引き出した状態において、前記扉側水切り体がシンク直上空間を覆うことがないため、シンク内および同直上空間における洗い作業の邪魔になることがない。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の厨房装置は流し台等のワークトップに設けられたシンク側方のアイレベル空間に収納キャビネットを配置し、この収納キャビネットのシンクと相対する側壁から前壁の一部または全部にわたる開口を形成するとともに、この開口にはワークトップ後端部側へ水平回動するように枢支された扉を設け、この扉の裏面に前記収納キャビネット本体高さ略2分の1より上方に相当する位置に扉側水切り体を設け、扉の水平回動に連動してシンク付近のワークトップ上に引き出されるようにするとともに、引き出した状態において、扉側水切り体の奥行き寸法はシンク中心線とワークトップ後端部の奥行き寸法より小さくし、前記収納キャビネット本体のうち扉側水切り体を除く部分にはキャビネット側水切り体を設けてなる。
【0007】前記扉側水切り体を引き出した状態において、前記扉側水切り体がシンク直上空間を覆うことがないため、シンク内および同直上空間における洗い作業に邪魔にならないようにすることができる。
【0008】また、本発明の請求項2に記載の厨房装置は、収納キャビネット本体高さ略2分の1より下方に相当する部分は同上方に相当する部分よりも収納キャビネット本体の幅を小さくしてある。
【0009】これにより、扉側水切り体を引き出した状態において、シンクとキャビネット側水切り体の距離が近くなり、水切り体全体としての使い勝手が向上するという効果がある。
【0010】また、本発明の請求項3に記載の厨房装置は、収納キャビネット本体のうち扉側水切り体を除く部分にキャビネット側水切り体を設けてなる。
【0011】これにより、扉側水切り体を引き出した状態において、シンクの前、側方の両方に水切り体を位置させることが可能なので、略L字状となり、水切り体全体としての使い勝手がさらに向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0013】(実施例1)図1は本発明の実施例1における厨房装置の要部斜視図である。図2は同厨房装置要部の平面断面図、図3は同厨房装置において扉側水切り体を引き出した状態での要部の正面図を示す。
【0014】図1〜図3において、1は流し台等のワークトップ2に設けられたシンク3側方のアイレベル空間に設けた収納キャビネット本体を示し、この収納キャビネット本体1のシンク3と相対する側壁から前壁の一部または全部にわたる開口を形成するとともに、この開口にはワークトップ後端部側へ水平回動するように枢支された扉4を設け、この扉4の裏面に扉側水切り体5を設け、扉4の水平回動に連動して前記扉側水切り体5をシンク3付近のワークトップ2上に引き出されるようにするとともに、引き出した状態において、前記扉側水切り体5の奥行き寸法はシンク中心線とワークトップ後端部の奥行き寸法より小さくし、かつ前記収納キャビネット本体1の高さ略2分の1より下方に相当する部分にもキャビネット側水切り体6を設けている。前記収納キャビネット本体1には洗浄および乾燥手段7を備えている。
【0015】次に動作、作用について説明すると、調理時に扉4を開き、ワークトップ後端部側へ水平回動させ、扉側水切り体5をシンク3付近のワークトップ2上に引き出すと、前記扉側水切り体がシンク直上空間を覆うことがない。
【0016】これによって、シンク内および同直上空間における洗い作業に邪魔になることがないという効果が得られる。
【0017】また、水切り体がシンク前方、側方の略L字状に位置することとなり、水切り体全体としての使い勝手が向上する。
【0018】(実施例2)図4は本発明の他の実施例における厨房装置要部の平面断面図、図5は同厨房装置において、扉側水切り体を引き出した状態での要部正面図、図6は同じく扉側水切り体を収納キャビネット本体に収納した状態での要部正面図である。
【0019】図4、5において、請求項2に係る厨房装置において、この収納キャビネット本体1の高さ略2分の1より下方に相当する部分8は同上方に相当する部分9よりも幅を小さくし、かつ扉4には扉底板10を設けて、扉4を閉じた状態で密閉状態となる構造としている。
【0020】これにより、シンク3とキャビネット側水切り体6が近くなり、水切り体全体としての使い勝手が向上するという効果がある。さらに扉側水切り体5を引き出した状態において、扉高さ略2分の1よりも下方に相当する部分の扉側水切り体下11の奥行きは同上方に相当する部分の扉側水切り体5の奥行きよりも小さくしているので、シンク上方空間のスペースが広くなり洗い作業が一層しやすくなるという効果も奏する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の厨房装置は、収納キャビネットの扉側水切り体を引き出した状態において、前記扉側水切り体がシンク直上空間を覆うことがないため、シンク内および同直上空間における洗い作業に邪魔になることなくすることができる。また収納キャビネット本体の一部にもキャビネット側水切り体を設けているので、前記扉側水切り体を引き出した状態では略L字状にアイレベル空間を利用することができるため、前記水切り体全体としての使い勝手が向上するという効果も奏する。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成14年3月29日(2002.3.29)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2003−289955(P2003−289955A)
【公開日】 平成15年10月14日(2003.10.14)
【出願番号】 特願2002−96489(P2002−96489)