| 【発明の名称】 |
天板の折り畳み装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】三浦 敏明 【住所又は居所】東京都台東区北上野2丁目21番4号 株式会社三英内
|
| 【要約】 |
【課題】本発明は、折り畳み操作が極めて簡略な天板の折り畳み装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の天板の折り畳み装置は、天板1A、1Bへ取り付ける取付片11と、取付片11から突設した垂片12とを有する回動支持基板10を一対の天板1A、1Bに対応して対称配置に固着し、一対の天板1A、1Bの突き合わせ位置の下方で交差させ軸体14により回動可能に支持した略コ状の一対の回動アーム13の各一端側13aを前記両垂片12に設けたスライド長溝15に各々スライド可能に係合させ、一対の回動アーム13の各他端側13bを各々前記一対の天板1A、1Bの突き合わせ位置の近傍下部で互いに対となる他方側の垂片14に回動可能に取り付けた回動連結手段2を備え、一対の天板1A、1Bを回動連結手段2の軸体14を支軸として互いの表面側が接する方向に折り畳み可能としたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】天板へ取り付ける取付片と、該取付片から突設した垂片とを有する回動支持基板を一対の天板に対応して対称配置に固着し、一対の天板の突き合わせ位置の下方で交差させ軸体により回動可能に支持した略コ状の一対の回動アームの各一端側を前記両垂片に設けたスライド長溝に各々スライド可能に係合させ、一対の回動アームの各他端側を各々前記一対の天板の突き合わせ位置の近傍下部で互いに対となる他方側の垂片に回動可能に取り付けた回動連結手段を備え、一対の天板を前記回動連結手段の軸体を支軸として互いの表面側が接する方向に折り畳み可能としたことを特徴とする天板の折り畳み装置。 【請求項2】前記一対の天板は、卓球台である請求項1記載の天板の折り畳み装置。
|
【発明の詳細な説明】【発明の属する技術分野】本発明は、天板表面を接するように折り込まれる折り畳み式テーブル又は折り畳み式卓球台等のような天板の折り畳み装置に関する。 【従来の技術】従来、中央にて左右二つに分離される一対の天板と、各天板に備えた床面設置用の脚とを備えるとともに、これを蝶番等の回動連結手段をもって連結された一対構成のテーブル又は卓球台等を折り畳む場合には、一対の天板の表面側を内側、脚側を外側にして折り畳む内折り式、又は一対の天板の表面側を外側、脚側を内側にして折り畳む外折り式を採用している。 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内折り式、外折り式のいずれのテーブル等も、二枚の天板の回動連結手段として通常の蝶番を用い、また、重い天板を使用した場合には、その拡開及び折り畳みが容易でなくなるという問題がある。本発明は、上記従来の事情に鑑み開発されたものであり、折り畳み操作が極めて簡略な天板の折り畳み装置を提供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1記載の天板の折り畳み装置は、天板へ取り付ける取付片と、取付片から突設した垂片とを有する回動支持基板を一対の天板に対応して対称配置に固着し、一対の天板の突き合わせ位置の下方で交差させ軸体により回動可能に支持した略コ状の一対の回動アームの各一端側を前記両垂片に設けたスライド長溝に各々スライド可能に係合させ、一対の回動アームの各他端側を各々前記一対の天板の突き合わせ位置の近傍下部で互いに対となる他方側の垂片に回動可能に取り付けた回動連結手段を備え、一対の天板を前記回動連結手段の軸体を支軸として互いの表面側が接する方向に折り畳み可能としたことを特徴とするものである。請求項2記載の天板の折り畳み装置は、請求項1記載における前記一対の天板は卓球台である。このような構成の請求項1記載の天板の折り畳み装置によれば、一対の天板のいずれかを前記回動連結手段の軸体を支軸として互いの表面側が接する方向に折り畳むだけの簡略な操作で、前記両回動アームが軸体を支軸として連動して回動し、相互に一対の回動アームの各一端側が前記両垂片に設けたスライド長溝に沿って各々スライドし、これにより一対の天板に各々表面が接する方向への回動力を付与することになって、一対の天板同士をこれらの表面が接する状態に折り畳むことができる。請求項2記載の天板の折り畳み装置によれば、前記請求項1記載の作用を卓球台に具現することができる。 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態の天板の折り畳み装置を卓球台に用いた例の全体を示す正面図、図2は本実施の形態の一対の天板を平坦とした状態の回動連結手段を示す部分拡大図、図3は本実施の形態の回動連結手段の底面図、図4は本実施の形態の一対の天板を折り畳む際の回動連結手段各部の動きを示す部分拡大説明図である。本実施の形態の天板の折り畳み装置は、図1に示すように、一対の同一形状(平面長方形状)の例えば卓球用の天板1A、1Bと、この天板1A、1Bの突き合わせ位置の近傍下部に取り付けた回動連結手段2と、前記天板1A、1Bを床面3上で同一水平高さに支持する脚4とを有している。回動連結手段2は、図2、図3に示すように、天板1A、1Bへ取り付ける取付片11と、取付片11から突設した垂片12とを有する側面L形状の回動支持基板10を備え、一対の天板1A、1Bの裏面側に対応して片側2個ずつ、合計4個の各回動支持基板10を、前記垂片12を所定の隙間をもって平行に対向させ、かつ、対称配置にネジ止め固着するようになっている。前記各取付片11の天板1A、1Bへの固着は、取付片11に設けた抜孔11aに図示しないネジを挿通し天板1A、1Bの裏面側にネジ込むことで行うものである。そして、対向する各垂片12同士の間に、略コ状に形成した一対ずつ複数組の回動アーム13を対称配置に回動可能に配置している。即ち、一対ずつの回動アーム13を、前記一対の天板1A、1Bの突き合わせ位置の下方位置で重合交差させ、一対ずつの回動アーム13に貫通させた軸体14によりこれら両者を回動可能に支持している。また、前記一対ずつの回動アーム13の各一端側13aを、前記両垂片12に設けたスライド長溝15に各々係合具16を介してスライド可能に係合させ、更に、前記一対ずつの回動アーム13の各他端側13bを各々前記一対の天板1A、1Bの突き合わせ位置の近傍下部となる配置で互いに対となる他方側の垂片12に取付具17を用いて回動可能に取り付けている。前記軸体14、係合具16、取付具17としては、各々ボルト、ナット等の部材を用いることができる。前記回動連結手段2は、前記一対の天板1A、1Bの突き合わせ位置において、例えば両隅に2箇所、又は両隅に2箇所、中央部に1箇所の計3箇所というように取り付けられる。前記脚4は、図1に示すように、天板1A、1Bの裏板20に各々取り付けた固定支持用脚体21、21と、天板1A、1Bの裏板20に各々取り付けた移動用の各キャスタ23付きの移動用脚体22、22と、双方の固定支持用脚体21、移動用脚体22に各々架け渡した水平補助部材25、25と、近接配置となる両水平補助部材25、25の突出端25a、25aと、前記回動連結手段2の外側位置でかつ前記天板1A、1Bの裏板20の側面に設けた例えば対向するL字状型の一対の枢着体30と、この一対の枢着体30の中心位置に枢着して設けた天板位置決め機構24(図1で点線で示す)とを具備している。固定支持用脚体21、21は、ネジ式の高さ調整部21aを備えている。前記一対の枢着体30は、その上方が、前記回動連結手段2の軸体14を中心にして各天板1A、1Bの裏板20の側面に夫々上部枢着31され、その下方が、前記水平補助部材25、25の突出端25a、25aに夫々下部枢着32されている。本装置は上記の如く構成されているため、前記一対の天板1A、1Bのいずれかを前記回動連結手段2の軸体14を支軸として互いの表面側が接する方向に折り畳むだけの簡略な操作で、前記両回動アーム13が軸体14を支軸として連動して回動し、相互に一対の回動アーム13の各一端側が前記両垂片12に設けたスライド長溝15に沿って各々スライドし、これにより一対の天板1A、1Bに各々表面が接する方向への回動力を付与することになって、一対の天板同士1A、1Bをこれらの表面が接する状態に内折れ式に容易に折り畳むことができる。なお、前記回動連結手段2の外側位置でかつ前記天板1A、1Bの裏板20の側面に設けた一対の枢着体30は、一対の天板1A、1Bの拡開状態時、折畳み状態時を夫々強固に維持することができる。上述した回動連結手段2を、折り畳み可能な脚を有するテーブル又は卓球台等の天板突き合せ端の下面側に固着すれば、該テーブル等の拡開及び折り畳みを極めて容易かつスムーズに行うことができ、また、天板1A、1Bの厚さ、重量に相応し、回動連結手段2の配置数を設定すれば、該テーブル又は卓球台等の拡開及び折り畳みを極めて容易に行うことが可能になる。本回動連結手段2は、上記の如く、内折れ式のテーブル等に用いるものであるが、内折れ式は外折れ式と比較し、テーブル又は卓球台の生命ともいうべき二枚の天板表面が、外傷等から保護されるように互いにいにその表面を接して折り畳まれるで、折り畳んだ状態での梱包、輸送はもとより不使用の収納の際にも、天板1A、1B表面の損傷を防止することができる。また、本発明は、折り畳みが可能な脚構造を有する全てのテーブル類、作業台等に適用でき、その実用上の効果は極めて大きいものがある。 【発明の効果】本発明によれば、一対の天板のいずれかを回動連結手段の軸体を支軸として互いの表面側が接する方向に折り畳むだけの簡略な操作で、これらの表面が接する状態に容易に折り畳むことができる例えば卓球台として用いることができる天板の折り畳み装置を提供することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】595061369 【氏名又は名称】株式会社三英 【住所又は居所】東京都台東区北上野2丁目21番4号
|
| 【出願日】 |
平成14年3月29日(2002.3.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080528 【弁理士】 【氏名又は名称】下山 冨士男
|
| 【公開番号】 |
特開2003−289948(P2003−289948A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月14日(2003.10.14) |
| 【出願番号】 |
特願2002−94360(P2002−94360) |
|