| 【発明の名称】 |
収納ラック |
| 【発明者】 |
【氏名】山崎 治郎
【氏名】上田 龍一
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| 【要約】 |
【課題】支柱の本数を少なくすることができ、しかも支柱を天板の前端より後側に位置させて邪魔にならないようにでき、さらに地震等の振動でも倒れたりしないようにできる収納ラックを提供する。
【解決手段】収納庫1の奥壁2から前方に所定間隔を隔てた位置で左右に間隔を隔てて複数本の支柱3を立設する。収納庫1の奥行き方向である前後方向に長手方向を向けて配置した天枠材4を支柱3の上端に連結する。支柱3の上端と略同レベルで奥壁2に沿って水平にレール材5を取着する。天枠材4の後端に設けた引っ掛け部6をレール材5の引っ掛け溝7に引っ掛け係止する。左右に隣り合う天枠材4間に天板8を懸架して取り付ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 収納庫の奥壁から前方に所定間隔を隔てた位置で左右に間隔を隔てて複数本の支柱を立設し、収納庫の奥行き方向である前後方向に長手方向を向けて配置した天枠材を支柱の上端に連結し、支柱の上端と略同レベルで奥壁に沿って水平にレール材を取着し、天枠材の後端に設けた引っ掛け部をレール材の引っ掛け溝に引っ掛け係止し、左右に隣り合う天枠材間に天板を懸架して取り付けたことを特徴とする収納ラック。 【請求項2】 天枠材の上面に長手方向に亙るように凹溝を凹設し、縦片と下横片とで断面略L字状に形成せる天板受け材の縦片の上端から下横片と反対方向に上横片を突設すると共に上横片の先端から垂下片を垂下し、天板受け材の縦片を天枠材の側面に沿わせると共に上横片を天枠材の上面に沿わせて垂下片を天枠材の凹溝に挿入係止し、天板受け材の縦片から天枠材にねじを螺入して固定し、天板の端部を天板受け材の下横片に載設したことを特徴とする請求項1記載の収納ラック。 【請求項3】 床面に設置する台座に台座の中心から偏心した位置で高さ調整用のアジャスターボルトを立設し、支柱の下端に設けた調整ねじ穴にアジャスターボルトを螺合したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の収納ラック。 【請求項4】 支柱の下端に調整ねじ穴を位置をずらせて複数個形成したことを特徴とする請求項3記載の収納ラック。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、クローゼットのような収納庫内に設置する収納ラックに関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】クローゼットのような収納庫に収納ラックを設置する場合、天板の左右の前後、つまり天板の四隅に支柱が位置するように支柱を立設して天板を支持していた。 【0003】ところが、上記従来例では天板の前後に支柱を立設しなければ天板を支持できないため数多くの支柱を要するという問題がある。また天板の前端に対応する位置に支柱を立設しなければならないために収納物を出し入れする部分に支柱が位置して収納物の出し入れの弊害となるという問題がある。さらに支柱で自立させているだけのために地震等で倒れたりしやすいという問題がある。 【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、支柱の本数を少なくすることができ、しかも支柱を天板の前端より後側に位置させて邪魔にならないようにでき、さらに地震等の振動でも倒れたりしないようにできる収納ラックを提供することを課題とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するための本発明の収納ラックは、収納庫1の奥壁2から前方に所定間隔を隔てた位置で左右に間隔を隔てて複数本の支柱3を立設し、収納庫1の奥行き方向である前後方向に長手方向を向けて配置した天枠材4を支柱3の上端に連結し、支柱3の上端と略同レベルで奥壁2に沿って水平にレール材5を取着し、天枠材4の後端に設けた引っ掛け部6をレール材5の引っ掛け溝7に引っ掛け係止し、左右に隣り合う天枠材4間に天板8を懸架して取り付けたことを特徴とする。支柱3の上端と略同レベルで奥壁2に沿って水平にレール材5を取着し、天枠材4の後端に設けた引っ掛け部6をレール材5の引っ掛け溝7に引っ掛け係止し、左右に隣り合う天枠材4間に天板8を懸架して取り付けたことにより、天板8の後部をレール材5を介して奥壁2で支持でき、従来に比べて支柱3の本数を減らすことができ、また支柱3を天板8の前端より後に位置させても天板8を支持することができ、支柱3の位置を後側に位置させて収納物の出し入れをしやすくでき、さらに奥壁2に固定して地震等の振動にても倒れないようできる。 【0006】また天枠材4の上面に長手方向に亙るように凹溝9を凹設し、縦片10aと下横片10bとで断面略L字状に形成せる天板受け材10の縦片10aの上端から下横片10aと反対方向に上横片10cを突設すると共に上横片10cの先端から垂下片10dを垂下し、天板受け材10の縦片10aを天枠材4の側面に沿わせると共に上横片10cを天枠材4の上面に沿わせて垂下片10dを天枠材4の凹溝9に挿入係止し、天板受け材10の縦片10aから天枠材4にねじ11を螺入して固定し、天板8の端部を天板受け材10の下横片10bに載設したことを特徴とすることも好ましい。天板を天枠材4に支持する天板受け材10を天枠材4に取り付けるとき、天板受け材10の縦片10aを天枠材4の側面に沿わせると共に上横片10cを天枠材4の上面に沿わせて垂下片10dを天枠材4の凹溝9に挿入係止することにより、天板受け材10を天枠材4に仮止めし、この状態で天板受け材10の縦片10aから天枠材4にねじ11を螺入して固定することができるものであって、天板受け材10を所定位置に容易に取り付けることができる。 【0007】また床面に設置する台座12に台座12の中心から偏心した位置で高さ調整用のアジャスターボルト13を立設し、支柱3の下端に設けた調整ねじ穴14にアジャスターボルト13を螺合したことを特徴とすることも好ましい。アジャスターボルト13を調整ねじ穴14に対して回転操作してアジャストすることで台座12を床面に設置できる。支柱3に対してアジャスターボルト13と一緒に台座12を回転することにより支柱1に対する台座12の位置を変えることができ、邪魔にならない位置で台座12を床面に設置できる。 【0008】支柱の下端に調整ねじ穴14を位置をずらせて複数個形成したことを特徴とすることも好ましい。アジャスターボルト13を螺合する調整ねじ穴14を変えることでさらに台座12の位置を変えることができ、さらに邪魔にならない位置で台座12を床面に設置できる。 【0009】 【発明の実施の形態】建物の部屋の端部には図1、図2に示すようにクローゼットのような収納庫1を設けてあり、この収納庫1の奥壁2と反対の前面の開口には開閉自在な扉16を装着してある。この収納庫1内には次のように収納ラックを設置してある。収納庫1の奥壁2に上部には水平にレール材5を沿わせて配置してあり、レール材5から奥壁2にビス等の固着具を打入してレール材5を装着してある。このビス等の固着具にて固着する位置は奥壁2の間柱等がある位置である。このレール材5には長手方向に亙って引っ掛け溝7を設けてある。 【0010】天枠材4は角パイプ状に形成されており、レール材5を取り付けた位置と同じレベルで長手方向が前後方向に向くように配置される。この天枠材4の後端には端部ブロック17が配置され、端部ブロック17の挿入片18を天枠材4内に挿入し、挿入片18の取り付け穴19と天枠材4の取り付け穴20とにビス等の固着具21を締結して端部ブロック17を取り付けてある。端部ブロック17には下方に突出する突片を設けることで引っ掛け部6を設けてある。天枠材4は端部ブロック17の引っ掛け部6を引っ掛け溝7に引っ掛け係止することでレール材5に後端が取り付けられる。この天枠材4は支柱3を立設する間隔で左右に配設して後端がレール材5に固定される。端部ブロック17の引っ掛け部6の下の突出部38には固定穴39が設けられており、この固定穴39からビスのような固着具40がレール材5のV溝部41、レール材5を介して奥壁2に打入されて固定される。支柱3は図3、図9に示すように角柱状に形成されており、上下全長に亙って中空部22を設けてある。この支柱3には一対のタッピングホール23を上下全長に亙って設けてあり、天枠材4の下方に立設した支柱3の上端面を天枠材4の下面に当接し、天枠材4からタッピングホール23にビス等の固着具を螺入して天枠材4と支柱3とを連結してある。この支柱3を立設する位置は天枠材4の前後方向の略中間の位置である。 【0011】天枠材4の上面には前後方向に亙って凹溝9を凹設してある。この天枠材4に天板8を支持するために取り付ける天板受け材10は図4に示すように縦片10aと下横片10bとで断面略L字状に形成され、縦片10aの上端から下横片10bと反対方向に突出するように上横片10cを連出してあり、上横片10cの先端から下方に垂下片10dを垂下してある。この天板受け材10は天枠材4の両側に天枠材4と平行に配置され、縦片10aが天枠材4の側面に沿わられ、凹溝9の両側で天枠材4の上面に上横片10cが沿わせられ、垂下片10dが凹溝9に挿入されて凹溝9の内側面に沿わせられ、この状態で天枠材4に天板受け材10が仮止めされる。この天板受け材10を仮止めした状態で図8に示すように縦片10aから天枠材4にビスのような固着具11が打入されて天枠材4に天板受け材10が装着される。このように天板受け材10を仮止めした状態から固着具11にて本固定するために天板受け材10の取り付けが容易にできる。 【0012】天板8は矩形板状に形成されており、隣り合う天枠材4間に嵌め込むように取り付けられる。天板8を隣り合う天枠材4間に嵌め込んだ状態で天板8の端部が天板受け材10の下横片10bの上に載置され、下横片10bの下から天板8にビスのような固着具25が打入されて天板8が天板受け材10に固定される。下横片10bから天板8に固着具25を打入して固着するとき、天板8の後端をレール材5に押し付けて固着具25を打入する。このようすると、レール材5のひねりを防止できる。 【0013】支柱3の両側の側面には上下に適当な間隔を隔てて引っ掛け穴26を穿設してあり、上下の引っ掛け穴26の間に深さの浅い浅溝27を形成してある。この引っ掛け穴26や浅溝27を設けた前後には上下全長に亙って位置決め溝28を形成してある。位置決め溝28は開口の巾が広く奥が狭くなるように傾斜面を設けてある。棚受け材30は縦片30aと横片30bとで断面略L字状に形成されており、縦片30aの前後方向の中央には略逆L字状の引っ掛け片31を切り起こしにて形成してあり、引っ掛け片31の下には浅溝27の深さと同じ深さの突起32を突設してあり、縦片30aの前後には切り起こしにて位置決め突片33を形成してある。この棚受け材30は支柱3の適宜の高さ位置に配置され、引っ掛け片31を引っ掛け穴26に挿入して引っ掛け係止することで取り付けられる。このように棚受け材30を取り付けたとき、突起32が浅溝27に嵌合され、位置決め突片33が位置決め溝28に挿入される。これにより棚受け材30が突起32の浅溝27への嵌合と位置決め突片33の位置決め溝28への挿入にて3点で止められ、棚受け材30ががたつかないように取り付けられる。また位置決め溝28には傾斜面を設けて開口側を狭くすると共に奥を狭くしてあるために位置決め突片33を挿入するとき挿入しやすい。このように棚受け材30を取り付けた後、支柱3間に棚板34が架設されて棚板34の端部が棚受け材30の横片30b上に載設される。 【0014】支柱3の下端にはアジャスターを介して台座12が設けられ、台座12が床面に設置される。台座12は図11に示すように直方体状に形成されており、台座12の一端側に上方に立ち上がる立ち上がり部36を設けてあり、台座12の他端側に上下に貫通するように固定穴53を穿孔してある。軸方向が上下方向を向くアジャスターボルト13は立ち上がり部36の上に垂直方向に立設してあり、アジャスターボルト13にロックナット37を螺合してある。このようにアジャスターボルト13を立ち上がり部36の位置に設けることで台座12の中心から偏心した位置にアジャスターボルト13が設けられる。支柱3の下端には下端ブロック42が設けられており、この下端ブロック42にはアジャスターボルト13が螺合できる調整ねじ穴14を設けてある。この調整ねじ穴14は複数個設けてあり、この複数個の調整ねじ穴14を支柱3の対角線方向に位置をずらせて設けてある。この台座12はアジャスターボルト13を複数個の調整ねじ穴14のうち適宜の調整ねじ穴14に螺合することで支柱3の下端に装着してある。そして支柱3に対して台座12をアジャスターボルト13と一緒に回転して支柱3に対して台座12の高さ位置を調整して台座12を床面に設置する。アジャストした状態でロックナット37を締め付けてロックする。 【0015】上記のように台座12に台座12の中心から偏心した位置でアジャスターボルト13を立設させたことにより、図12に示すように支柱3に対して台座12を回転することで支柱3に対する台座12の向きを変えて台座12を邪魔にならない位置で床面に設置できる。また台座12のアジャスターボルト13を螺合する調整ねじ穴14を変えることで台座12の位置を変えることができ、上記のことと相俟って台座12を支柱3に対して任意の位置に位置させて台座12が邪魔にならない位置で床面に設置できる。 【0016】図13は収納ラックを施工した状態の具体的な一例であり、45はハンガーパイプ、46は引き出し、47は網籠、48はコンテナ、50はフロアーストッカーである。 【0017】 【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、叙述の如く支柱の上端と略同レベルで奥壁に沿って水平にレール材を取着し、天枠材の後端に設けた引っ掛け部をレール材の引っ掛け溝に引っ掛け係止し、左右に隣り合う天枠材間に天板を懸架して取り付けたので、天板の後部をレール材を介して奥壁で支持でき、従来に比べて支柱の本数を減らすことができるものであり、また支柱を天板の前端より後に位置させても天板を支持することができ、支柱の位置を後側に位置させて収納物の出し入れをしやすくでき、さらに奥壁に固定して地震等の振動にても倒れないようにできるものである。 【0018】また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、天枠材の上面に長手方向に亙るように凹溝を凹設し、縦片と下横片とで断面略L字状に形成せる天板受け材の縦片の上端から下横片と反対方向に上横片を突設すると共に上横片の先端から垂下片を垂下し、天板受け材の縦片を天枠材の側面に沿わせると共に上横片を天枠材の上面に沿わせて垂下片を天枠材の凹溝に挿入係止し、天板受け材の縦片から天枠材にねじを螺入して固定し、天板の端部を天板受け材の下横片に載設したので、天板を天枠材に支持する天板受け材を天枠材に取り付けるとき、天板受け材の縦片を天枠材の側面に沿わせると共に上横片を天枠材の上面に沿わせて垂下片を天枠材の凹溝に挿入係止することにより、天板受け材を天枠材に仮止めし、この状態で天板受け材の縦片から天枠材にねじを螺入して固定することができるものであって、天板受け材を所定位置に容易に取り付けることができるものであるまた本発明の請求項3の発明は、請求項1または請求項2において、床面に設置する台座に台座の中心から偏心した位置で高さ調整用のアジャスターボルトを立設し、支柱の下端に設けた調整ねじ穴にアジャスターボルトを螺合したので、アジャスターボルトを調整ねじ穴に対して回転操作してアジャストすることで台座を床面に設置できるのは勿論、支柱に対してアジャスターボルトと一緒に台座を回転することにより支柱に対する台座の位置を変えることができ、邪魔にならない位置で台座を床面に設置できるものである。 【0019】また本発明の請求項4の発明は、請求項3において、支柱の下端に調整ねじ穴を位置をずらせて複数個形成したので、アジャスターボルトを螺合する調整ねじ穴を変えることでさらに台座の位置を変えることができ、さらに邪魔にならない位置で台座を床面に設置できるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成14年1月28日(2002.1.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087767 【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−219921(P2003−219921A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月5日(2003.8.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−18957(P2002−18957) |
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