| 【発明の名称】 |
机 |
| 【発明者】 |
【氏名】日野 桂 【住所又は居所】大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コクヨ株式会社内
【氏名】立石 勝章 【住所又は居所】大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コクヨ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】補助天板と引出とを天板に取り付けるための機構をできるだけ共通化して、机の構成部品の多様化や組立の複雑化の抑止を図る。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】引出を前後にスライド可能に支持する引出支持体と、補助天板を前後にスライド可能に支持する補助天板支持体とを天板の下側に取り付け可能に構成するとともに、前記引出支持体及び補助天板支持体の天板に対する取付構造を共通化している机。 【請求項2】前記取付構造が、前記引出支持体及び補助天板支持体を天板に設けたねじ孔に対してねじ止めするようにしたものであって、引出支持体及び補助天板支持体のいずれを取り付ける場合においても、同一のねじ孔にねじ止め可能に構成したものである請求項1記載の机。 【請求項3】前記補助天板がその前端部に床面に対して移動可能に接する支持脚を備えたものである請求項1又は2記載の机。 【請求項4】前記支持脚を左右に一対設け、それら支持脚間の左右離間寸法をワゴンを挿入可能な寸法に設定している請求項3記載の机。 【請求項5】引出と補助天板とを左右に並べて配置可能に構成している請求項1、2、3又は4記載の机。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、オフィス等において好適に使用される補助天板付の机等に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、天板の下側から補助天板を引き出し、これをキーボード台やマウス台にするなど、天板面積を用途に応じて拡大し使い勝手を向上させる工夫が行われている。具体的には、例えば天板の下側からアーム等を用いて補助天板を引き出すといったことが既に行われている。 【0003】その一方で、天板に引出を取り付けることもよく行われているのは周知の事実である。かかる引出は、通常引出支持レールにその両側縁を前後にスライド可能に支持されて天板に取り付けられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のものにおいては、補助天板と引出とを天板に取り付けるための機構が全く異なるため、引出の代わりにその位置に補助天板を取り付けたいといった要請があったり、例えば左利き用に補助天板と引出の取付位置を逆にしたいという要請があったりした場合に、天板側の取付構造がその対応のために極めて煩雑なものとなったり、異なった構造の天板を複数種類用意しなければならなくなったりするといった不具合が生じ得る。すなわち、この種のものであると、机の構成部品の多様化や組立の複雑化が惹起されやすいという問題点がある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決するために、本発明は、天板と引出との間に介在して引出を支持する引出支持体と、天板と補助天板との間に介在して補助天板を支持する補助天板支持体とを天板に取り付ける取付構造を共通化するようにしたものである。 【0006】このようなものであれば、引出が付いている机と補助天板が付いている机とを、天板側の構造を変えることなく、支持体のみ交換で提供できることとなる。もちろん、引出と補助天板との位置を逆さまにするといったこともできるようになる。すなわち、引出と補助天板との取付位置や取付の有無の異なる種々のバリエーションに係る机を、天板側の構造を変えることなく提供することができる。 【0007】具体的な実施態様としては、前記取付構造が、前記引出支持体及び補助天板支持体を、天板に設けたねじ孔に対してねじ止めするようにしたものであって、引出支持体及び補助天板支持体のいずれを取り付ける場合においても、同一のねじ孔にねじ止め可能に構成したものを挙げることができる。 【0008】このように引出支持体との取付構造の共通化を図りつつも、補助天板を大きく引き出せるようにし、使い勝手等の向上を図るには、前記補助天板がその前端部に床面に対して移動可能に接する支持脚を備えたものであることが好ましい。 【0009】この種の机はワゴンとセットになってシステムを構成する場合があるが、そのようなシステムに好適に対応できる実施態様としては、前記支持脚を左右に一対設け、それら支持脚間の左右離間寸法をワゴンを挿入可能な寸法に設定しているものを挙げることができる。 【0010】使い勝手に好ましい実施態様としては、引出と補助天板とを左右に並べて配置可能に構成しているものを挙げることができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。 【0012】本実施形態は、机1とワゴン10とを少なくともセットにして構成した机1システムにかかるものである。 【0013】机1は、図1〜図3に示すように、天板2、この天板2の左右両縁部を支持する一対の脚体3及びこれら脚体3の後側に取り付けられる幕板4を具備する机本体と、この机本体に取り付けられる引出5及び補助天板6とを具備するものである。また、ワゴン10は、例えば複数の引出(図示しない)を具備する直方体形状をなすものである。 【0014】この机1の各部について詳述する。前記天板2は、図4に示すように、矩形板状をなす板金製もので、本実施形態では、天板本体21と、この天板本体21の補強のための補強桟22、23とを具備する。天板本体21は、矩形状をなす面板部211と、この面板部211の各辺を下向きに折り曲げて形成した周縁部212とを具備するものである。また、補強桟22、23は、金属板をチャネル状に形成し、開口を上向きにした状態で前記天板本体21の下側前縁部及び後縁部のそれぞれに左右に亘って溶接等により固定したものである。 【0015】脚体3は、図4に示すように、全体として側面視コの字状をなす金属製のものであり、脚体本体31と、この脚体本体31の上部及び下部から前方に突出させた一対の支持部材32、33とを具備する。脚体本体31は中空矩形板状をなすもので、その厚み方向を左右方向に一致させた姿勢で天板2の側縁部下方に配置される。支持部材32、33は前記脚体本体31の前縁上部及び前縁下部から前方に突出する棒状をなすもので、上側支持部材32の上面が脚体本体31の上面と面一になり、下側支持部材33の下面が脚体本体31の下面と面一になるように脚体本体31に固定してある。また、下側支持部材33の下面と脚体本体31の下面にはそれぞれアジャスタ34が取り付けてあり、これらが床面に接地するように構成してある。 【0016】かかる天板2及び脚体3は、図5に示すように、段付ピンa12及び係合孔a11からなる係合部a1と、ねじ止め部b1とを用いて固定するようにしている。本実施形態では、脚体本体31の上面後部から前記段付ピンa12を上方に突出させる一方、天板2の後補強桟23には、前記段付ピンa12の頭部を挿通させ得る大径部及び前記頭部に係合し得る小径部を有した係合孔a11を前側が大径となるように開口させてある。そして、段付ピンa12の頭部を係合孔a11の大径部にはめ入れてこれを後方にスライドさせ、これら段付ピンa12及び係合孔a11を係合させた後、前記上支持部材32の前部に上下に貫通させたねじ貫通孔b11にねじb12を挿通し、そのねじb12を天板2の前補強桟22に設けたねじ孔b13にねじ止めするようにしている。なお、本実施形態における段付ピンa12は、頭部を脚体3の上面から浮かせるように螺着したボルトである。 【0017】幕板4は、図4、図6、図7に示すように、矩形状をなす面板部41とこの面板部41の各辺を内方に折り曲げて形成した周縁部42とからなる板金矩形状をなすものであり、前記脚体3の後部内側縁部間に跨るように取り付けている。その取り付けにあたっては、側面視L字型をなす係合孔c11と段付ピンc12とを係合させる係合部c1と、ねじ止め部d1とを利用する。本実施形態では、脚体本体31の後部内側縁部から段付ピンc12を内方に突出させる一方、幕板4の側周縁部42に水平部分が前方に開口するL字型係合孔c11が設けてある。そして天地逆にした状態で、前記段付ピンc12の頭部を係合孔c11の水平部分にはめ入れた後、垂直部分に沿って落とし込み、これら段付ピンc12及び係合孔c11を係合させた後、前記幕板4の側周縁部42に左右に貫通させたねじ貫通孔d11にねじd12を挿通し、そのねじd12を脚体本体31の後部内側縁部に設けたねじ孔d13にねじ止めするようにしている。 【0018】引出5は、図1、図8等に示すように、底板部51と、その周囲から立ち上げた側板部52、鏡板部54及び後板部(図示しない)とを具備する上方に開口するものである。そして、天板2の下面に取り付けた引出支持体たる一対の引出支持レール7によってその左右各側縁部を支持させ、天板2によってその開口が完全に塞がれる収納位置と、前記開口の一部又は全部が天板2の前縁より前に出る引き出し位置との間で前後にスライド可能に構成してある。なお本実施形態でこの引出5は、前から見て天板2の下方左半部に位置し得るように取り付けている。 【0019】補助天板6は、図1、図8等に示すように、補助天板本体61と、この補助天板本体61の補強のための補強桟62とを具備するものである。この補助天板本体61は、矩形状をなす面板部611とこの面板部611の各辺を内方に折り曲げて形成した周縁部612とからなる板金矩形状をなすものである。また、補強桟62は金属板をチャネル状に形成してなるもので、その開口を上向きにした状態で前記補助天板本体61の下側左右各側縁部に前後に亘って溶接等により固定してある。そしてこの補助天板6の左右各側縁部を、天板2の下面に取り付けた補助天板支持体たる一対の補助天板支持レール8によって支持させ、補助天板6の前縁が天板2の前縁の直下又はそれより後ろにある非使用位置と、補助天板6の前縁が天板2の前縁より前に位置して前記面板部611の上面が使用可能となる使用位置との間で前後にスライド可能に構成してある。さらに本実施形態では、この補助天板6の前端部を床面に接する支持脚9によって支持させて、補助天板6を引き出した際の耐荷重性を向上させている。かかる支持脚9は、例えば円柱状をなす支持脚本体91と、前記支持脚本体91の上端部に溶接等により一体化した板状をなす取付用ブラケット92と、前記支持脚本体91の下端に取り付けたキャスタ93とを備えるもので、床面に対して転動可能に接する。本実施形態では、一対の前記支持脚9を、補助天板6の前端隅部下面、より具体的には各補強桟62の前端部下面に、それぞれ前記ブラケット92を利用してねじ止めしている。そして、図2に示すように、これら支持脚9間の左右離間寸法を前記ワゴン10を挿入可能な寸法に設定し、補助天板6下にワゴン10を収容可能に構成している。なお、本実施形態では、かかる補助天板6を前から見て引出5の右側であって略同一高さに並べた状態で、天板2の下方に位置し得るように配置している。 【0020】しかして、本実施形態では、前記引出支持レール7と補助天板支持レール8との天板2に対する取付構造を共通化している。 【0021】より具体的に説明する。 【0022】前記引出支持レール7は、図4に示すように、上板71と、この上板71の外側縁部から垂下する側板72と、この側板72の下縁部から対向する引出支持レール7に向かって延出する底板73と、前記上板71及び側板72間にこれらと略平行に設けられた中間板74とを具備するものであり、前記中間板74と底板73との間に引出5の側板部52の一部を挟み込むようにしてこれを前後にスライド可能に支持する。かかる引出支持レール7は、その上板71の前部及び後部にそれぞれ設けたねじ挿通孔e1、e2にねじe3を挿通し、そのねじe3を天板2の前補強桟22及び後補強桟23の下面にそれぞれ開口させたねじ孔e4、e5にねじ止めすることにより、天板2の下面に前後に延びるように取着してある。 【0023】一方、補助天板支持レール8は、図4に示すように、上板81と、この上板81の外側縁部から垂下する側板82と、この側板82の下縁部から内方に延出する底板83とを具備し、前記上板81と底板83との間に補助天板6の側縁部の一部を挟み込むようにしてこれを前後にスライド可能に支持するものである。かかる補助天板支持レール8は、その上板81の前部及び後部にそれぞれ設けたねじ挿通孔f1、f2にねじf3を挿通し、そのねじf3を天板2の前補強桟22及び後補強桟23の下面にそれぞれ開口させたねじ孔f4、f5にねじ止めすることにより、天板2の下面に前後に延びるように取着してある。さらに、各補助天板支持レール8の底板83の前端部からは、図8等に示すように、内方に当たり部材g1をそれぞれ突出させるとともに、補助天板6における各補助桟62の後部下面からは、ストッパ部材g2を下方に向かって突出させてある。そして補助天板6を前方に引き出した際に、前記一対の当たり部材g1の後向き面と前記一対のストッパ部材g2の前向き面とがそれぞれ当接して、補助天板6の前方への引き出しの規制を行えるようにしている。このストッパ部材g2は板状をなすものであり、その端縁からはねじ孔h1を有した取付片g21を直角に屈曲させて一体に延ばしてある。しかしてこのものは、補助天板6を補助天板支持支持レール8に挿入した状態で、各補強桟62の後部に取り付けるようにしている。具体的には図9に示すように、補助桟62の底板に設けたスリット621から前記取付片g21を差し込んだ後、90度回転させて、前記ストッパ部材g2を垂直にし、その状態で前記補助桟62の底板を貫通させたねじ挿通孔h2を介して前記取付片g21に設けたねじ孔h1にねじh3をねじ止めすることにより前記ストッパ部材g2を補強桟62に固定するようにしている。 【0024】そして、本実施形態では、前記引出支持レール7の上板71に設けた2つのねじ挿通孔e1、e2の相対位置関係と、前記補助天板支持レール8の上板81に設けた2つのねじ挿通孔f1、f2の相対位置関係とを同一にすることにより、天板2に引出支持レール7及び補助天板支持レール8のいずれでも、それらを正規の姿勢で、天板2側の同一のねじ孔にねじ止め可能に構成している。 【0025】このように構成した本実施形態によれば、引出支持レール7と補助天板支持レール8との天板2に対する取付構造を共通化しているので、引出5が付いている机1と補助天板6が付いている机1とを、天板2側の構造を変えることなく、支持レールのみの交換で提供できることとなる。もちろん、引出5と補助天板6との位置を逆さまにするといったこともできるようになる。すなわち、引出5と補助天板6との取付位置や取付の有無の異なる種々のバリエーションに係る机1を、天板2側の構造を変えることなく提供することができる。 【0026】また、引出5は、引き出した状態で体を預けるといった大きな荷重やモーメントに耐えられるようには通常設計されておらず、当然引き出し支持レール7と天板2とのねじ止め部分にも、大きな耐荷重性を期待することができない。したがって単純に補助天板6と引出5とに共通する取付構造を適用した場合には、補助天板2には引出5程度の耐荷重性しか期待できないこととなり、補助天板6の引き出し面積を大きくとるといったことが難しくなる。しかしながら、本実施形態では、補助天板6の前端部に支持脚9を設け、補助天板支持レール8に作用する荷重や、特にモーメントを軽減しているので、補助天板8の耐荷重性が無理なく向上して、補助天板8を大きく引き出すことができるようになる。 【0027】一方補助天板8に支持脚9を設けると、ワゴン10の出し入れに支障を来す懼れのあるところ、本実施形態では、支持脚9間の左右離間寸法を前記ワゴン10を挿入可能な寸法に設定し、補助天板6下にワゴン10を収容可能に構成して、そういった不具合の懼れを未然に回避している。 【0028】なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。 【0029】例えば、引出支持体や補助天板支持体は、レールに限られず他の態様でも構わない。また、これら引出支持体や補助天板支持体を天板に取り付ける構造はねじ止め以外に例えば係止構造等を採用しても構わないのはもちろんである。支持脚も2本に限られず1本や3本以上であってもよいし、天板や補助天板の形状も矩形状に限られないのは言うまでもない。 【0030】その他、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。 【0031】 【発明の効果】以上に詳述したように本発明によれば、引出が付いている机と補助天板が付いている机とを、天板側の構造を変えることなく、支持体のみ交換で提供できることとなる。もちろん、引出と補助天板との位置を逆さまにするといったこともできるようになる。すなわち、引出と補助天板との取付位置や取付の有無の異なる種々のバリエーションに係る机を、天板側の構造を変えることなく提供することができる。 【0032】特に前記補助天板がその前端部に床面に対して移動可能に接する支持脚を備えたものであれば、引出支持体との取付構造の共通化を図りつつも、補助天板を大きく引き出せるようにし使い勝手等の向上を図ることができる。 【0033】また、前記支持脚を左右に一対設け、それら支持脚間の左右離間寸法をワゴンを挿入可能な寸法に設定しておけば、ワゴンとセットになってシステムを構成するような場合に特に好適である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001351 【氏名又は名称】コクヨ株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市東成区大今里南6丁目1番1号
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| 【出願日】 |
平成14年1月30日(2002.1.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085338 【弁理士】 【氏名又は名称】赤澤 一博 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−219912(P2003−219912A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月5日(2003.8.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−21298(P2002−21298) |
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