トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 配線機能付きターミナル什器
【発明者】 【氏名】徳田 泰一
【住所又は居所】大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株式会社イトーキクレビオ内

【氏名】畠中 佳子
【住所又は居所】大阪市中央区淡路町1丁目6番11号 株式会社イトーキ内

【要約】 【課題】テーブル又は机と組合わせて使用し、テーブル天板又は机天板上に載置した電子情報機器に電源線や信号線を接続する機能を備えた配線機能付きターミナル什器を提供する。

【解決手段】テーブル2又は机と組合わせて使用する配線機能付きターミナル什器であって、少なくとも地板3と天板4とを有し、天板の単又は複数箇所に上下貫通したコード挿通孔7を形成するとともに、各コード挿通孔の下方で地板との間にコード挿通孔に連通するように単又は複数の配線ダクトを垂設してなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 テーブル又は机と組合わせて使用する配線機能付きターミナル什器であって、少なくとも地板と天板とを有し、該天板の単又は複数箇所に上下貫通したコード挿通孔を形成するとともに、各コード挿通孔の下方で前記地板との間に前記コード挿通孔に連通するように単又は複数の配線ダクトを垂設してなることを特徴とする配線機能付きターミナル什器。
【請求項2】 前記地板の下面に複数のキャスターを設けて移動可能となした請求項1記載の配線機能付きターミナル什器。
【請求項3】 前記天板の下方に間隔を置いて第2天板を設け、平面視形状において前記天板を第2天板より小さく設定するとともに、前記テーブル天板又は机天板の高さを基準として前記天板の高さを高く設定し且つ前記第2天板の高さを低く設定してなる請求項1又は2記載の配線機能付きターミナル什器。
【請求項4】 前記天板より下方位置に電源線接続端子及び信号線接続端子を設けるとともに、前記配線ダクトの上下途中部の複数箇所にコードを引き出すための開口を形成してなる請求項1〜3何れかに記載の配線機能付きターミナル什器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線機能付きターミナル什器に係わり、更に詳しくはテーブル又は机と組合わせて使用し、テーブル天板又は机天板上に載置した電子情報機器に電源線や信号線を接続する機能を備えた配線機能付きターミナル什器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のテーブル又は机を組合わせて島置き状に配置し、その天板上にパソコン等の電子情報機器を載置して使用することが一般的である。この場合に、前記電子情報機器に電源線や信号線等の各種コード類を床面から立ち上げて接続する必要があるが、従来はテーブルや机の脚部に沿って縦ダクトを設けて配線していた。
【0003】しかし、それぞれのテーブルや机毎に各種コード類を配線することは煩雑であるばかりでなく、配線が複雑になって保守、点検に手間がかかるといった問題を有している。更に、テーブルや机を移動させる場合に、全ての各種コード類を配線し直さなければならず、多大な労力を要することになる。
【0004】尚、各種コード類の接続端子を集中的に設けたネットワークポストは既に提供されているが、これはテーブルや机とは独立させて床面上に設置するものであり、本発明が目指すものとは相違する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、テーブル又は机と組合わせて使用し、テーブル天板又は机天板上に載置した電子情報機器に電源線や信号線を接続する機能を備えた配線機能付きターミナル什器を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解決のために、テーブル又は机と組合わせて使用する配線機能付きターミナル什器であって、少なくとも地板と天板とを有し、該天板の単又は複数箇所に上下貫通したコード挿通孔を形成するとともに、各コード挿通孔の下方で前記地板との間に前記コード挿通孔に連通するように単又は複数の配線ダクトを垂設してなる配線機能付きターミナル什器を構成した。
【0007】ここで、前記地板の下面に複数のキャスターを設けて移動可能となすことが好ましい態様である。
【0008】更に、前記天板の下方に間隔を置いて第2天板を設け、平面視形状において前記天板を第2天板より小さく設定するとともに、前記テーブル天板又は机天板の高さを基準として前記天板の高さを高く設定し且つ前記第2天板の高さを低く設定してなることがより好ましい。
【0009】そして、前記天板より下方位置に電源線接続端子及び信号線接続端子を設けるとともに、前記配線ダクトの上下途中部の複数箇所にコードを引き出すための開口を形成してなることも好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1〜図6は本発明に係る配線機能付きターミナル什器の第1実施形態を示し、図7〜図9は第2実施形態を示し、図中符号1はターミナル什器、2はテーブル、3は地板、4は天板、5は配線ダクト、6は第2天板をそれぞれ示している。
【0011】本発明に係る配線機能付きターミナル什器1は、テーブル2又は机と組合わせて使用するものであり、少なくとも地板3と天板4とを有し、該天板4の単又は複数箇所に上下貫通したコード挿通孔7を形成するとともに、各コード挿通孔7の下方で前記地板3との間に前記コード挿通孔7に連通するように単又は複数の配線ダクト5を垂設した基本構造を有している。更に、前記地板3の下面に複数のキャスター8,…を設けて移動可能としている。
【0012】本実施形態では、前記テーブル2は、その天板9が平面視形状において中心角120度の扇形の要部を直線状にカットした形状で、該天板9の各こーナー部に脚杆10,…を垂下した構造のものであり、図1に示すように3台のテーブル2,…を輪郭が円形になるように接近させて設置した場合に、中心部に正三角形の空間11が形成されるものである。そして、本発明のターミナル什器1は、前記空間11内に位置させて使用することができるように、前記地板3及び天板4を正三角形状に設定しているが、この形状は前記空間11が円形であれば円形状に設定することが望ましい。しかし、ターミナル什器1の平面視形状を前記空間11の形状に一致させる必要はなく、任意形状でも良い。
【0013】更に詳しくは、本発明に係るターミナル什器1は、前記天板4の下方に間隔を置いて第2天板6を設け、平面視形状において前記天板4を第2天板6より小さく設定するとともに、図4に示すように前記テーブル天板9の高さを基準として前記天板4の高さを高く設定し且つ前記第2天板6の高さを低く設定している。更に、前記地板3と第2天板6との間にも間隔を置いて中間棚板12を設けてあり、前記地板3と中間棚板12との間、中間棚板12と第2天板6との間、第2天板6と天板4との間を、それぞれ3本の支脚13,…で連結している。尚、前記第2天板6及び中間棚板12も平面視形状を正三角形に設定している。しかし、前記地板3、天板4、第2天板6及び中間棚板12の平面視形状は、限定されず、円形や四角形でも良く、更にそれぞれ異なる形状でも良い。例えば、前記地板3が円形で、前記天板4が三角形であると、地板3を広く使用することも可能である。
【0014】そして、前記天板4の中央部には上下に貫通したコード挿通孔7を形成するとともに、前記地板3、第2天板6及び中間棚板12の中央部にも上下貫通したコード挿通孔14,…をそれぞれ形成し、前記天板4のコード挿通孔7と第2天板6のコード挿通孔14を連通するように配線ダクト5を垂設し、同様に上下に位置する各コード挿通孔14,14を連通するように配線ダクト5,…を垂設し、天板4の上面側から地板3の下面側に連続した配線空間が形成され、床面から引き出した電源線や信号線などの各種コード類を立ち上げ配線できるようにしている。また、前記配線ダクト5には、上下途中部の複数箇所にコードを引き出すための開口15,…を形成している。尚、図示した前記コード挿通孔14は、平面視四角形であるが、円形でも構わない。
【0015】図5及び図6に示すように、前記配線ダクト5は、合成樹脂製の押出し成形品であり、断面略コ字形の本体部16と該本体部16を開閉するカバー部17とを有し、前記本体部16は硬質合成樹脂で、前記カバー部17若しくはヒンジ部18のみを軟質合成樹脂で2色押出し成形したものである。前記カバー部17は、ヒンジ部18を介して本体部16の一側開放縁に連結されており、カバー部17の遊端縁を本体部16の他側開放縁に弾性的に嵌合保持できるように、各縁部に嵌合部19を形成している。そして、前記配線ダクト5には、その長さ方向に一定間隔毎に前記カバー部17と本体部16の両側面の大部分にわたって切欠して前記開口15,…を形成している。この配線ダクト5は、所定長さに切断して使用する。
【0016】そして、前記配線ダクト5を前記天板4の下面に取付けるのであるが、そのために図5に示すように本体部16の背面に沿って支持金具20の垂直板21を両面粘着テープで粘着し、あるいは接着剤で接着し、あるいはネジ止めして取付け、当該支持金具20の上端に折曲形成した水平板22を前記天板4のコード挿通孔7近傍の下面にネジ止めする。同様に、第2天板6の下面及び中間棚板12のコード挿通孔14近傍の下面に、それぞれ配線ダクト5に取付けた支持金具20の水平板22をネジ止めする。
【0017】次に、前記地板3、中間棚板12、第2天板6及び天板4を前記支脚13,…で連結する構造を図3に基づき簡単に説明する。前記支脚13は、上端面に螺軸23を突設するとともに、下端面に螺孔(図示せず)を形成したものである。前記地板3と中間棚板12間に配する支脚13の螺軸23は、中間棚板12の板厚を貫通する長さであり、その他の支脚13の螺軸23の長さは、それを取付ける第2天板6、天板4の板厚を貫通しない長さに設定している。先ず、前記地板3の三隅に形成した取付孔24,…に下方からボルト25,…を貫通させて前記支脚13の螺孔に螺合して締付ける。そして、前記地板3に立設した3本の支脚13の螺軸23,…を、前記中間棚板12の三隅に形成した貫通孔25A,…に貫通させるとともに、他の支脚13の螺孔に螺合させて中間棚板12を固定する。この中間棚板12立設した3本の支脚13の螺軸23,…を、前記第2天板6の下面三隅に埋設したオニメナット26,…に螺合する。また、前記第2天板6のオニメナット26,…より中央側に貫通形成した取付孔27,…に下方からボルト28,…を貫通させて前記支脚13の螺孔に螺合して締付けるとともに、当該支脚13の螺軸23,…を、前記天板4の下面三隅に埋設したオニメナット29,…に螺合する。
【0018】このように、前記地板3と天板4の間に複数の支脚13,…によって間隔を保持して第2天板6と中間棚板12が設けられる。しかし本発明では少なくとも前記地板3と天板4とを有していれば、その目的は達成でき、第2天板6と中間棚板12は必須ではないが、第2天板6は設けることが有用である。尚、中間棚板12を設けることは任意である。
【0019】また、本発明に係るターミナル什器1には、前記天板4より下方位置に電源線接続端子及び信号線接続端子を設けている。図示した実施形態では、前記第2天板6の上面にACアダプタ30を設け、地板3の上面にテーブルタップ31を設け、中間棚板12の上面に信号線接続用のHUB32と映像分配器33を設けている。
【0020】前記テーブル2の天板9上にノートパソコン等の電子情報機器を載置して使用する場合、電子情報機器に接続された電源線や信号線は前記コード挿通孔7を通して配線ダクト5内に導き、配線ダクト5の開口15から引き出してACアダプタ30若しくはテーブルタップ31及びHUB32等に接続する。更に、ターミナルアダプターや、無線LAN機器等の接続機器を適所に設けることもできる。ここで、前記天板4はテーブル2の天板9よりも高いので、前記空間11を通してコード類を直接前記ACアダプタ30若しくはテーブルタップ31及びHUB32等に接続することも可能である。ここで、本実施形態では、前記地板3、天板4、第2天板6及び中間棚板12は、それぞれ支脚13,…で連結されているのみであり、側方へ開放しているので、接続端子や接続機器から発熱しても、それを放熱することが可能である。
【0021】何れの場合にも、電源線のような強電と信号線のような弱電を分離して配線することが好ましい。そのため、前記コード挿通孔7を天板4の複数箇所に設け、その下方にそれぞれ配線ダクト5を設けて、強電と弱電のコード類を分離して配線できるようにすることも好ましい。
【0022】また、前記天板4はテーブル2の天板9よりも高いので、天板9上にノートパソコン等の電子情報機器を載置して使用している場合に、後方へ移動しても天板4によって移動が規制されるので、電子情報機器が空間11内にずり落ちることが防止される。
【0023】次に、図7〜図9に基づいて本発明に係るターミナル什器1の第2実施形態を説明する。基本的な構造は、前述の第1実施形態と同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略し、異なる構成のみを説明する。
【0024】本実施形態では、前記天板4の高さを前記テーブル2の天板9の高さと略一致させるとともに、平面視形状において前記天板4と第2天板6の大きさを略一致させている。この場合、図7及び図9に示すように、3台のテーブル2,…で形成される空間11内に本発明に係るターミナル什器1を設置すると、テーブル2の天板9とターミナル什器1の天板4とは略面一になって、全体として広い一連の天板が構成される。
【0025】前記天板4には、2箇所にコード挿通孔7,7を形成し、その下方に対応させて2系列の配線ダクト5,5を前記コード挿通孔7,7にそれぞれ連通するように設けている。この場合、強電と弱電のコード類は、それぞれ二つのコード挿通孔7,7に分けて配線することができる。
【0026】このように、本発明に係るターミナル什器1は、複数のテーブル2,…や机と組合わせて使用する際に、テーブル2,…の設置形態によって中央部に空間11が形成されるような場合に真価を発揮するが、勿論テーブル2や机の側方に設置して使用することや、単独で使用することも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上にしてなる請求項1に係る発明の配線機能付きターミナル什器は、少なくとも地板と天板とを有し、該天板の単又は複数箇所に上下貫通したコード挿通孔を形成するとともに、各コード挿通孔の下方で前記地板との間に前記コード挿通孔に連通するように単又は複数の配線ダクトを垂設してなるので、テーブル又は机と組合わせて使用し、テーブル天板又は机天板上に載置した電子情報機器に電源線や信号線を集中して配線することができ、それにより各種コード類を配線する作業が容易で、また保守、点検に手間がかからず、更に配置換えの際にも一括して移動させることができるので、再配線の手間が少なくなる。
【0028】請求項2によれば、配置換えの際に移動させることが容易になり、また必要な時に必要な場所へ容易に移動させて電子情報機器を接続することができる。
【0029】請求項3によれば、複数のテーブルや天板を中央部に空間を有するように設置した場合に、この空間内にターミナル什器を設置すれば、テーブル天板や机天板上に載置した電子情報機器へ電源線や信号線の接続をコード挿通孔と配線ダクトを通しての配線したり、前記空間を利用して直接接続することができ、コード挿通孔と配線ダクトが1系列でも強電と弱電のコード類を分離して配線することができる。また、ターミナル什器の天板がテーブル天板や机天板よりも高いので、テーブル天板や机天板上にノートパソコン等の電子情報機器を載置して使用している場合に、この電子情報機器が不意に後方へ移動しても天板によって移動が規制されるので、電子情報機器がずり落ちることを防止できる。
【0030】請求項4によれば、電子情報機器に接続された電源線や信号線を、天板の上面側からコード挿通孔を通して配線ダクト内に導き、電源線接続端子及び信号線接続端子に近い位置で配線ダクトの開口から引き出して接続することができるので、整然と配線することができる。
【出願人】 【識別番号】000139780
【氏名又は名称】株式会社イトーキクレビオ
【住所又は居所】大阪市城東区今福東1丁目4番12号
【識別番号】000127282
【氏名又は名称】株式会社イトーキ
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区淡路町1丁目6番11号
【出願日】 平成13年12月5日(2001.12.5)
【代理人】 【識別番号】100074561
【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 隆生
【公開番号】 特開2003−169720(P2003−169720A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−372048(P2001−372048)