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【発明の名称】 棚の物品落下防止装置
【発明者】 【氏名】後藤 誠

【要約】 【課題】スチール棚の棚板から物品が落下するのを防止する落下防止部材の手動による開閉位置移動の操作性を改善する。

【解決手段】支柱2で支持された棚板3の物品出し入れ用端部3aの近くに帯板状の落下防止板11を略鉛直に起立させ、この起立する物品落下防止位置イで棚板3からの物品落下を防止すると共に、落下防止板11を棚板3の前面下方に略鉛直に吊り下げた非作用位置ロに移動させて物品の出し入れの邪魔をさせないようにした装置で、支柱2に取り付けた取付ブラケット21の逆U字状ガイド溝部28で落下防止板11の両端部を支持し、落下防止板11を物品落下防止位置イから逆U字状の移動軌跡で手前上方から上下を逆にしながら手前下方へと倒して非作用位置ロに移動させ、逆の動きで非作用位置ロから物品落下防止位置イに移動させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 支柱間に設置された棚板の物品出し入れ用端部側に略鉛直に起立して棚板上の物品の落下を防止する落下防止板を、棚板の物品出し入れ用端部側で起立する物品落下防止位置と、この物品落下防止位置から棚板の物品出し入れ用端部の手前上方に引き出されてから下方に倒されて物品落下防止位置と上下逆にして略鉛直に保持される非作用位置との間で、上下揺動可能に配設したことを特徴とする棚の物品落下防止装置。
【請求項2】 棚板の左右両端部を支持する左右一対の支柱の各々に連結した一対の取付ブラケットに落下防止板の両端部を上下前後動可能に係合した請求項1記載の棚の物品落下防止装置。
【請求項3】 支柱に上下方向等間隔で形成された複数の係合穴の内の任意の係合穴に取付ブラケットを着脱自在に係合させ、この取付ブラケットに落下防止板を着脱自在に係合させた請求項2記載の棚の物品落下防止装置。
【請求項4】 一対の取付ブラケットは、物品落下防止位置の落下防止板の両端の上下2箇所に形成した上段の第1係止部及び下段の第2係止部の内の第1係止部が上から嵌入されるとこれを定位置で保持する上段溝部及び第2係止部が上から嵌入されるとこれを定位置で保持する内側下段溝部と、非作用位置の落下防止板の第2係止部が上から嵌入されるとこれを定位置で保持する外側下段溝部と、前記内側下段溝部と外側下段溝部を両端に有してこの両端間で落下防止板の第2係止部を係合させたまま移動可能にガイドする略逆U字状のガイド溝部を有する請求項2又は3記載の棚の物品落下防止装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチール棚などの棚板の物品出し入れ用端部から地震などの振動で棚板上の物品が落下するのを防止する物品落下防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】倉庫や店舗などに設置されるスチール棚の棚板から物品の落下を防止する装置に、棚板の物品出し入れ用端部例えば棚板の前部に落下防止バーを設置したものがある。落下防止バーは棚板上面の前部かその近傍に設置されて、地震などの振動で棚板上を滑って移動する物品の棚板からの落下を防止する。この落下防止バーは、棚板上に物品を搬入したり棚板上から物品を搬出する作業の邪魔をすることから、棚に手動で取り外し可能に取り付けるか、或いは、棚板からの物品の落下を防止する位置と物品の出し入れ作業の邪魔をしない位置(非作用位置)との間で位置移動できるように棚に設置される。
【0003】落下防止バーを棚に取り外し可能に取り付けた物品落下防止装置の場合、物品出し入れ作業の前に棚から落下防止バーを取り外して床上などに置き、物品出し入れ作業後に取り外した落下防止バーを棚に再度取り付ける手間があって、落下防止バーの取り扱いが不便である。
【0004】また、棚に落下防止バーを位置移動可能に連結した物品落下防止装置は、棚に落下防止バーが取り付けられたままであるので取り扱いが便利である。この物品落下防止装置は、棚板の左右両端部を支持する左右一対の支柱と落下防止バーの両端部をピンとピン穴で係合させ、ピンを支点に落下防止バーを上下方向に回転させる構造が一般的であるが、横長の落下防止バーの撓みや捻れが原因で両端のピンとピン穴間に強固な噛み込みが生じるなどして、落下防止バーの手動による位置移動の作業が困難となる不具合があった。
【0005】本発明の目的とするところは、スチール棚などの棚板から物品が落下するのを防止する落下防止部材の取り扱いを便利にした棚の物品落下防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成する請求項1の発明は、支柱間に設置された棚板の物品出し入れ用端部側に略鉛直に起立して棚板上の物品の落下を防止する落下防止板を、棚板の物品出し入れ用端部で起立する物品落下防止位置と、この物品落下防止位置から棚板の物品出し入れ用端部の手前上方に引き出されてから下方に倒されて物品落下防止位置と上下逆にして略鉛直に保持される非作用位置との間で、上下揺動可能に配設したことを特徴とする。
【0007】ここで、落下防止板は、横長の平坦なスチール板やメッシュ板、木質板、樹脂板などである。落下防止板の物品落下防止位置は棚板の物品出し入れ用端部の真上近くか端部の手前近くに起立させた定位置であり、非作用位置は棚板の上面の高さ位置から下方に離れた定位置で、この非作用位置に在る落下防止板は棚板における物品の出し入れ作業の邪魔をしない。落下防止板を物品落下防止位置より手前上方に引き出してから下方に倒すようにして非作用位置に移動させる場合、棚板手前での落下防止板の上下前後の移動ストロークが長くなり、この長くした移動ストロークで落下防止板の移動動作にスペース的な余裕が生じて、落下防止板の位置移動の作業を容易で確実なものにする。
【0008】上記発明に基づく請求項2の発明は、棚板の両端部を支持する左右一対の支柱の各々に連結した一対の取付ブラケットに落下防止板の両端部を上下前後動可能に係合したことを特徴とする。また、請求項3の発明は、支柱に上下方向等間隔に設けた係合穴に取付ブラケットを着脱自在に係合させ、この取付ブラケットに落下防止板を着脱自在に係合させたことを特徴とする。
【0009】また、請求項4の発明は、上記取付ブラケットの構造を特定したもので、一対の取付ブラケットは、物品落下防止位置の落下防止板の両端の上下2箇所に形成した上段の第1係止部及び下段の第2係止部の内の第1係止部が上から嵌入されるとこれを定位置で保持する上段溝部及び第2係止部が上から嵌入されるとこれを定位置で保持する内側下段溝部と、非作用位置の落下防止板の第2係止部が上から嵌入されるとこれを定位置で保持する外側下段溝部と、前記内側下段溝部と外側下段溝部を両端に有してこの両端間で落下防止板の第2係止部を係合させたまま往復移動可能にガイドする略逆U字状のガイド溝部を有することを特徴とする。
【0010】ここでの取付ブラケットは棚の種類に対応した専用品、又は、複数種類の棚に共用できる汎用品が適用される。取付ブラケットの上段溝部と内側下段溝部は物品落下防止位置の略鉛直な落下防止板を安定に支持する。物品落下防止位置の落下防止板を手動で手前上方へと押し上げると、取付ブラケットの上段溝部と内側下段溝部から落下防止板の第1係止部と第2係止部が離れて、第2係止部は取付ブラケットのガイド溝部にガイドされて外側下段溝部へと移動し、第1係止部は取付ブラケットの手前空間を下方へと移動して、落下防止板が棚板の手前空間で約180°旋回して略鉛直な非作用位置へと移動する。非作用位置の落下防止板における第2係止部は第1係止部より高い上段位置に在って、第2係止部が取付ブラケットの外側下段溝部に係合して落下防止板を自重で吊り下げ式に保持する。このような物品落下防止位置から非作用位置への落下防止板の移動と、逆の非作用位置から物品落下防止位置への移動は手動で行われ、この上下の往復移動操作は落下防止板の各係止部と取付ブラケットの各溝部をラフな係合状態にしておくことでスペース的余裕が生じて簡単、確実なものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図10を参照して説明する。図1は鉛直な複数本の支柱2で上下複数段に棚板3を支持したスチール棚1の部分正面図である。複数の棚板3は同一サイズの横長の矩形板で、各々の4隅部が4本の鉛直な支柱2で支持される。棚板3の任意の単数又は複数の物品出し入れ用端部に、本発明の物品落下防止装置10が設置される。図1の棚1は、上から2段目と3段目の棚板3に物品落下防止装置10を設置している。
【0012】物品落下防止装置10は棚板3の物品出し入れ用端部、例えば図2に示すように棚板3の前部3aに設置される。物品落下防止装置10は、図3に示すような横長の帯板状落下防止板11と、この落下防止板11を支柱2に連結する取付ブラケット21を有する。棚板3の前部3aの左右両端部を支持する左右一対の支柱2に一対の取付ブラケット21が着脱可能に連結され、各取付ブラケット21に落下防止板11の両端部が上下及び前後に移動可能に連結される。
【0013】落下防止板11は、図1及び図2の実線で示す略鉛直な物品落下防止位置イと鎖線で示す非作用位置ロの間で位置移動する。物品落下防止位置イは落下防止板11が棚板3の前部3aの端近くで略鉛直に起立する位置で、棚板3からの物品の落下を防止する。非作用位置ロは棚板3の前端から下方に落下防止板11が略鉛直に吊り下がる位置で、棚板3への物品の搬入作業と棚板3からの物品の搬出作業の邪魔をしない。
【0014】落下防止板11は両端部に一対の第1係止部12と第2係止部13を有する。各係止部12、13は図8に示すような丸棒状のピンで、落下防止板11の裏面側に溶接などで固定されて、先端部が落下防止板11の端から略水平方向に突出する。落下防止板11は、棚板3上の物品の種類に応じたサイズの複数種類があり、図1には鉛直姿勢に在るときの高さサイズが相違する2種類が示される。この複数種類の落下防止板11が共通の構造の取付ブラケット21を介して支柱2に取り付けられる。
【0015】取付ブラケット21は図4(A)に示すような板金製品で、棚1の支柱2に着脱自在に取り付けられる取付板部22と、取付板部22と一体の板連結部23を有する。図6乃至図8に示すように棚1の左右一対の支柱2は例えば中空の角柱で、左右の支柱2の対向する内面に上下等間隔で矩形の係合穴4を有し、この係合穴4を利用して支柱2に棚板3が取り付けられ、取付ブラケット21の取付板部22が着脱可能に連結される。取付板部22は支柱2の内面に嵌着される平坦な本体22aと、本体22aの両側辺から外側に直角に延在させた折曲部22bを有し、本体22aの上下2箇所に図4(C)に示すような逆L形の係止爪22cが突設される。上下の係止爪22cは、支柱2の上下で隣接する2箇所の係合穴4に嵌挿され、この嵌挿された係止爪22cを本体22aと一体に下降させると、係止爪22cが支柱2の係合穴4の周辺下部に係止して取付ブラケット21を支柱2に着脱可能に支持する。係止爪22cで支柱2に本体22aを嵌着したとき、取付板部22の両側の折曲部22bが支柱2を前後から抱き込んで、支柱2に対して取付ブラケット21が前後方向にガタ付くのを防止する。
【0016】図4(A)の取付ブラケット21においては、取付板部22の屈曲部22bなどの一部に図示しない止め穴を形成し、この止め穴を利用して取付板部22を支柱2にビス止めするようにしてもよい。また、取付ブラケット21は図5(A)に示すように取付板部22の上辺に係止爪22cを形成し、この係止爪22cの下方に抜け止め突起22dを一体に形成したものであってもよい。この場合、図5(B)に示すように取付板部22を支柱2に対して斜めにして係止爪22cを支柱2の1つの係合穴4に嵌挿し、係止爪22cの根元を係合穴4の下端に係止させ、この係止点を支点に取付板部22を支柱2側に回動させて、図5(C)に示すように抜け止め突起22dを他の係合穴4の上端に係止させる。このように支柱2に取り付けられた取付板部22は、支柱2に対して上下方向のガタ付きが少なくなって、支柱2への取付ブラケット21のより安定した取り付けが可能となる。
【0017】取付ブラケット21の板連結部23は、取付板部22の本体22aと所定の間隔で平行に対向する略矩形の平板部で、上端一部に上段溝部25を有する。この板連結部23は、下部の前後に内側下段溝部26及び外側下段溝部27と、下部から上部にかけて両下段溝部26、27を連通する略逆U字状のガイド溝部28を有する。上段溝部25は落下防止板11の第1係止部12が嵌挿されるU字状の切欠きで、上段溝部25の内側端には真上にガイド壁部29が延在する。逆U字状のガイド溝部28の両端に内側下段溝部26と外側下段溝部27が形成され、内側下段溝部26は外側下段溝部27より所定の段差Hで高い位置にあり、また、内側下段溝部26と外側下段溝部27は前後に所定の距離Lで離隔する。これら連続する3つの溝部26、27、28は打抜き溝穴で、溝幅が落下防止板11の第2係止部13の直径より少し大きめに設定されて、第2係止部13が溝長さ方向に自在に移動するようにしてある。
【0018】棚1の左右一対の支柱2に一対の取付ブラケット21を取り付けた後、一対の取付ブラケット21に落下防止板11の両端部を連結する。例えば図6に示すように支柱2の係合穴4に取付ブラケット21の係止爪22cを差し込んで、支柱2に取付ブラケット21を取り付け、板連結部23を支柱2から前方に少し食み出させる。次に、左右一対の支柱2に取り付けられた各取付ブラケット21に1枚の落下防止板11の両端部を連結する。この連結方法は、図7の物品落下防止位置イで行うやり方と、図8の非作用位置ロで行うやり方がある。
【0019】後者のやり方を説明する。手動で落下防止板11をその第2係止部13が第1係止部12より上段になるように手に持って、落下防止板11の両端部の第2係止部13を順に左右一対の取付ブラケット21のガイド溝部28から外側下段溝部27へと嵌挿して、落下防止板11から手を離すと図8に示すように落下防止板11は両端の第2係止部13が取付ブラケット21の外側下段溝部27に係止して、自重で略鉛直に吊り下げられた非作用位置ロに保持される。この非作用位置ロの落下防止板11を落下防止位置イに移動させる作業は、次の通りである。
【0020】非作用位置ロの落下防止板11を手に持って第2係止部13がガイド溝部28を上昇するように持ち上げながら、落下防止板11を手前から奥へと起立させて第1係止部12が第2係止部13より高くなるように揺動させ、第1係止部12を取付ブラケット21の板連結部23上へと移動させる。さらに第2係止部13がガイド溝部28の上端から奥へ距離Lだけ移動させてから内側下段溝部26へと下降させ、この下降と共に第1係止部12を下降させて上段溝部25に嵌挿させると、落下防止板11が図7の略鉛直な物品落下防止位置イに移動して、位置移動が終了する。第1係止部12を上段溝部25に嵌挿する際に、上段溝部25で起立するガイド壁部29が第1係止部12を上段溝部25へとガイドして、第1係止部12の上段溝部25への嵌挿作業を容易で確実なものにする。
【0021】落下防止板11が図7の物品落下防止位置イに在るとき、棚板3の上面の物品が地震などの振動で棚板3上を前進移動しようとしても、移動途中で落下防止板11に当って棚板3からの落下が防止される。このとき、落下防止板11の両端の上下一対の各係止部12、13が図9に示すように対応する上段溝部25と内側下段溝部26に嵌挿され、各係止部12、13が各溝部25、26で前後方向の動きが規制されているので、物品落下防止位置イの落下防止板11の前後方向の取付強度が安定して、重量物の物品でも確実に棚板3からの落下を防止する。
【0022】棚板3上での物品の搬入搬出の必要時に、図7の物品落下防止位置イの落下防止板11が図8の非作用位置ロまで手動で移動させられる。この物品落下防止位置イから非作用位置ロへの落下防止板11の移動は、前述した落下防止板取付時の非作用位置から物品落下防止位置への移動の逆の動作で行われる。すなわち、図9に示すように、物品落下防止位置イにある落下防止板11を少し持ち上げて第1係止部12を上段溝部25から外し、第2係止部13を内側下段溝部26からガイド溝部28へと上昇させながら、落下防止板11を手前側に倒す。そして、第2係止部13がガイド溝部28の上端に達すると、この上端から手前に距離Lだけ前進させて外側下段溝部27へと下降させ、この間に落下防止板11をさらに倒して第1係止部12を板連結部23の手前空間下方に下げて、第2係止部13を外側下段溝部27に係止させる。この状態で落下防止板11から手を離すと、落下防止板11が非作用位置ロに吊り下げられた状態で保持される。落下防止板11が非作用位置ロに在るとき、棚板3の物品出し入れ用端部が空き状態となって、棚板3上の物品の出し入れの作業が落下防止板11で邪魔されることなく行われる。
【0023】以上のように落下防止板11を物品落下防止位置イから非作用位置ロに、或いは、逆方向に移動させるとき、落下防止板11の第2係止部13を取付ブラケット21の逆U字状ガイド溝部28に沿わせて上下及び定距離Lで前後動させるために、第2係止部13の移動ストロークが長くなる。この移動ストロークを長くするほど、第2係止部13とガイド溝部28との移動ストローク方向での係合状態がラフにできて、横長の落下防止板11の両端部が多少捩れたり撓んだりして変形しても、この変形が前述の移動ストローク方向でのラフな係合部分で吸収され、落下防止板11の上下の位置移動の手動操作が簡単になる。また、落下防止板11の物品落下防止位置イと非作用位置ロを前後に所定の距離Lだけ離隔させることで、物品落下防止位置イの落下防止板11を棚板3の物品出し入れ用端部に近くて物品落下防止により適合する位置に設定することができ、かつ、非作用位置ロの落下防止板11を棚板3から十分に離れた物品出し入れの邪魔をしない適正な位置に設定することが容易になる。
【0024】図10は取付ブラケット21の変形例を示すもので、板連結部23の上段溝部25に逃げ溝25aを、内側下段溝部26に逃げ溝26aを形成している。上段溝部25に落下防止板11の第1係止部12が嵌挿されると、第1係止部12が逃げ溝25aに移動して逃げ溝25aの上辺面に係止し、この係止で第1係止部12が上段溝部25から不本意に抜け出すことがなくなる。また、内側下段溝部26に落下防止板11の第2係止部13が嵌挿されると、第2係止部13が逃げ溝26aに移動して逃げ溝26aの上辺面に係止し、この係止で第2係止部13が内側下段溝部26からガイド溝部28へと不本意に上昇することが防止される。そして、各係止部12、13と逃げ溝25a、26aの係止で、物品落下防止位置イの落下防止板11の上下の動きが規制されて、落下防止板11と取付ブラケット21の取付強度が安定する。
【0025】
【発明の効果】本発明のように棚板の物品出し入れ用端部に設置される落下防止板を、棚板近傍の物品落下防止位置より手前上方に引き出してから下方に倒すようにして棚板から離れた非作用位置に移動させるようにしたので、棚板手前での落下防止板の上下前後の長い移動ストロークによって移動動作にスペース的な余裕が生じ、落下防止板の手動による開閉位置移動の作業を容易で確実なものにする効果がある。また、落下防止板を物品落下防止位置より手前上方に引き出してから下方に倒すようにしたので、落下防止板の物品落下防止位置と非作用位置を前後に任意距離で離隔させることができて、棚における落下防止板の物品落下防止位置と非作用位置の各々をより適正な前後の定位置に設定することが容易になる。
【0026】また、棚の左右一対の支柱に上下に等間隔で複数個を設けた係合穴を利用して取付ブラケットを着脱自在に取り付け、この取付ブラケットに落下防止板を着脱自在に取り付けるようにすることで、落下防止板の棚への取付作業が簡単となり、取付強度が安定すると共に、取付位置の変更が容易となる効果がある。
【出願人】 【識別番号】501459480
【氏名又は名称】有限会社中野製作所
【出願日】 平成13年11月28日(2001.11.28)
【代理人】 【識別番号】100064584
【弁理士】
【氏名又は名称】江原 省吾 (外3名)
【公開番号】 特開2003−159136(P2003−159136A)
【公開日】 平成15年6月3日(2003.6.3)
【出願番号】 特願2001−363054(P2001−363054)