| 【発明の名称】 |
収納家具 |
| 【発明者】 |
【氏名】清本 英嗣 【住所又は居所】岐阜県関市下有知6315番地の1 トーヨーキッチンアンドリビング株式会社内
【氏名】波多野 和広 【住所又は居所】岐阜県関市下有知6315番地の1 トーヨーキッチンアンドリビング株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】視覚的効果の高い収納家具を提供する。
【解決手段】収納家具の開閉部の扉9に液晶パネル板11を嵌め込み、この液晶パネル板11に対する通電により収納部を透視可能とし、非通電により遮蔽状態とする。また、この透視及び遮蔽と照明装置の点灯及び消灯とを同期させることにより、収納部が照明装置で照らされ、それが液晶パネル板11を介して外部から視認できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 液晶に対する通電・非通電の切替え等による電圧変化により内部が透視可能な第1の状態と、その第1の状態より透視状態を低下させ又は内部を透視不能に遮蔽する第2の状態とに切り替えられる収納開閉扉又は収納壁を有することを特徴とする収納家具。 【請求項2】 内部の収納部と、この収納部を区画するとともに、液晶に対する通電・非通電の切替え等による電圧変化により、内部の収納部が透視可能な第1の状態と、第1の状態より透視状態を低下させ又は内部を透視不能に遮蔽する第2の状態とをとり得る液晶パネルを備えた収納開閉扉又は収納壁と、その液晶パネルに対する電圧をオンオフ等により変化させる切替え手段と、を備えることを特徴とする収納家具。 【請求項3】 前記収納部にはその内部を照らす照明装置が設けられ、前記液晶パネルに対する通電と前記照明装置への通電とが、共通の電源及びスイッチ手段によりなされ、その液晶パネルが内部の収納部を透視可能な第1の状態とされる際には、収納部を照らす照明装置も点灯し、外部からは前記透視状態の液晶パネルを透視して、前記照明装置に照らされた収納部が見えるようにされた請求項1又は2に記載の収納家具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えばシステムキッチン等の厨房家具、あるいは飾り棚等のその他の収納家具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば厨房家具において、システムキッチンの収納部に料理器具や食器その他を収納するのが普通である。その場合、収納部は、開閉扉を開かないと見えないか、あるいは収納扉あるいは収納壁がガラス等の透視材料で構成される場合は、常に外部から収納部が見えることとなる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、常に外部から見えない収納部では、食器等を積極的に見せたい場合にこれを見せることができず、逆に見せたくないような調理器具等はガラス扉等では常に外部に見えて煩雑な印象を与える場合がある。 【0004】この発明の課題は、収納部を積極的に見せたい場合、見せたくない場合等のそれぞれの要求を自由度を持って満足させる収納家具を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段及び作用・効果】この発明は、液晶に対する通電・非通電の切替え等による電圧変化により内部が透視可能な第1の状態と、その第1の状態より透視状態を低下させ又は内部を透視不能に遮蔽する第2の状態とに切り替えられる収納開閉扉又は収納壁を有することを特徴とする。 【0006】さらに、内部の収納部と、この収納部を区画するとともに、液晶に対する通電・非通電の切替え等による電圧変化により、内部の収納部が透視可能な第1の状態と、第1の状態より透視状態を低下させ又は内部を透視不能に遮蔽する第2の状態とをとり得る液晶パネルを備えた収納開閉扉又は収納壁と、その液晶パネルに対する電圧をオンオフ等により変化させる切替え手段と、を備えることを特徴とする。 【0007】さらに、前記収納部にはその内部を照らす照明装置が設けられ、液晶パネルに対する通電と照明装置への通電とが、共通の電源及びスイッチ手段によりなされ、その液晶パネルが内部の収納部を透視可能な第1の状態とされる際には、収納部を照らす照明装置も点灯し、外部からは透視状態の液晶パネルを透視して、照明装置に照らされた収納部が見えるようにすることもできる。 【0008】このように、液晶パネルに対する通電・非通電の切替等による電圧変化により、その液晶パネルを経て内部を積極的に見せたり、あるいは内部が見えない(又は見えにくくする)ようにする状態を、ユーザの希望により自由に設定することができる。そのため、例えば通常は収納部を液晶パネルを介して見えないようにしておき、来客時等には液晶パネルを透視可能状態にして、収納部を積極的に見せることにより、キッチン等の雰囲気作りをすることができる。あるいは、昼間は収納部が見えないようにしておき、夜間に、液晶パネルを透視状態にして内部が見られるようにするとか、ユーザの嗜好に種々対応することができる。 【0009】また、収納部に照明装置を設ける場合、液晶パネルに対する通電と照明装置への通電とが共通の電源及びスイッチ手段によりなされるように構成すれば、液晶パネルが内部の収納部を透視可能な第1の状態とされる時には、照明装置も自動的に点灯し、外部からはその照明装置により照らされた収納部が液晶パネルを介して見ることができ、視覚的効果が一層高まる。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に示す実施例を参照しつつ説明する。図1は、例えば厨房用収納家具、さらに具体的にはシステムキッチンの例えば吊り戸棚等のひとつの構成ユニットに用いられる収納家具を示している。この収納家具は箱体1を備え、箱体1は上板2及び下板4、さらに両側の側板3と後側の背板5とを備え、それらによって箱形に構成される内側に収納部6が形成されている。箱体1の前面開口は、開閉扉7によって覆われ、この開閉扉7は取手8を持って上方へ跳ね上げることにより外側へ突出するように折り畳まれる2枚の扉9を備えている。 【0011】各扉9は、横長長方形の枠10と、この枠10に嵌め込まれた液晶パネル板11(液晶パネルとガラス構造体との合体品)とを備えている。上側の扉9の下端部と下側の扉9の上端部とは図示しない蝶番によって伸長・折り畳み可能に連結され、下側の扉9の下端部両側は箱体1に形成された図示しないレールに案内されて昇降する。図5に示すように、枠10は上下の枠材10aと、左右の枠材10bとが枠状に組み立てられたもので、各枠材10a、10bの両端部は、例えば45°等の斜辺を持った端部とされ、これらの斜辺同士が突き合わされるとともに、それら突合せ部に跨る金具12によって、各枠材10a、10bが固定される。また、液晶パネル板11はこれら枠材10a、10bの組み付けに併せて、それら枠材10a、10bに嵌め込まれた状態で固定される。 【0012】図6に示すように、枠材10a(10b)は、内側部(内縁部)に液晶パネル板11を嵌め込む嵌込部14を備え、ここに液晶パネル板11の外周部が断面コの字形の外周パッキン15及び最終的な位置固定のためにストッパとして差し込まれる(押し込まれる)ストッパパッキン16により枠材10a(10b)の嵌込部14に装着される。外周パッキン15は液晶パネル板11の外周に嵌め込まれる例えば硬質樹脂のパッキンである。液晶パネル板11は液晶パネル11bを両側からガラス板11a(透視性構造板)で挟んだ合わせガラス構造をなし、この液晶パネル11bを挟んだサンドイッチ構造の合わせガラスが外周部において上述の外周パッキン15で固定される。この外周パッキン15は例えば塩化ビニル等のやや弾性のある硬質の樹脂が推奨される。 【0013】合わせガラスを構成するガラス板11a、11aは無色のものでも有色のものでもよい。また、液晶パネル11bは公知の液晶パネルである。さらに、ストッパパッキン16は、先頭部において外周パッキン15から遠ざかるような斜面を備える誘導部16aと、合わせガラス11aの一方の面に接触もしくはごく近接するとともに、このストッパパッキン16の押込量を規定する立上り部16bと、誘導部16aと立上り部16bとの中間に位置するストッパ段部16cとを備え、このパッキン16が規定位置まで押し込まれた状態での脱落防止は、ストッパ段部16cが嵌め込み部14に形成された当接面14aに当接することによって果たされる。 【0014】図7に示すように、扉11の枠10の裏面にはコード導入部を形成するコードブッシュ13の孔部を経て、液晶パネルに通電する配線17がコードスリーブ17aに覆われて取り回されている。この配線17は液晶パネル板11(液晶パネル11b)の電極部に接続される。なお、この配線17(コード)は、扉9の裏側で所定のたるみをもって配置されているため、扉9(枠10)の前面からはほとんど見えず、また、扉9の回転にも支障がないようになっている。 【0015】このコード17を経て液晶パネル板11に通電するわけであるが、その通電のオンオフのためのスイッチが所定の位置に設けられ、例えば図1のスイッチ33のようにオンとオフのスイッチが1個ずつ(又は1回押す毎にオンオフが切り替わるもの等)、例えば扉10に近い側壁面等に設けられる。 【0016】図1の収納家具において、図4(a)に示すように、2枚の連結状態の扉9の内側の空間である収納部6には可動式の棚板18がセットされ、この可動式の棚板18が高さ調整部18aの範囲で高さが変えられるようになっている。また収納家具の背板5には適数の蛍光灯等の光源からなる照明装置19がセットされ、これらの照明装置19は、透光性のあるアクリル樹脂等の照明カバー20で覆われ、正面から照明装置19が目隠しをされている。なお、直接照明を避けるという意味では、透光性のない遮光板等を照明装置19の前に設けてもよい。 【0017】図2は、平面的な横断面でありこの例では、1段当たり長い1本の蛍光灯(又は分割された2本の蛍光灯)が照明装置19として背板5に設置され、その前を照明カバー20が覆っている。この例では箱体の中央に設置された仕切板21を備え、その両側に収納部6を備える。ただし、扉9はそれら両側の収納部6に共通なものである。図3は、正面から見た照明装置の配置図であり、例えば片側に3本ずつ都合6本の蛍光灯が照明装置19として設置される。そして、図4(b)に示すように、これらの照明装置19と前述の液晶パネル板11とは共通の電源22から共通のスイッチ33を介して通電されるようになっており、スイッチ33がオフの状態では液晶パネル板11が非透視状態で、照明装置19も消灯しているが、スイッチ33がオンされると、液晶パネル板11は透過状態となり、また照明装置19も点灯する。 【0018】図8(a)は、スイッチがオフの状態を、(b)はスイッチがオンされた状態を示し、オフ状態では照明装置は消灯状態で、かつ液晶パネル板11も非通電による液晶の各セルの向きによって光が透過できない状態となる。ところが、スイッチオンの状態ではその液晶を構成する各セルの向きが通電によって変わり、この結果、液晶パネル板11を光が通過可能な状態(透視可能な状態)となり、かつ照明装置も点灯して、内部の収納部にある食器等を外部から鮮やかに見ることができ、従来のシステムキッチンの収納にない斬新な視覚効果を発揮する。また、この例では、液晶パネルの通電と照明装置への通電が共通の電源、共通のスイッチにより行われるため、操作が簡単で使いやすく、また液晶パネルが非透過状態の時は必ず照明装置は消灯状態となるため、無駄な電力を消費することもない。 【0019】図9〜図11は別の実施例で、これは引出式の収納家具にこの発明を適用したものである。この例では、2個の引出23、24を備え、それら引出23、24の前板25、26に対して図1に示した扉9の液晶パネル板11及びその枠10の構造が適用されている。ここで、引出の前板25、26は収納部を開閉する扉の一種であり、各引出23、24の引出収納部27、28は内部の収納部に該当する。なお、枠10や液晶パネル板11等の構造は先の実施例と同様であるので詳しい説明は省略する。 【0020】また、この引出式の収納家具の内部には蛍光灯(ランプ)等の照明装置19が設置され、この例では、収納家具の横方向に設けられた横桟70に照明装置19が設けられている。なお、引出の前板25(26)の上側に隣接する部分は垂直方向の固定壁30とされ、例えばこの内側にシンク等を収容することができる。また、前板24、25の液晶パネル板11に通電するためのコード31が、引出の引出ストロークに対応する十分なたるみをもって配線されている。32は配電のコントロールボックス、34は分岐ヘッダーである。 【0021】このような引出式の収納家具の前板に液晶パネルを適用して、通電による透視状態、及び非通電による遮蔽状態とを切り替え、またこれに合わせて照明の点灯及び消灯を同期させることができる。この点については図8に示した作動と実質的に同様であるので詳しい説明は省略する。 【0022】図12はこのような収納家具の配置形態の具体例を示すもので、設置式のキッチンユニット40に適用することもできるし、吊り棚式のユニット41に適用することもできる。また、図13に示すように、いわゆる水屋と称されるキッチンに置かれる食器棚43の前面ガラス部分に液晶パネル11を適用してもよいし、必ずしもキッチンの厨房家具に限らず、一般の家具の扉部分に本発明を適用することもできる。また、以上の説明では通電のオンオフで液晶パネル板を透過状態・遮蔽状態の2通りに切り替える場合を説明したが、例えば電圧等の調整により液晶パネル板の透過状態を最大・中間・最小(遮蔽)といったように切り替えることもできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592017286 【氏名又は名称】トーヨーキッチンアンドリビング株式会社 【住所又は居所】岐阜県関市下有知6315番地の1
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| 【出願日】 |
平成13年9月19日(2001.9.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095751 【弁理士】 【氏名又は名称】菅原 正倫
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| 【公開番号】 |
特開2003−88435(P2003−88435A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月25日(2003.3.25) |
| 【出願番号】 |
特願2001−285621(P2001−285621) |
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