トップ :: A 生活必需品 :: A46 ブラシ製品




【発明の名称】 組み合わせて構成する手動ブラシの仕組み
【発明者】 【氏名】井川 喜市
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区釣鐘町2−1−2 谷ビル303 オーディンデザイン株式会社内

【要約】 【課題】部位1の材質や製法による制約を受ける事なく分離製作した複数個の部位1と部位2から、それぞれを自由に選択し組み合わせて結合し使用する、組み合わせ式手動ブラシの仕組みを提供し、且つ、開発時の高額な初期投資費用(金型制作費など)の削減を計る。

【解決手段】個別に制作された異なる機能を有する複数個の部位1A,1B,1C……のそれぞれの結合部に凹横穴を設け、それに呼応嵌合する形で、デザインが異なる複数個の部位2A,2B,2C……のそれぞれの結合部に、大きさと形状を統一した凸を設け、自由に選択した部位1A,1B,1C……と部位2A,2B,2C……のそれぞれの結合及び分離が簡単確実に行える構造を形成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 手動ブラシの機能を有する部位1と、それ以外の部位2を分離製作し、それぞれ個別に分離製作された部位1と部位2は、異なる機能を有する複数個の部位1A,1B,1C……とデザインが異なる複数個の部位2A,2B,2C……で構成され、これら複数個の部位1と部位2から自由に選択した部位1と部位2を組み合わせて結合し使用する仕組み(図1)。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】 部位1と部位2で構成される歯ブラシ、ボディブラシ、キッチンブラシ、服ブラシ等々、生活道具としての手動ブラシに関するものである。但し、部位1とはブラッシングやそれに準ずる機能を有する植毛等の処理を施した部位1アと、そのベースとなる部位1イが複合された状態の部位を云い、部位2とは部位1以外、又はそれに準ずる部位を云う(図2)。以後はこれらを部位1と部位2と表現する。
【0002】
【従来の技術】 (図2)で示す従来の手動ブラシの多くは、部位1と部位2が一体で形成されており、従って部位2のデザインは、部位1の材質と製法に於いて制作可能な範疇のデザインにならざるを得ず、よって、この様な制約下に於いて製作された従来の手動ブラシのデザインはどれも大同小異であり、複数個の部位1と複数個の部位2からそれぞれ1個を自由に選択し組み合わせて構成出来る仕組みにはなっていない。
【0003】 従来の手動ブラシの一部には(図3)で示す様に部位1と部位2が分離結合出来る差し込み式構造のものD,Eや、機能を有する植毛等の処理を施した部位1アがそのベース部位1イへのはめ込み式で、植毛等の処理を施した部位1アのみが交換可能な構造のものF(外国製)などが存在する。しかし、これらは複数の部位1と部位2から自由に選択した部位1と部位2を組み合わせて使用する仕組みの提供を目的としたものではなく、あくまでも消耗した部位1の交換を目的とするもであり、又(図3)G,H,Iの様に、コンパクト化(携帯用)を目的としたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 部位1の材質や製法による制約を受ける事なく分離製作した複数個の部位1A,1B,1C……と複数個の部位2A,2B,2C……が、それぞれ自由に組み合わせられる仕組みを提供する事で、顧客の選択肢を広げると共に、組み合わせて構成する手動ブラシの市場を新たに開拓する。且つ、開発時の高額な初期投資費用(金型制作費など)の削減を計る。
【0005】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、異なる機能を有する複数個の部位1A,1B,1C……と、デザインが異なる複数個の部位2A,2B,2C……をそれぞれ自由に組み合わせて構成できるアイテム数は、部位1のアイテム数n(1A,1B,1C……)と部位2のアイテム数m(2A,2B,2C……)との積(n×m)となり、複数個の部位1と部位2から自由に選択し組み合わせて構成する手動ブラシの仕組みは、数多くの異なる仕様の商品を効率よく市場に投入する事を可能にする(図1)。
【0006】 この場合、部位2は部位1と個別に製作する為、材質や製法が部位1と同じである必要はなく、金型を必要としない材質や製作方法を採択する事も可能となり、従って開発時の高額な初期投資費用(金型制作費など)の削減を計る事が容易となる。
【0007】
【発明の実施の形態】 (図1)で示す実施例では、手動ブラシの部位1と部位2を個別に製作しており、その構造は(図4,図5)、先ず部位1後方1gより部位1先端1hに向けて穴1aを開け、この穴に交叉する形で上面より垂直に穴1bを、そして下面から同じく垂直に穴1cと1dを設け、部位2の先端2aを奥まで挿入する為の横穴1fを確保している。又挿入する部位2の抜け止め用凸1eを横穴1fの内面の一部に設け、これに呼応嵌合する形で部位2の先端2aの一部に凹2bを設けている。
【0008】 部位1と部位2の結合は、部位1に設けられた横穴1aに、部位2を押し込む様に挿入する(図6)。この時、部位2aの最先端2cは部位1の横穴1fの内面に設けた凸1eを外側に押しながら進行し(図7)、部位2の先端2aが最後まで挿入しきった時、部位1の凸1eが復元し、部位2先端2aに設けられた凹2bと部位1fの内壁に設けられたの凸1eが嵌合し、しっかりと結合される(図8)。
【0009】 部位1と部位2との分離は、部位1を部位2から引き抜く方向に強く牽引する事で、部位1の凸1eが部位2の最先端2cによって外側に押しやられ、部位1の凸1eと部位2の凹2bとの嵌合は解除の状態となる。この状態でさらに部位2を牽引すれば、部位1と部位2は完全に分離する。
【0010】 尚、前述の凹と凸が逆の構造のものやネジ状の構造のものも、部位1と部位2が個別に分離製作され、それらを自由に組み合わせて結合し、使用する基本的仕組みは本発明と同様である。よって本発明の請求の範囲とする。
【0011】
【発明の効果】 本発明の効果は(1)部位2をデザインする場合、部位1の材質と製法に制約される事なく、(2)機能の異なる複数の部位1と、デザインが異なる複数の部位2から、それぞれを自由に選択し組み合わせて結合し、使用出来る仕組みが、新たな手動ブラシの市場を開拓し、(3)開発時の高額な初期投資費用(金型制作費用など)の削減を計る事が容易となる。(4)又、ブラッシング機能が低下した場合の廃棄は、コンパクトな部位1のみでよく、これは環境への負荷軽減と経済性にも貢献する。
【出願人】 【識別番号】502030721
【氏名又は名称】オーディンデザイン株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区釣鐘町2―1―2 谷ビル303
【出願日】 平成14年4月13日(2002.4.13)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−304934(P2003−304934A)
【公開日】 平成15年10月28日(2003.10.28)
【出願番号】 特願2002−146948(P2002−146948)