| 【発明の名称】 |
歯ブラシおよび歯ブラシ収納ケース |
| 【発明者】 |
【氏名】清水 和恵
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】石油を原料とした合成高分子脂肪族系生分解性樹脂エンポールで歯ブラシの柄部および植毛を構成したことを特徴とする歯ブラシ。 【請求項2】石油を原料とした合成高分子脂肪族系生分解性樹脂エンポールで歯ブラシの植毛部と取手部からなる柄部を構成したことを特徴とする歯ブラシ。 【請求項3】デンプンを原料としたポリ乳酸系生分解性樹脂ラクティと石油を原料とした合成高分子脂肪族系生分解性樹脂エンポールの混合樹脂で歯ブラシの柄部および植毛を構成したことを特徴とする歯ブラシ。 【請求項4】請求項1,2または3記載の歯ブラシを収納するケースを石油を原料とした合成高分子脂肪族系生分解性樹脂エンポールを採用したことを特徴とする歯ブラシ収納ケース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は合成高分子脂肪族系生分解性樹脂またはこれらの樹脂とポリ乳酸系生分解性樹脂の混合樹脂を用いた植毛部と取手部の柄部一体型の歯ブラシ、または歯ブラシの柄部が植毛部と取手部からなり、植毛部が取替え可能な分割型の歯ブラシおよび歯ブラシ収納ケースからなる環境にやさしい歯ブラシおよび歯ブラシ収納ケースに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の歯ブラシは、一般家庭用、ホテル用を問わず柄部と植毛の素材は石油化学樹脂を原料としているため、廃棄処理する際の焼却燃料カロリーが高く、地球温暖化や環境汚染の一因になっている。また、現在、日本の歯ブラシの年間総生産量は一般家庭用だけでも推定4億〜4億5000万本であり、毎年この量がゴミとして廃棄され焼却または埋め立て処分されている。この埋めた歯ブラシは分解されることなく半永久的にそのまま土中に残るというのが現状である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとする課題は、従来の歯ブラシの柄部、植毛および歯ブラシ収納ケースの素材に石油化学樹脂を使用するかわりに、生分解性樹脂を使用することにより、従来の歯ブラシや歯ブラシ収納ケースの素材として使用している石油化学樹脂を焼却する際の燃焼カロリーの半分以下で済み、有害ガスが発生せず、焼却炉の損傷の弊害等を減少させ、土中に埋めれば分解し、環境汚染やゴミ対策を考慮した歯ブラシおよび歯ブラシ収納ケースを提供するものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するため、本発明の歯ブラシおよび歯ブラシ収納ケースの素材として、(1)石油を原料とした合成高分子脂肪族系生分解性樹脂エンポール、または(2)デンプンを原料としたポリ乳酸系生分解性樹脂ラクティと石油を原料とした合成高分子脂肪族系生分解性樹脂エンポールの混合樹脂を採用したことである。本発明の歯ブラシおよび歯ブラシ収納ケースに上記のエンポール、または歯ブラシにエンポールとラクティの混合樹脂を採用することにより、従来の石油化学樹脂を素材に採用した歯ブラシおよび歯ブラシ収納ケースを廃棄処理する際に発生する焼却炉の損傷を防ぎ、土中に埋めれば分解するので、環境汚染の発生も完全に防止することができる。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。 【0006】 【実施例1】本発明の請求項1の歯ブラシは、歯ブラシの植毛部と取手部が一体型の柄部のすべての素材を石油を原料とした合成高分子脂肪族系生分解性樹脂エンポールを採用したものである。この生分解性樹脂エンポールは、韓国のイレケミカル会社(IRe Chemical Ltd.)製の商品名エンポール(登録商標Enpol)である。エンポールの主な物性は、比重 1,22溶融温度 120℃引張り強さ 4,0kg/mm2伸び 200%であり、歯ブラシの素材として耐熱性と剛性に優れたアメリカ食品衛生局(FDA)の認可品である。また、土中に埋めた場合、微生物等の作用により分解する生分解性樹脂である。 【0007】 【実施例2】本発明の請求項2の歯ブラシは、歯ブラシの植毛部と取手部が公知の嵌合により結合される分割型柄部の歯ブラシのすべての素材に実施例1の生分解性樹脂エンポールを採用したものである。 【0008】 【実施例3】本発明の請求項3の歯ブラシは、歯ブラシの植毛部と取手部が一体型の柄部のすべての素材をデンプンを原料としたポリ乳酸系生分解性樹脂ラクティと実施例1の生分解性樹脂エンポールの混合樹脂を採用したものである。上記の生分解性樹脂ラクティは、トウモロコシ等のデンプンを材料にして作り、使い終わった後は、バクテリアによって分解される乳酸系生分解性樹脂であり、(株)島津製作所の商品名ラクティである。ラクティの主な物性は、比重 1,25吸水率 0,24%ビカット軟化点 60,6℃引張り強さ 6,53kg/mm2燃焼カロリー 4580Cal/gラクティとエンポールの混合比(容積) ラクティ 90〜92%エンポール 8〜10%であり、歯ブラシの素材としてラクティとエンポールの混合樹脂を採用することにより、耐熱性と強度に優れたものとなる。 【0009】 【実施例4】本発明の請求項4の歯ブラシ収納ケースは、歯ブラシを収納できる公知の蓋付きコップケースであり、その素材に実施例1の生分解性樹脂エンポールを採用したものである。公知の蓋付きコップケースは歯を磨くときは、コップケースの蓋を開け歯ブラシを取り出し、コップとして使用し、歯磨きを終了すると、再び、これらのケースとして使用することのできる便利な歯ブラシ収納ケースである。 【0010】 【発明の効果】本発明の歯ブラシおよび歯ブラシ収納ケースのすべての素材に石油を原料とした合成高分子脂肪族系生分解性樹脂エンポールまたは、デンプンを原料としたポリ乳酸系生分解性樹脂ラクティとエンポールの混合樹脂を採用したことにより、次のような優れた効果をもたらすものである。 1.歯ブラシおよび歯ブラシ収納ケースを焼却処分する場合、焼却カロリーを半分以下にすることができ、有害ガスの発生を防止し、焼却炉の破損を減少する。 2.歯ブラシおよび歯ブラシ収納ケースを土中に埋めた場合、生分解性を促進すると共に、微生物等の作用により、最終的には、二酸化炭素と水に分解するので環境汚染を防止できる。 3.歯ブラシの柄部が植毛部と取手部からなる分割型の歯ブラシは、劣化した植毛部を自由に取り替え使用し、取手部は何度でも使用できるので、ゴミの減量化と経済性に優れている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596004749 【氏名又は名称】ファイン株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年9月18日(2001.9.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065743 【弁理士】 【氏名又は名称】小林 正
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| 【公開番号】 |
特開2003−88422(P2003−88422A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月25日(2003.3.25) |
| 【出願番号】 |
特願2001−325645(P2001−325645) |
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