| 【発明の名称】 |
染毛用具 |
| 【発明者】 |
【氏名】中曽根 弓夫 【住所又は居所】東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会社研究所内
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| 【要約】 |
【課題】部分染めあるいは部分脱色を手軽に行えるようにする染毛用具を提供する。
【解決手段】染毛用具1が、染毛又は脱色用液剤が充填された小型容器10、該小型容器10を着脱自在に装着するピンセット状挟持具2、該ピンセット状挟持具2の先端部に設けられた剤保持部20、及び該剤保持部20に前記小型容器10から染毛又は脱色用液剤を送液する導管30からなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 染毛又は脱色用液剤が充填された小型容器、該小型容器を着脱自在に装着するピンセット状挟持具、該ピンセット状挟持具の先端部に設けられた剤保持部、及び該剤保持部に前記小型容器から染毛又は脱色用液剤を送液する導管を備えた染毛用具。 【請求項2】 剤保持部の毛髪の挟持面が波形に形成されている請求項1記載の染毛用具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪の部分染めあるいは部分脱色に適した染毛用具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、酸化染料を含有する第1剤と、過酸化水素等の酸化剤を含有する第2剤とを併用する二剤形式の染毛剤は、それぞれの剤がペースト状の液剤であればチューブ容器等の可撓性容器に、またそれぞれの剤が流動性のよい液剤であれば汎用のプラスチック容器等に別個に収容されている。使用時には、ペースト状の液剤の場合、第1剤と第2剤とを容器から混練用トレイに吐出し、混合後、櫛で毛髪に塗布するか、あるいは第1剤と第2剤を専用のブラシに吐出し、そのブラシで毛髪を梳くことにより第1剤と第2剤の混合と塗布を同時に行うという方法で使用されている。また、流動性のよい液剤の場合、第2剤を第1剤の容器内へ移し、混合後、櫛で毛髪に塗布するという方法で使用されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の染毛方法では部分染めを手軽に行うことができない。一方、白髪が黒髪中に1本又は数本単位で存在すると、非常に目立つ場合がある。そのため、1本又は数本単位の白髪を手軽に染毛できるようにすることが望まれている。 【0004】また、近年、頭髪の一部のみを脱色あるいは染毛しておしゃれを楽しむことがなされており、この場合にも、部分脱色あるいは部分染めを手軽に行えるようにすることが望まれている。 【0005】そこで、本発明は、部分染めあるいは部分脱色に適した染毛用具を提供し、毛髪1本又は数本単位のポイント的な部分染めあるいは部分脱色を手軽に行えるようにすることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的に対し、本発明は、染毛又は脱色用液剤が充填された小型容器、該小型容器を着脱自在に装着するピンセット状挟持具、該ピンセット状挟持具の先端部に設けられた剤保持部、及び該剤保持部に前記小型容器から染毛又は脱色用液剤を送液する導管を備えた染毛用具を提供する。 【0007】本発明の染毛用具によれば、染毛又は脱色用液剤が充填された小型容器から染毛又は脱色用液剤を剤保持部に含浸させ、剤保持部で毛髪を挟み、あるいは毛髪を挟みつつ毛髪上を滑らすことにより極めて簡便に、手を汚すことなく、部分染めあるいは部分脱色をすることができる。また、染毛又は脱色用液剤は、小型容器から必要量ずつ剤保持部に含浸させればよいので、染毛剤の無駄な消費を防止することができる。 【0008】さらに、染毛又は脱色用液剤が充填された小型容器はピンセット状挟持具に着脱自在に装着できるので、染毛又は脱色用液剤のカートリッジとして使用できる。したがって、一旦染毛又は脱色に使用した後、小型容器をキャップ等で密封して保管することにより、再度使用することが可能となる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。 【0010】図1は、本発明の一態様の染毛用具1の斜視図(a)及び側面図(b)である。この染毛用具1は、一端が連結された一対のアーム部3からなるピンセット状挟持具2を用いる。ここで、ピンセット状挟持具2としては、アーム部3の連結されていない端部を細幅に形成することが好ましい。これにより毛髪の一本一本を挟む、掴む、毛髪の根元をかき分ける等の作業が容易となる。 【0011】一対のアーム部3の外側面には、それぞれ小型容器10の側面を支持する第1の支持部材4と小型容器10の口部を支持する第2の支持部材5が形成されており、ここに、染毛又は脱色用液剤が充填された小型容器10が着脱自在に装着される。 【0012】一対のアーム部3の先端部の内側面には剤保持部20が取り付けられている。剤保持部20の形成材料としては、染毛用又は脱色用液剤を含浸させ、保持することのできるフェルト、不織布、連続気泡型スポンジ等を使用することができる。これらの目付、空孔率等は当該染毛用又は脱色用液剤の粘度等に応じて適宜選択する。また、剤保持部20で挟んだ毛髪を外れにくくするため、剤保持部20の形成材料としては、指で軽く毛髪を挟むことにより変形する弾性材料が好ましい。 【0013】さらに、導管30の一端から供給された染毛用又は脱色用液剤が、剤保持部20の毛髪の挟持面21には滲出するが、他面には滲出が防止されるようにすることが好ましい。このためには、例えば、剤保持部20の周面22に樹脂コーティングを施し、周面22が非通液性となるようにする。 【0014】剤保持部20には細径筒状の導管30の一端が差し込まれ、その導管30の他端には小型容器10の口部11が挿入されている。 【0015】この小型容器10には、ペースト状から高い流動性の剤まで種々の粘度の液剤が充填される。小型容器10としては、該小型容器10の側面を押圧することにより染毛又は脱色用液剤を口部11から吐出させることのできる可撓性のチューブ状又はボトル状の容器を用いることが好ましい。また、小型容器10としては、例えば図2に示すように、口部11を覆い、内部を密閉することのできるキャップ12を備えたものが好ましい。 【0016】小型容器10の口部11を形成する先端部13は、導管30の一端に容易にかつ確実に挿入できるようにするため、容器本体から突出させ、先細になるようにテーパーをつけることが好ましい。 【0017】一方、導管30は、例えば図3に示すように、一端31を、小型容器10の先端部13の径に応じて大径にし、他端32を剤保持部20に容易に差し込めるように針状としたものが好ましい。これにより図4に示すように、キャップ12を外した小型容器10の先端部13を導管30の一端31に挿着することが可能となる。導管30の一端31の径としては、小型容器10をアーム部3に装着する際に、キャップ12を外した状態で小型容器10を倒立させても剤が表面張力等によって漏れ出ないように、0.3〜1mmとすることが好ましい。 【0018】また、小型容器10の先端部13の外表面と、この先端部13が挿入される導管30の一端31の内壁には、ブラスト処理を施し、これらの擦り合わせ性を向上させることが好ましい。 【0019】この染毛用具1の使用方法としては、まず、小型容器10をピンセット状挟持具2の一対のアーム部3のそれぞれに装着し、各小型容器10の先端部13を導管30の一端31に装着する。ここで、二剤形式の染毛剤により染毛する場合、一方の小型容器10は染毛剤の第1剤を充填したものとし、もう一方の小型容器10は染毛剤の第2剤を充填したものとする。一剤形式の染毛剤により染毛する場合、一対のアーム部3に装着する2つ小型容器10はいずれもその一剤形式の染毛剤を充填したものとする。あるいは、一方のアーム部3だけに小型容器10を装着してもよい。また、毛髪を脱色する場合、小型容器10は、ブリーチメッシュ、ヘアブリーチ等の脱色剤を充填したものとする。 【0020】次に、剤保持部20で毛髪を挟み、小型容器10の側面を押圧し、剤保持部20に染毛剤又は脱色剤を含浸させる。あるいは、小型容器10の側面を押圧し、剤保持部20に染毛剤又は脱色剤を含浸させた後に剤保持部20で毛髪を挟んでもよい。また、剤保持部20で毛髪を挟んだまま、剤保持部20を滑らせる。これにより、手を汚すことなく容易に部分染めあるいは部分脱色をすることができる。 【0021】染毛中あるいは脱色中の剤保持部20への染毛剤又は脱色剤の供給は、随時、小型容器10の側面を押圧し、適量の染毛剤又は脱色剤を剤保持部20に送液することにより行う。 【0022】染毛後あるいは脱色後は、アーム部3から小型容器10を外し、小型容器10にキャップ12を被せて密封し、染毛剤又は脱色剤を保管する。これにより、小型容器10内に残存している染毛剤又は脱色剤を無駄にすることなく、再度使用することができる。また、染毛後あるいは脱色後には、必要に応じて剤保持部20や導管30を洗浄する。 【0023】本発明の染毛用具は、この他種々の態様をとることができる。例えば、図5に示すように、剤保持部20には、毛髪を滑らす方向に凸条あるいは溝が形成されるように、毛髪の挟持面21を波形とする。これにより、剤保持部20での毛髪の挟持が容易となり、染毛や脱色をより効率よく行うことができる。また、一度挟んだ毛髪が外れないようにするため、一対の剤保持部20の挟持面21の片方のみを上述のような波形に形成してもよい。 【0024】ピンセット状挟持具2の先端部には、剤保持部20を着脱自在に装着できるようにするツメ等の掛止部を設けもよい。これにより、剤保持部20の洗浄や交換が容易となる。 【0025】 【発明の効果】本発明の染毛用具によれば、部分染めあるいは部分脱色を手を汚すことなく、剤を不要に消費することなく、手軽にできるようになり、特に、毛髪1本又は数本単位のポイント的な部分染めあるいは部分脱色も容易となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000918 【氏名又は名称】花王株式会社 【住所又は居所】東京都中央区日本橋茅場町1丁目14番10号
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| 【出願日】 |
平成14年4月19日(2002.4.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095588 【弁理士】 【氏名又は名称】田治米 登 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−310337(P2003−310337A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月5日(2003.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−117127(P2002−117127) |
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