| 【発明の名称】 |
縮毛矯正用具と縮毛矯正方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】真野 昭義 【住所又は居所】名古屋市北区金城三丁目10番18号 株式会社ダリヤ内
【氏名】生川 修次 【住所又は居所】名古屋市北区天道町三丁目25番地 株式会社ダリヤ内
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| 【要約】 |
【課題】頭髪に縮毛のある人が自分で縮毛矯正を行い易くする。
【解決手段】二本の柄3、4をピンセット型にし、片側の柄3にパーマ剤付着用ブラシ5とブロー用ブラシ6を背中合わせに設け、他の柄4に髪押え部7と髪掬い部8を設け、パーマ剤付着用ブラシ5は、台座面の両側に髪梳き用歯12を櫛状に配列し、両側の髪梳き用歯12を先広にし、台座面の両側の髪梳き用歯12内側にパーマ剤保持用歯を配置し、ブロー用ブラシ6と髪押え部7は頭髪の毛髪群を挟む構成にし、ブロー用ブラシ6は、毛23を植え、毛23の先を密集し、髪押え部7は、これを横断する方向に貫通する多数の毛髪案内溝24を並列し、髪掬い部8は、ブロー用ブラシ6先端位置から突出し、先端を丸めた先細形状にし、掬った頭髪の毛髪群が乗る内面を髪押え部の毛髪案内溝付き内面に接続した縮毛矯正用具。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 片手で握る二本の柄を、それらの基端で回転可能に連結したピンセット型に形成し、片側の柄の先端に、パーマ剤付着用ブラシとブロー用ブラシを外向きと内向きの背中合わせに設け、他の柄の先端に、ブロー用ブラシと向い合う髪押え部を設け、髪押え部の先端に、ブロー用ブラシの先端位置から突き出る髪掬い部を設けており、パーマ剤付着用ブラシは、台座面の両側辺部にそれぞれ多数の髪梳き用歯を櫛形状に配列し、両側の髪梳き用歯を、それらの先端間が基端間より広い先広状態に配置し、台座面の両側の髪梳き用歯の内側位置に、髪梳き用歯より短いパーマ剤保持用歯を配置し、パーマ剤保持用歯が突出した台座面にパーマ剤を付着して保持する構成にしており、ブロー用ブラシと髪押え部は、それらの間に頭髪の毛髪群を挟む構成にし、ブロー用ブラシは、髪押え部と対面する内面の台座面に多数の毛を植えて植毛ブラシにし、植毛の毛先を密集し、髪押え部は、ブロー用ブラシと対面する内面に、これを横断する方向に貫通する多数の毛髪案内溝を並列して設け、髪掬い部は、先端を丸めた先細形状にし、掬った頭髪の毛髪群が乗る内面を髪押え部の毛髪案内溝付き内面に接続しており、髪掬い部と髪押え部を頭髪内に頭髪の毛髪と交差する方向から挿入すると、頭髪の一部が髪掬い部で掬われて髪掬い部の内面上から髪押え部の内面上に乗り、頭髪の毛髪群が髪押え部を横断する方向に配列され、両側の柄を強く握ると、髪押え部の毛髪案内溝付き内面上の毛髪群がブロー用ブラシの密集した毛先との間に挟まれ、髪押え部とブロー用ブラシを、毛髪群を挟んだ状態を維持して毛髪群の毛先側に移動させると、毛髪群が緊張して真っ直ぐに伸ばされる構成にしたことを特徴とする縮毛矯正用具。 【請求項2】 髪押え部は、隣接する毛髪案内溝の間に尾根があり、多数の並列した尾根は、それぞれ、断面形状が三角形であって、髪掬い部側の斜面がその反対側の斜面より緩く、髪掬い部で掬われて髪押え部の毛髪案内溝付き内面上に乗る毛髪群が広く展開する構成にしたことを特徴とする請求項1に記載の縮毛矯正用具。 【請求項3】 ブロー用ブラシは、密集した毛先が不揃いであり、毛先で押え付ける毛髪が多くなる構成にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の縮毛矯正用具。 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の縮毛矯正用具を使用する第1パーマ剤付着工程と毛髪緊張加熱工程とを有する縮毛矯正方法であって、第1パーマ剤付着工程においては、縮毛矯正用具のパーマ剤付着用ブラシは、パーマ剤保持用歯付き台座面に第1パーマ剤を付着して保持し、両側の髪梳き用歯の先端を頭皮に接触し、髪梳き用歯をその歯列と交差する方向に頭皮に沿って移動し、先端が先行する傾斜状態で移動する髪梳き用歯で頭髪を梳き上げ、その頭髪に台座面の第1パーマ剤を塗布し、第1パーマ剤が塗布された頭髪を髪梳き用歯で解いて、頭髪に第1パーマ剤を馴染ませる、毛髪緊張加熱工程においては、縮毛矯正用具の両側の柄を片手で握り、髪掬い部と髪押え部を頭髪内に頭髪の毛髪と交差する方向から挿入し、頭髪の一部を髪掬い部で掬って髪掬い部の内面上から髪押え部の内面上に乗せ、頭髪の毛髪群を髪押え部を横断する方向に配列し、その状態で両側の柄を強く握り、髪押え部の毛髪案内溝付き内面上の毛髪群をブロー用ブラシの密集した毛先との間に挟み、髪押え部とブロー用ブラシを、毛髪群を挟んだ状態を維持して毛髪群の毛先側に移動させ、毛髪群を緊張して真っ直ぐに伸ばし、他の片手にドライヤを持ち、ドライヤで熱風を、真っ直ぐに伸ばされた毛髪群に吹き付け、毛髪群を、真っ直ぐに伸ばされた緊張状態で加熱して乾燥し、その後、頭髪の他の一部を、同様に、片手に持った縮毛矯正用具の髪掬い部で掬って髪押え部上に乗せ、髪押え部上の毛髪群をブロー用ブラシとの間に挟み、ブロー用ブラシと髪押え部を毛髪群の毛先側に移動させ、毛髪群を緊張して真っ直ぐに伸ばし、他の片手に持ったドライヤで熱風を、真っ直ぐに伸ばされた毛髪群に吹き付ける、ことを特徴とする縮毛矯正方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、頭髪の縮毛を真っ直ぐに矯正する縮毛矯正に用いる器具と方法に関する。 【0002】 【従来の技術】縮毛矯正は、美容室において美容師が行っている。手間の掛る作業である。美容師は、頭髪に第1パーマ剤を植毛ブラシで塗布し、その頭髪を櫛で解いて頭髪に第1パーマ剤を馴染ませる。第1パーマ剤を付着した頭髪は、加温し、すすぎ洗いする。 【0003】その後、第1パーマ剤が浸透した頭髪の一部を片手で掬ってその片手に毛束を掴み、他の片手に、二本の植毛ブラシを柄の端で回転可能に連結したピンセット型のブローブラシを持ち、片手に掴んだ毛束の根元側を、他の片手に持ったブローブラシで挟み、ブローブラシを、毛束を挟んだ状態を維持して毛束の毛先側に移動させ、毛束を掴んだ片手を放す一方、ブローブラシで毛束の毛先側を挟んだ状態で毛束を引っ張り、毛束を緊張して真っ直ぐに伸ばす。次に、毛束を放した片手にドライヤを持ち、ドライヤで熱風を、ブローブラシで真っ直ぐに伸ばされた毛束に吹き付け、毛束を、真っ直ぐに伸ばされた緊張状態で加熱して乾燥する。毛束は、真っ直ぐになる。 【0004】ドライヤを片手から放した後、その片手で頭髪の他の一部を掬って毛束を掴み、再び、同様に、片手に掴んだ毛束を、他の片手に持ったブローブラシで挟み、毛束を掴んだ片手を放す一方、ブローブラシで毛束を引っ張って真っ直ぐに伸ばし、毛束を放した片手にドライヤを持ち、熱風を真直状態の毛束に吹き付ける。 【0005】第1パーマ剤が浸透した頭髪を毛束毎に熱風で加熱して真直状態にした後、頭髪に第2パーマ剤を付着し、その状態で放置し、すすぎ洗いする。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のような縮毛矯正作業においては、頭髪に第1パーマ剤を塗布して馴染ませる植毛ブラシと櫛、及び、頭髪の毛束を挟むブローブラシを個別に用意する必要がある。器具の用意に多くの手間が掛る。 【0007】作業者は、植毛ブラシと櫛を片手に持ち替えて又は両手に持って第1パーマ剤を頭髪に付着するのに、多くの手間が掛る。また、頭髪の毛束毎に、片手で掬った毛束を、他の片手に持ったブローブラシで挟むのに手間が掛り、また、毛束とドライヤを持ち替えるのに手間が掛る。 【0008】更に、片手に掴んだ毛束を、ブローブラシの二本の植毛ブラシで挟んで引っ張ったとき、毛束は、毛髪が集まった塊状態になり易く、広く展開した状態になり難い。毛束の各毛髪を、満遍なく真っ直ぐに伸ばし難く、また、満遍なく加熱し難い。 【0009】頭髪に縮毛のある人が自分で縮毛矯正作業を行うことは、困難である。 【0010】 【課題を解決するための手段】1)片手で握る二本の柄を、それらの基端で回転可能に連結したピンセット型に形成し、片側の柄の先端に、パーマ剤付着用ブラシとブロー用ブラシを外向きと内向きの背中合わせに設け、他の柄の先端に、ブロー用ブラシと向い合う髪押え部を設け、髪押え部の先端に、ブロー用ブラシの先端位置から突き出る髪掬い部を設けており、パーマ剤付着用ブラシは、台座面の両側辺部にそれぞれ多数の髪梳き用歯を櫛形状に配列し、両側の髪梳き用歯を、それらの先端間が基端間より広い先広状態に配置し、台座面の両側の髪梳き用歯の内側位置に、髪梳き用歯より短いパーマ剤保持用歯を配置し、パーマ剤保持用歯が突出した台座面にパーマ剤を付着して保持する構成にしており、ブロー用ブラシと髪押え部は、それらの間に頭髪の毛髪群を挟む構成にし、ブロー用ブラシは、髪押え部と対面する内面の台座面に多数の毛を植えて植毛ブラシにし、植毛の毛先を密集し、髪押え部は、ブロー用ブラシと対面する内面に、これを横断する方向に貫通する多数の毛髪案内溝を並列して設け、髪掬い部は、先端を丸めた先細形状にし、掬った頭髪の毛髪群が乗る内面を髪押え部の毛髪案内溝付き内面に接続しており、髪掬い部と髪押え部を頭髪内に頭髪の毛髪と交差する方向から挿入すると、頭髪の一部が髪掬い部で掬われて髪掬い部の内面上から髪押え部の内面上に乗り、頭髪の毛髪群が髪押え部を横断する方向に配列され、両側の柄を強く握ると、髪押え部の毛髪案内溝付き内面上の毛髪群がブロー用ブラシの密集した毛先との間に挟まれ、髪押え部とブロー用ブラシを、毛髪群を挟んだ状態を維持して毛髪群の毛先側に移動させると、毛髪群が緊張して真っ直ぐに伸ばされる構成にしたことを特徴とする縮毛矯正用具。 【0011】2)上記の縮毛矯正用具において、髪押え部は、隣接する毛髪案内溝の間に尾根があり、多数の並列した尾根は、それぞれ、断面形状が三角形であって、髪掬い部側の斜面がその反対側の斜面より緩く、髪掬い部で掬われて髪押え部の毛髪案内溝付き内面上に乗る毛髪群が広く展開する構成にしたことを特徴とする。 【0012】3)上記の縮毛矯正用具において、ブロー用ブラシは、密集した毛先が不揃いであり、毛先で押え付ける毛髪が多くなる構成にしたことを特徴とする。 【0013】4)上記の縮毛矯正用具を使用する第1パーマ剤付着工程と毛髪緊張加熱工程とを有する縮毛矯正方法であって、第1パーマ剤付着工程においては、縮毛矯正用具のパーマ剤付着用ブラシは、パーマ剤保持用歯付き台座面に第1パーマ剤を付着して保持し、両側の髪梳き用歯の先端を頭皮に接触し、髪梳き用歯をその歯列と交差する方向に頭皮に沿って移動し、先端が先行する傾斜状態で移動する髪梳き用歯で頭髪を梳き上げ、その頭髪に台座面の第1パーマ剤を塗布し、第1パーマ剤が塗布された頭髪を髪梳き用歯で解いて、頭髪に第1パーマ剤を馴染ませる、毛髪緊張加熱工程においては、縮毛矯正用具の両側の柄を片手で握り、髪掬い部と髪押え部を頭髪内に頭髪の毛髪と交差する方向から挿入し、頭髪の一部を髪掬い部で掬って髪掬い部の内面上から髪押え部の内面上に乗せ、頭髪の毛髪群を髪押え部を横断する方向に配列し、その状態で両側の柄を強く握り、髪押え部の毛髪案内溝付き内面上の毛髪群をブロー用ブラシの密集した毛先との間に挟み、髪押え部とブロー用ブラシを、毛髪群を挟んだ状態を維持して毛髪群の毛先側に移動させ、毛髪群を緊張して真っ直ぐに伸ばし、他の片手にドライヤを持ち、ドライヤで熱風を、真っ直ぐに伸ばされた毛髪群に吹き付け、毛髪群を、真っ直ぐに伸ばされた緊張状態で加熱して乾燥し、その後、頭髪の他の一部を、同様に、片手に持った縮毛矯正用具の髪掬い部で掬って髪押え部上に乗せ、髪押え部上の毛髪群をブロー用ブラシとの間に挟み、ブロー用ブラシと髪押え部を毛髪群の毛先側に移動させ、毛髪群を緊張して真っ直ぐに伸ばし、他の片手に持ったドライヤで熱風を、真っ直ぐに伸ばされた毛髪群に吹き付ける、ことを特徴とする。 【0014】 【発明の効果】縮毛矯正用具は、頭髪にパーマ剤を塗布して馴染ませる従来の植毛ブラシと櫛の役割をするパーマ剤付着用ブラシ、及び、頭髪の一部を挟む従来のブローブラシの役割をする髪押え部とブロー用ブラシを備えているので、それらを個別に用意する必要がない。1本で済む。従来における植毛ブラシと櫛及びブローブラシを個別に用意する場合に比較して、製造原価が低く、嵩張らず、用意する手間が少ない。 【0015】パーマ剤付着用ブラシは、パーマ剤を塗布するのにも、馴染ませるのにも使用されるので、パーマ剤を頭髪に付着するのに多くの手間が掛らない。また、両側の柄を片手で握り、頭髪の一部を、髪掬い部で掬って髪押え部上に乗せ、ブロー用ブラシとの間に挟み、緊張して真っ直ぐに伸ばすので、頭髪の一部を真っ直ぐに伸ばすのに多くの手間が掛らない。その上、従来における毛束とドライヤを持ち替える手間が全く掛らない。 【0016】また、頭髪の毛髪群を、髪掬い部で掬って髪押え部の毛髪案内溝付き内面上に乗せ、ブロー用ブラシの密集した毛との間に挟んで引っ張ったとき、その毛髪群は、従来における毛束とは異なり、塊状態になり難く、広く展開した状態になり易い。従って、毛髪群は、各毛髪を、満遍なく真っ直ぐに伸ばし易く、また、満遍なく加熱し易い。 【0017】頭髪に縮毛のある人が自分で縮毛矯正作業を行うことが、容易である。 【0018】 【発明の実施の形態】縮毛矯正用具は、図1と図2に示すように、合成樹脂成形品のブラシ部材1と柄部材2とを、それらの軸部と穴部の嵌め込みによって結合している。二本の柄3、4は、それらの基端で回転可能に連結してピンセット型に形成し、片手で握って開閉する構成にしている。ブラシ部材1のある片側の柄3は、先端に、パーマ剤付着用ブラシ5とブロー用ブラシ6を外向きと内向きの背中合わせに設けている。他の片側の柄4は、先端に、ブロー用ブラシ6と向い合う髪押え部7を設け、髪押え部7の先端に、ブロー用ブラシ6の先端位置から突き出る髪掬い部8を設けている。 【0019】パーマ剤付着用ブラシ5は、成形ブラシであり、図3〜図5に示すように、柄3のほぼ延長方向に長い台座面11の両側辺部に、それぞれ、多数の髪梳き用歯12を櫛形状に配列し、両側の髪梳き用歯12を、それらの先端間が基端間より広い先広状態に配置している。台座面11は、図3と図5に示すように、両側の髪梳き用歯12の内側位置に、台座面11の先端の歯12と基端の歯12の内側位置を除き、それぞれ、パーマ剤保持用歯13を配置している。パーマ剤保持用歯13は、髪梳き用歯12より短い。台座面11の先端の両髪梳き用歯12間と基端の両髪梳き用歯12間には、図3〜図5に示すように、それぞれ、複数のパーマ剤漏れ止め用歯14を配置している。パーマ剤漏れ止め用歯14は、髪梳き用歯12より短く、パーマ剤保持用歯13より長い。両側の髪梳き用歯12と両端のパーマ剤漏れ止め用歯14で囲まれた台座面11、即ち、多数のパーマ剤保持用歯13が突出した台座面11に第1パーマ剤を付着して保持する構成にしている。 【0020】ブロー用ブラシ6と髪押え部7は、図1と図2に示すように、それらの内面が対面し、それらの間に頭髪の毛髪群を挟む構成にしている。 【0021】ブロー用ブラシ6は、植毛ブラシであり、髪押え部7と対面する内面、即ち、柄3のほぼ延長方向に長い台座面21に、図6に示すように、多数の植毛用穴22を千鳥状に配置し、各植毛用穴22に、それぞれ、図5に示すように、獣の毛又は合成樹脂の毛23を束ねた毛束を植えている。植毛23は、台座面21を横断する方向から見ると、毛23が隙間なく配列し、毛23の先が密集している。毛先で押え付ける毛髪が多くなる構成にしている。また、密集した毛先は、少し不揃いである。毛先で押え付ける毛髪が更に多くなる構成にしている。 【0022】髪押え部7は、図1と図2に示すように、ブロー用ブラシ6と対面する内面、即ち、柄4の延長方向に長い髪押え面に、これを横断する方向に貫通する多数の毛髪案内溝24を密に並列して設けている。換言すると、隣接する毛髪案内溝24の間に尾根があり、多数の尾根が密に並列している。各尾根は、それぞれ、断面形状が三角形であって、髪掬い部8側の斜面がその反対側の柄4側の斜面より緩い。髪掬い部8で掬われて髪押え部7の毛髪案内溝24付き内面上に乗る毛髪群が塊ないし束にならず広く展開する構成にしている。 【0023】髪掬い部8は、図1と図2に示すように、厚さ方向も幅方向も先端を丸めた滑らかな先細形状にし、掬った頭髪の毛髪群が乗る内面を髪押え部7の毛髪案内溝24付き内面に接続している。 【0024】この縮毛矯正用具を使用して、頭髪に縮毛のある人が自分で縮毛矯正作業を行う場合、先ず、縮毛矯正用具のパーマ剤付着用ブラシ5を使用する。第1パーマ剤を縮毛のある頭髪に付着する工程である。 【0025】パーマ剤付着用ブラシ5には、パーマ剤保持用歯13付き台座面11にクリーム状ないしペースト状の第1パーマ剤を付着して保持する。その後、縮毛のある矯正作業者は、縮毛矯正用具の両側の柄3、4を片手で握り、図7に略示するように、パーマ剤付着用ブラシ5の両側の髪梳き用歯12の先端を自分の頭皮sに接触し、髪梳き用歯12をその歯列と交差する方向に頭皮sに沿って移動し、先端が先行する傾斜状態で移動する移動前側の髪梳き用歯12で自分の頭髪hを梳き上げ、その頭髪hに台座面11の第1パーマ剤pを塗布する。第1パーマ剤pが塗布された頭髪hは、パーマ剤付着用ブラシ5の片側又は両側の髪梳き用歯12で解いて、縮毛のある頭髪hに第1パーマ剤pを馴染ませる。 【0026】パーマ剤付着用ブラシ5は、第1パーマ剤pを塗布するのにも、馴染ませるのにも使用される。第1パーマ剤pを頭髪hに付着するのが簡単である。 【0027】第1パーマ剤pを付着した頭髪hは、しばらく放置し、すすぎ洗いし、半乾きにする。頭髪hには、第1パーマ剤pが浸透している。 【0028】頭髪hに第1パーマ剤pが浸透した後、縮毛矯正用具の髪掬い部8、髪押え部7とブロー用ブラシ6を使用する。頭髪hの毛髪を緊張して加熱する工程である。 【0029】矯正作業者は、縮毛矯正用具の両側の柄3、4を片手で握り、図8に略示するように、髪掬い部8と髪押え部7を自分の頭髪h内にその毛髪と交差する方向から挿入し、頭髪hの一部を髪掬い部8で掬って髪掬い部8の内面上から髪押え部7の内面上に乗せ、髪押え部7上の頭髪hの毛髪群を、髪押え部7に沿う方向に広く展開し、髪押え部7を横断する方向に配列する。その状態で両側の柄3、4を強く握り、髪押え部7の毛髪案内溝24付き内面上の毛髪群をブロー用ブラシ6の密集した毛先との間に挟む。次に、髪押え部7とブロー用ブラシ6を、毛髪群を広く展開して挟んだ状態を維持して毛髪群の毛先側に移動させ、毛髪群を緊張して真っ直ぐに伸ばす。毛髪群は、塊ないし束にならず、広く展開しており、また、ブロー用ブラシ6の毛先は、密集し、少し不揃いであるので、毛髪が満遍なく真っ直ぐに伸ばされ易い。 【0030】頭髪hの一部を、髪掬い部8で掬って髪押え部7上に乗せ、ブロー用ブラシ6との間に挟み、緊張して真っ直ぐに伸ばす作業は、片手で連続して行われる。頭髪hの一部を真っ直ぐに伸ばすのが簡単である。 【0031】髪掬い部8は、ブロー用ブラシ6の先端位置から突き出ていて、厚さ方向も幅方向も先端を丸めた滑らかな先細形状にしているので、頭髪hの一部を掬い易く、円滑に掬える。 【0032】髪押え部7は、内面に毛髪案内溝24を設けているので、その内面に押え付けられた頭髪hの毛髪群を緊張して真っ直ぐに伸ばす際、毛髪案内溝24付き内面を擦りつつ通過する毛髪群が髪掬い部8側又はその反対側の柄4側にずれ難い。 【0033】縮毛矯正用具を片手に持った矯正作業者は、他の片手にドライヤを持ち、ドライヤで熱風を、縮毛矯正用具で真っ直ぐに伸ばされた毛髪群に吹き付け、毛髪群を、広く展開して真っ直ぐに伸ばされた緊張状態で加熱して乾燥する。従来における毛束とドライヤとの持ち替えが不要である。毛髪群は、広く展開しているので、毛髪が満遍なく加熱され易い。 【0034】頭髪hの一部を緊張して加熱した後、頭髪hの他の一部を、前回と同様に、片手に持った縮毛矯正用具の髪掬い部8で掬って髪押え部7上に乗せ、髪押え部7上の毛髪群をブロー用ブラシ6との間に挟み、ブロー用ブラシ6と髪押え部7を毛髪群の毛先側に移動させ、毛髪群を緊張して真っ直ぐに伸ばす。真っ直ぐに伸ばされた毛髪群に、他の片手に持ったドライヤで熱風を吹き付ける。片手に持った縮毛矯正用具と他の片手に持ったドライヤを前回と同様に使用して、頭髪hの一部の毛髪群を緊張して加熱する操作を繰り返す。 【0035】縮毛のある頭髪hの全部を緊張して加熱した後、頭髪hに第2パーマ剤をその容器から振り掛けて塗布する。第2パーマ剤を付着した頭髪hは、しばらく放置し、すすぎ洗いし、乾燥する。頭髪hの縮毛は、真っ直ぐに矯正される。 【0036】[変形例] 1)上記の実施形態においては、ブロー用ブラシ6の毛23の先は、台座面21を横断する方向から見ると密集し、台座面21を縦断する方向から見ると、毛束の間で隙間があるが、台座面21を横断する方向から見ても、縦断する方向から見ても、密集する構成にする。 【0037】2)上記の実施形態においては、パーマ剤付着用ブラシ5は、第1パーマ剤pの付着のみに使用するが、第1パーマ剤pの付着と第2パーマ剤の付着とに使用する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000249908 【氏名又は名称】有限会社野々川商事 【住所又は居所】愛知県名古屋市中区丸の内三丁目18番15号
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| 【出願日】 |
平成14年4月19日(2002.4.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081628 【弁理士】 【氏名又は名称】水野 桂
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| 【公開番号】 |
特開2003−310334(P2003−310334A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月5日(2003.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−117469(P2002−117469) |
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