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【発明の名称】 コスメティック・ユニット
【発明者】 【氏名】ノルベルト ドゥムラー

【氏名】ヴェルナー フィッシャー

【要約】 【課題】化粧品コンパウンド、例えばマスカラを通常の機械、あるいは差し込み具によって充填することを可能にし、そして他方で、ユーザーが2つのユニットを別々に使用可能であり、また購入の際には個々の要望や必要に応じて、別々に、またはセットで組み合わせ可能である。

【解決手段】ネジ式キャップ形状の連結部材(12,13)が連結スリーブ(17)と、軸線方向に延在する刻み目により回転不能に接合可能であり、またロック溝(26)に係合する凸部乃至ビード部(25)により、軸線上でしっかりと接合可能に構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 夫々軸(4,5)を有する2つの異なる塗布具(6,7)を備えて成るコスメティック・ユニット(1)にして、各塗布具(6,7)が夫々貯蔵容器の中に浸かっており、各容器(2,3)が雄ネジ(10,11)を有した容器ネック部(8,9)を備え、該雄ネジの上に夫々連結部材(12,13)がねじ止め可能であり、また2つの貯蔵容器(2,3)が、同時に閉じキャップとして供されるねじ止めされた連結部材(12,13)により、連結スリーブ(17)を介して、互いに取り外し可能に連結可能であるコスメティック・ユニットにおいて、ネジ式キャップ形状の連結部材(12,13)が連結スリーブ(17)と、軸線方向に延在する刻み目により回転不能に接合可能であること、またロック溝(26)に係合する凸部乃至ビード部(25)により、軸線上でしっかりと接合可能であることを特徴とするコスメティック・ユニット。
【請求項2】 ロック柔軟性を高めるために、連結部材(12,13)の自由端部に、少なくとも1つの凹所(19,20)が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のコスメティック・ユニット。
【請求項3】 連結スリーブ(17)の凹所(19,20)とロック部材(25,26)が僅かに円錐形であることを特徴とする、請求項1に記載のコスメティック・ユニット。
【請求項4】 ロック部材(25,26)がその外面に縦溝(23)を備え、この縦溝が、一方ではネジ式キャップとして用いられた場合には、平易な操作を可能とし、他方では、これと相応する、連結スリーブ(17)の凹所(19,20)内側の縦長の突起部(22)と協働して、非回転接合を創出することを特徴とする、請求項1に記載のコスメティック・ユニット(1)。
【請求項5】 連結スリーブ(17)が中央に仕切り壁(8)を備え、この仕切り壁が、幅の狭くなった部分(27)を介して、連結スリーブ(17)の円柱壁(28)へと移行することを特徴とする、請求項1に記載のコスメティック・ユニット。
【請求項6】 連結部材(12)が軸線方向に、連結部材の外縁(29)からロック溝(26)の領域まで延在する凹所(30)を備えていることを特徴とする、請求項1に記載のコスメティック・ユニット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、夫々軸(ステム)を有する2つの異なる塗布具(アプリケーション)を備えて成るコスメティック・ユニットに関するものであり、各塗布具は夫々の貯蔵容器の中に浸かっており、各容器は雄ネジを有する容器ネック部(頚部)を備え、該雄ネジに夫々連結部材(coupling member)がねじ止め可能であり、また2つの貯蔵容器は、同時に閉じキャップとして利用されるねじ止め連結部材により、連結スリーブを介して、互いに取り外し可能に連結可能である。この種のコスメティック・ユニットは特許文献1により公知である。
【特許文献1】DE10039490A1(ドイツ特許出願第10039490号公開公報)
【0002】
【従来の技術】この種のコスメティック・ユニットにおいては、連結部材に雄ネジが配設され、連結状態を生じさせるために、連結スリーブの雌ネジ上にねじ込み可能である。一方で、容器ネック部と個々の連結部材の間の、また一方では、連結部材と連結スリーブの間の、重なり合ったネジ山のために、本来操作されるべきでないネジがねじって緩められる、という事態がおこり得る。その結果、状況によっては、取り扱いは完全に満足のいくものではない。
【0003】
【特許文献2】DE19733290A1(ドイツ特許出願第19733290号公開公報)特許文献2より、第1の塗布具としてブラシ(刷毛)を、また第2の塗布具として木製のコスメティック・ペンシルを備えて構成された、化粧品と塗布具のユニットが公知である。その際、双方の塗布具は互いにしっかりと接合され、接合部分は金属製の装飾スリーブ(metal decoration sleeve)により覆われている。成る程、この解決方法は、非常に魅力的な外観を呈するであろうが、ネイルエナメルやマスカラ液などの化粧品を注入するために、特別な充填機を用いる必要があり、また金属スリーブの製造および加工が高価であるため、コストが嵩む。
【0004】
【特許文献3】US5,509,742B1(米国特許公報第5,509,742号)
特許文献3より、第1側にマスカラ・ブラシ、第2側にリムーバー(クレンジング剤)用の塗布具が配設されている、同様のユニットが公知である。第2の塗布具は差し込み式(プラグ式)接合を介して、連結部材と接合されており、該連結部材にブラシが差し込まれている。
【0005】また、ネイルエナメル・ブラシとマスカラ塗布具の組み合わせが開示されている。個々の容器は接合スリーブの雌ネジにねじ込み可能である。同様の構造が特許文献4に見られる。
【特許文献4】US3,690,777B1(米国特許公報第3,690,777号)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種の、従来技術によるコスメティック・ユニットの場合と同様に、本発明の課題は、化粧品コンパウンド、例えばマスカラを通常の機械、あるいは差し込み具(inlets)によって充填することを可能にすること、そしてその一方で、ユーザーが2つのユニットを別々に使用可能であり、また購入の際には個々の要望や必要に応じて、別々に、またはセットで組み合わせ可能であることにある。
【0007】更に、本発明の別の課題は、様々な構成要素の個々の接合の強度を高めること、またその取り扱いを改良することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従い、ネジ式キャップ形状の連結部材が連結スリーブと、軸線方向に延在する刻み目(serration)により回転不能に接合可能であること、またロック溝に係合する凸部乃至ビード部(beaded section)により、軸線上でしっかりと接合可能であることにより解決される。
【0009】この時、ロック柔軟性(locking flexibility)を高めるために、連結部材の自由端部に凹所が設けられていれば好適である。
【0010】更に、連結スリーブの凹所とロック部材が、やや円錐形の形状であるならば有利である。
【0011】ロック部材がその外面に縦溝を備えていても良い。この縦溝は、一方では、ネジ式キャップとして用いられる場合には、平易な操作を可能とし、また一方では、これに対応する、連結スリーブ凹所内側の、縦長の突起部と協働して、非回転性の接合を創出する。
【0012】連結スリーブが中央に仕切り壁を備え、この仕切り壁が、幅の狭くなった部分を介して、連結スリーブの円柱壁へと移行するならば好都合である。
【0013】更に、連結部材が軸線方向に、連結部材の外縁からロック溝の領域まで延在する凹所を備えていても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を好適な実施例を基に、図面を用いて詳細に説明する。図示されたコスメティック・ユニット1は、2つの容器2,3を備えて成っている。各容器の中には軸(ステム)4,5に装着された塗布具6,7が配されていて、夫々の容器2及び3の中の液状化粧品の中に浸かっている。実施形態においては、塗布具6はマスカラ・ブラシであり、容器2にはマスカラ液が入っている。また、塗布具7はネイルエナメル・ブラシ(刷毛)であり、容器3にはネイルエナメルが入っている。
【0015】各容器2,3は雄ネジ10,11を有し先細りした(テーパー状)ネック部8,9を備えている。連結部材12及び13は、同時に、独立した閉じキャップとしての役割を果たしながら、該雄ネジ上に、対応する雌ネジ14を介してねじ止めされている。各軸4及び5は、個々の連結部材12及び13と一体状(ワンピース)に接合されている。
【0016】各ネック部8及び9には、それ自体は周知のように、拭き取り具15,16が挿入されている。拭き取り具の環状カラー(annular collar)は同時にまた、各容器開口部の上部のパッキンの役割を果たしている。
【0017】2つの容器2及び3を接合して1つにするために、連結スリーブ17が用いられている。図2にこれを拡大して図示する。
【0018】連結スリーブ17は、仕切り壁18により互いに隔てられた2つの連結凹所19,20を備えて成り、該凹所の内壁には回転防御手段として突起部22が形成されている。突起部22は縦軸線方向21に、つまり軸線上に延在し、連結部材12及び13が連結スリーブ17の凹所19,20に挿入された場合、上記突起部は連結部材12,13の僅かに円錐形の部分24の外壁の縦溝23と協働する。
【0019】挿入された場合に達成されるべき軸線方向の固定のために、凹所19,20は、仕切り壁18に対して平行に延在し且つ連結部材12及び13のロック溝26に係合する凸部乃至ビード部25を備えている。
【0020】上述した本発明に従う特別な形状は、製造業者によって、個々の貯蔵容器2,3を在来機械により充填し、取り扱うことを可能にする。連結部材12,13も同様に、既存の機械によって、通常のネジ式キャップと同じやり方でねじ止めされる。この様に製造された部分ユニット(サブユニット)は、既述したように、個別に充填された後に、小売業者によって個別に発注され、市場に提供され得る。
【0021】ユーザーは希望の部分ユニットを随意に選択し、単純な軸方向の差し込みにより、これらの部分ユニットを相互に接合して一体化することが出来る。
【0022】実際の使用のために、不要な貯蔵容器2又は3は、或る種の取っ手(ハンドル)として供され平易な取り扱いを保証しながら、使用されるべき化粧品液の入った貯蔵容器3又は2からねじって外すことが出来る。従来通りにマスカラ液は拭き取られ、あるいはまた再びマスカラ液に浸される。
【0023】貯蔵容器2,3が空の場合、ユニット全体を廃棄する必要はない。差し込み式接合は解除可能であり、依然として使用可能で完全に又は部分的に充填されているユニットを、空になった部分ユニットを交換し、新しい部分ユニットと組み合わせることが出来る。その際、元々の組み合わせの状態に戻しても良いし、あるいは、ユーザーの希望に応じて、新しい組み合わせにしても良い。
【0024】有利には、連結スリーブはプラスチック素材、例えばABS、PP、PE、PA又はPETから作られる。連結部材12、13と連結スリーブ17間の軸方向接合の連結力及び分離力は、150〜160Nの範囲であるのが望ましいが、15〜300Nの範囲であっても良い。
【0025】ロック凸部25が、3つの円切片で構成されているならば好都合である。
【出願人】 【識別番号】502393877
【氏名又は名称】ゲーカ ブルシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【出願日】 平成15年3月26日(2003.3.26)
【代理人】 【識別番号】100091867
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 アキラ (外1名)
【公開番号】 特開2003−289942(P2003−289942A)
【公開日】 平成15年10月14日(2003.10.14)
【出願番号】 特願2003−85124(P2003−85124)