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【発明の名称】 ヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット
【発明者】 【氏名】ノルベルト ドゥムラー

【氏名】ヴェルナー フィッシャー

【要約】 【課題】液状化粧品を収容するための容器と、閉じキャップと、ハンドルに固定された塗布具とを備えて成るヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット、特にマスカラ・ユニットにおいて購入時の決断を容易にする。

【解決手段】塗布具(3,3’,3”)が購入決断の時点まで化粧品の液体の中に浸されないように、またコスメティック・ユニット(1,1’,1”)の部材(10,10’,10”)の透明な部分を通して認識可能であるように、コスメティック・ユニットが構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 液状化粧品を収容するための容器と、閉じキャップと、ハンドルに固定された塗布具とを備えて成るヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット、特にマスカラ・ユニットにおいて、塗布具(3,3’,3”)が購入時に液状化粧品中に浸されず、またコスメティック・ユニット(1,1’,1”)の部材(10,10’,10”)の透明部分を通して認識可能であるように、コスメティック・ユニット(1,1’,1”)がデザインされていることを特徴とする、ヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット。
【請求項2】 透明部分が、容器(2,2’,2”)及び/又は容器(2,2’,2”)の閉じキャップ(5,5’,5”)と、取り外し可能に連結されている別個の部材(10,10’,10”)に形成されてることを特徴とする、請求項1に記載のヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット。
【請求項3】 ユーザーによりコスメティック・ユニット(1,1’,1”)が使用を開始される場合、透明部分を包括している部材(10,10’,10”)を取り除いた後、閉じキャップ(5,5’,5”)が、それ自体周知の方法で、容器(2,2’,2”)と連結可能であることを特徴とする、請求項2に記載のヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット。
【請求項4】 ユーザーにより使用が開始される前に、塗布具(1)が容器(2)から離れる方向に延在し、透明部分を備え且つネジ式キャップ(5)と連結されている部材(10)により覆われていることを特徴とする、請求項1に記載のヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット。
【請求項5】 最初の状態において、塗布具(3)のハンドル(4)がネジ式キャップ(5)の取付具(プラグイン式付属部14)に取り外し可能に連結されており、使用を開始するために、軸部(15)に装着可能、特にロック式に係合可能であること、軸部(15)がネジ式キャップ(5)から反対方向へ、容器(2)の内へ延在することを特徴とする、請求項4に記載のヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット。
【請求項6】 塗布具(3’)が最初は容器(2’)から離れて延在し、ネジ式キャップ(5’)の上面に配設されていていること、そしてカバーの形状の透明部材(10’)を設けていることを特徴とする、請求項1に記載のヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット。
【請求項7】 容器(2’)が、使用を開始する前には、別個のキャップ(17’)により覆われており、当該キャップの上に閉じキャップ(5’)の上面又は背面が装着可能であることを特徴とする請求項6に記載のヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット。
【請求項8】 塗布具(3”)は従来通り、ネジ式キャップ(5”)から容器(2”)に向かって延在しているが、ネジ式キャップ(5”)と容器(2”)の間に、透明部分を備えた部材(10”)が配設され、それ故、塗布具(3”)がこの状態において、化粧品又は貯蔵容器(2”)の中に浸されていないことを特徴とする、請求項1に記載のヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット。
【請求項9】 使用を開始する前に、容器(2”)が、例えば剥がしフィルム、栓などの仮シールにより塞がれていること、使用を開始するためには、ネジ式キャップ(5”)が中間部材(10”)からねじって外され、中間部材(10”)が容器(2”)からねじって外されて、取り除かれ、容器(2”)の仮のシールが取り除かれ、塗布具(3”)を容器(2”)に浸しつつ、閉じキャップ(5”)が塗布具(3”)と共に、従来通りにねじ止めされること特徴とする請求項8に記載のヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット、特にマスカラ・ユニットに関するものであり、当該ユニットは液状化粧品を収容するための容器と、閉じキャップと、ハンドルに固定された塗布具(アプリケータ)とを備えて成っている。
【0002】
【従来の技術】この種のヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニット、特にマスカラ・ユニットには数多くの形状が、例えば以下の特許文献において開示されている。
【特許文献1】DE4405335A1(ドイツ特許出願第405335号公開公報)
【特許文献2】DE19744181A1(ドイツ特許出願第19744181号公開公報)
【特許文献3】DE19832403A1(ドイツ特許出願第19832403号公開公報)
【0003】これらの周知のユニットにおいては、通常、塗布具として小型ブラシが備えられている。この種の小型ブラシにおいては、マスカラ液を容器からユーザーのまつ毛に移す際の搬送特性、及び塗布する際のコーミング(梳き)特性を最適化するために、多数の変化形が知られている。しかしながら、この種のヘアカラー・ユニットあるいはコスメティック・ユニットの根本的な欠点は、ユーザーは普通、お気に入りのメーカーのマスカラ液と一緒に、常にある特定のマスカラ・ブラシを取得する、という点にある。その結果、様々なブラシを備えた多様なコスメティック・ユニットから選択可能ではあるが、ある特定のマスカラのために、ブラシあるいは塗布具を個々に選択することはできない。
【0004】
【特許文献4】EP0955368(ヨーロッパ特許出願第0955368号公開公報)
この問題点に照らし、特許文献4からも、ユーザーが多数の塗布具あるいはハンドル(柄)から気に入った1つを選択した後に、塗布具をハンドルに、あるいはハンドルを閉じキャップに連結可能であることが公知である。これにより従来技術に対し、数多くの効果乃至優位が達成される。
【0005】これに対して、ある所定のブラシは塗布されるべき化粧品の種類や濃度に特別に適応するべきであり、したがって塗布具と化粧品の統一性が破られるべきではないという考えに端を発する、マーケティング上のコンセプトもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のことから本発明の根底をなす課題は、冒頭に挙げた種類のマスカラ・ユニットを、一方では塗布具ブラシ、特にマスカラ・ブラシと化粧品(化合物)との所定の配置が与えられるように、また他方では、購入決断の際にユーザーが、塗布具の特定な特性を認識可能であるように具現化することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従い、塗布具が購入決断の時まで化粧品液の中に浸されないように、またコスメティック・ユニットの透明な部分を通して塗布具が認識可能であるように、コスメティック・ユニットがデザインされることにより解決される。
【0008】透明な部分が別個の部材であって、容器及び/又は容器の閉じキャップと、取り外し可能に連結されていれば好適である。
【0009】ユーザーによりコスメティック・ユニットが使用を開始される場合、透明な部分を包括している部材を取り除いた後に、閉じキャップが、それ自体は周知の方法で、容器と連結可能であるようにデザインされていれば有利である。
【0010】本発明に従う、第1の実施形態によれば、ユーザーにより使用が開始される以前には、塗布具は貯蔵容器から離れるように延在し、ネジ式キャップと連結されている、透明な部分を備える部材により覆われている。
【0011】特に、最初の状態において、塗布具のハンドル(柄)がネジ式キャップの取付具と取り外し可能に連結していること、使用を開始するためには、当該ハンドルがネジ式キャップから反対方向へ、容器の内へと延在するハンドルの上に装着可能、特にロック式に係合可能であること、が想定され得る。
【0012】本発明に従う、第2の実施形態においても、塗布具は最初は容器から離れて延びている。当該塗布具はネジ式キャップの上面に配設されていて、且つ透明なカバーが備えられている。
【0013】ユニットの使用を開始する際には、透明なカバーは取り外され、そしてネジ式キャップは180°回転させられて、ハンドルと塗布具を化粧品の液体の中に浸しながら、従来通りの方法でねじ止めされる。
【0014】この場合、容器が、使用を開始する前には、別個のキャップで覆われていても良い。当該キャップの上に、閉じキャップの上面又は背面が装着される。
【0015】第3の実施形態においては、塗布具は従来通り、ネジ式キャップから貯蔵容器に向かって延在しているが、ネジ式キャップと貯蔵容器の間に透明な部分を備えた部材が配設されている。それ故、塗布具はこの状態において、化粧品又は貯蔵容器の中に浸っていない。この状態において、貯蔵容器は、例えば剥がされるフィルム、栓などの暫定的な(仮の)シール(封)により塞がれている。使用を開始するためには、キャップが中間部材からねじって外され、中間部材が貯蔵容器からねじって外されて、取り除かれ、貯蔵容器の仮のシールが取り除かれ、閉じキャップは塗布具と共に、塗布具を貯蔵容器の中に浸しながら、従来通りにねじ止めされる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を好適な実施形態を基に、図面を用いて詳細に説明する。図1及び図2に示されたマスカラ・ユニット1は、マスカラ液のための貯蔵容器2と、ブラシ形状の塗布具3と、塗布具のハンドル(柄)4と、それ自体周知の方法で、ネジ6を介して貯蔵容器2のネック部(頚部)8の雄ネジ7にねじ止め可能なネジ式キャップ5を備えて成っている。
【0017】図1に図示されたマスカラ・ユニットの出荷時、あるいはユーザーによる購入時の状態においては、ネジ式キャップの上端部9で、透明なプラスチック部材10が壁の厚みが薄くなった部分11の上に嵌め込まれており、透明な壁を通してマスカラ・ブラシ3及びその形状が認識可能である。
【0018】マスカラ・ブラシ3のハンドル4の終端部12は、ネジ式キャップ5の底部13に形成されたプラグイン留め具(差し込み式連結部、plug-in attachment)14上に差し込まれている。
【0019】ユニット1の使用を始めるためには、図2に図示されるように、透明な部材10が取り除かれ、マスカラ・ブラシ3を備えたハンドル4が留め具14から取り外され、ネジ式キャップ5の逆側の底部13から貯蔵容器2内に延在する対応軸部15に差し込まれる。ネック部8の近傍においては、それ自体周知の方法で、拭き取り具16が備えられているので、マスカラ・ユニット1は、図2に示された状態において、通常のように使用可能となる。
【0020】図3に図示された実施形態の場合もまた同様に、貯蔵容器2’はネック部8’と雄ネジ7’、そしてその近傍に拭き取り具16’を備えている。図3に示された出荷時あるいは購入時の状態においては、別個の閉じキャップ17’が雄ネジ7’上にねじ止めされている。続いての使用の為のネジ式キャップ5’は当該キャップ17’上に、当該キャップと貯蔵容器2’の外壁18’を把持しながら差し込まれている。
【0021】ネジ式キャップ5’の底部13’から、マスカラ・ブラシ3’を備えたハンドル4’が貯蔵容器2’から離れる方向に延在している。マスカラ・ブラシ3’上を覆いながら、透明キャップ10’は雄ネジ18’を用いてネジ式キャップ5’の雌ネジ19’にねじ止めされている。
【0022】ユニットの使用を始めるために、キャップあるいは透明な部材10’がねじって外され、且つネジ式キャップ5’が取り外され、キャップ17’がねじって外され、ハンドル4’とマスカラ・ブラシ3’を備えたネジ式キャップ5’が180°回転されて、拭き取り具16’を通って貯蔵容器2’の内側に押し込まれ、雌ネジ19’を用いて貯蔵容器2’の雄ネジ7’上にねじ止めされる。その結果、マスカラ・ユニット1’は周知のように、これまた同様に使用可能となる。
【0023】図4及び図5に示された実施形態の場合もまた同様に、貯蔵容器2”は先細りのネック部8”と雄ネジ7”とを備え、ネジ式キャップ5”はマスカラ・ブラシ3”とハンドル4”とを備えている。
【0024】図4に図示された状態では、球形の透明部材10”は雌ネジ20”をもって貯蔵容器2”の雄ネジ7”上にねじ止めされている。一方、透明な部材10”の反対側の端部では、ネジ式キャップ5”は先細りのネック部22”の雄ネジ21”上にねじ止めされている。ネック部22”に拭き取り具16”が挿入されている。マスカラ・ブラシ3”を備えたハンドル4”はネジ式キャップ5”の底部13”における凹部23”を貫通し、且つ、図中では最右端に、止め部24”を備えている。
【0025】ユーザーは購入時に、透明な部材10”を通して、マスカラ・ブラシ3”の形状を詳細に見極めることが可能で、然る後に、使用を始めるために、つまり図5に図示された状態に移行するために、透明な部材10”は貯蔵容器2”からねじって外され、またネジ式キャップ5”は透明な部材10”からねじって外される。次に、ネジ式キャップ5”と当該ネジ式キャップ5”に残された拭き取り具16”は、貯蔵容器2”上にねじ止めされる。そして止め部24”が押された場合、ハンドル4”は図中では左側へ、貯蔵容器の内側へと押し込まれる。その結果、図5に図示されたマスカラ・ユニット1”は従来のように、使用可能となる。
【出願人】 【識別番号】502393877
【氏名又は名称】ゲーカ ブルシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【出願日】 平成15年3月12日(2003.3.12)
【代理人】 【識別番号】100091867
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 アキラ (外1名)
【公開番号】 特開2003−289941(P2003−289941A)
【公開日】 平成15年10月14日(2003.10.14)
【出願番号】 特願2003−66853(P2003−66853)