| 【発明の名称】 |
化粧料容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 憲 【住所又は居所】東京都墨田区立花5丁目29番10号 吉田工業株式会社内
【氏名】柚原 幸知 【住所又は居所】東京都墨田区立花5丁目29番10号 吉田工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】特段道具などを用いることなく、簡単に鏡板を蓋体から取り外すことができるようにした。
【解決手段】鏡板4の一端側を係脱自在に嵌合する凹溝17が形成された蓋体3と、該蓋体3に一体に突設され、容器本体2にヒンジピン14を介して回動自在に連結された第1蝶番ブロック11と、上記ヒンジピン14を介して上記容器本体2に回動自在に連結され、上記蓋体3に係脱自在に係合されて上記鏡板4の他端側を該蓋体3に固定する第2蝶番ブロック18と、上記容器本体2に形成され、上記第1蝶番ブロック11の回動に対し当該第2蝶番ブロック18の回動を規制するために、これら蝶番ブロック11,18の回動量に差を生じさせる回動量調整部としての凹部20とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 鏡板の一端側を係脱自在に嵌合する凹溝が形成された蓋体と、該蓋体に一体に突設され、容器本体にピンを介して回動自在に連結された第1蝶番ブロックと、上記ピンを介して上記容器本体に回動自在に連結され、上記蓋体に係脱自在に係合されて上記鏡板の他端側を該蓋体に固定する第2蝶番ブロックと、上記容器本体に形成され、上記第1蝶番ブロックの回動に対し当該第2蝶番ブロックの回動を規制するために、これら蝶番ブロックの回動量に差を生じさせる回動量調整部とを備えたことを特徴とする化粧料容器。 【請求項2】 前記回動量調整部が、第1蝶番ブロックのみの回動量を大きく設定する凹部であることを特徴とする請求項1記載の化粧料容器。 【請求項3】 前記回動量調整部が、第2蝶番ブロックのみの回動量を小さく設定する凸部であることを特徴とする請求項1記載の化粧料容器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、特段道具などを用いることなく、簡単に鏡板を蓋体から取り外すことができるようにした化粧料容器に関する。 【0002】 【従来の技術】ガラスからなる鏡板を合成樹脂製の蓋体から取り外せるようにして、分別して廃棄できるようにした化粧料容器が、特開平10−33256号公報に開示されている。当該公報記載の化粧料容器は基本的には、蓋体の裏面に備えられた鏡板を係止する係止部材を、蓋体に対し分離可能に設けるとともに、これら係止部材と蓋体との両者間にわたって連通させて、これら両者を分離することができる剪断力を入力できる操作部を形成するようにし、当該操作部を介して剪断力を入力して係止部材を蓋体から分離させることで、鏡板を蓋体から取り外せるようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報記載の化粧料容器にあっては、鏡板の取り外しに必要な構造が目立ってしまうなど、蓋体の外観を損なうことがないように、剪断力が入力される操作部を具体的には貫通穴や窪み部としていて、実際に鏡板を取り外すために係止部材を蓋体から分離する際には、コインなどの何らかの道具を用意しなければならなかった。 【0004】本発明はかかる従来の課題に鑑みて創案されたもので、特段道具などを用いることなく、簡単に鏡板を蓋体から取り外すことができるようにした化粧料容器を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係る化粧料容器は、鏡板の一端側を係脱自在に嵌合する凹溝が形成された蓋体と、該蓋体に一体に突設され、容器本体にピンを介して回動自在に連結された第1蝶番ブロックと、上記ピンを介して上記容器本体に回動自在に連結され、上記蓋体に係脱自在に係合されて上記鏡板の他端側を該蓋体に固定する第2蝶番ブロックと、上記容器本体に形成され、上記第1蝶番ブロックの回動に対し当該第2蝶番ブロックの回動を規制するために、これら蝶番ブロックの回動量に差を生じさせる回動量調整部とを備えたことを特徴とする。 【0006】前記回動量調整部が、第1蝶番ブロックのみの回動量を大きく設定する凹部であることを特徴とする。 【0007】また、前記回動量調整部が、第2蝶番ブロックのみの回動量を小さく設定する凸部であることを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる化粧料容器の好ましい実施の形態につき添付図面を参照して詳細に説明する。図1,2は本発明の第一実施形態を示す。図における化粧料容器1は、合成樹脂製の容器本体2と、容器本体2を開閉可能に蓋する同じく合成樹脂製の蓋体3と、蓋体3の内面に取付けられた長方形状のガラス製鏡板4と、鏡板4を蓋体3の内側に保持固定するための押えプレート部5を有する合成樹脂製の第2蝶番ブロック18とから概略構成されている。 【0009】容器本体2は平坦状をなす横長状の容器であって、上面二ヶ所に化粧料や化粧具を収納する収納凹部6を並列に形成したもので、その前縁中央には切欠部7が形成され、図2に示すように、この切欠部7の前部側壁部には前記蓋体3の前縁に突設されたフック部8に係合して閉蓋状態にロックする係合突起9が突設されているとともに、切欠部7の前面は押圧動作によりロック解除するためのプッシュピース10により覆われている。また、容器本体2の後縁には、前記蓋体3の後縁に一体に突設された一対の第1蝶番ブロック11を回動可能に嵌合するための横長状の切欠部12が形成され、この切欠部12に対応して容器本体2の両側面には切欠部12の内側に連通するピン孔が形成され、このピン孔および第1蝶番ブロック11に形成されたピン孔にヒンジピン14を挿通することで、第1蝶番ブロック11を回動自在に連結している。 【0010】蓋体3の内側前縁には、前述のごとくフック部8が突設され、後縁には一対の第1蝶番ブロック11が突設されており、その内面には前記鏡板4がおさまる長方形の浅い凹部16が形成されている。この凹部16の前縁側内壁部には前記鏡板4の一端縁部を係脱自在に嵌合する凹溝17が形成され、これに鏡板4の一端縁をはめ込んで固定している。 【0011】押えプレート部5は、前記凹部16の後縁側にはめ込まれる細長板状で、前記鏡板4の後縁を凹部16内に固定するものである。この押えプレート部5は前記第1蝶番ブロック11間に挿入されてこれと同一軸線上に配置される第2蝶番ブロック18に一体に突設され、前記ヒンジピン14を共通軸として容器本体2に対して蓋体3とともに回動可能に連結されている。そして、押えプレート部5の裏面と、これと接する蓋体3との接触面中央位置には、係脱自在に係合する係止部19が形成され、通常状態では押えプレート部5は凹部16にはめ込まれた状態で第2蝶番ブロック18を介して蓋体3とともに開閉操作され、これによって鏡板4は前後縁を蓋体3および押えプレート部5により安定して固定保持される。 【0012】前記第1蝶番ブロック11および第2蝶番ブロック18は、基本的に180°蓋体3を回動した状態でそれぞれが切欠部12の壁面に当接する結果、それ以上の回動が規制されるものであるが、壁面の両側、すなわち第1蝶番ブロック11の配置位置下部には第1蝶番ブロック11のみの180°以上の回動を許容するための斜めの凹部20が形成されている。 【0013】また、容器本体2には、化粧料容器1を落下するなどして衝撃が加わるようなことがあっても、係止部19の係合を維持して鏡板4が蓋体3から外れてしまうことを防止するために、閉蓋時に押えプレート部5に圧接しつつこれを蓋体3との間に挟み込んで固定する圧接部材25が設けられる。 【0014】従って、図2に示すように、閉蓋状態から180°開蓋するまでは、係止部19同士は係合したまま蓋体3および押えプレート部5が一体的に回動し、この結果、鏡板4は凹溝17および押えプレート部5間に保持されている。この開蓋状態からさらに蓋体3を回動させると、第2蝶番ブロック18のみが切欠部12の壁面によって回動規制される一方で、第1蝶番ブロック11のみが凹部20にガイドされてさらに回動する。このため、蓋体3と押えプレート部5の係止部19の係合が解除され、押えプレート部5が蓋体3から離脱し、鏡板4の取り外しが可能となる。したがってこの操作後は鏡板4を凹溝17から抜き出すことで、鏡板4を蓋体3から分離することができることになる。 【0015】図3は本発明の第二実施形態を示すものである。なお、本実施形態は基本的に前記第一実施形態と同一なのでその箇所には同一符号を付して説明を省略し、異なる箇所にのみ異なる符号を用いて説明する。図における化粧料容器1では、蓋体3の一側縁中央部に長さの長い第1蝶番ブロック30が突設されている一方、押えプレート部5を備える第2蝶番ブロック31は前記第1蝶番ブロック30の両側に突設されている。また、係止部32は、第2蝶番ブロック31の位置に対応させて、蓋体3の表面および押えプレート部5の裏面(図示略)に二カ所形成されている。さらに、切欠部12の壁面中央には前記第1蝶番ブロック30の180°以上の回動を許容するための斜めの凹部33が形成されている。 【0016】本実施形態においても、前記実施形態と同様(図2参照)に180°開蓋位置までは蓋体3と押えプレート部5がともに回動し、それ以上回動させることで、第2蝶番ブロック31の回動のみが規制される結果、押えプレート部5は蓋体3から離脱し、鏡板4の取り外しが可能となる。 【0017】図4は前記第二実施形態の変形例を示すもので、まず(a)においては、第2蝶番ブロック31の形成位置に対応させて切欠部12の全高にわたって切欠部12から後方に向かって凸部40が形成されているとともに、(b)においては切欠部12に部分的に同様な凸部40が形成されていて、いずれも第1蝶番ブロック30の回動量よりも第2蝶番ブロック31の回動量を小さくして、蓋体3と押えプレート部5の係止部32の係合を解除し、押えプレート部5を蓋体3から離脱させて、鏡板4の取り外しを可能とする。 【0018】 【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発明による化粧料容器によれば、鏡板の一端側を係脱自在に嵌合する凹溝が形成された蓋体と、該蓋体に一体に突設され、容器本体にピンを介して回動自在に連結された第1蝶番ブロックと、上記ピンを介して上記容器本体に回動自在に連結され、上記蓋体に係脱自在に係合されて上記鏡板の他端側を該蓋体に固定する第2蝶番ブロックと、上記容器本体に形成され、上記第1蝶番ブロックの回動に対し当該第2蝶番ブロックの回動を規制するために、これら蝶番ブロックの回動量に差を生じさせる回動量調整部、具体的には、第1蝶番ブロックのみの回動量を大きく設定する凹部もしくは第2蝶番ブロックのみの回動量を小さく設定する凸部とを備えたので、蓋体の開放操作を利用した簡単な操作性によって、そしてまた容器本体にピンを介して連結されかつ蓋体に係脱自在に係合される第2蝶番ブロックの係合を解除する操作によって、当該第2蝶番ブロックが跳ね飛ばないようにこれを容器本体に保持しつつ、何ら特段の道具を用いることなく、蓋体から分離させて鏡板の固定を解除することができ、安全確実に鏡板を蓋体から分離することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000160223 【氏名又は名称】吉田工業株式会社 【住所又は居所】東京都墨田区立花5丁目29番10号
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| 【出願日】 |
平成13年11月30日(2001.11.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071283 【弁理士】 【氏名又は名称】一色 健輔 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−164324(P2003−164324A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−367274(P2001−367274) |
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