| 【発明の名称】 |
化粧用鏡 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊山 正吉
|
| 【要約】 |
【課題】化粧時眼鏡を取り外し自身の顔等が明確に見えない状態で化粧しなければならない人であっても、眼鏡なしで自身の顔等を明確に視認しつつ化粧等を行うことができる化粧用鏡の提供を目的とする。
【解決手段】化粧用コンパクト1は、開閉自在な蓋体2の内側に鏡体3を備えている。その鏡体3の対向方向には、鏡体3とほぼ同幅径の長方体形状の薄いレンズ体4が、その両端に配設した伸縮自在なパンタグラフ状の調節部材5を介して配設されており、調節部材5を適宜伸縮させることでレンズ体4と鏡体3との間隔を調整し、使用者の視力に合わせた状態で顔等を明確に視認することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 鏡体の対向方向にレンズ体を配設したことを特徴とする化粧用鏡。 【請求項2】 鏡体の対向方向に該鏡体との間隔調整自在なレンズ体を配設し、化粧時等における顔等の視認に際し使用者は自身の視力に合わせて前記鏡体と前記レンズ体の間隔を調整し鏡体に写された顔等を明確に視認することを特徴とする化粧用鏡。 【請求項3】 鏡体とレンズ体の間隔を調整する調節部材を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の化粧用鏡。 【請求項4】 調整部材は鏡体本体若しくは鏡体フレーム部材とレンズ体本体若しくはレンズ体フレーム部材間に配設された伸縮部材としたことを特徴とする請求項3記載の化粧用鏡。 【請求項5】 レンズ体は凸レンズとすることを特徴とする請求項1又は2記載の化粧用鏡。 【請求項6】 レンズ体と鏡体との間隔を複数段階に設定し所望の間隔にて固定することができるレンズ固定部材を設けることを特徴とする請求項1乃至5記載の化粧用鏡。 【請求項7】 鏡体は手鏡における鏡体や化粧用コンパクトにおける鏡体とすることを特徴とする請求項1乃至6記載の化粧用鏡。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、手鏡や化粧用コンパクトなどの化粧用鏡に係り、眼鏡使用者を始めとする視力の悪い人衰えている人等が、眼鏡なしの状態でも自身の顔等を明確に視認しつつ好適な化粧等を行うことができる化粧用鏡に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、老眼などのため視力を調節する眼鏡を掛けている人は、鏡を使用して自身の顔、姿を見る場合には、通常であれば眼鏡を掛けた状態でピントのあった鏡像を見るものである。しかしながら、手鏡や化粧用コンパクトなどで自身の顔を見ながら目元などに化粧をする場合には、装着している眼鏡が邪魔になることから外さざるを得ず、これにより眼鏡なしでぼやけた鏡像を見ながら勘を頼りに化粧することを余儀なくされていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、目元などの細かな化粧を勘を頼りに行うことはきわめて困難であり、眉毛のズレやマスカラ・アイラインのはみ出しなどが生じやすいものであった。そこで本発明は、老眼等視力の衰えている人は勿論のこと、何れにしても視力が悪く化粧時眼鏡を取り外し自身の顔等が明確に見えない状態で化粧しなければならない人であっても、眼鏡なしの状態で自身の顔等を明確に視認しつつ化粧等を行うことができる化粧用鏡の提供を目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の化粧用鏡は、鏡体の対向方向にレンズ体を配設したことを特徴とするものである。 【0005】また、鏡体の対向方向に該鏡体との間隔調整自在なレンズ体を配設し、化粧時等における顔等の視認に際し使用者は自身の視力に合わせて前記鏡体と前記レンズ体の間隔を調整し鏡体に写された顔等を明確に視認することを特徴とするものである。 【0006】また、鏡体とレンズ体の間隔を調整する調節部材を備えることを特徴とするものである。 【0007】また、調整部材は鏡体本体若しくは鏡体フレーム部材とレンズ体本体若しくはレンズ体フレーム部材間に配設された伸縮部材としたことを特徴とするものである。 【0008】また、レンズ体は凸レンズとすることを特徴とするものである。 【0009】また、レンズ体と鏡体との間隔を複数段階に設定し所望の間隔にて固定することができるレンズ固定部材を設けることを特徴とするものである。 【0010】また、鏡体は手鏡における鏡体や化粧用コンパクトにおける鏡体とすることを特徴とするものである。 【0011】 【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の化粧用鏡の第1の実施例である化粧用コンパクトを示しており、この化粧用コンパクト1は、開閉自在な蓋体2の内側に鏡体3を備え、その鏡体3の前面側、即ち対向方向には鏡体3とほぼ同幅径の長方体形状の薄いレンズ体4が、その両端に配設した伸縮自在なパンタグラフ状の調節部材5により鏡体3との間隔を自在に調整できるように配設されている。レンズ体は、プラスチック製で1.8倍程度の倍率のものを用いる。尚、図示しないが鏡体3とレンズ体4の間隔を固定した形態のもので、その間隔が異なるものを複数種用意し、使用者は自身の視力に合ったものを選択することも可能である。 【0012】図2に示すごとく、化粧用コンパクト1を使用していないときには、蓋体2を閉じたときにレンズ体4が邪魔にならないように、レンズ体4が鏡体3に蓋体2内に収納されるべく調整部材5は折り畳まれている。そして、化粧用コンパクト1を使用する際には、パンタグラフ状の調節部材5を伸長してレンズ体4を鏡体3から離間させ、使用者の視力に合わせてレンズ体4と鏡体3との間隔を調節して使用するものである。 【0013】前記レンズ体4を凸レンズとした場合には、本実施例の化粧用コンパクト1は老眼鏡を使用する人用とすることができる。そして、レンズ体4と鏡体3との間隔を大きくするほど、鏡像は拡大する一方その視野は狭くなり、また化粧用コンパクト1に顔を近づけるほど鏡像の視野は広くなることから、使用者は自身の視力に合わせて調節して使用するものである。 【0014】図3及び図4は、本発明の化粧用鏡の第2の実施例であるレンズ付き手鏡を示しており、このレンズ付き手鏡6は、把手7の上方に鏡体8を配設し、その鏡体8の両側に配設したパンタグラフ状に伸縮自在な調節部材9を介して、鏡体8の前面に鏡体8とほぼ同幅径の薄いレンズ体10を配設している。このレンズ体10も、前記第1の実施例におけるレンズ体と同様にプラスチック製で1.8倍程度の倍率のものを用いる。 【0015】レンズ体10は、調節部材9の伸長可能範囲内において自在に鏡体8との間隔を調節することができ、そして把手7の凹部11に収納されているレンズ固定部材12を取り出し(バネ部材13により飛び出す方向に付勢されている)、レンズ体10の下端を、このレンズ固定部材12に形成されている複数の位置設定部14における何れかの個所にセットすることにより鏡体8とレンズ体10を所望する好適な間隔にて固定することができる。これにより、レンズ付き手鏡6の把手7を把持して取り回しても鏡体8とレンズ体10との間隔がずれることなく好適に保たれるとともに、一旦収納し次回使用する際にも視力調整のためのレンズ体10の位置設定を改めて行うことなく、前回と同じ位置設定部14にレンズ体10をセットすることで直ちに好適に視力調整された状態でレンズ付き手鏡6を使用することができるものである。 【0016】そして、レンズ付き手鏡6を使用しないときには、レンズ固定部材12を凹部11に収納し、かつ調節部材9を折り畳むことで、レンズ体10を鏡体8に密接する位置、すなわち鏡体8を囲繞する枠体15内に収まりよく収納することができる。 【0017】 【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の化粧用鏡によれば、鏡体の対向方向に間隔を置いてレンズ体を配設し、しかもその間隔は調整可能であることから使用者は自身の視力に応じて顔等を明確に視認することで、眼鏡なしの状態であっても視力調整された自身の鏡像を視認することができ、きわめて便宜である。これにより、老視の人が手鏡や化粧用コンパクト等で自身の顔を見ながら目元などを化粧する場合に、眼鏡なしでぼやけた鏡像を見ながら勘を頼りに化粧することがなくなり、眼鏡なしでも目元などにピントが合って好適に自身の顔等に対し化粧をすることができるものである。 【0018】また、鏡体とレンズ体の間隔を調整する調節部材を備えることで、使用者の視力の程度に合わせることができ、視力の程度に拘わらず誰でもが好適に本発明の化粧用鏡を使用することができる。 【0019】また、レンズ体を凸レンズとすることで、老視の人にとって勘を頼りに化粧をすることによる眉毛のズレやマスカラ・アイラインのはみ出しなどがなくなり、はっきりとした自身の鏡像を視認することができるものである。 【0020】また、レンズ体と鏡体との間隔を複数段階に設定し所望の間隔にて固定することができるレンズ固定部材を設けることで、化粧用鏡を手持ち移動しても鏡体とレンズ体との間隔がずれることなく好適に保たれるとともに、一旦レンズ体を収納し次回使用する際にも視力調整のためのレンズ体の位置設定を改めて行うことなく、前回と同じ位置にレンズ体をセットすることで直ちに好適に視力調整された状態で化粧用鏡を使用することができるものである。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】501370691 【氏名又は名称】伊山 正吉
|
| 【出願日】 |
平成13年9月20日(2001.9.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071320 【弁理士】 【氏名又は名称】田辺 敏郎
|
| 【公開番号】 |
特開2003−88418(P2003−88418A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月25日(2003.3.25) |
| 【出願番号】 |
特願2001−286333(P2001−286333) |
|