| 【発明の名称】 |
スーツケースベルト |
| 【発明者】 |
【氏名】岩本 眞吾 【住所又は居所】神奈川県横浜市港南区港南台4丁目24番8号 株式会社バンガード内
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| 【要約】 |
【課題】装飾性の優れたスーツケースベルトの提供を目的とする。
【解決手段】ベルト本体1の外表面に長手方向所定範囲に渡って、模様の施されたシート状の織物によって形成される装飾材2が固定され、前記装飾材2によって使用時における外表面が装飾されるように構成する。また、この場合において、装飾材2をベルト本体1の長手方向ほぼ全長に渡って連続する帯形状に一体形成し、ベルト本体の表面に縫製により固定して構成する。以上の構成により、強度や柔軟性を維持しつつ、スーツケースベルトの装飾性を容易に向上させることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】ベルト本体の外表面に長手方向所定範囲に渡って、模様の施されたシート状の織物によって形成される装飾材が固定され、前記装飾材によって使用時における外表面が装飾されるスーツケースベルト。 【請求項2】前記装飾材は、ベルト本体の長手方向ほぼ全長に渡って連続する帯形状に一体形成され、ベルト本体の表面に縫製により固定される請求項1記載のスーツケースベルト。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はスーツケースベルトに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、運搬時の衝撃などによってスーツケースが不用意に開くことを防止するとともに、自己のスーツケースを識別するための目印として、スーツケースベルトが利用されている。スーツケースベルトは、アクリルやポリプロピレンなどの繊維からなる糸を編み込んで形成される帯状部材が調整リングによって折り返されることで長さ調整自在に形成され、端部に連結具を備えることで、スーツケースに巻回されて締結される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】近年、スーツケースベルトには、目印としての機能に加え、より豊かな装飾を施した高度なデザイン性が求められているが、実用上の機能、すなわちスーツケースの開放を防ぐことのできる強度およびスーツケースに巻回しやすい柔軟性や、経済性等から、スーツケースベルトは、単一の比較的太い糸を編み込んで形成されるため、ジャガードや転写などによって施される模様が単純なものとなり、装飾性が低いという欠点を有する。また、プリントによって模様を施す場合には、太い糸を編み込む時に比較的大きな凹凸ができることから、模様が鮮明にプリントされないとともに、調整リング等との摩擦などによって模様が剥がれやすく、数度の使用によって装飾性が低下してしまうという欠点を有する。 【0004】本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、装飾性の優れたスーツケースベルトの提供を目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的は、ベルト本体1の外表面に長手方向所定範囲に渡って、模様の施されたシート状の織物によって形成される装飾材2が固定され、前記装飾材2によって使用時における外表面が装飾されるスーツケースベルトを提供することにより達成される。 【0006】本発明によれば、ベルト本体1の外表面に模様の施された装飾材2が固定されるため、実用上必要な強度等をベルト本体1に備えさせた場合には、実用上の機能を問題とせずに、装飾に適した性質の装飾材2をスーツケースベルトの外表面に配置することができる。したがって、必要な強度等を満たすことのできる所定の素材の太い糸で形成されるベルト本体1自体に模様を施す場合に比して、様々な素材の様々な太さの糸によって模様を形成することができるため、装飾の幅が広げられることでスーツケースベルトの外表面に豊かな装飾を施すことが可能となる。装飾性を向上させるためには、ベルト本体1を形成する糸に比べて微細な模様の形成に適した細い糸で装飾材2を形成することが望ましい。 【0007】また、装飾材2がシート状、すなわち薄く平らな形状に形成されることにより、ベルト本体1に固定した場合に全体の厚さに大きな変化を与えることがなく、かつ、表面に大きな凹凸を発生させることがないため、ベルト本体1が挿通される長さ調整のための調整リング等にそのままスムーズに帯状部材(ベルト本体1および装飾材2)を挿通させることができる。したがって、従来のスーツケースベルトをベースにしてこれに装飾材2を固定した場合にも、長さ調整時の操作性を良好に維持しながら装飾性を向上させることができる。 【0008】さらに、装飾材2を織物で形成することにより、前述した帯状部材通過時における調整リング等との摩擦などが少ないことと相まって、長期にわたって模様が鮮明に維持され、長期間優れた装飾性を発揮することができる。 【0009】装飾材2は、ベルト本体1の外表面全面、すなわち表裏面全面に固定されることでスーツケースベルトの外表面を全面にわたって装飾できるが、少なくともスーツケース3運搬時等の使用時において巻回されているスーツケースベルトの外表面を装飾できるベルト本体1の長手方向所定範囲、すなわち使用時において外表面に現れることのできる長さの範囲にわたってベルト本体1に固定されることで、装飾材2を最小限にして安価なコストで使用時のスーツケースベルトの装飾性を向上させることができる。具体的には、例えば、縦にしてスーツケースを運搬する場合を考慮して、少なくともスーツケース下面の幅よりも大きくなる長手方向の範囲、すなわち全長の1/4から1/2以上の長さの範囲にわたって装飾材2を固定することが望ましい。 【0010】なお、所定範囲内における装飾材2は、長手方向に連続させて、若しくは散点状にして、若しくは千鳥状にして固定してもよく、あるいは、所定長のものを複数、若しくは所定範囲を満たす長さの単体を固定してもよく、いずれによっても装飾性を向上させることができる。 【0011】さらに、長さ調整のための折り返し部分を含むベルト本体1の長手方向ほぼ全長に渡って装飾材2を縫製した場合には、折り返し位置の如何にかかわらず、スーツケース巻回時における帯状部材の全体を装飾することができる。この場合において、ベルト本体1とほぼ同じ全長に装飾材2を一体形成した場合には、長手方向全長に渡る連続模様を施すことが可能となり、装飾性をより向上させることができるとともに、連続して縫製されることによってベルト本体1との接合をより強力なものとすることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】図1ないし図3に本発明の実施の形態を示す。この実施の形態において、スーツケースベルトは、調整リング7内に架設される中央棒状部7aに終端部6aを巻回して縫製される帯状部材6が中間リング8で折り返された後、前記中央棒状部7aを跨いで調整リング7内を通過することによって、帯状部材6が二重となる折り返し部分を有し、調整リング7を通過した先の部分との比率によって全長を調整可能に形成される。図2(b)に示すように、中央棒状部7aによってリング内を均等に2分割される調整リング7は、終端部6a巻回後に帯状部材6を通過させることができる程度の大きさに開口されることにより、通過する帯状部材6を適宜圧迫して通過位置で固定する。折り返し部分の端部となる中間リング8には連結ベルト9が連結され、該連結ベルト9によって連結リング10、10’が保持される。なお、11はスーツケース5に巻回した後に帯状部材6の先端部分を図3に示すように既に巻回された部分に沿って固定するための先端保持部である。 【0013】幅60mm、長さ1900mmに形成される帯状部材6は、ベルト本体1の上層に装飾材2を図1(b)および図2(a)に点線で示すように両側縁部に沿ってミシンで縫い付けて形成される。ベルト本体1と装飾材2の二重構造からなる帯状部材6は、カバー12により被覆される先端が、図3(a)に示すように、前述した2個の連結リング10、10’を通過した後、折り返されて再度一方の連結リング10のみに挿通されることによりループ状に連結され、外面側に装飾材2を配置してスーツケース5に巻回される。なお、前述したように、帯状部材6の全長を変更することで、ループ径が任意に調整され、サイズの異なる多種のスーツケース5に巻回することができる。 【0014】ベルト本体1は、アクリルからなる比較的太めの糸を編み込むことによって帯状に形成されることで、スーツケース5に巻回しやすい柔軟性を備えるとともに、不用意なスーツケース5の開放を防ぐ強度を備える。なお、アクリル以外にポリプロピレンやナイロン等を素材とすることも可能である。スーツケースベルトの芯材となるベルト本体1の表面側には、装飾を豊かにするために、図1(b)及び図2(b)に斜線で示すように模様が施された装飾材2が固定される。 【0015】装飾材2は、ベルト本体1よりも太さの細いポリエステルの50または100デニールの繊維等からなる糸により形成されるシート状のリボンであり、ベルト本体1とほぼ同じ幅と長さを有する帯形状の表面に適宜の模様が編み込まれて形成される。前述したように両側縁部が縫い合わされるとともに先端部をカバー12により被覆されてベルト本体1の表面側に剥離不能に固定されるリボン2は、図2(a)に示すように、帯状部材6の全長に渡ってベルト本体1の全表面を被覆する。なお、図2(b)に示すように、連結ベルト9の表面にもリボン2が固定されることで、スーツケースベルト全体のデザイン性がさらに向上される。 【0016】したがって、この実施の形態において、スーツケース5に巻回した場合には、図3(a)に斜線で示すように、帯状部材6の全表面に渡って装飾が施されたリボン2が配置されるため、使用時におけるスーツケースベルトの表面が全面にわたって模様で装飾される。 【0017】以上における実施の形態の変形例として、リボン2は、ベルト本体1の表面側だけでなく、図1(c)に示すように、表裏面に縫製してもよく、また、図3(b)に示すように、スーツケース5上部を装飾できる程度の範囲のみに縫製してもよい。リボン2のスーツケースベルト使用時における配置は利用者のスーツケース5への巻回の仕方によって変更可能であるが、図3(b)に示すようにスーツケース5の横幅よりも広い範囲にリボン2を固定した場合には、仮に巻回の仕方によってスーツケース5下面側にリボン2が配置されたときであっても、スーツケース5側面の下部近傍には装飾部の一部が配置され、装飾がなされる。 【0018】なお、本実施の形態において、連結具には連結リング10、10’が使用されるが、バックル等の様々な連結具を用いてもよく、また、連結具は連結ベルト9を介さずに帯状部材6に直接連結させてもよい。さらに、ベルト本体1とリボン2との縫製は、本実施の形態のように端縁近傍を直線状に縫い合わせる以外に、連結状態が維持できる様々な縫い方によることが可能である。 【0019】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、強度や柔軟性を維持しつつ、スーツケースベルトの装飾性を容易に向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000135726 【氏名又は名称】株式会社バンガード 【住所又は居所】神奈川県横浜市港南区港南台4−24−8
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| 【出願日】 |
平成14年5月15日(2002.5.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093986 【弁理士】 【氏名又は名称】山川 雅男
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| 【公開番号】 |
特開2003−325223(P2003−325223A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月18日(2003.11.18) |
| 【出願番号】 |
特願2002−139871(P2002−139871) |
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