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【発明の名称】 バッグ
【発明者】 【氏名】蓮井 一策

【要約】 【課題】手の全体を短時間で暖めたり冷やしたりすることが可能な保温保冷機能を有するバッグを提供する。

【解決手段】メイン収納部1は、内部に仕切り面10、遮蔽部材110、保温保冷ポケット21,32および第2の小物ポケット22を備える。仕切り面10はナイロン製の布で形成されており、保温保冷ポケット21,32および第2の小物ポケット22は、通気性のよいメッシュ製の布で形成されている。保温保冷ポケット21,32には、保温材または保冷材等が収納される。仕切り面10は、2つの手出し入れ口11を有し、この手出し入れ口11にはじょうご形の遮蔽部材110が取り付けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 携帯可能なバッグであって、第1の空間を形成する第1の収納部と、前記第1の収納部を携帯するためのベルトとを備え、前記第1の収納部は、外部より前記第1の空間に手を挿入するための手の出し入れ口を有し、前記手の出し入れ口から手を前記第1の空間に挿入した状態で前記第1の空間が外部から遮蔽されるように前記手の出し入れ口が構成されたことを特徴としたバッグ。
【請求項2】 前記手の出し入れ口から前記第1の空間に手を挿入した状態で手の周囲に被着されるじょうご形状の遮蔽部材が前記手の出し入れ口に設けられたことを特徴とした請求項1記載のバッグ。
【請求項3】 前記じょうご形状の遮蔽部材の少なくとも先端が伸縮性を有することを特徴とした請求項2記載のバッグ。
【請求項4】 前記第1の収納部は、前記第1の空間の内部に保温または保冷を行うための保温/保冷手段を保持する第1の保持部を有することを特徴とした請求項1〜3のいずれかに記載のバッグ。
【請求項5】 前記手の出し入れ口を覆うとともに外部と前記第1の空間との間に第2の空間を形成するカバーをさらに備え、前記カバーは、前記第2の空間を外部に対して開放および閉塞可能な開閉手段を有することを特徴とした請求項1〜4のいずれかに記載のバッグ。
【請求項6】 前記第1の収納部に着脱可能に設けられ、第3の空間を形成する第2の収納部をさらに備えたことを特徴とした請求項1〜5のいずれかに記載のバッグ。
【請求項7】 前記第1の収納部と前記第2の収納部とを互いに接続および切り離しが可能な接続手段をさらに備えたことを特徴とした請求項6記載のバッグ。
【請求項8】 前記第2の収納部は、前記第3の空間の内部に保温または保冷を行うための保温/保冷手段を収納可能な第2の保持部を有することを特徴とした請求項6または7記載のバッグ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保温保冷機能を有するバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外気を遮断して内部の保温や保冷を行う携帯型の収納具として、ランチジャー、ペットボトル用保温保冷バッグ等が知られている。このような、保温保冷機能を有する携帯型の収納具は、一般に内容物の温度を一定に保つことを目的として用いられ、夏場や冬場に携帯すると非常に便利である。しかしながら、人体の保温や保冷には用いられない。
【0003】一方、人体に関しては、夏場に衣服を軽装にすることにより体温が放出され、冬場に多くの衣服を着込むことにより体温が保持される。ここで、冬場の手の保温手段としては主に手袋が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手袋は常時装着することにより効率的な保温効果が得られるが、頻繁に手袋をはずす場合には、保温効果は半減する。例えば、冬場の屋外で作業者が生地の厚い手袋をして作業をする場合、細かな作業をするときには手先の感覚を維持するために手袋を外すときがある。この場合、手先を外気にさらせばさらすほど手先の温度は低下し、手の感覚がなくなる。そして、その後再び手袋をしてもしばらくの間、手先の温度は回復しない。
【0005】これに対し、手袋以外の手先の暖を取る手段としてはカイロやポケットが挙げられる。ここで、カイロは局部的に暖を取る場合には効果的であるが、手の全体を暖める場合においては時間がかかる。また、ポケットについては、保温を目的としたものでないので、機能的に手の全体を短時間で暖める場合には不向きである。
【0006】本発明の目的は、手の全体を短時間で暖めたり冷やしたりすることが可能な保温保冷機能を有するバッグを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明に係るバッグは、携帯可能なバッグであって、第1の空間を形成する第1の収納部と、第1の収納部を携帯するためのベルトとを備え、第1の収納部は、外部より第1の空間に手を挿入するための手の出し入れ口を有し、手の出し入れ口から手を第1の空間に挿入した状態で第1の空間が外部から遮蔽されるように手の出し入れ口が構成されたものである。
【0008】本発明に係るバッグによれば、使用者はベルトにより第1の収納部を携帯することができる。また、使用者はバッグの第1の収納部により形成される第1の空間に手を挿入し、暖めたり冷やしたりすることができる。このとき、第1の空間は外気から遮断されているので、手を短時間で暖めたり冷やしたりすることができる。さらに、携帯用のベルトにより保温や保冷を必要とする小物を持ち運ぶことも可能である。
【0009】手の出し入れ口から第1の空間に手を挿入した状態で手の周囲に被着されるじょうご形状の遮蔽部材が手の出し入れ口に設けられてもよい。
【0010】この場合、使用者は、第1の空間へ手を挿入した場合に、じょうご形状の遮蔽部材が手の周囲に被着するため、第1の空間が外部と確実に遮断される。これにより、第1の空間の保温効果または保冷効果が向上する。また、遮蔽部材がじょうご形状を有するので、手を手の出し入れ口から遮蔽部材を通して第1の空間に容易に挿入することが可能となる。
【0011】じょうご形状の遮蔽部材の少なくとも先端が伸縮性を有してもよい。この場合、手を手の出し入れ口から遮蔽部材を通して第1の空間に挿入する際に遮蔽部材の先端が広がり、手を第1の空間に挿入した状態で遮蔽部材の先端が縮まる。それにより、手を手の出し入れ口から遮蔽部材を通して第1の空間に容易に挿入することができるとともに、手を挿入した状態で第1の空間が外部と確実に遮断される。したがって、第1の空間の保温効果または保冷効果が向上する。
【0012】第1の収納部は、第1の空間の内部に保温または保冷を行うための保温/保冷手段を保持する第1の保持部を有してもよい。この場合、保温または保冷を行うための保温/保冷手段が、第1の保持部により第1の空間の内部に保持される。これにより、第1の空間内部で保温材または保冷材が他の内容物と混合することがない。また、使用者が保温機能および保冷機能を必要としない場合、保持部に小物を収納することも可能である。
【0013】手の出し入れ口を覆うとともに外部と第1の空間との間に第2の空間を形成するカバーをさらに備え、カバーは、第2の空間を外部に対して開放および閉塞可能な開閉手段を有してもよい。この場合、外部と第1の空間との間にはカバーにより第2の空間が形成され、第2の空間は外部に対して開閉手段により開放および閉塞される。
【0014】これにより、第1の空間は第2の空間を介して外部と通じるため、第1の空間に手が挿入されていない状態においても、第1の空間が直接外部にさらされることがない。したがって、第1の空間に手が挿入されていない状態においても、内部の温度を維持できる。
【0015】第1の収納部に着脱可能に設けられ、第3の空間を形成する第2の収納部をさらに備えてもよい。この場合、第1の収納部に着脱可能な第2の収納部により第3の空間が形成される。これにより、使用者は、第1の収納部を第2の収納部とともに携帯するとともに、必要に応じて第2の収納部を第1の収納部と別個に携帯することが可能となる。そして、第2の収納部が形成する第3の空間に小物などを収納することができる。
【0016】第1の収納部と第2の収納部とを互いに接続および切り離しが可能な接続手段をさらに備えてもよい。この場合、第1の収納部と第2の収納部とは、接続手段により互いに接続および切り離される。これにより、使用者は、必要に応じて第1の収納部と第2の収納部とを容易に切り離したり接続したりすることができる。
【0017】第2の収納部は、第3の空間の内部に保温または保冷を行うための保温/保冷手段を収納可能な第2の保持部を有してもよい。この場合、第2の保持部により第3の空間に保温/保冷手段を収納することにより第2の収納部の第3の空間を保温または保冷することが可能となる。また、第3の空間の内部に収納される保温/保冷手段は第2の保持部に保持されるので、第3の空間内部で保温材または保冷材が他の内容物と混合することがない。さらに、使用者が保温機能および保冷機能を必要としない場合には、第2の保持部に小物を収納することも可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】本実施の形態に係るバッグ100を図1〜図11に基づき説明する。
【0019】図1は、本実施の形態に係るバッグ100の外観斜視図であり、図2は、バッグ100をメイン収納部1およびサブ収納部2に分離した場合の外観斜視図である。
【0020】図1に示すように、本実施の形態に係るバッグ100は、略直方体状のメイン収納部1および扁平な略四角形状のサブ収納部2より構成されている。メイン収納部1の前面側にファスナ8によりサブ収納部2が分離可能に取り付けられており、図2に示すように、ファスナ8でサブ収納部2をメイン収納部1から分離することができる。
【0021】図2によれば、メイン収納部1は、前面外装材1a、上面外装材1b、後面外装材1c、側面外装材1dおよび下面外装材1eからなる。また、サブ収納部2は、前面外装材2aおよび後面外装材2bからなる。なお、以上に示す各種外装材はナイロン製の布で形成されている。
【0022】メイン収納部1の前面外装材1aにはメッシュ製の第1の小物ポケット31が設けられている。メイン収納部1の上面外装材1bには、ファスナ5,6が設けられている。また、メイン収納部1の後面外装材1cの両端にはそれぞれベルト3a,3bが取り付けられている。ベルト3a,3bの先端には互いに係合可能なバックル4a,4bが取り付けられている。
【0023】サブ収納部2の前面外装材2aには、ファスナ7が設けられ、サブ収納部2の後面外装材2bの一端には下げ輪60が取り付けられている。なお、下げ輪60は、メイン収納部1とサブ収納部2とがファスナ8を介して一体化している場合、メイン収納部1の前面外装材1aとサブ収納部2の後面外装材2bとの間に畳み込まれる。
【0024】以下に、図3〜図8に基づきメイン収納部1の内部構造について説明する。図3は、メイン収納部1の切欠き斜視図であり、図4は、メイン収納部1を上部より見た場合の平面図である。図5は、図4に示すメイン収納部1のX−X線断面図であり、図6は、メイン収納部1の上面外装部1bに設けられたファスナ5を開いた状態を上部より見た場合の平面図である。
【0025】図3によれば、メイン収納部1は、内部に仕切り面10、遮蔽部材110、保温保冷ポケット21,32および第2の小物ポケット22を備える。仕切り面10はナイロン製の布で形成されており、保温保冷ポケット21,32および第2の小物ポケット22は、通気性のよいメッシュ製の布で形成されている。保温保冷ポケット21,32には、後述の保温材または保冷材等が収納される。
【0026】ここで、仕切り面10は、2つの手出し入れ口11を有し、この手出し入れ口11にはじょうご形の遮蔽部材110が取り付けられている。また、前面外装材1aの内部側に保温保冷ポケット32が設けられ、後面外装材1cの内部側に保温保冷ポケット21が取り付けられている。さらに、保温保冷ポケット21に第2の小物ポケット22が取り付けられている。
【0027】図4および図5によれば、メイン収納部1の内部の空間は、上述の仕切り面10により、第1の空間S1と第2の空間S2とに分けられる。ここで、第1の空間S1および第2の空間S2は仕切り面10に設けられた手出し入れ口11および遮蔽部材110を介して連通している。
【0028】仕切り面10の前方側の辺は前面外装材1aに取り付けられ、仕切り面10の後方側の辺は上面外装材1bに取り付けられ、仕切り面10の両側方側の辺は側面外装材1dに取り付けられている。
【0029】第2の空間S2は、図4に示すようにメイン収納部1の上面外装部1bに設けられたファスナ5を開くことにより外部と連通する。第2の空間S2は、物品の収納を目的としたものではなく、ファスナ5が開かれた場合に、後述の第1の空間S1に外気が入り込むことを防止するために設けられる。
【0030】第1の空間S1は、所望の温度を維持するためのものであり、図4に示すファスナ6を開くことにより外部と連通する。そこで、外部より保温材や保冷材または小物等の収納および取り出しが行われる。このように、第1の空間S1は、内部に保温材または保冷材を収納することにより使用者の所望の温度を維持することができる。なお、第1の空間S1は、図4に示すファスナ5を開いた場合においても、手出し入れ口11および第2の空間S2を介して外部と連通するが、この場合については後述する。
【0031】遮蔽部材110が取り付けられた手出し入れ口11は、バッグ100の使用者が手全体の暖をとる場合または手全体を冷却する場合に手を第1の空間S1へ挿入するための部位である。そして、手出し入れ口11に取り付けられている遮蔽部材110は、上述のようにじょうご形の形状を有する。じょうご形の遮蔽部材110の広い開口端部は、仕切り面10に縫い付けられており、じょうご形の遮蔽部材110の他方の狭い開口端部は、第1の空間S1の内部に位置している。じょうご形の遮蔽部材110の素材としては、防寒着等の袖口等に用いられる伸縮性を有した布が用いられる。これにより、じょうご形の遮蔽部材110は、使用者が手出し入れ口11を通じて第1の空間S1へ手を挿入する場合に、使用者の手の大きさに応じて拡大または縮小して第1の空間S1が直接外気に触れることを防ぐ。
【0032】図6によれば、メイン収納部1のファスナ5を開いた場合、上述の第2の空間S2が外部と連通し、仕切り面10および手出し入れ口11が外部に露出する。ここで、上述の第1の空間S1が保温材により暖められている場合、使用者は手出し入れ口11を通じて第1の空間S1の内部に手を挿入することにより手全体を暖めることができる。また、第1の空間S1が保冷材により冷却されている場合には、使用者は手出し入れ口11を通じて第1の空間S1の内部に手を挿入することにより手全体を冷却することができる。
【0033】図7は、図3に示したメイン収納部1の後面外装材1cをメイン収納部1内部より見た図である。
【0034】後面外装材1cにおいては、保温保冷ポケット21、第2の小物ポケット22および開閉部23が備えられている。
【0035】保温保冷ポケット21は、内部にカイロ等の保温材またはドライアイス等の保冷材を収納するためのものである。保温保冷ポケット21に保温材または保冷材を収納することにより、前述の第1の空間S1は保温機能または保冷機能を有する。
【0036】開閉部23は、一対のマジックテープ(登録商標)により形成されており、その一方が後面外装材1cに縫い付けられ、他方が保温保冷ポケット21に縫い付けられる。これにより、保温保冷ポケット21に収納された保温材または保冷材は、開閉部23を閉じることにより第1の空間S1へ飛び出すことがない。また、使用者が保温材または保冷材を保温保冷ポケット21に収納する際に、マジックテープ(登録商標)により容易に保温保冷ポケット21を開閉することができる。
【0037】第2の小物ポケット22は、保温保冷ポケット21に縫い付けられており、内部に保温または保冷効果を必要とする小物を収納した場合、その小物は保温保冷ポケット21に収納された保温材または保冷材により直接的な保温効果または保冷効果を得ることができる。
【0038】図8は、図3に示したメイン収納部1の前面外装材1aをメイン収納部1内部より見た図である。
【0039】前面外装材1aにおいては、保温保冷ポケット32および開閉部33が備えられている。
【0040】保温保冷ポケット32は、上述の保温保冷ポケット21と同様の構造および機能を有するものであり、開閉部33においても上述の開閉部23と同様の構造および機能を有するものである。
【0041】以上に示した保温保冷ポケット21,32それぞれに保温材または保冷材を収納することによりメイン収納部1の第1の空間S1は著しい保温保冷機能を有する。
【0042】例えば、一般に「冬場のゴルフはゴルフボールを暖めると飛距離が伸びる」と言われるが、冬場のゴルフ時に、上述の保温保冷ポケット21,32にカイロを収納し、第2の小物ポケット22にゴルフボールを収納した状態で、本実施の形態に係るバッグ100を携帯すると、ゴルフボールを常に暖められた状態で使用することが可能となる。また、上述の第1の空間S1に手を挿入することにより冷えた手の全体を短時間で暖めることも可能となる。
【0043】以上に示すメイン収納部1は、ベルト3a,3bおよびバックル4a,4bにより腰部に固定できる。このため、メイン収納部1は、上述の冬場のゴルフ場等でも容易に携帯することができる。
【0044】図9は、バッグ100の使用者が、メイン収納部1内部に両手90を挿入した場合の斜視図である。
【0045】図9に示すように、使用者は両手90の全体をメイン収納部1の手出し入れ口11を通して第1の空間S1に挿入することが可能であり、両手90の全体を同時に暖めたり冷やしたりすることができる。
【0046】以下に、図10および図11に基づきサブ収納部2の内部構造について説明する。
【0047】図10は、サブ収納部2の切欠き斜視図である。図10によれば、サブ収納部2には、前面外装材2aおよび後面外装材2bにより第3の空間S3が形成されており、第3の空間S3の内部に保温保冷ポケット41を備える。保温保冷ポケット41は、前述の保温保冷ポケット21,32と同様の構造および機能を有し、通気性のよいメッシュ製の布で形成されている。
【0048】後面外装材2bにおいては保温保冷ポケット41が設けられており、前述の保温保冷ポケット21,32と同様の構造および機能を有する。前面外装材2aにおいてはファスナ7が備えられており、ファスナ7を開くことによりサブ収納部2の第3の空間S3と外部とが連通する。
【0049】図11は、サブ収納部2に温かいお茶の入ったペットボトル91が収納された場合の適用例を示す斜視図である。
【0050】この場合、上述の保温保冷ポケット41にカイロ等の保温材を収納することにより、ペットボトル91内部のお茶は冷えることなくその温度を長時間維持することが可能となる。そして、下げ輪60をつかむことにより、サブ収納部2を容易に携帯することができる。
【0051】以上に示す本実施の形態に係るバッグ100によれば、使用者はメイン収納部1の内部に手を挿入することにより、短時間で手の全体を暖めたり冷やしたりすることができる。
【0052】また、本実施の形態に係るバッグ100は、メイン収納部1とサブ収納部2とに分離可能であり、メイン収納部1においては、上述の手全体を暖めたり冷やしたりする機能の他、携帯性に優れているので保温や保冷を必要とする小物を持ち運ぶことができる。一方、サブ収納部2においても保温保冷機能が備えられているので、飲み物等を保温または保冷して持ち運ぶことができる。
【0053】本実施の形態に係るバッグ100によれば、メイン収納部1の保温機能により、冬場のゴルフ時にゴルフボールを暖めつつ携帯することができるので、ゴルフボールを打ったときに飛距離を伸ばすことができる。また、スイング時に手の全体を暖めることにより手がかじかむことなくクラブを確実に握ることができる。一方で、夏場のゴルフにおいては、スイング時にメイン収納部1の保冷機能を用いて手の全体を冷やすことにより、タオルでぬぐっても絶えない手のひらの汗を一時的に抑制することが可能となる。
【0054】上記に示す通り本実施の形態に係るバッグ100は、スポーツおよびその他多くの分野に利用可能である。スポーツにおいては、例えば、冬場の野球におけるピッチャーの指の感覚を維持するため、または冬場のバレーボールにおける選手の手の感覚を維持するために保温具として用いれば非常に有効である。また、夏場の卓球、バトミントンまたは陸上競技のハンマー投げもしくはやり投げ等の投てき種目においては手元の汗を抑制するために保冷具として使用できる。一方、スポーツ以外の分野においても、冬場の釣りのときの暖房具として、または冬場のパレード等での音楽隊用の暖房具としても有効に利用できると考えられる。
【0055】上記実施の形態において、バッグ100は必ずしも腰に装着するものでなくてもよく、例えば、首や肩にかける構造を有するバッグであってもよい。
【0056】上記実施の形態において、バッグ100を形成する前面外装材1a,2a、上面外装材1b、後面外装材1c,2b、側面外装材1dおよび下面外装材1eは全てナイロン製の布により形成されているが、これに代えて断熱性を有する布を用いてもよい。この場合、さらなる保温保冷機能の向上が見込まれる。
【0057】上記実施の形態において、バッグ100を構成するファスナ5,6,7,8はこれに限らず、開閉機能を有するものであれば、例えばマジックテープ(登録商標)等を用いてもよい。
【0058】上記実施の形態において、バッグ100は、手の全体を暖めたり冷やしたりするために手出し入れ口11が上部に設けられているが、これに限らず手出し入れ口11はバッグ100の側面に設けられてもよい。
【0059】上記実施の形態において、バッグ100は、バッグ100の後面外装材1cの外部側に新たな保温保冷ポケットを設けてもよい。この場合、新たな保温保冷ポケットにカイロ等を保管して身に付けることで、部分的ではあるが、直接的な暖をとることができる。この場合、腰痛等に対する治療効果も得られる。
【0060】本実施の形態においては、メイン収納部1が第1の収納部に相当し、サブ収納部2が第2の収納部に相当し、ファスナ5が開閉手段に相当し、ファスナ8が接続手段に相当する。また、保温保冷ポケット21,32が第1の保持部に相当し、保温保冷ポケット41が第2の保持部に相当し、カイロ等の保温材またはドライアイス等の保冷材が保温/保冷手段に相当し、遮蔽部材110がじょうご形状の遮蔽部材に相当する。
【出願人】 【識別番号】596046185
【氏名又は名称】蓮井 一策
【出願日】 平成14年5月13日(2002.5.13)
【代理人】 【識別番号】100098305
【弁理士】
【氏名又は名称】福島 祥人
【公開番号】 特開2003−325220(P2003−325220A)
【公開日】 平成15年11月18日(2003.11.18)
【出願番号】 特願2002−137515(P2002−137515)