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【発明の名称】 携帯機器の防護ケース
【発明者】 【氏名】江川 和浩
【住所又は居所】静岡県浜松市新都田四丁目2番2号 アツミ電氣株式会社内

【要約】 【課題】携帯機器の内部に水や塵埃が侵入するのを防止する。

【解決手段】合成樹脂製の透明袋体2と、該透明袋体の下端部に設けられた開閉自在の水密封止部3と、前記透明袋体の上部に設けられた引っ掛け部材8とを備え、前記透明袋体の内部に携帯機器9を収納する。なお、前記透明袋体2の上部に形成された溶着部4を備え、前記引っ掛け部材8を前記溶着部4の上部に設けるようにしてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】合成樹脂製の透明袋体と、該透明袋体の下端部に設けられた開閉自在の水密封止部と、前記透明袋体の上部に設けられた引っ掛け部材とを備え、前記透明袋体の内部に携帯機器を収納することを特徴とする携帯機器の防護ケース。
【請求項2】前記透明袋体の上部に形成された溶着部を備え、前記引っ掛け部材を前記溶着部の上部に設けたことを特徴とする請求項1記載の携帯機器の防護ケース。
【請求項3】前記透明袋体の内部に、前記溶着部に溶着された吊り下げ部材を備え、前記透明袋体の内部に携帯機器を収納し、携帯機器に設けられたフックを前記吊り下げ部材に吊り下げることを特徴とする請求項2記載の携帯機器の防護ケース。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異常が発生したときに押しボタンスイッチを押すことによって、所定のデータを無線送信する携帯型無線送信機や、防犯用携帯報知器、携帯電話機などの携帯機器を水や塵埃から守るための防護ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】上記の携帯機器は、野外携行などを考慮して水や塵埃が内部に侵入するのを防ぐために、密封構造にされているが、野外携行時での豪雨や、風呂場でのシャワーを使用した場合には、強い水圧のために携帯機器の内部に水が侵入してしまう。これを防ぐためには携帯機器本体を強力な密封構造にすればよいが、それではコストが増大してしまう。そこで、このような場合に必要に応じて、防護ケース内に携帯機器を収納する方法も種々知られている。この場合、一般にこの種のケースは、樹脂製の袋の上部から携帯機器を挿入して挿入口を密閉する構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の防護ケースにおいては、ケースの上部に挿入口があるため、野外携行時での豪雨や、風呂場でのシャワーを使用した場合、防護ケースの挿入口に強い水圧が作用し、防護ケースの内部に水が侵入して溜まってしまい、かえって携帯機器の内部に水が侵入してしまうという問題を有している。また、塵埃や黄砂などの多い場所での携行の場合でも同様の問題を有している。
【0004】本発明は、上記従来の問題を解決するものであって、携帯機器の内部に水や塵埃が侵入するのを防止することができる携帯機器の防護ケースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明の請求項1記載の携帯機器の防護ケースは、合成樹脂製の透明袋体と、該透明袋体の下端部に設けられた開閉自在の水密封止部と、前記透明袋体の上部に設けられた引っ掛け部材とを備え、前記透明袋体の内部に携帯機器を収納することを特徴とし、請求項2記載の発明は、請求項1において、前記透明袋体の上部に形成された溶着部を備え、前記引っ掛け部材を前記溶着部の上部に設けたことを特徴とし、請求項3記載の発明は、請求項2において、前記透明袋体の内部に、前記溶着部に溶着された吊り下げ部材を備え、前記透明袋体の内部に携帯機器を収納し、携帯機器に設けられたフックを前記吊り下げ部材に吊り下げることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の携帯機器の防護ケースの1実施形態を示し、図(A)は全体構成を示す斜視図、図(B)は縦断面図、図(C)は図(B)のC部の拡大断面図である。
【0007】図(A)及び図(B)に示すように、本発明に係わる防護ケース1は、合成樹脂製の透明袋体2を有し、透明袋体2の下端部には、ジップロック(登録商標)やスライドファスナーからなる開閉自在の水密封止部3が設けられている。透明袋体2の上部は溶着部4にて溶着され、透明袋体2の内部に収納空間5が形成されている。溶着部4の上部には穴6、6が形成され、穴6、6の周囲には補強用の金具7が設けられている。穴6、6には紐等からなる引っ掛け部材8が挿通されている。
【0008】図(C)において、本実施形態の水密封止部3はジップロック(登録商標)からなり、透明袋体2の下端部の一面に形成され凹状溝3aと他面に形成された凸状部3bとからなり、凹状溝3aと凸状部3bを係合、解放することにより、水密封止部3を開閉可能にし、収納空間5内に携帯機器9を収納可能にしている。なお、水密封止部3がスライドファスナーの場合には、透明袋体2の下端部先端に設ける。本実施形態の携帯機器9は、異常が発生したときに押しボタンスイッチ9aを押すことによって、所定のデータを無線送信する携帯型無線送信機である。
【0009】上記構成からなる防護ケース1は、透明袋体2の水密封止部3を開いて、収納空間5内に携帯機器9を挿入した後、水密封止部3を閉じて、引っ掛け部材8を人間の首や、風呂場の手摺り等に掛けて使用する。野外携行時での豪雨や、風呂場でのシャワーを使用した場合、水密封止部材3に強い水圧が作用しても、防護ケース1の内部に水が侵入することを防ぐことができる。また、水密封止部3が多少開いていても、透明袋体2の下部に水密封止部材3が設けられているため、防護ケース1の内部への水の侵入をし難くすることができる。
【0010】図2は、本発明の携帯機器の防護ケースの他の実施形態を示し、図(A)は全体構成を示す斜視図、図(B)は縦断面図である。なお、以下の説明において、前記実施形態と同一の構成については同一番号を付して説明を省略する。
【0011】本実施形態は、携帯機器9の本体にポケット等に固定するためのフック9bが設けられている場合に適用される。収納空間5内には、紐状の吊り下げ部材10が設けられ、吊り下げ部材10を溶着部4に溶着し、この吊り下げ部材10に携帯機器9のフック9bを吊り下げるようにしている。本実施形態においては、水密封止部3の上部に携帯機器9が位置するので、さらに水の侵入を防ぐことができるとともに、水密封止部3に携帯機器9の自重が作用しないので、水密封止部3が開放状態になるのを防ぐことができる。なお、本実施形態においては、引っ掛け部材8としてフックを用い、フックを直接、透明袋体2の上部に溶着するようにしている。
【0012】図3は、本発明の携帯機器の防護ケースの他の実施形態を示し、図(A)は分解平面図、図(B)は組立平面図、図(C)および図(D)は変形例を示す平面図である。
【0013】上記実施形態においては、透明袋体2の上部を溶着部4にて溶着しているが、本実施形態においては、溶着部を設けずに、透明袋体2の上部に直接、引っ掛け部材8を固着するようにしている。引っ掛け部材8は、図(A)に示すように、合成樹脂製のシート部材8aと、シート部材8aの中央に形成された折り返し部8cと、折り返し部8cに対向して形成された4つの穴8bと、目印8dとからなり、シート部材8aの片面には接着剤が塗布されている。そして、目印8dを透明袋体2の上端2aに合わせ、折り返し部8cに沿ってシート部材8aを折り曲げて、シート部材8aを透明袋体2の上部に固着すると、図(B)に示す状態となる。穴8bには紐やフック等が装着される。本実施形態によれば、透明袋体2への溶着作業や穴加工を不要にすることができる。なお、図(C)は、穴8bを一つにした例を示し、図(D)はシート部材8aを三角形状にした例を示している。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、合成樹脂製の透明袋体と、該透明袋体の下端部に設けられた開閉自在の水密封止部と、前記透明袋体の上部に設けられた引っ掛け部材とを備え、前記透明袋体の内部に携帯機器を収納する構成のため、携帯機器の内部に水や塵埃が侵入するのを防止することができる。
【出願人】 【識別番号】000101400
【氏名又は名称】アツミ電氣株式会社
【住所又は居所】静岡県浜松市新都田四丁目2番2号
【出願日】 平成14年5月9日(2002.5.9)
【代理人】 【識別番号】100092509
【弁理士】
【氏名又は名称】白井 博樹 (外7名)
【公開番号】 特開2003−325218(P2003−325218A)
【公開日】 平成15年11月18日(2003.11.18)
【出願番号】 特願2002−133892(P2002−133892)