| 【発明の名称】 |
ランドセル |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 夬卯
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| 【要約】 |
【課題】小学生はA4サイズ等の大型の教科書やノートを使用することが多くなっているが、従来のランドセルは、ノート等収納空間7の幅や深さが小さいので、教科書やノート等を収容するのが困難であるという不満があった。そこで、本発明は、背板の横幅を増大させずに、ノート等収納空間の横幅を増大することができて、A4サイズ等の大型の教科書やノート等を楽に収容することができるランドセルの提供を課題とする。
【解決手段】マチ10の後辺部の裏面側に背板8の側縁部11を突き当てた状態として当該マチ10と背板8とを接合し、かつ、マチの後縁部12と背板8の表面とを面一にしたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 マチ10の後辺部の裏面側に背板8の側縁部11を突き当てた状態として当該マチ10と背板8とを接合し、かつ、マチの後縁部12と背板8の表面とを面一にしたことを特徴とするランドセル。 【請求項2】 背板8の側辺部の裏面側にマチ10の後縁部12を突き当てた状態として当該マチ10と背板8とを接合し、かつ、背板8の側縁部11とマチ10の表面とを面一にしたことを特徴とするランドセル。 【請求項3】背板8の裏面側とマチ10の裏面側とを裏地13で被覆した請求項1又は2記載のランドセル。 【請求項4】 背板8の側辺部とマチ10の後辺部との角部接合個所の裏面側にL形部材14を当接した請求項1、2又は3記載のランドセル。 【請求項5】 背板8の側辺部とマチ10の後辺部との角部接合個所の表面側を角革15により被覆した請求項1、2、3又は4記載のランドセル。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はランドセルに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の一般的なランドセルは、図11に示すように、マチ1の後辺部に外側方向への折曲部2を設けて、その折曲部2を背板3の側辺部の裏面側に重ね合わせ、さらに、それらの外側にヘリ巻き4を被せて一体的に縫着した構造となっている。図中、符号5が縫着の糸目を示している。したがって、背板3の側縁部6よりもマチ1が内側方向へ凹んだ形状となって、ランドセル本体のノート等収納空間7の横幅が背板3の横幅よりも小さくなっている。また、図は省略したが、ランドセル本体の底もマチ1と一連に形成されて、背板3に対する接合構造がマチ1と同一になっているので、背板3の下縁部よりも底が上側へ凹んだ形状となって、ランドセル本体のノート等収納空間7の深さが背板3の縦方向の長さより小さくなっている。 【0003】ところで、小学生はA4サイズ等の大型の教科書やノートを使用することが多くなっているが、上記のような従来のランドセルは、ノート等収納空間7の幅や深さが小さいので、教科書やノート等を収容するのが困難であるという不満がある。そして、この不満を解消するために、背板3の横幅や縦方向の長さを増大すると、材料コストがアップするという弊害がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、マチを内側へ凹まないようにして、ノート等収納空間の横幅を大きくすることができ、A4サイズ等の大型の教科書やノート等を楽に収容することができるランドセルの提供を課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明のランドセルは、マチ10の後辺部の裏面側に背板8の側縁部11を突き当てた状態として当該マチ10と背板8とを接合し、かつ、マチの後縁部12と背板8の表面とを面一にしたことを特徴とする、という構成にしたものである。 【0006】また、上記課題を解決するために、本発明のランドセルは、背板8の側辺部の裏面側にマチ10の後縁部12を突き当てた状態として当該マチ10と背板8とを接合し、かつ、背板8の側縁部11とマチ10の表面とを面一にした構成にすることも可能である。 【0007】なお、本発明のランドセルは、背板8の裏面側とマチ10の裏面側とを裏地13で被覆することも可能である。 【0008】また、本発明のランドセルは、背板8の側辺部とマチ10の後辺部との角部接合個所の裏面側にL形部材14を当接することも可能である。 【0009】さらに、本発明のランドセルは、背板8の側辺部とマチ10の後辺部との角部接合個所の表面側を角革15により被覆することも可能である。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。まず、図1及び図2に示した第1実施例は、マチ10の後辺部の裏面側に背板8の側縁部11を突き当てた状態として当該マチ10と背板8とを接合している。また、マチの後縁部12と背板8の表面とを面一にしている。すなわち、背板8の表面とマチ10の後縁部12の位置を揃えて、その両者を同一平面上に位置させている。なお、接合手段は自由であり、例えば図示したように、縫着により行なうことができる。図中、符号16がその縫着による糸目を示している。もちろん接着剤等を使用することも可能である。 【0011】マチ10と背板8をこのように接合することによって、マチ10は背板8の側縁部11より内側へ凹まないようになるので、ノート等収納空間17の横幅を上記従来例よりも少し拡大することができる。しかも、背板8の横幅を増大する必要がない。 【0012】なお、背板8の材料及び構造は自由である。例えば、表地を皮革製とし、裏地を布製として、その間にウレタン等のクッション材を挟んだ構造にすることが可能である。また、マチ10の材料及び構造も自由である。例えば、表地を皮革製とし、裏地を布製として、その間に硬質厚紙等の芯材を挟んだ構造にすることが可能である。なお、図面上、背板8とマチ10は図を簡略化するために1枚の板で表した。 【0013】背板8には、その上端中央部に背負いベルト9を取付け、また、ランドセル本体には、ノート等収納空間17の上方に開閉自在な冠18を設ける。 【0014】次に、図3及び図4に示した第2実施例は、背板8の側辺部の裏面側にマチ10の後縁部12を突き当てた状態として当該マチ10と背板8とを接合し、かつ、背板8の側縁部11とマチ10の表面とを面一にしたものである。 【0015】この第2実施例も、マチ10は背板8の側縁部11より内側へ凹まないので、ノート等収納空間17の横幅を上記従来例よりも少し拡大することができる。しかも、背板8の横幅を増大する必要がない。 【0016】次に、図5及び図6に示した第3実施例は、マチ10の後辺部の裏面側に背板8の側縁部11を突き当てた状態として当該マチ10と背板8とを接合し、かつ、マチの後縁部12と背板8の表面とを面一にし、また、背板8の裏面側とマチ10の裏面側とを裏地13で被覆するとともに、背板8の側辺部とマチ10の後辺部との角部接合個所の表面側を角革15により被覆したものである。 【0017】また、図7及び図8に示した第4実施例は、背板8の側辺部の裏面側にマチ10の後縁部12を突き当てた状態として当該マチ10と背板8とを接合し、かつ、背板8の側縁部11とマチ10の表面とを面一にし、また、背板8の裏面側とマチ10の裏面側とを裏地13で被覆するとともに、背板8の側辺部とマチ10の後辺部との角部接合個所の表面側を角革15により被覆したものである。 【0018】なお、図は省略するが、上記の第3実施例と第4実施例のランドセルにおいて角革15を設けない実施例、すなわち、上記の第1実施例と第2実施例のランドセルに単に裏地13を付け加えた実施例も可能である。 【0019】上記の第3実施例や第4実施例などのように、背板8の裏面側とマチ10の裏面側とを裏地13で被覆すれば、ノート等収納空間17の内面部の見栄えが良くなるとともに、その裏地13にソフトな素材を用いることによりノートや教科書等が損傷しにくくなる。 【0020】次に、図9に示した第5実施例は、上記第4実施例のランドセルにおける裏地13を1枚構造にするとともに、背板8の側辺部とマチ10の後辺部との角部接合個所の裏面側に、さらにL形部材14を当接したものである。 【0021】また、図10に示した第6実施例は、上記第5実施例のランドセルにおける裏地13を1枚構造にするとともに、背板8の側辺部とマチ10の後辺部との角部接合個所の裏面側に、さらにL形部材14を当接したものである。 【0022】なお、図は省略するが、上記の第5実施例と第6実施例のランドセルにおいて角革15を設けない実施例、すなわち、上記の第1実施例と第2実施例のランドセルに裏地13とL形部材14を付け加えた実施例も可能である。 【0023】さらに、上記の第5実施例や第6実施例のランドセルにおいて角革15と裏地13を設けない実施例、すなわち、上記の第1実施例と第2実施例のランドセルにL形部材14だけを付け加えた実施例も可能である。 【0024】上記の第5実施例や第6実施例などのように、背板8の側辺部とマチ10の後辺部との角部接合個所の裏面側にL形部材14を当接すれば、その接合個所が補強され、かつ、その角部の保形性が良好になる。 【0025】また、図は省略するが、上記の第5実施例や第6実施例におけるランドセルにおいて裏地13とL形部材14を設けない実施例、すなわち、上記の第1実施例や第2実施例におけるランドセルに角革15だけを付け加えた実施例も可能である。 【0026】上記の第3実施例、第4実施例、第5実施例及び第6実施例などのように角革15を設ければ、角部接合個所が補強され、かつ、外観の見栄えが良好になる。 【0027】なお、図は省略するが、上記の各実施例において、背板8に対する底の接合構造を、背板8とマチ10の接合構造と同一にすることができる。このようにすれば、底が背板8の下縁部より上側へ凹まないので、ランドセル本体のノート等収納空間17の深さを上記従来例よりも少し大きくすることができる。なお、底はマチ10と一連に形成することができる。 【0028】 【発明の効果】請求項1ないし請求項5記載の本発明のランドセルは、いずれも、マチ10が背板8の側縁部11より内側へ凹まず、ノート等収納空間17の横幅が少し拡大することになるので、A4サイズ等の大型の教科書やノート等でも楽に収容することができる。しかも、背板8の横幅を増大する必要がない。なお、底と背板8の接合構造をマチ10と背板8の接合構造と同一にすれば、底が背板8の下縁部より上側へ凹まず、ノート等収納空間17の深さを少し大きくすることができ、同じくA4サイズ等の大型の教科書やノート等でも楽に収容することができる。しかも、背板8の縦方向の長さを増大する必要がない。また、請求項3記載の本発明のランドセルは、背板8の裏面側とマチ10の裏面側とを裏地13で被覆することにより、ノート等収納空間17の内面部の見栄えが良くなるとともに、その裏地13にソフトな素材を用いることによりノートや教科書等が損傷しにくくなる。また、請求項4記載の本発明のランドセルは、背板8の側辺部とマチ10の後辺部との角部接合個所の裏面側にL形部材14を当接したことにより、その接合個所が補強され、かつ、その角部の保形性が良好になる。また、請求項5記載の本発明のランドセルは、角革15を設けたことによりマチ10と背板8の接合個所を補強することができ、かつ、外観の見栄えを良くすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391006500 【氏名又は名称】株式会社松崎
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| 【出願日】 |
平成14年4月24日(2002.4.24) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−310325(P2003−310325A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月5日(2003.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−122618(P2002−122618) |
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