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【発明の名称】 バッグ
【発明者】 【氏名】中村 夬卯

【要約】 【課題】従来のバッグは、バッグ本体の全体がソフトか、又はハードになっている。ソフトなものは、フレキシブルなので使いやすいが、形崩れしやすく、又、内部に収納した物品を十分に保護できないという不満がある。これに対し、ハードなものは、内部に収納したものを保護することはできるが、フレキシビリティがないので使いにくいという不満がある。そこで、このような不満を解消すること、すなわち、バッグ本体の保形性が良く、又、内部に収納した物品を十分に保護することもでき、さらに、バッグ本体の一部がフレキシビリティを有して使い勝手も良いバッグの提供を課題とする。

【解決手段】バッグ本体1の周辺部位に硬質胴部12を設けるとともに、それ以外の部位をソフト胴部13となしたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バッグ本体1の周辺部位に硬質胴部12を設けるとともに、それ以外の部位をソフト胴部13となしたことを特徴とするバッグ。
【請求項2】 硬質の皮革等で硬質胴部12を形成し、柔軟性を有する皮革、布などでソフト胴部13を形成した請求項1記載のバッグ。
【請求項3】 バッグ本体1の前胴部2と後胴部3における左右の側辺部と底辺部、および左右のマチ部4,5と底部6を含む範囲に硬質胴部12を設けて、その前胴部2と後胴部3における左右の側辺部と左右のマチ部4,5とを緩やかな曲面部15を介して連続させ、又、前胴部2と後胴部3における底辺部と底部6も緩やかな曲面部16を介して連続させた請求項1又は2記載のバッグ。
【請求項4】 硬質胴部12の裏側にアルミフレーム14等の補強材を設置した請求項1、2又は3記載のバッグ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバッグは、バッグ本体の全体を布等のソフトな素材で形成するか、又は、アルミ等のハードな素材で形成している。そして、 バッグ本体の全体をソフトな素材で形成したものは、変形できてフレキシブルなので、使いやすいというメリットはあるが、形崩れしやすく、又、内部にノートパソコン等の精密機器などを収納した場合に十分に保護できないという不満がある。これに対し、バッグ本体の全体をハードな素材で形成したものは、その剛性により内部に収納したものを確実に保護することはできるが、その反面、変形できないのでフレキシビリティがなく、使いにくいという不満がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記の不満を解消すること、すなわち、バッグ本体の保形性が良く、又、内部に収納した物品を十分に保護することもでき、さらに、バッグ本体の一部が変形可能なフレキシビリティを有して使い勝手も良いバッグの提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明のバッグは、バッグ本体1の周辺部位に硬質胴部12を設けるとともに、それ以外の部位をソフト胴部13となしたことを特徴とする、という構成にしたものである。
【0005】なお、本発明のバッグは、硬質の皮革等で硬質胴部12を形成し、柔軟性を有する皮革、布などでソフト胴部13を形成することが可能である。
【0006】また、本発明のバッグは、バッグ本体1の前胴部2と後胴部3における左右の側辺部と底辺部、および左右のマチ部4,5と底部6を含む範囲に硬質胴部12を設けて、その前胴部2と後胴部3における左右の側辺部と左右のマチ部4,5とを緩やかな曲面部15を介して連続させ、又、前胴部2と後胴部3における底辺部と底部6も緩やかな曲面部16を介して連続させることが可能である。
【0007】さらに、本発明のバッグは、硬質胴部12の裏側にアルミフレーム14等の補強材を設置することも可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図示した本発明の一実施例に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明は勿論この実施例に限定されるものではない。まず、バッグ本体1の構造は自由であるが、例えば図示した実施例のように、前胴部2、後胴部3、左右のマチ部4,5、底部6及び上面部7を有する構造にすることができる。そして、その底部6の左端から左側のマチ部4、上面部7、右側のマチ部5及び底部6の右端まで一連のスライドファスナ8を設けて、そのスライドファスナ8を開くことにより左右のマチ部4,5と上面部7を前後に分割して、前胴部と後胴部3の間を拡開できる構造にすることができる。また、前胴部2と後胴部3にはそれぞれ持ち手9,10を取付け、さらに、ショルダーベルト11の両端を左右のマチ部4,5に着脱自在とすることができる。
【0009】本発明のバッグは、そのバッグ本体1の周辺部に硬質胴部12を設けるものである。バッグ本体1の周辺部とは、例えば図示した実施例のように、前胴部2と後胴部3における左右の側辺部と底辺部、および左右のマチ部4,5と底部6を含む範囲とすることができる。なお、左右のマチ部4,5と底部6において上記のようにスライドファスナ8を設ける場合は、その個所を除くことができる。上記の範囲に硬質胴部12を設ける場合、その前胴部2と後胴部3における左右の側辺部と左右のマチ部4,5を緩やかな曲面部15により連続させ、又、前胴部2と後胴部3における底辺部と底部6も緩やかな曲面部16により連続させることができる。すなわち、硬質胴部12を鋭角な角部のない立体に成形することができる。この硬質胴部12の素材は、硬質である程度の剛性を有するものであれば自由であり、例えば図示した実施例のように、硬質の皮革などを使用可能である。
【0010】本発明のバッグは、バッグ本体1における硬質胴部12以外の部位をソフト胴部13とするものである。例えば図示した実施例のように、前胴部2と後胴部3における硬質胴部12の内側部位、すなわち、硬質胴部12で囲まれた部位をソフト胴部13とすることができる。このソフト胴部13は、ソフトで柔軟性を有する素材であれば自由であり、例えば図示した実施例のように、柔軟性を有する布などを使用可能であり、また、柔軟性を有する皮革なども使用可能である。
【0011】なお、図示した実施例のように、バッグ本体1におけるマチ部4,5などの硬質胴部12の裏側個所にアルミフレーム14などの補強材を入れて硬質胴部12をさらに補強することも可能である。
【0012】
【発明の効果】本発明のバッグは上記の通りであり、バッグ本体1の周辺部に硬質胴部12を設けたことにより、バッグ本体1の保形性が向上して形崩れを防止することができ、又、その硬質胴部12がプロテクタの役割を果たして外部からの衝撃を防ぐので、バッグ本体1の内部に収納した物品を十分に保護することができる。また、硬質胴部12以外の部位をソフト胴部13としたことにより、バッグ本体1の一部が変形可能なフレキシビリティを有するので、バッグ本体1を膨らまして多くの物品を収納することや、バッグ本体1に対し物品を出し入れしやすくするために開口部を広げることなどが可能となって、使いやすさが向上する。なお、請求項3記載のように、バッグ本体1の前胴部2と後胴部3における左右の側辺部と底辺部、および左右のマチ部4,5と底部6を含む範囲に硬質胴部12を設けて、その前胴部2と後胴部3における左右の側辺部と左右のマチ部4,5とを緩やかな曲面部15を介して連続させ、又、前胴部2と後胴部3における底辺部と底部6も緩やかな曲面部16を介して連続させれば、鋭角な角部が無くなって人体への干渉も軽減することができる。また、請求項4記載のように、硬質胴部12の裏側個所にアルミフレーム14などの補強材を入れれば、さらに硬質胴部12を補強して強度を高め、保形性をアップすることができる。
【出願人】 【識別番号】391006500
【氏名又は名称】株式会社松崎
【出願日】 平成14年4月17日(2002.4.17)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−304920(P2003−304920A)
【公開日】 平成15年10月28日(2003.10.28)
【出願番号】 特願2002−114865(P2002−114865)