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【発明の名称】 ペット用トレー
【発明者】 【氏名】佐藤 耕平
【住所又は居所】宮城県角田市小坂字土瓜1番地 アイリスオーヤマ株式会社角田工場内

【要約】 【課題】シーツ等を容易に取り付けられ、かつ確実に支持する。

【解決手段】上側面にマット2やシーツ3が掛けられる本体部4と、この本体部4の周囲に嵌合してシーツ3等の周囲を押さえる枠体部5とを備えたペット用トレーである。枠体部5の対向する両側に嵌合部24をそれぞれ設けると共に、本体部4の対向する両側に嵌合部24と嵌合する被嵌合部15をそれぞれ設け、枠体部5の両側(嵌合部24を設けた両側)を本体部4から離れる方向に反らせて成形した。嵌合部24は、枠体部5の縦壁部に設けた嵌合穴で構成し、被嵌合部15は、本体部4の縦壁部のうち嵌合部24に対向する位置に設けた嵌合突起で構成した。嵌合部24を挟む両側には弾性リブ25を設けた。枠体部5の内側縁部には押え板部29を設け、押え板部29の下側面に固定用突起30を設けた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上側面に少なくともシーツが掛けられる本体部と、この本体部の周囲に嵌合して上記シーツの周囲を押さえる枠体部とを備えたペット用トレーにおいて、上記枠体部の対向する両側に嵌合部がそれぞれ設けられると共に、上記本体部の対向する両側に上記嵌合部と嵌合する被嵌合部がそれぞれ設けられ、上記枠体部が、上記嵌合部を設けた両側が上記本体部から離れる方向に反らせて成形されたことを特徴とするペット用トレー。
【請求項2】 請求項1に記載のペット用トレーにおいて、上記嵌合部が、上記枠体部の縦壁部に設けられた嵌合穴又は嵌合突起により構成されると共に、上記被嵌合部が、上記本体部の縦壁部のうち上記嵌合部に対向する位置に設けられた嵌合突起又は嵌合穴により構成され、外側に位置する上記嵌合部又は被嵌合部の縦壁部の内側面であって、上記嵌合部又は被嵌合部を挟む両側に弾性リブを設け、この弾性リブの一端部が、なだらかな円弧を描きながら、上記縦壁部の一端部に連なる水平壁部に徐々に沿って一体的に設けられたことを特徴とするペット用トレー。
【請求項3】 請求項1又は2に記載のペット用トレーにおいて、上記枠体部の内側縁部に押え板部が設けられると共に、この押え板部の下側面に固定用突起が設けられたことを特徴とするペット用トレー。
【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のペット用トレーにおいて、上記枠体部の内側縁部のうち上記固定用突起の外側に設けられた固定用凸条又は凸条嵌合溝と、上記本体部側に設けられ上記固定用凸条又は凸条嵌合溝と嵌合する凸条嵌合溝又は固定用凸条とを備えたことを特徴とするペット用トレー。
【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のペット用トレーにおいて、上記本体部にマット収納部が設けられ、このマット収納部にマットが収納されると共にその上側をシーツで覆われ、上記固定用突起が上記マットの周縁部に位置し、上記固定用凸条及び凸条嵌合溝が上記シーツの周縁部に位置することを特徴とするペット用トレー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マットやシーツを載置して使用するペット用トレーに関し、特にペット用のトイレとして使用して好適なペット用トレーに関する。
【0002】
【従来の技術】シーツが掛けられたペット用トレーは一般に知られている。このようなペット用トレーは通常、シーツが掛けられる本体部と、この本体部の周囲に嵌合して上記シーツの周囲を押さえる枠体部とから構成されている。
【0003】ペットは、本体部の上に掛けられたシーツに上に乗って、寝そべったり、トイレをしたりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成のペット用トレーでは、その枠体部と本体部は、通常、対向する2カ所程度で互いに固定されている。
【0005】このため、2つの固定部分の間では、枠体部が本体部から浮いてシーツの固定が緩くなることがある。そして、この状態で、犬等のペットがトレーの上で動き回ると、シーツがずれてしまうという問題点がある。
【0006】本発明は以上述べたような不具合を解消するためになされたもので、シーツ等を容易に取り付けられ、かつずれることなく確実に支持することができるペット用トレーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決するために第1の発明に係るペット用トレーは、上側面に少なくともシーツが掛けられる本体部と、この本体部の周囲に嵌合して上記シーツの周囲を押さえる枠体部とを備えたペット用トレーにおいて、上記枠体部の対向する両側に嵌合部がそれぞれ設けられると共に、上記本体部の対向する両側に上記嵌合部と嵌合する被嵌合部がそれぞれ設けられ、上記枠体部が、上記嵌合部を設けた両側が上記本体部から離れる方向に反らせて成形されたことを特徴とする。
【0008】上記構成により、枠体部を本体部に取り付けて、まず一方の嵌合部を本体部の被嵌合部に嵌合させる。次いで、反った枠体部をまっすぐに延ばすように他方の嵌合部を押し下げて、本体部の他方の被嵌合部に嵌合させる。これにより、枠体部の反りが延ばされた反動によって嵌合部と被嵌合部との嵌合状態が確実に維持されると共に、各嵌合部の近傍だけでなく、各嵌合部の中間部においても、枠体部が一定以上の圧力で本体部と当接する。これにより、枠体部が本体部から浮いた部分がなくなり、シーツはその全周を、枠体部と本体部とで確実に挟んで支持される。この結果、シーツの上でペットが動き回っても、シーツがずれることがなくなる。
【0009】第2の発明に係るペット用トレーは、第1の発明に係るペット用トレーにおいて、上記嵌合部が、上記枠体部の縦壁部に設けられた嵌合穴又は嵌合突起により構成されると共に、上記被嵌合部が、上記本体部の縦壁部のうち上記嵌合部に対向する位置に設けられた嵌合突起又は嵌合穴により構成され、外側に位置する上記嵌合部又は被嵌合部の縦壁部の内側面であって、上記嵌合部又は被嵌合部を挟む両側に弾性リブを設け、この弾性リブの一端部が、なだらかな円弧を描きながら、上記縦壁部の一端部に連なる水平壁部に徐々に沿って一体的に設けられたことを特徴とする。
【0010】上記構成により、枠体部を本体部に取り付けて上側から押すと、枠体部の縦壁部に設けられた嵌合穴又は嵌合突起が、本体部の縦壁部に設けられた嵌合突起又は嵌合穴に嵌合する。このとき、外側に位置する縦壁部の内側面の弾性リブが縦壁部を弾性的に支持する。即ち、弾性リブが、その一端部がなだらかな円弧を描きながら水平壁部に徐々に沿って一体的に設けられているので、弾性リブに応力が集中することなく水平壁部に支持されて、縦壁部を弾性的に支持する。これにより、嵌合穴と嵌合突起との嵌合状態が弾性的に確実に支持されて、抜けることがなくなる。
【0011】第3の発明に係るペット用トレーは、第1又は第2の発明に係るペット用トレーにおいて、上記枠体部の内側縁部に押え板部が設けられると共に、この押え板部の下側面に固定用突起が設けられたことを特徴とする。
【0012】上記構成により、枠体部が本体部に取り付けられて一定以上の圧力で当接することにより、固定用突起がシートに押し当てられて確実に固定支持される。
【0013】第4の発明に係るペット用トレーは、第1乃至第3のいずれかの発明に係るペット用トレーにおいて、上記枠体部の内側縁部のうち上記固定用突起の外側に設けられた固定用凸条又は凸条嵌合溝と、上記本体部側に設けられ上記固定用凸条又は凸条嵌合溝と嵌合する凸条嵌合溝又は固定用凸条とを備えたことを特徴とする。
【0014】上記構成により、枠体部を本体部に取り付けると、固定用凸条と凸条嵌合溝とが互いに嵌合する。これにより、互いに嵌合した固定用凸条と凸条嵌合溝とで、シートの周囲が挟み込まれて支持され、固定される。
【0015】第5の発明に係るペット用トレーは、第1乃至4のいずれかの発明に係るペット用トレーにおいて、上記本体部にマット収納部が設けられ、このマット収納部にマットが収納されると共にその上側をシーツで覆われ、上記固定用突起が上記マットの周縁部に位置し、上記固定用凸条及び凸条嵌合溝が上記シーツの周縁部に位置することを特徴とする。
【0016】上記構成により、固定用突起でマットの周縁部が固定され、固定用凸条及び凸条嵌合溝でシーツの周縁部が固定される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るペット用トレーについて図面を参照しながら説明する。なお、ここでは、ペット用トレーをペット用トイレとして使用する場合について説明する。図1は本実施形態に係るペット用トイレを示す分解斜視図、図2は本実施形態に係るペット用トイレを示す斜視図、図3は本実施形態に係るペット用トイレを示す正面図、図4は本実施形態に係るペット用トイレを示す側面図、図5は本実施形態に係るペット用トイレを示す平面図、図6は本実施形態に係るペット用トイレの本体部を示す正面図、図7は本実施形態に係るペット用トイレの本体部を示す平面図、図8は本実施形態に係るペット用トイレの本体部を示す側面図、図9は本実施形態に係るペット用トイレの本体部を示す裏面図、図10は本実施形態に係るペット用トイレの本体部の被嵌合部を本体部の外側から示す斜視図、図11は本実施形態に係るペット用トイレの枠体部を示す正面図、図12は本実施形態に係るペット用トイレの枠体部を示す平面図、図13は本実施形態に係るペット用トイレの枠体部を示す側面図、図14は本実施形態に係るペット用トイレの枠体部を示す裏面図、図15は本実施形態に係るペット用トイレの本体部に枠体部を載置した状態を示す正面図、図16は本実施形態に係るペット用トイレの枠体部の嵌合部及び弾性リブの部分を裏返した枠体部の内側から示す斜視図、図17は本実施形態に係るペット用トイレの本体部に枠体部を嵌合した状態を示す要部断面図、図18は本実施形態に係るペット用トイレの固定用突起を示す要部拡大図、図19は本実施形態に係るペット用トイレの組み立て状態を示す斜視図である。
【0018】[第1の実施形態]本実施形態に係るペット用トイレ1は、図1〜5,17,19に示すように、マット2と、シーツ3と、本体部4と、枠体部5とから構成されている。
【0019】マット2は、吸水及び消臭の機能を備え、ペットの尿を吸収し、臭いの発生を押さえるための部材である。マット2は、四角形の平板状に形成されている。本実施例では、本体部4に2枚並べて取り付けられる。
【0020】シーツ3は、マット2を覆うカバーである。シーツ3には、多数の逆流防止穴が設けられている。この逆流防止穴は水分の逆流を抑えるようになっている。即ち、シーツ3の上にペットが排尿すると、尿は逆流防止穴を通過してマット2に吸収されて保持され、ペットが踏み付けても逆流防止穴から逆流しないようになっている。シーツ3は、後述する本体部4の凸条嵌合溝14を覆う程度の大きさに設定されている。
【0021】本体部4は、マット2及びシーツ3を収納して固定支持するための部材である。本体部4は、図1〜9に示すように、浅い皿状に形成されている。具体的には、底面板部7と、嵌合壁部8と、堤部9とから概略構成されている。
【0022】底面板部7は、本体部4の底面を構成する部材である。この底面板部7には、後述するマット収納部13及び凸条嵌合溝14が設けられている。
【0023】嵌合壁部8は、本体部4の左右端部の壁を構成する部材である。嵌合壁部8は、円弧状に隆起させて形成され、後述する枠体部5の円弧状袋部21に嵌合されて、本体部4と枠体部5とが互いに固定されるようになっている。この嵌合壁部8の内側の壁面は、後述する凸条嵌合溝14の一部を構成している。
【0024】嵌合壁部8の中央部には、後述する被嵌合部15が設けられている。この被嵌合部15の両側には、後述する弾性リブ25を収納して案内するリブ案内溝11がそれぞれ設けられている。
【0025】堤部9は、本体部4の前後端部の低い壁を構成する部材である。この堤部9は、後述する凸条嵌合溝14の一部を構成している。
【0026】上記本体部4には、マット収納部13と、凸条嵌合溝14と、被嵌合部15とが設けられている。
【0027】マット収納部13は、マット2を収納する凹部である。このマット収納部13は、後述する凸条嵌合溝14の内側壁17によって構成されている。マット収納部13は、マット2を2枚並べた大きさで、マット2の厚さと同じ深さに設定されている。
【0028】凸条嵌合溝14は、シーツ3の周縁部を固定するための部位である。凸条嵌合溝14は、マット収納部13の外周を囲繞するように形成されている。具体的には、図17に示すように、内側壁17と、外側壁18と、底面壁19とから構成されている。
【0029】内側壁17は、凸条嵌合溝14の内側を形成するための壁面である。内側壁17はマット収納部13の外周に沿って四角形状に配設されている。これにより、内側壁17は、マット収納部13と凸条嵌合溝14とを区画している。
【0030】外側壁18は、底面壁19を立ち上げて形成されている。内側壁17と外側壁18との間隔は、枠体部5の固定用凸条33が余裕をもって挿入できる程度に設定されている。
【0031】底面壁19は、マット収納部13の底面板部7を延長して形成されている。
【0032】被嵌合部15は、後述する枠体部5の嵌合部24と互いに嵌合することで、枠体部5を本体部4に固定するための部材である。被嵌合部15は、図1,8,10に示すように、嵌合壁部8の外側に設けられている。被嵌合部15は、楕円形状に隆起させて形成された嵌合突起によって構成されている。
【0033】枠体部5は、マット2及びシーツ3の周囲を押さえて固定するための部材である。この枠体部5は、図1〜5,11〜14に示すように、四角形の枠状に形成され、本体部4の周囲に嵌合して取り付けられる。枠体部5は、左右両側に設けられた円弧状袋部21と、前後両側に設けられた溝板部22とから構成されている。
【0034】円弧状袋部21は、本体部4の嵌合壁部8に嵌合する部分である。円弧状袋部21は、下方に開口した円弧状の袋体として構成され、本体部4の嵌合壁部8を包み込むようにしてその上側から嵌合されるようになっている。各円弧状袋部21の外側の縦壁部21Aには、嵌合部24がそれぞれ設けられている。この嵌合部24は、楕円形状の嵌合穴として構成されている。
【0035】縦壁部21Aの内側面うち、嵌合部24を挟む両側には、図16に示すように、弾性リブ25が設けられている。この弾性リブ25は、嵌合部24を弾性的に支持するための部材である。この弾性リブ25によって、嵌合部24が本体部4の被嵌合部15に確実に嵌合するようになっている。即ち、嵌合部24が本体部4の被嵌合部15にその外側から嵌合した状態が、弾性的にかつ確実に支持され、ペットが動き回って衝撃を受けても外れないようになっている。弾性リブ25の一端部(図16中の下端部)は、なだらかな円弧を描きながら水平壁部21Bに徐々に沿って一体的に設けられている。これにより、弾性リブ25は、応力が集中することなく水平壁部21Bに弾性的に支持され、縦壁部21Aを弾性的に支持している。
【0036】縦壁部21Aのうち、弾性リブ25の下側(図16中の上側)には案内部26が形成されている。この案内部26は、円弧状袋部21を本体部4の嵌合壁部8に嵌合させるときに、縦壁部21Aを本体部4の被嵌合部15に乗り上げさせるための案内部分である。案内部26は、外側へ球面状に膨らませて形成されている。
【0037】溝板部22は、図1,11,15に示すように、前後両側に設けられて各円弧状袋部21と一体的に連結され、枠体部5を構成している。溝板部22は、下方に開口した溝状(雨どい状)に形成され、本体部4の堤部9に嵌合するようになっている。溝板部22は上側に反らせて形成されている。即ち、枠体部5の両側が本体部4から離れる方向に反らせて成形されている(図15参照)。これは、枠体部5がその全周で本体部4に、一定以上の圧力で当接して、マット2及びシーツ3を確実に固定支持するためである。即ち、枠体部5の両側の嵌合部24が本体部4の両側の被嵌合部15にそれぞれ嵌合して溝板部22の反りが延ばされることで、その反力によって、枠体部5自身を本体部4側に固定すると共に、枠体部5の全周(円弧状袋部21と溝板部22の部分全体)がマット2及びシーツ3に一定以上の圧力で押し付けられるようになっている。
【0038】枠体部5の内側縁部には押え板部29が設けられている。この押え板部29は、図1,12,14,17に示すように、枠体部5の内側へ延出して形成され、本体部4のマット収納部13に収納された2枚のマット2の周囲を僅かに覆う程度の寸法に設定されている。
【0039】押え板部29の下側面には固定用突起30が設けられている。この固定用突起30は、押え板部29の下側面の全周に多数設けられ、マット2及びシーツ3を多数の点で支持するようになっている。固定用突起30は、図18に示すように、中央に切り欠き31を有している。平面形状は、長方形状(図20参照)になっている。
【0040】固定用突起30の外側には固定用凸条33が設けられている。この固定用凸条33は、枠体部5の内側壁を下方へ延ばして形成され、枠体部5の全周に亘って四角形状に設けられている。固定用凸条33は、枠体部5が本体部4に取り付けられた状態で、図17に示すように、本体部4の凸条嵌合溝14に嵌合するようになっている。この固定用凸条33と凸条嵌合溝14との嵌合により、シーツ3の周縁を挟み込んで固定支持するようになっている。
【0041】[動作]以上のように構成されたペット用トイレ1は、次のように使用される。図19に基づいて説明する。
【0042】マット2及びシーツ3の取付作業は次のようにする。
【0043】まず、図19(A)のように、本体部4のマット収納部13に2枚のマット2を収納する。次いで、図19(B)のように、マット2の上からシーツ3を被せる。シーツ3の周囲が本体部4の凸条嵌合溝14にかかるように被せる。次いで、図19(C)のように、枠体部5を本体部4に取り付ける。
【0044】このとき、枠体部5の円弧状袋部21が本体部4の嵌合壁部8にはまり込み、溝板部22が堤部9にはまり込む。
【0045】この状態で、枠体部5の一方の円弧状袋部21を押し下げて、嵌合部24を被嵌合部15にはめ込む。次いで、他方の円弧状袋部21を押し下げて、反った溝板部22を延ばしながら、嵌合部24を被嵌合部15にはめ込む。これで、マット2及びシーツ3の取付作業は終了する。
【0046】この状態で、枠体部5の固定用突起30はマット2の周縁をシーツ3の上から押圧する。さらに、固定用凸条33は本体部4の凸条嵌合溝14に嵌合することで、シーツ3の周縁を挟み込んで固定支持する。
【0047】ペットが排尿等をしたときには、枠体部5の案内部26を外側へ引いて嵌合部24を被嵌合部15から外し、枠体部5を本体部4から取り外す。これにより、マット2及びシーツ3の固定は解除され、これらを取り除く。次いで、新しいのマット2及びシーツ3を上記同様にして取り付ける。
【0048】[効果]以上により、マット2及びシーツ3をペット用トイレ1に対して、容易に取り付け及び取り外しすることができる。
【0049】また、枠体部5を反らせたので、その反りが延ばされる反動を利用して枠体部5の全周を一定以上の圧力で本体部4に当接させることができ、枠体部5が本体部4から浮いた部分がなくなる。この結果、マット2及びシーツ3がその全周を確実に支持され、シーツ3の上でペットが動き回っても、シーツ3等がずれることがなくなる。
【0050】枠体部5の円弧状袋部21の縦壁部21Aの内側面に弾性リブ25を設けたので、嵌合部24の被嵌合部15への嵌合状態が弾性的に確実に支持され、抜けることがなくなる。
【0051】さらに、固定用突起30によってマット2がその周縁部で確実に固定され、固定用凸条33及び凸条嵌合溝14でシーツ3の周縁部が確実に固定され、シーツ3の上でペットが動き回っても、シーツ3等がずれることがなくなる。
【0052】[第2の実施形態]次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態のペット用トイレの全体構成は、上記第1の実施形態の全体構成とほぼ同様であるので、ここでは、同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、相違する部分を中心に説明する。図20は第2実施形態に係るペット用トイレの枠体部を示す要部斜視図、図21は第2実施形態に係るペット用トイレの本体部を示す要部斜視図、図22は固定用突起を示す要部拡大図、図23は固定用突起の他の例を示す要部拡大図である。
【0053】本実施形態における特徴部分は固定用突起41である。図20に示すように、押え板部29には多数の固定用突起41が設けられている。この固定用突起41は、図22に示すように、台形状に形成されている。これにより、マット2及びシーツ3への当接面積を狭くして、マット2等へある程度食い込んで支持するようになっている。
【0054】これにより、より確実にマット2等を固定支持することができる。
【0055】また、図23に示すように、固定用突起41を三角形状(円錐形状、四角錐形状等)に形成してもよい。この場合は、マット2等に完全に食い込んで、さらに確実に固定支持することができる。
【0056】[変形例]
(1) 上記実施形態では、マット2とシーツ3とを使用したバイを例に説明したが、シーツ3だけの場合もある。この場合は、シーツ3には、上述した機能の他に、吸水及び消臭の機能を持たせる。この場合も、上記同様の作用、効果を奏することができる。
【0057】(2) 上記実施形態では、ペット用トレーをペット用のトイレとして使用したが、ペット用ベッド等の他の用途に使用する場合も、上記同様の作用、効果を奏することができる。
【0058】(3) 上記実施形態では、嵌合部24を嵌合穴により構成し、被嵌合部15を嵌合突起により構成したが、これらと逆に、嵌合部24を嵌合突起により構成し、被嵌合部15を嵌合穴により構成してもよいことは言うまでもない。この場合も、上記同様の作用、効果を奏することができる。
【0059】(4) 上記実施形態では、枠体部5の嵌合部24を挟む両側に弾性リブ25を設けたが、本体部4の被嵌合部15を挟む両側に設けてもよい。この場合も、上記同様の作用、効果を奏することができる。
【0060】(5) 上記実施形態では、枠体部5側に固定用凸条33を設け、本体部4側に凸条嵌合溝14を設けたが、これと逆に、枠体部5側に凸条嵌合溝を設け、本体部4側に固定用凸条を設けてもよい。この場合も、上記同様の作用、効果を奏することができる。
【0061】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0062】(1) マット等をペット用トレーに対して、容易に取り付け及び取り外しすることができる。
【0063】(2) 枠体部を反らせたので、マット等がその全周が確実に支持され、シーツの上でペットが動き回っても、シーツ等がずれることがなくなる。
【0064】(3) 枠体部に弾性リブを設けたので、嵌合部の被嵌合部への嵌合状態が弾性的に確実に支持され、抜けることがなくなる。
【0065】(4) 固定用突起を設けたので、固定用突起がシート等に押し当てられることでシーツ等を確実に固定支持することができる。
【0066】(5) 固定用凸条と凸条嵌合溝とを設けたので、これらが互いに嵌合することで、シートの周囲を挟み込んで確実に支持することができる。
【0067】(6) 固定用突起によってマットの周縁部を確実に固定し、固定用凸条及び凸条嵌合溝でシーツの周縁部を確実に固定することができる。
【出願人】 【識別番号】391001457
【氏名又は名称】アイリスオーヤマ株式会社
【住所又は居所】宮城県仙台市青葉区五橋二丁目12番1号
【出願日】 平成14年2月4日(2002.2.4)
【代理人】 【識別番号】100090620
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 宣幸
【公開番号】 特開2003−225111(P2003−225111A)
【公開日】 平成15年8月12日(2003.8.12)
【出願番号】 特願2002−26513(P2002−26513)