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【発明の名称】 キャリーケース
【発明者】 【氏名】川島 義行

【要約】 【課題】底面の四隅に一対のキャスターと一対の脚体を有するキャリーケースを輸送時にコンパクトに変形して効率良く輸送できるようにする。

【解決手段】キャリーケース本体1の底面部5における後胴部3寄りの左右両端にそれぞれキャスター10,11を取り付け、そのキャスター10,11の支持枠19,20に対し先端部を着脱自在とした横桟部17,18を一体的に設けた脚体12,13をキャリーケース本体1の底面部5における前胴部2寄りの左右両端に底面部5を伸展した状態でそれぞれ着脱自在となし、キャリーケース本体1における上面部4、底面部5及び左右のマチ部6,7を前胴部2と後胴部3との間に折り込んで収縮可能なソフトな素材で形成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 キャリーケース本体1の底面部5における後胴部3寄りの左右両端にそれぞれキャスター10,11を取り付け、そのキャスター10,11の支持枠19,20に対し先端部を着脱自在とした横桟部17,18を一体的に設けた脚体12,13をキャリーケース本体1の底面部5における前胴部2寄りの左右両端に底面部5を伸展した状態でそれぞれ着脱自在となし、キャリーケース本体1における上面部4、底面部5及び左右のマチ部6,7を前胴部2と後胴部3との間に折り込んで収縮可能なソフトな素材で形成したことを特徴とするキャリーケース。
【請求項2】 脚体12,13を固定板14の左右両端に取り付けて、その固定板14をキャリーケース本体1の伸展した状態の底面部5に着脱自在とした請求項1記載のキャリーケース。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャリーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】キャリーケースは底面部の四隅に一対のキャスターと一対の脚体を設けている。そして、このキャスターと脚体の存在により、キャリーケースをコンパクトな形状に変形するのが困難であった。そのため、出荷する場合に嵩張るので、一度に少量しか輸送できず、輸送効率が低く、輸送コストが割高になるという不満があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記の問題を解決すること、すなわち、底面部の四隅に一対のキャスターと一対の脚体を有するキャリーケースを輸送時にコンパクトに変形して効率良く低コストで輸送できるようにすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明のキャリーケースは、キャリーケース本体1の底面部5における後胴部3寄りの左右両端にそれぞれキャスター10,11を取り付け、そのキャスター10,11の支持枠19,20に対し先端部を着脱自在とした横桟部17,18を一体的に設けた脚体12,13をキャリーケース本体1の底面部5における前胴部2寄りの左右両端に底面部5を伸展した状態でそれぞれ着脱自在となし、キャリーケース本体1における上面部4、底面部5及び左右のマチ部6,7を前胴部2と後胴部3との間に折り込んで収縮可能なソフトな素材で形成したことを特徴とする、という構成を採るものである。
【0005】なお、上記の本発明のキャリーケースは、脚体12,13を固定板14の左右両端に取り付けて、その固定板14をキャリーケース本体1の伸展した状態の底面部5に着脱自在とすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の形態について説明する。まず、キャリーケース本体1は前胴部2、後胴部3、上面部4、底面部5及び左右のマチ部6,7により構成している。そして、キャリーケース本体1における前胴部2と後胴部3は保形性が良く形崩れしない構造としているが(例えば周縁部に沿ってフレームを内蔵した構造にすることができる)、その他の上面部4、底面部5及び左右のマチ部6,7はソフトな素材で形成して、前胴部2と後胴部3の間に折り込んで収縮可能としている。
【0007】なお、キャリーケース本体1は、その上面部4に取手8を設けることができ、又、その後胴部3に沿って伸縮自在な引き手9を上方へ引き伸ばし可能に設けることができる。また、キャリーケース本体1の上面部4と左右のマチ部6,7における前胴部2寄りの端部に一連のスライドファスナ26を設けて開閉自在とすることができる。また、図は省略するが、前胴部2の外面にポケットを設けることも可能である。
【0008】また、キャリーケース本体1は移動しやすくするために、底面部5における後胴部3寄りの左右両端に一対のキャスター10,11を取り付けている。
【0009】また、キャリーケース本体1が起立姿勢を維持できるように、底面部5における前胴部2寄りの左右両端に一対の脚体12,13を取り付け可能としている。
【0010】脚体12,13は底面部5に固着せずに、着脱自在としている。すなわち、脚体12,13を底面部5から取り外し可能としている。
【0011】左右の脚体12,13は互いに分離独立させることも可能だが、図に示すように、固定板14を介して一体化することができる。すなわち、左右方向に長い固定板14の両端にそれぞれ脚体12,13を取り付けた構造にすることができる。
【0012】底面部5に対する脚体12,13の着脱手段は自由であり、例えば、互いに着脱自在な雌雄一対の面ファスナ15,16を用いることができる。すなわち、図に示すように、脚体12,13の固定板14の上面に雄の面ファスナ16を取付けて、その雄の面ファスナ16と着脱自在な雌の面ファスナ15をキャリーケース本体1の底面部5における前胴部2寄りの端部に取り付けた構造にすることができる。なお、面ファスナ15,16の代わりに他の着脱具、例えばホックなどを用いることも可能だが、面ファスナ15,16の場合は係止できる範囲が広いので、係止する場合に正確に位置合せする必要がなく、係止位置が多少ずれても支障がないというメリットがある。
【0013】また、左右の脚体12,13にはそれぞれ後方へ横向きに突出する横桟部17,18を一体的に設けて、その横桟部17,18の先端をキャスター10,11の支持枠19,20に対し着脱自在としている。その横桟部17,18と支持枠19,20の着脱手段として、例えば、図に示すように、横桟部17,18の先端にホゾ状の差込片21,22を設けるとともに、その差込片21,22の抜き差しが可能なホゾ穴状の受け口23,24をキャスター10,11の支持枠19,20に設けることができる。
【0014】キャリーケースを使用する場合は、図2に示すように、脚体12,13をキャリーケース本体1の底面部5に取り付ける。すなわち、脚体12,13と一体的に設けた横桟部17,18の先端の差込片21,22をキャスター10,11の支持枠19,20に設けた受け口23,24に挿入して接続するとともに、底面部5を伸展して脚体12,13の固定板14に取り付けた雄の面ファスナ16をキャリーケース本体1の底面部5に取り付けた雌の面ファスナ15に対し係止させる。
【0015】脚体12,13をキャリーケース本体1の底面部5に取り付けると、横桟部17,18によって底面部5は下から支持されることになり、かつ、底面部5は前後方向に引き伸ばされて伸展した状態を維持することができる。
【0016】なお、図2に示すように、キャリーケース本体1の内部に中底25を起伏自在に設けて(例えば中底25の一辺だけを接続することによって起伏自在とすることができる)、その中底25を伏せることにより伸展した状態の底面部5の上に重ね合せるようにすることができる。
【0017】次に、キャリーケースを輸送する場合は、図3に示すように、キャリーケース本体1の底面部5から脚体12,13を取り外して、その底面部5と上面部4及び左右のマチ部6,7を前胴部2と後胴部3の間に折り込んで収縮させた状態で行なうことができる。このとき、上記のように中底25を設けた場合は、その中底25を起立させて後胴部3又は前胴部2の内面に重ね合せた状態にする。
【0018】
【発明の効果】本発明のキャリーケースは上記のように、キャリーケース本体1の底面部5から脚体12,13を取り外して、前胴部2と後胴部3の間に存在する底面部5、上面部4及び左右のマチ部6,7を折り込んで収縮させることによりコンパクトな形態に変形して輸送することができるので、一度に輸送する数量を増やして輸送効率を高めることにより輸送コストを低減することができる。そして、使用する場合は、脚体12,13をキャリーケース本体1の底面部5に取り付けるが、そのとき、横桟部17,18の先端をキャスター10,11の支持枠19,20に接続することにより、収縮していた底面部5を伸展させてキャリーケース本体1の内部スペースを拡大することができるので、荷物を収容するのに何ら不都合はない。
【0019】また、請求項2記載のように、脚体12,13を固定板14の左右両端に取付けて、その固定板14をキャリーケース本体1の底面部5に着脱自在とすれば、左右の脚体12,13の取り付け・取り外しを別々に行なう必要がなく一緒に行なうことができるので、取り付け・取り外し作業が簡単容易になる。
【出願人】 【識別番号】500546145
【氏名又は名称】株式会社カワヨシ
【出願日】 平成13年12月4日(2001.12.4)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−164314(P2003−164314A)
【公開日】 平成15年6月10日(2003.6.10)
【出願番号】 特願2001−369730(P2001−369730)