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【発明の名称】 肩掛け鞄
【発明者】 【氏名】小山 豊
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区南本町4丁目2番4号 モリト株式会社内

【要約】 【課題】敷物の収納忘れの解消と、可撓性シート部材製の肩掛け用鞄としての従来の有用性を堅持した上で、多くの新たな有用性を発揮させることができる肩掛け用鞄の提供を課題とする【解決手段】 撥水又は防水処理したクッション性を具備し敷物用カバー体(B)と、鞄本体(1)に肩掛けバンド(2)を設けてなる鞄部(A)とからなり、前記鞄本体(1)に敷物用カバー体(B)を、雄、雌を対とする面ファスナー手段で脱着自在となるよう巻付け状に装着し、前記肩掛けバンド(2)には、自転車等のハンドル(H)に装着するための挿通用耳部(2a)を具備させた肩掛け用鞄。

【解決手段】撥水又は防水処理したクッション性を具備し敷物用カバー体(B)と、鞄本体(1)に肩掛けバンド(2)を設けてなる鞄部(A)とからなり、前記鞄本体(1)に敷物用カバー体(B)を、雄、雌を対とする面ファスナー手段で脱着自在となるよう巻付け状に装着し、前記肩掛けバンド(2)には、自転車等のハンドル(H)に装着するための挿通用耳部(2a)を具備させた肩掛け用鞄。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 可撓性シート部材製であって、鞄本体(1)の襠形成片(1f)に長さ調節手段を具備した肩掛けバンド(2)を設けた鞄部(A)と、前記肩掛けバンド(2)の間に通して鞄本体(1)を巻付け状に覆うところのクッシヨン性を具備した敷物用カバー体(B)とからなり、鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)とは回動抑止を兼ねる脱着手段で脱着自在に結合されていることを特徴とする肩掛け鞄。
【請求項2】 鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)との回動抑止手段は、鞄本体(1)の表面と敷物用カバー体(B)とのそれぞれに、対応させて設けた脱着自在の接着手段である請求項1記載の肩掛け鞄。
【請求項3】 鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)との脱着自在の接着手段は、雌、雄の面ファスナー手段又は雌、雄混在の面ファスナー手段若しくは可撓性磁石部材のいずれかである請求項2記載の肩掛け鞄。
【請求項4】 肩掛け状態を基準として肩掛けバンド(2)の両取付け位置より上方のそれぞれの位置に、肩バンド構成片(2b)をループ状に変形させて挿通用耳部(2a)を形成するための手段を具備させた請求項1、2又は3記載の肩掛け鞄。
【請求項5】 敷物用カバー体(B)は、表面及び裏面を形成する可撓性部材が、撥水性を具備させ又は具備するシート部材である請求項1、2又は3記載の肩掛け鞄。
【請求項6】 敷物用カバー体(B)は、鞄本体(1)の底部から鞄本体(1)の正面側を覆う正面覆い部(31)と、肩掛けバンド(2)の間を通って鞄本体(1)の開閉口形成部(1a)を覆い前記正面覆い部(31)に重なる天蓋(3e)とで形成した構成である請求項1、2、3又は5記載の肩掛け鞄。
【請求項7】 鞄部(A)と敷物用カバー体(B)を形成する可撓性シート部材は、抗菌加工したもの又は抗菌性樹脂シートで構成した請求項1、2、3、5又は6記載の肩掛け鞄。
【請求項8】 敷物用カバー体(B)の正面覆い部(31)の端部に連続して、所望長さの折込み又は捲込み重ねする延長部(3f)を設けた請求項1、2、3、5、6又は7記載の肩掛け鞄。
【請求項9】 敷物用カバー体(B)は、左右に展開できる二重構成である請求項1、2、3、5、6、7又は8記載の肩掛け鞄。
【請求項10】 敷物用カバー体(B)の裏面に頭巾(9)を形成した請求項1、2、3、5、6、7、8又は9記載の肩掛け鞄。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、布地又は合成樹脂シート等の可撓性シート部材を用いて製作されている肩掛け用鞄に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の可撓性シート部材製の肩掛け用鞄は、定形的な革製の鞄やアタッシュケース等の使用目的が限られた鞄に比べ、収納容積において融通があって多くの不定形物品の収納が可能であり、コスト的にも安価で使い勝手が良いことから、例えば、乳幼児を連れて外出する場合、スポーツ観戦、ピクニック、ドライブ、スポーツ練習、トレーニング等を行う場合等の広い範囲で使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、乳幼児を連れて外出する場合、スポーツ観戦、ピクニック、ドライブ、スポーツ練習、トレーニング等において必要性がある敷物については、収納物品の一つとして可撓性シート部材製の肩掛け用鞄内へ折畳んで収納し携行する必要があり、往々に忘れることが多い点に解決すべき課題がある。
【0004】本発明は、敷物の収納忘れの解消を主たる課題とし、加えて可撓性シート部材製の肩掛け用鞄としての、収納融通性、製作コスト面、携行体裁等の従来の有用性を堅持した上で、多くの新たな有用性を発揮させることができる肩掛け用鞄の提供を課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る肩掛け鞄の特徴とするところは、可撓性シート部材からなり、鞄本体(1)の襠形成片(1f)に長さ調節手段を具備する肩掛けバンド(2)を設けた鞄部(A)と、前記肩掛けバンド(2)の間に通して鞄本体(1)を巻付け状に覆うところのクッシヨン性を具備した敷物用カバー体(B)とからなり、鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)とを回動抑止を兼ねる脱着手段で脱着自在に結合したことにある。
【0006】
【発明の効果】上記本発明に係る可撓性シート部材からなる肩掛け鞄によれば、鞄本体(1)をクッシヨン性を具備した敷物用カバー体(B)で巻付け状に覆うだけでなく、鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)とを回動抑止手段で脱着できるように結合したから、鞄本体(1)に敷物用カバー体(B)を装着しない場合には、鞄本体(1)の表面に脱着手段が露出して体裁の悪いものとなるが、これによって鞄本体(1)に敷物用カバー体(B)を装着していないことが一目瞭然となるから必ず携行するようになり、従来において生じていた敷物の収納忘れを確実に解消し、敷物として使用する必要性を充足することができる。
【0007】また鞄本体(1)の底部から鞄本体(1)の正面側を覆う正面覆い部(31)と、肩掛けバンド(2)の間を通って鞄本体(1)の開閉口形成部(1a)を覆い前記正面覆い部(31)に重なる天蓋(3e)を形成した構成としたことによって、装着状態においては、肩掛けバンド(2)が障害となって敷物用カバー体(B)が鞄本体(1)から不用意に抜け落ちることがなく、収納物品の出し入れ時には、迅速に巻付け状の敷物用カバー体(B)の天蓋(3e)部を開き、収納物品の出し入れができる。
【0008】さらに肩掛け状態を基準として肩掛けバンド(2)の両取付け位置より上方のそれぞれの位置に、肩バンド構成片(2b)をループ状に変形させて挿通用耳部(2a)を形成するための手段を具備させることによって、自転車、車椅子等のハンドル(H)のように左右に自由端が形成された移動車を利用して場所移動をする場合には、前記挿通用耳部(2a)にハンドル(H)を挿通又は把持させた後、鞄本体(1)を移動車が装備する籠に保持させて、不用意な脱落を招くことなく肩掛け鞄を搬送することが可能となる。
【0009】なお、特に乳幼児を連れて外出する場合においては、迅速に巻付け状の敷物用カバー体(B)の天蓋(3e)部を開けば、鞄本体(1)の開閉口形成部(1a)が露呈して障害なく収納物品の出し入れ要求に対応することができるだけでなく、必要が生じた時には鞄本体(1)から敷物用カバー体(B)を外して敷物とし、その上に乳児を寝かしてオムツ交換や授乳が、場所を余り選択することなく比較的自由に行うことができる。
【0010】しかも敷物用カバー体(B)は、表面及び裏面を形成する可撓性部材に撥水性を具備させ又は具備するシート部材とすることによって、オムツ交換或いは授乳時に敷物を汚すことがあっても、出先において流水等で簡単に汚れを落し衛生的に使用できる。
【0011】また敷物用カバー体(B)はクッション性及び又は保温性を具備していることから、敷物として要求される弾性と断熱が確保され、疼痛と冷感を緩和するだけでなく鞄本体(1)の表面を保護し、また収納物品に対する外力の作用を緩和して、収納物の破損等を防止することができる。
【0012】上記、敷物の携行忘れの解消により達成する、敷物機能の充足と発揮、収納物品の出し入れの自由性、敷物としての使用場所の選択の自由性、汚れた場合の洗い流しと衛生的使用の確保、敷物としての疼痛の緩和、鞄本体(1)の表面保護、外力の緩和による収納物品の破損等を防止等の効果は、スポーツ観戦、ピクニック、ドライブ、スポーツ練習、トレーニング等においても同様である。
【0013】特に鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)との回動抑止手段となる脱着自在の接着手段を、鞄本体(1)の表面と敷物用カバー体(B)とのそれぞれに対応させて雌、雄の面ファスナー手段又はゴム磁石のような可撓性磁石部材とした場合には、鞄本体(1)に対する敷物用カバー体(B)の一部の開閉及び鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)との脱着(分離、装着)を簡単、確実且つスムーズに実行することができる。
【0014】さらに敷物用カバー体(B)の正面覆い部(31)の端部に連続して、所望長さの折込み又は捲込み重ねする延長部(3f)を設けること、敷物用カバー体(B)を左右に展開できる二重構成とすることにより、収容物品の保護効果が向上することはもちろん、長い或いは広い面積の敷物とすることができ、多用途に利用できる最適の構成とすることができる。
【0015】さらにまた、敷物用カバー体(B)の裏面に頭巾(9)を形成することによって、出先での天候のくずれによる降雨時等において簡易雨合羽としての使用が可能なとなり、多目的機能を具備することとなる。
【0016】
【発明の実施例】以下の各実施例に限定されるものではないが、実施例1として乳幼児を連れて外出する場合の使用に適した肩掛け用鞄(以下、乳児バッグと言う)、実施例2として収容物は乳児バッグと同様であるが、乳幼児(自転車に付属させた同乗者席に乗せることができる年齢の場合或いは乳児を背負って)と一緒に自転車で買い物をするような場合の使用に適した肩掛け用鞄(以下、日常バッグと言う)及び実施例3としてスポーツ観戦、ピクニック、遊園地へ行く場合等に使用に適した肩掛け用鞄(以下、遊びバッグと言う)について図面に基づき説明する。
【0017】(実施例1)図1は乳児バッグの非装着状態の分解斜視図、図2は装着状態の斜視図、図3は肩掛けバンド(2)の一部を省略し、鞄部(A)の構成部分である鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)との結合部を明示するように示した側面図、図4は敷物用カバー体(B)の表面図と裏面図、図5は鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)とを形成する可撓性シート部材の部分拡大端面図である。
【0018】図1乃至図5に示した乳児バッグは、図5に示すように撥水又は防水処理した厚みの異なる二枚の生地のうち厚手生地(a)を表面とし、その裏面に6mm厚の発泡ウレタンからなる弾性層(b)を一体的に積層させ、さらに弾性層(b)の裏面に薄手生地(c)を重ねて積層状とした可撓性シート部材を用いて、オムツ、授乳用具、その他を収納するための鞄本体(1)と、肩に掛けてて携行するための肩掛けバンド(2)及びオムツ交換時等に使用するための敷物用カバー体(B)とを製作し、鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)とを雄、雌を対とする面ファスナー手段で脱着自在に結合としたものである。
【0019】図1に示す鞄本体(1)は、縦、横サイズを24cm×80cmとした正面形成部(1a)と10cm×80cmの底形成部(1b)及び24cm×80cmとした背面形成部(1c)とが、厚手生地(a)と弾性層(b)との一体化を兼ねた止着部分で連続する本体周囲形成部と、厚み10cmの二枚の襠形成片(1f)、スライドファスナー(s)を中央部に形成した10cm×80cmの開閉口形成部(1a)とで収納部を形成し、正面形成部(1a)と背面形成部(1c)の幅方向左右には、以下に説明する敷物用カバー体(B)の雌面ファスナー部(4b)と密着結合するための雄面ファスナー部(4a)を設け、また襠形成片(1f)の表面には携帯電話或いは傘等の小物収納用ポケット(1g)を設けた構成となっている。なお、背面形成部(1c)の雄面ファスナー部(4a)は図1には表れていないが、正面形成部(1a)の雄面ファスナー部(4a)と対応する位置であって、図3に概略的に示している。
【0020】そして肩掛けバンド(2)は、二分割した肩バンド構成片(2b)のそれぞれの一端部を前記鞄本体(1)の襠形成片(1f)と開閉口形成部(1a)の境界部に取付けられており、該肩バンド構成片(2b)の他端部相互を通常採用されているバンドの織り返し長さを調節できる連結具(2c)を用いた伸縮調節手段で連結した構成となっている。
【0021】また敷物用カバー体(B)は、図1、図4、図5に示すように、前記鞄本体(1)と同一の撥水性とクッション性を具備させた可撓性シート部材を肩バンド構成片(2b)相互の間隔を幅(W)として、肩掛けバンド(2)をくぐらせて鞄本体(1)を巻付け状に覆う長さ(L)に裁断しその周縁を飾りテープ(t)で包み込み状に縁取り(図5参照)し、鞄本体(1)の底部から鞄本体(1)の正面側を覆う正面覆い部(31)を、鞄本体(1)の正面形成部(1a)に対応する正面部(3a)、底形成部(1b)に対応する連結帯部(3b)で形成し、鞄本体(1)の肩掛けバンド(2)の間を通って鞄本体(1)の開閉口形成部(1a)を覆う開閉口覆い部(3d)と前記正面覆い部(31)の正面部(3a)に重なる天蓋(3e)を形成した背面覆い部(32)を、鞄本体(1)の背面形成部(1c)に対応する背面部(3c)及び開閉口形成部(1a)に対応する開閉口覆い部(3d)に連続して前記正面部(3a)に重なる天蓋(3e)とで形成した輪郭形状とし、さらには前記開閉口覆い部(3d)と天蓋(3e)の表面に、図4に細線で示すように発泡ウレタンからなる弾性層(b)を止めることも兼ねる縞状柄(6)を形成して装飾性を具備させている。
【0022】そして図4に示すように、前記敷物用カバー体(B)の裏面であって、鞄本体(1)について説明した雄面ファスナー部(4a)に対応する位置には、それぞれ雌面ファスナー部(4b)を設けるとともに、正面部(3a)に重なる天蓋(3e)の自由端中央から長手方向に巻付け調整可能な6cm程度の正方形サイズとした覆止用雌ファスナー(5a)を設け、また敷物用カバー体(B)の表面であって正面部(3a)の中央部には、前記覆止用雌ファスナー(5a)と重ねられる覆止用雄ファスナー(5b)を設けた構成とする。
【0023】上記のように構成した鞄部(A)と敷物用カバー体(B)とは、図1に示すように、まず敷物用カバー体(B)を広げて置き、その連結帯部(3b)の面上に鞄本体(1)の底形成部(1b)を載せた後、図2に示すように、敷物用カバー体(B)の正面部(3a)を鞄本体(1)の正面形成部(1a)に、背面部(3c)を背面形成部(1c)に折り重ねて、それぞれの雌面ファスナーを鞄本体(1)の雄面ファスナー部(4a)と密着させ、次に天蓋(3e)を肩掛けバンド(2)の間に通して鞄本体(1)の開閉口形成部(1a)を覆い部でカバーするとともに自由端部となる天蓋(3e)を、先に折り重ねた正面部(3a)に重ねて、該正面部(3a)の表面の天蓋(3e)の内面側の覆止用雌ファスナー(5a)を正面部(3a)の表面の覆止用雄ファスナー(5b)に重ね止めすることにより結合し、鞄本体(1)に巻付けた敷物用カバー体(B)が、鞄本体(1)の回りを不用意に回動しないようになっている。
【0024】そして敷物用カバー体(B)を外すことなく収容物の出し入れの必要が生じた場合には、図2に示すように敷物用カバー体(B)の正面部(3a)で止めている天蓋(3e)を正面部(3a)から開放することによって、鞄本体(1)の開閉口形成部(1a)が露出するから、該開閉口形成部(1a)のスライドファスナー(s)を操作して開閉することにより行うことができる。
【0025】また、オムツの交換等のために敷物用カバー体(B)を使用する必要が生じた場合は、前記鞄本体(1)と敷物用カバー体(B)との結合手順とは逆の順序で雌、雄の面ファスナー相互の絡みを外せば簡単に鞄本体(1)から敷物用カバー体(B)を外すことができる。
【0026】鞄本体(1)から取り外した敷物用カバー体(B)は、鞄本体(1)に面していた裏面側が表面となるように敷いて、その表面に乳児を寝かしてオムツ交換、授乳等を実施するように使用する。
【0027】この場合、鞄本体(1)に面していた裏面側には柔らかい雌面ファスナー部(4a)を取付けているので、乳児の柔肌への刺激が少なく、またオムツや着衣等が雌面ファスナー部(4a)絡むことなく迅速に必要な作業が実施できる。
【0028】なお上記実施例1においては、雌、雄の面ファスナーを脱着手段として使用したが、雌、雄混在の面ファスナーやゴム磁石のような可撓性磁石部材を用いても同様の作用効果を達成することができる。これは以下に説明する実施例2、3においても同様である。
【0029】(実施例2)実施例2に係る肩掛け用バッグは日常バッグとして多用するものであて、図6は日常バッグの装着状態の斜視図、図7は図6に示したものとは異なる別の挿通用耳部(2a)の部分拡大図、図8は一例として自転車のハンドル(H)に支持させた使用状態の簡略図、図9は敷物用カバー体(B)の長さを長くした場合を、略図的に示した側面図である。
【0030】図6乃至図9に示した日常バッグは、前記実施例1において説明した乳児バッグと同様、撥水又は防水処理した厚みの異なる二枚の生地のうち厚手生地(a)を表面とし、その裏面に8mm厚の発泡ウレタンからなる弾性層(b)を一体的に積層させ、さらに弾性層(b)の裏面に薄手生地(c)を重ねて積層状とした可撓性シート部材を用いて、弁当、おやつ、オムツ、授乳用具、その他を収納するための鞄本体(1)と、自転車等のハンドル(H)に装着するために、肩掛け状態を基準として肩掛けバンド(2)の両取付け位置より上方のそれぞれの位置に、肩バンド構成片(2b)をループ状となるよう変形させてホック(7)を用いて止めることにより形成してなる挿通用耳部(2a)を具備する肩掛けバンド(2)とした構成以外は、乳児バッグと同様構成であるため、その説明を省略する。
【0031】前記ホック止め手段には、不用意な外れを阻止するために強く係合するホック(7)を使用することが好ましく、またホック(7)を外せばループ部分が無い状態の肩掛けバンド(2)に変更することができる。
【0032】なお前記挿通用耳部(2a)の形成は、図7に示すように、枠中央に一本のバーを一体的に設けてその左右にベルト通し口を形成した補助環(8)をホック(7)に代えて使用する構成とする場合には、ループ部分をベルトの引き締めにより変更してハンドル(H)に確実に保持させることができるだけでなく、ホック止めに比べ挿通用耳部(2a)が開放状態となって外れることもなく、また挿通用耳部(2a)を必要としない場合には、ベルトがバーに重なるように引っ張ればループ部分が無い状態の肩掛けバンド(2)に変更することができて、体裁良く使用することができる。
【0033】上記のように構成した日常バッグは、図8の簡略図に示すように、肩掛けバンド(2)の肩バンド構成片(2b)をループ状に変形させてホック止めして形成した挿通用耳部(2a)に、自転車のハンドル(H)を挿通して連結具を用いた伸縮調節手段で長さを短縮させ、鞄本体(1)は籠に納めることにより、ヒッタクリをしようとしても、ハンドル(H)から外すことは出来ない安全な状態で自転車に装着して走行することができる。
【0034】なお敷物用カバー体(B)の全長を長くする場合には、図9に略図的に示すように、スライドファスナー(s)を中央部に形成した鞄本体(1)の開閉口形成部(1a)が、天蓋(3e)を形成した背面覆い部(32)のみで覆われるように、敷物用カバー体(B)の正面覆い部(31)の端部に連続して所望長さの折込み又は捲込み重ねする延長部(3f)を形成し、鞄本体(1)の正面形成部(1a)の雄面ファスナー部(4a)と密着する雌面ファスナー部(4a)は、鞄本体(1)の正面形成部(1a)に面接する折込み部に設けて密着結合するようになっている。
【0035】(実施例3)実施例3に係る遊びバッグは、スポーツ観戦、ピクニック、遊園地へ行く場合等の使用に適した肩掛け用鞄であり、実施例1の乳児バッグや実施例2の日常バッグと同等又はサイズ的に大きくしたものであって、その構成は実施例1又は実施例2と同様に付き説明を省略する。
【0036】なお、実施例2、実施例3において、敷物用カバー体(B)の横幅を広くし、屋外で使用する多人数用敷物とするため、図10に示すように敷物用カバー体(B)が左右に展開できる二重構成とする場合もあり、また実施例1、2において敷物用カバー体(B)に抗菌加工又は抗菌性シートを素材として使用する場合には、抵抗力の少ない乳児の健康維持が確保され衛生的使用を担保することができる。
【0037】さらに敷物用カバー体(B)の裏面に頭巾(9)を具備させた場合(図10に仮想線で表示)には、急激な気候変動等による降雨時に、敷物用カバー体(B)を簡易型の雨合羽として利用することができる。
【出願人】 【識別番号】000114606
【氏名又は名称】モリト株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区南本町4丁目2番4号
【出願日】 平成13年12月4日(2001.12.4)
【代理人】 【識別番号】100070507
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 俊男
【公開番号】 特開2003−164313(P2003−164313A)
【公開日】 平成15年6月10日(2003.6.10)
【出願番号】 特願2001−369541(P2001−369541)