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【発明の名称】 傘の生布構造
【発明者】 【氏名】陳 時超

【要約】 【課題】矩形の生布と、夫々この矩形の生布と結合する副生布から構成する傘の生布構造を提供する。

【解決手段】N×4+4(N≧2)本の親骨を有する傘に使用され、矩形の中心生布と、この中心生布の四辺と縫い合う副生布とを有し、各親骨の一端と中心生布及び副生布の各頂点と相互に固定される傘の生布構造であって、中心生布と縫い合う副生布の縫い合い辺にN+2個折点が設けられると共に、親骨の一端が折点を通じて副生布の頂点に固定され、他端が中心生布の中心に固定され、副生布中央の折点は縫い合われる際、中心生布と密接するように縫い合われ、中央折点ほかの折点は中心生布の縫い合い辺との距離を増えるように中心生布の縫い合い辺と縫い合われ、中心生布の四つの頂点が外に露出されることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】N×4+4(N≧2)本の親骨を有する傘に使用され、矩形の中心生布と、この中心生布の四辺と縫い合う副生布とを有し、各親骨の一端と中心生布及び副生布の各頂点と相互に固定される傘の生布構造であって、中心生布と縫い合う副生布の縫い合い辺にN+2個折点が設けられると共に、親骨の一端が折点を通じて副生布の頂点に固定され、他端が中心生布の中心に固定され、副生布中央の折点は縫い合われる際、中心生布と密接するように縫い合われ、中央折点ほかの折点は中心生布の縫い合い辺との距離を増えるように中心生布の縫い合い辺と縫い合われ、中心生布の四つの頂点が外に露出されることを特徴とする傘の生布構造。
【請求項2】N×2+4(N≧2)本の親骨を有する傘に使用され、矩形の中心生布と、この中心生布に対称する二辺と縫い合う副生布とを有し、各親骨の一端と中心生布及び副生布の各頂点と相互に固定される傘の生布構造であって、中心生布と縫い合う副生布の縫い合い辺にN+2個折点が設けられると共に、親骨の一端が折点を通じて副生布の頂点に固定され、他端が中心生布の中心に固定され、副生布中央の折点は縫い合われる際、中心生布と密接するように縫い合われ、中央折点ほかの折点は中心生布の縫い合い辺との距離を増えるように中心生布の縫い合い辺と縫い合われ、中心生布の四つの頂点が外に露出されることを特徴とする傘の生布構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に矩形の生布と、夫々この矩形の生布と結合する副生布から構成する傘の生布構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今、世の中に見える傘の構造は複数の三角形の生布を縫うによって成るものであり、縫った後、生布の数と対応して親骨によって放射式のようにこの生布がオープンされる。
【0003】この生布を製造する際、直接にワンピースの布で予定数の三角形の弁体が相互に交差するように製造され、製造された後、この相互に交差するように複数の三角形の弁体を切り抜き、切り抜いた後、独立な三角形の弁体が互いに縫い合われるように傘の生布になる。
【0004】この構造を有する傘は確かに素晴らしい強度と使用寿命を有し、従って、この種類の傘は数十年までも市場に主な商品としている。
【0005】しかし、この種類の傘に図案を印刷すれば、小さい図案にしても大変困っている。
【0006】図16および図17に示すように、これは従来の生布を製造する時に、特に相互に交差するように組合って三角弁体(51)に図案が印刷される際、製造者は単一の印刷機械によって欲しい図案が印刷されることができなく、必ず多数の異なる印刷機械によって一つの図案が印刷されると共に、この三角弁体(51)の配列方式を伴うことによって印刷の要求を達成でき、したがって、製造コストを下げることができない。
【0007】更に、この方式によって印刷された図案が三角弁体(51)を縫い合う際、三角弁体(51)の接合辺に図案の畳み現象が起こされ、そして、従来の生布構造をこの方面に使用すれば、その難しさを解決できない。
【0008】この問題を解決するため、図案を印刷するときに製造コストを下げることができる生布が開発された。米国特許第5, 010, 559号及び図18乃至図22に示すように、この生布構造は正方形の主弁体(61)と、主弁体(61)の四辺と結合する副弁体(62、63、64、65、66)から構成される。
【0009】この生布を製造する際、正方形の主弁体(61)を用意した後、主弁体(61)の四辺に夫々副弁体(62、63、64、65、66)が縫い合われ、副弁体(62、63、64、65、66)の寸法は要求により異なる寸法になり、従って、五つの生布から成る傘構造が現れる。この生布に八本又は十二本の親骨が設置されるによって傘が完成される。
【0010】この傘の副弁体は三角の形で主弁体と結合され、この組合せで八本の親骨を有する傘が成れる。
【0011】この方式から成る生布構造は図案が印刷される際、図案が楽に主弁体(61)に印刷され、更に、副弁体(62、63、64、65、66)が主弁体(61)の四辺に縫い合わされ、これにより、製造コストを下げることだけではなく、図案を印刷する際、主弁体(61)が四方形の形を有するので、全ての図案が直接に主弁体(61)に印刷されることができ、即ち、多数の異なる印刷機械によって一つ図案を印刷することではなく、従って、製造コストを下げることができる。
【0012】しかし、この傘が量産することができなく、これは各副弁体と主弁体の周辺と結合する際、直角のように結合するので、副弁体が傘をオープンする際、変形される恐れがある。
【0013】更に、この五つ生布を有する傘は、副弁体と主弁体との側辺の間に斜向変形現象が起こされ、この斜向変形部分は三つの問題が起こされる。第一は生布面がぼろぼろしてしまう。
【0014】第二は生布の使用量が増えていながら、損耗も増えている。第三は連結弁に平板印刷を行ったら、連結線が連結できるかどうかの問題がある。
【0015】図23及び図24に示すように、ワンピースの生布構造の問題は経緯に沿って切られる生布の構造強度が良くなく、更に、最大の延伸性を有する45度の対角線ABとCDに親骨が設けられることができなく、即ち、十二本或いは二十本の親骨を有する傘が成されない。
【0016】若し45度の対角線に親骨を設けたら、対角線の箇所に下へ向かって変形する程度が最も大きくなり、他の箇所に下へ向かって変形する程度がより小さくなり、即ち、傘の形が変形してしまう問題がある。
【0017】最大の延伸性を有する45度の対角線ABとCDに親骨が設けられることができないから、中棒に近い45度の対角線のa、b、c、dの四個箇所に変形してしまう問題がある。
【0018】更に、ワンピースの構造であるから、切った寸法と損耗が大きすぎる及び印刷コストが高すぎる問題があり、且つより大きい寸法を有する生布を機械によって全幅のように印刷することができない。
【0019】連結箇所の斜向変形が起こされる生布面がぼろぼろする問題を解決するため、一番簡単の方法は斜向変形箇所をなるべく取り除けさせ、これにより、生布面がぼろぼろする問題を解決するだけではなく、生布の使用量と損耗も大きく下げている。平板印刷すれば、連結線が連結できるかどうかの問題も解決される。
【0020】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の方法には生布面に切り角の問題が起こされる。
【0021】切り角が小さくなりながら、実用性が増加するため、親骨を増えている或いは親骨の間の角度を調整しながら、親骨の間の角度を不等分させることによってこの目的が達成される。
【0022】しかし、これによるとまた問題がある。例えば、八本の親骨をある接合弁の斜向変形角度を縮小した後、起こされた切り角がまた大きすぎる恐れがあり、即ち、副弁体にまた斜向変形部分がある。
【0023】上記の課題を解決するために、本発明は少なくとも八本から二十八本までの親骨が使用されている。対称の原理によって二つ又は四つの副生布と矩形の中心生布との中段が縫い合われると共に、主な切り角が接合弁の両側に残され、即ち、中心生布の四つの頂点が外に露出され、直接に二つ又は四つの副生布と縫い合わない。切り角を縮小するため、親骨の間の角度を不等分させると共に、副生布両側における切り角と対して親骨の間の角度が小角であり、即ち、各傘は少なくとも八つの小角があり、且つ、この八つの小角が中心生布の対角線の両側に存在している。
【0024】本発明の主な目的は生布の使用量と損耗を下げることができる傘の生布構造が提供され、同時に中心生布が矩形であるから、何の方式によって上に図案を印刷する際、従来のように異なる印刷機械によって一つの図案を印刷するように製造コストの浪費を下げることができる。
【0025】本発明の次の目的は三つ又は五つの弁体から成る傘の生布構造が提供され、これは矩形の中心生布と、中心生布の各周縁と結合する副生布とが含まれている。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、N×4+4(N≧2)本の親骨を有する傘に使用され、矩形の中心生布と、この中心生布の四辺と縫い合う副生布とを有し、各親骨の一端と中心生布及び副生布の各頂点と相互に固定される傘の生布構造であって、中心生布と縫い合う副生布の縫い合い辺にN+2個折点が設けられると共に、親骨の一端が折点を通じて副生布の頂点に固定され、他端が中心生布の中心に固定され、副生布中央の折点は縫い合われる際、中心生布と密接するように縫い合われ、中央折点ほかの折点は中心生布の縫い合い辺との距離を増えるように中心生布の縫い合い辺と縫い合われ、中心生布の四つの頂点が外に露出されることを特徴とする傘の生布構造、を提供する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0028】図1乃至図2は、本発明に係わる傘の生布構造を製造する際の参考図であり、図3乃至図6は本発明に係わる傘の生布構造の各実施例を示す参考図であり、各実施例に四つの大小角があり、図7は本発明に係わる傘の生布構造の他の実施例を示す参考図であり、図8乃至図11は本発明に係わる傘の生布構造の各実施例を示す参考図であり、各実施例に八つの小角があり、図12乃至図15は本発明の図1乃至図2の実施例をオープンした際の側面図あり、図25は本発明に係わる傘の生布構造の実施例を示す平面図であり、図26は本発明に係わる傘の生布構造の実施例を示す参考図である。
【0029】図1及び図2に示すように、本発明の主要の目的は斜向変形部分を取り除け、同時に、印刷の方面にコストを下げるため、本発明の実施例は矩形の中心生布(11)と四つの副生布(12)を保存しなければならない。
【0030】前記の目的を達成するため、“少なくとも十二本から二十八本までの親骨から成ると、各傘は少なくとも四つの大角或いは八つの小角を有すること”に基づいて、複数の組みの傘型が提供される。
【0031】図3乃至図6に示すように、本発明は正方形の中心生布(11)と等しい形を有する副生布(12)と互いに結合されることによりなる。
【0032】各親骨と、中心生布(11)と副生布(12)との各頂点が相互に固定され、従って、異なる大きさを有する角度が形成される。
【0033】中心生布(11)の一辺に大角(α)が形成され、即ち、各傘は四つの大角(α)を有する。
【0034】十二本の親骨を有する傘は四つの大角(α)と八つの小角(β)を有し、十六本の親骨を有する傘は四つの大角(α)と十二つの小角(β)を有し、二十本の親骨を有する傘は四つの大角(α)と十六つの小角(β)を有し、二十四本の親骨を有する傘は四つの大角(α)と二十つの小角(β)を有する。
【0035】十二本の親骨を有する傘が例をとして説明され、副生布の中央が梯形(121)であり、梯形(121)の両側辺に夫々三角形(122)を有する。
【0036】図7に示すように、梯形(121)と三角形(122)の間に円弧線より成る面積(123)が設けられる。
【0037】図2に示すように、副生布の中段が大辺に設定され、この大辺と親骨との間に形成された角度が大角(α)に設定されると共に、他の角度が小角(β)に設定される。
【0038】図8乃至図11に示すように、他の傘型は八つの小角を有する。
【0039】この傘の構造は中心生布(11)と、この中心生布(11)と結合して等しい形を有する副生布(12)からなり、各親骨と、中心生布(11)と副生布(12)との各頂点が相互に固定され、従って、異なる大きさを有する角度が形成される。
【0040】十二本の親骨を有する傘は四つの大角(α)と八つの小角(β)を有し、十六本の親骨を有する傘は八つの大角(α)と八つの小角(β)を有し、二十本の親骨を有する傘は十六つの大角(α)と八つの小角(β)を有し、二十四本の親骨を有する傘は十六つの大角(α)と八つの小角(β)を有する。
【0041】副生布両側における切り角と親骨との間に形成される角度が小角に設定され、他の角度が大角に設定される。
【0042】この大、小角との関係は以下の数学式によって計算される。例え、小角の数は8であり、大角の数はM×4(M≧1且つM<6)であり、Mは自然数である。
【0043】斜向変形部分を取り除けるため、副生布(12)の縫い合い辺が中心生布(11)と結合する際、直角ではない角度のように中心生布(11)と結合される。即ち、副生布(12)縫い合い辺の両端から中心生布(11)の縫い合い辺まで距離がある。
【0044】図3乃至図6に示すように、本発明の構造は親骨の数が八より大きく、且つ四の倍数である傘に利用される。便利に説明するのため、本発明はただ十二、十六、二十及び二十四本の親骨を有する傘しか例として説明されない。
【0045】副生布(12、13、14、15)の中段が大辺に設定され、この大辺と親骨との間に形成された角度が大角(α)に設定されると共に、他の角度が小角(β)に設定され、即ち、親骨の数に係わらず、各生布には四つの大角(α)を有する。
【0046】図7に示すように、副生布の中央が梯形(121)であり、梯形(121)の両側辺に夫々三角形(122)を有する。図7に示すように、梯形(121)と三角形(122)の間に円弧線より成る面積(123)が設けられる。
【0047】図8乃至図11に示すように、本発明の生布構造は親骨の数が八より大きく、且つ四の倍数である傘に利用される。
【0048】各副生布(12、13、14、15)の間に形成されたより小さい角が小角(β)であり、他のは大角(α)であり、即ち、親骨の数に係わらず、各生布には八つの小角(β)を有する。
【0049】図12乃至図15に示すように、各生布が使用される際、中心生布(11)が変形されなく、且つ、副生布(12、13、14、15)が中心生布(11)と結合した後、副生布(12、13、14、15)と中心生布(11)との間に直角ではない角度を有するので、斜向変形のせいで親骨が固定されない問題も解決された。
【0050】もっと簡単に説明する。図3に示すように、まず五つ弁体を有する生布構造を説明し、本発明はN×4+4(N≧2)本の親骨を有する傘に使用され、矩形の中心生布(11)と、この中心生布(11)の四辺と縫い合う副生布(12)とを有し、各親骨の一端と中心生布(11)及び副生布(12)の各頂点と相互に固定される傘の生布構造である。
【0051】中心生布(11)と縫い合う副生布(12)の縫い合い辺にN+2個折点が設けられると共に、親骨の一端が折点を通じて副生布(12)の頂点に固定され、他端が中心生布(11)の中心に固定される。
【0052】副生布(12)中央の折点は縫い合われる際、中心生布(11)と密接するように縫い合われ、中央折点ほかの折点は中心生布(11)の縫い合い辺との距離を増えるように中心生布(11)の縫い合い辺と縫い合われ、中心生布(11)の四つの頂点が外に露出されることを特徴とする。
【0053】更に、三つ弁体を有する生布構造を説明する。図25及び図26に示すように、本発明はN×2+4(N≧2)本の親骨を有する傘に使用され、矩形の中心生布(11)と、この中心生布(11)に対称する二辺と縫い合う副生布(12)とを有し、各親骨の一端と中心生布(11)及び副生布(12)の各頂点と相互に固定される傘の生布構造である。
【0054】中心生布(11)と縫い合う副生布(12)の縫い合い辺にN+2個折点が設けられると共に、親骨の一端が折点を通じて副生布(12)の頂点に固定され、他端が中心生布(11)の中心に固定される。
【0055】副生布(12)中央の折点は縫い合われる際、中心生布(11)と密接するように縫い合われ、中央折点ほかの折点は中心生布(11)の縫い合い辺との距離を増えるように中心生布(11)の縫い合い辺と縫い合われ、中心生布(11)の四つの頂点が外に露出されることを特徴とする。
【0056】更に、本発明の特徴を纏めて、以下に説明する。
【0057】1.傘の中央における矩形の生布は傘面の基本構造であり、この矩形の生布はワンピースで或いは複数の生布を縫い合うによって構成されることである。
【0058】2.傘の中央における矩形の中心生布は対称する二つ又は四つの辺に夫々等しい形を有する副生布が設けられることである。
【0059】3.中心生布の四つの頂点が外に露出されると共に、直接に二つ又は四つの副生布と対称するように縫い合わないことである。
【0060】4.親骨の間の角度を不等分させることである。
【0061】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから、次のような効果を得ることができる。
【0062】1.中央における中心生布は縫い合い部分がないので、全ての図案が表現されることができる。
【0063】2.矩形のように切抜きを行うことができ、従来の三角形のように切抜きより効率が向上され、更に、生布の使用量と損耗を下げることができ、矩形の形を有するので、印刷のコストが下げられると共に、寸法がより大きい傘に印刷することができる。
【出願人】 【識別番号】502153318
【氏名又は名称】安恬科技有限公司
【出願日】 平成14年4月30日(2002.4.30)
【代理人】 【識別番号】100071054
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 高久
【公開番号】 特開2003−325217(P2003−325217A)
【公開日】 平成15年11月18日(2003.11.18)
【出願番号】 特願2002−128335(P2002−128335)