| 【発明の名称】 |
ゴルフ傘用グリップ除水用具 |
| 【発明者】 |
【氏名】上谷 佳宏
|
| 【要約】 |
【課題】極めて簡単な構造で、ゴルフ傘への取付状態ではゴルフ傘と一体になり、不使用時には邪魔になることがなく、かつ容易に使用できる見栄えの良いゴルフ傘用グリップ除水用具を得ること。
【解決手段】ゴルフ傘100の柄102を所定長さに亘って囲むように取付可能であり、その取付状態で吸水性部材14が表面に露出するように除水用具10を構成した。これにより、吸水性部材14はゴルフ傘の柄102の周囲に配置され、傘の使用時においても吸水用具がつり下げ状態で揺れたり傘本体から突出するような状況が生じないので、見栄えを害することがない。そして、傘の柄の周囲に吸水性部材が存在することにより、使用者は、歩きながら、或いはショットの前にこの吸水性部材の部分を握り締めることにより簡単にグラブや手に着いた水滴を除去することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ゴルフ傘の柄を所定長さに亘って囲むように取付可能で、該取付状態で吸水性部材が表面に露出するように構成されたゴルフ傘用グリップ除水用具。 【請求項2】 弾力性を有する略中空円筒状部材であって軸方向全長にわたり切断部が設けられた基材と、該基材の外周面を覆うように該基材に固着された吸水性部材と、を含み、前記基材の切断部を開閉してゴルフ傘の柄の所定箇所に取り付け可能としたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフ傘用グリップ除水用具。 【請求項3】 内周面に形成された雌ねじ部を有し、該雌ねじ部をゴルフ傘の柄の端部に形成された雄ねじ部に螺合させて取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフ傘用グリップ除水用具。 【請求項4】 前記雌ねじ部は、略円筒状基材の内周面に形成され、前記吸水性部材は、前記円筒状基材の外周面を覆うように該基材に固着されたことを特徴とする請求項3に記載のゴルフ傘用グリップ除水用具。 【請求項5】 前記ゴルフ傘の柄に巻き付け可能な柔軟性を有するシート状部材と、その巻き付け状態を保持するための係止部を有することを特徴とする請求項1に記載のゴルフ傘用グリップ除水用具。 【請求項6】 ゴルフ傘の柄の把持部の端部に同軸状に固定可能とされた中空円筒状基材と、該中空円筒状基材の内側面に固着された所定厚さの吸水性部材と、を含み、前記中空円筒状基材の内径及び前記吸水性部材の厚さは、該吸水性部材の内側空間がゴルフクラブのグリップ部分を前記開口端部から前記吸水性部材に押圧接触させながら挿入・引出し可能な大きさとなるように設定されたことを特徴とするゴルフ傘用グリップ除水用具。 【請求項7】 ゴルフ傘の柄の把持部側端部に所定長さに亘って形成された端部の開口された中空部と、該中空部の内側面に固着された所定厚さの吸水性部材と、を含み、前記中空部の内径及び前記吸水性部材の厚さが、該吸水性部材の内側空間がゴルフクラブのグリップ部分を前記中空部の開口端から前記吸水性部材に押圧接触させながら挿入・引出し可能な大きさとなるように設定されたことを特徴とするゴルフ傘用グリップ除水用具。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はゴルフ傘用グリップ除水用具、特にゴルフ傘の柄に設けられる除水用具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ゴルフのプレーにおいては、ゴルフクラブのグリップをしっかり安定して握るために、ゴルフクラブのグリップとゴルファーのグラブあるいは手との間の摩擦が十分に確保されなければならない。しかしながら、雨天のゴルフプレーにおいては、ゴルファーのグラブや手が雨によって濡れ、またゴルフクラブのグリップも雨により濡れた状態となっている。従って、グリップを握ってスイングを行う際にグリップが滑りやすくなっており、スイング中やインパクト時に握りがずれることによりショットに乱れが生じ易いという事情がある。 【0003】このようなグリップの滑りによる乱れはゴルフのショットをする際に大きな問題であり、雨天に於けるゴルフプレー中のゴルファーのグラブや手及びゴルフクラブのグリップの水分を除去するという作業は非常に重要である。このような事情から、雨天のゴルフプレー時にグリップや手を拭くための用具の提案が種々なされている。 【0004】特開平6−106号公報には、ゴルフ用傘の支柱(柄)の上部位置にタオルなどの小物を取り付ける保持具を設けるようにした技術が開示されている。 【0005】また、特開平9−289912号公報では、ゴルフ用傘の柄の内部に送風手段を設置しそこから起こす風によりゴルフクラブのグリップやグラブあるいは手を乾かすことができるようにした技術が開示されている。 【0006】更に、実開昭59−31916号の公報には、携帯用グリップ拭き取り具が開示されており、筒状の拭き取り部を傘の骨部に係留させておき、必要に応じてこの拭き取り部で手を拭いたり、またこれを取り外して開口部からゴルフクラブのグリップを挿入してグリップの水分を除去することにも用いるものである。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記 特開平6−106号公報に示された傘の支柱の上端部に保持具を設けてその保持具にタオルなどを掛ける技術では、結局傘とは別体の水分を拭き取るための小物を下げるものであり、傘の骨などにタオルを掛けて持ち運ぶのと同様である。したがって、その取付や取り外しが煩雑であり、また見栄えが良くないという事情から、比較的マナーやスタイルを重んじるゴルフのプレーにおいては、好ましい物ではない。 【0008】特開平9−289912号公報の傘の柄の内部に送風手段を装着する技術では、傘の内部構造が複雑になり、この手段を装着するための特別の構成を有する傘を製造する必要があり、傘のコストアップにつながり実用化の点で大きな支障となる。 【0009】実開平59−3196号公報の携帯用グリップ拭き取り具も、上記特開平6−106号公報の技術と同様に拭き取り部を傘に係留させて、すなわちぶら下げて用いるものであるので、その着脱が煩雑でありかつ不使用時に邪魔になりかつ見栄えが悪いという同様の問題がある。 【0010】本発明は、上記種々の事情に鑑みなされたものであり、その目的は極めて簡単な構造で、ゴルフ傘への取付状態ではゴルフ傘と一体になり、不使用時には邪魔になることがなく、かつ容易に使用できる見栄えの良いゴルフ傘用グリップ除水用具を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】請求項1に係るゴルフ傘用グリップ除水用具は、ゴルフ傘の柄を所定長さに亘って囲むように取付可能であり、その取付状態で吸水性部材が表面に露出するように構成されている。これにより、吸水性部材はゴルフ傘の柄の周囲に配置されているので、使用者は、歩きながら、或いはショットの前にこの吸水性部材の部分を握り締めることにより簡単にグラブや手に着いた水滴を除去することができる。 【0012】更に、傘の使用時において、吸水用具がつり下げ状態で揺れたり、傘本体から突出するような状況が生じないので、傘の外観上の大きな変化がなく、且つ装着状態での見栄えを悪くすることもない。 【0013】請求項2に係るゴルフ傘用グリップ除水用具は、弾力性を有する略中空円筒状部材であって軸方向全長にわたり切断部が設けられた基材を用いており、その基材の外周面を覆うように吸水性部材を固着させて用具を構成している。そして、基材の切断部を開閉してゴルフ傘の柄の所定箇所に取り付けるようにしている。 【0014】こような除水用具によれば、基材に対してその切断部を広げる方向に力を加えて変形させ、その基材内側にゴルフ傘の柄が位置するようにし、基材の弾力性に基づく復元力により、広げた状態から元に戻すことによって、簡単にゴルフ傘の柄にこの除水用具を取りつけることができる。例えば、弾力性を有する樹脂などで基材を形成することにより取付状態の安定性が確保される。 【0015】すなわちその収縮力で基材がゴルフ傘の柄を挟持した状態となり、安定した取付状態となるものである。使用者がその部分を握り締めるという動作だけでスマートにグラブや手に着いた水の除去を行うことができることは、請求項1に記載の除水用具と同様である。また、形状の安定した基材の存在により、吸水性部材を乾燥させることにより繰り返し使用することも可能である。 【0016】請求項3に係るゴルフ傘用グリップ除水用具は、請求項1に記載の構成を前提とし、内周面に雌ねじ部が形成され、この雌ねじ部をゴルフ傘の柄の端部に形成された雄ねじ部に螺合させて取り付けるようにしている。 【0017】例えば、吸水性部材自体を円筒状に形成して、その内側面に雌ねじを設けることにより、構成することができる。斯かる構成により、ゴルフ傘の柄の把持部分の表面が吸水性部材にて形成されるので、使用者は傘を把持することだけで同時にグラブや手の水を除去することができる。また、使い捨て形式の用具とする場合に好適である。更に、ゴルフ傘のデザインに大きな変化を与えることなく除水用具の取付がなされるので、見栄えを害することもない。なお、天然の材料により吸水性部材形成することによる、廃棄の際の公害などの問題も生じることがない。 【0018】請求項4に係るゴルフ傘用グリップ除水用具は、請求項3のゴルフ傘用グリップ除水用具において、雌ねじ部を、略円筒状基材の内周面に形成し、吸水性部材をその円筒状基材の外周面を覆うように固着している。 【0019】このような除水用具によれば、請求項3の除水用具と同じく、取付は傘の柄の把持部側の端部に螺合させることで簡単に取り付けることができ、除水の動作が簡単であるという同様の作用があり、外観上目立たないと言う利点も同様に有している。更に、基材を有しているので、傘の柄への装着状態はより安定したものとなり、基材の存在により、吸水性部材の部分を乾燥させることにより、再利用するような形態のものとして好適である。 【0020】請求項5に係るゴルフ傘用グリップ除水用具は、前記ゴルフ傘の柄に巻き付け可能な柔軟性を有するシート状部材と、その巻き付け状態を保持するための係止部を有している。上記シート状部材は、例えば布製の下地材の一方の面に吸水性部材を貼着することによって形成することができる。この構成によれば、取付の容易化、低価格化、使用前状態の保管、使用後の管理等の容易化が達成される。 【0021】請求項6に係るゴルフ傘用グリップ除水用具は、ゴルフ傘の柄の把持部側端部に同軸状に固定可能とされた中空円筒状基材を有し、その基材の内側面に所定厚さの吸水性部材を固着して形成している。そして、中空円筒状基材の内径及び吸水性部材の厚さを吸水性部材の内側空間がゴルフクラブのグリップ部分を前記開口端部から内部の吸水性部材に押圧接触させながら挿入・引出し可能な大きさとなるように設定している。 【0022】この構成は、上記請求項2及び4の除水用具とは、基材と吸水性部材との設置関係が逆、すなわち、中空円筒状基材の内側面に吸水性部材を固着している。これによれば、傘の柄の端部に同軸状に除水用具が形成され、除水動作は、ゴルフクラブのグリップを除水用具部分の開口端からその中に差し込みさらに引き抜くことで行われる。他の請求項の発明と同様に、簡単な動作で除水が可能であり、水を含んだ吸水性部材は外部に露出していないので、ショットの際に傘を芝生上に置いた状態にしても雨により濡れることがなく、常に良好な吸水作用を維持することができる。 【0023】請求項7に係るゴルフ傘用グリップ除水用具は、ゴルフ傘の柄の把持部側端部に所定長さに亘って端部の開口した中空部を形成しておき、この中空部の内側面に所定厚さの吸水性部材を固着させている。また、中空部の内径及び前記吸水性部材の厚さについては、上記請求項6の構成と同様である。 【0024】この構成によれば、ゴルフクラブのグリップを傘の柄の把持部側端部からその中に差し込みさらに引き抜くという動作を行うだけでグリップ部の水を除去することができる。また、このような除水用具の形成によれば、ゴルフ傘の外観には除水部材は露出しておらず若干把持部の径が拡大するという以外はゴルフ傘のデザインの変更を行う必要がないので、見栄えを害することはない。 【0025】このゴルフクラブグリップ部の水除去動作は、傘をやや高く持ち上げ少し傾斜させてグリップ部を差し込むことができるので、傘で雨をよけながらこの動作を行うことが容易である。また、良好な除水機能を維持できるという利点も請求項6の除水用具と同様である。 【0026】 【実施例の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係るゴルフ傘用グリップ除水用具の第1の実施の形態を示している。図示のように、除水用具10は基材12とその外表面に固着された吸水性部材14とからなっている。 【0027】基材12は、略円筒形をしており、樹脂などで形成され弾力性をもった構成となっている。そして、この基材12の所定箇所には全長に亘って切断して構成したスリット16が形成されている。吸水性部材14は綿やパルプなどの天然素材で成形することや吸水性の良い化学繊維などを所定厚さに成形したものを用いることが可能である。 【0028】なお、この吸水性部材14は本実施の形態では単層として構成しているが、保水性の度合いの異なる部材を複数層重ねて形成することも可能であり、内部に保水性の高い材料を用いることにより吸収した水が外方へ流れることを有効に防止するようにすることも可能である。 【0029】この除水用具10は、図2に示したようにスリット16の部分に力を加えて矢印方向に押し広げることが可能である。そして、この拡げた状態でゴルフ傘100の柄102の部分にその収縮力を用いて簡単に装着することができる。図3はその取付状態を示している。 【0030】この状態では、基材12は傘の柄102を挟持した状態となり、取付状態は安定している。このように、傘の通常の把持部104のすぐ上に吸水性部材14が傘の柄102を囲むようにして存在しているので、使用者は傘をさした状態でこの部分を把持するという動作で簡単にグラブや手の水を除去することができる。したがって、除水用具10がぶら下がった状態でそれを揺らしながら歩くような見栄えの悪い状況もなく、更に、使用中の除水用具10の付け替え動作も簡単に行うことができる。 【0031】図4は上記図1に示した実施の形態の変形例を示しており、図示のように基材12を押し広げる動作をより簡単に行うことができるように基材12のスリット16の端面部分につまみ18a、18bを設けている。これにより、使用者はつまみ18aと18bをもってこれを広げるようにすることにより傘の柄102への装着をより簡単に行うことができる。 【0032】図5は、更に他の実施の形態を示しており、図示のように除水用具20は、中空円筒状の基材22の外周面に吸水性部材24を固着して形成している。基材22の内周面には雌ねじが切られており、一方、傘の柄102の把持部側端部には、図示のように雄ねじが切られている。 【0033】除水用具20の基材22に形成された雌ねじと傘の柄102の把持部に形成された雄ねじとは螺合可能な構成とされており、除水用具20を螺合動作により簡単に取り付けることができる。除水用具20は軽量でありかつ、簡単に螺入動作を行うことが好ましいことから、ねじ部は大きなピッチのねじ切りであることが好適である。また、大きなピッチのねじとすることにより、除水用具20を装着しない状態でも傘の柄102の把持部は何ら違和感なく使用することが可能となる。 【0034】また、図5に示したような円筒状の除水用具の場合、基材22を設けることなく吸水性部材そのものをある程度硬く成形し、その内側面にピッチの大きな雌ねじを形成しておくことによりそのまま傘の柄102に螺合させて取り付けることも可能である。この様な構成は、使い捨ての除水用具とするときには特に好適である。 【0035】図6は、シート状に除水用具を形成した実施の形態を示している。同図(A)に示した除水用具40は、布製の下地材42の一方の面に吸水性部材44を形成して成っている。また、ゴルフ傘の柄に巻き付けた状態で保持されるように、互いに係止し合う係止部材46−1、46−2が表裏面に設けられている。この様な除水用具40であれば、軽量かつ柔軟性を有しているので、不使用状態では折り畳み或いは積層して、嵩張ることなくカバンなどに保管することが可能であり、使用後も手で絞って、干すことができ管理も簡単である。 【0036】なお、上記下地材42は、布製に限定されるものではなく、傘の柄に簡単に巻き付けることのできる可撓性、柔軟性を有するものであれば、樹脂製のものを用いることも可能である。また、図においては、やや厚手のものを例として示したが、材質の変化などに応じて厚さは種々設定できるものである。 【0037】同図(B)は、同じくシート状の除水用具であり、この除水用具50は、その側端縁に設けられた軸部材52にゴルフ傘の柄に挟持させることのできるクリップ部54が設けられている。これにより、まず、クリップ部54を柄に係止させておき、その後、柄に巻き付ける動作を行うことができるので、装着の容易化が図られ、取り付け状態もクリップ部54の挟持力により安定したものとなる。シート状部分は同図(A)に示したものと同様である。 【0038】なお、同図(C)は、上記シート状の除水用具40を傘の柄に巻き付けて取り付けた状態を示している。図示のように、上記他の実施の形態と同様に、傘の使用にあたり邪魔になることもなく、簡単な動作で手やグラブの除水を行うことができる。この実施の形態を用いた手などの水分除去のための動作は、上記各実施の形態の場合と同様であり、傘の使用に影響なく簡単に行うことができる。 【0039】図7は、他の実施の形態を示している。この除水用具の機能は、使用者のグラブや手に付着した水の除去ではなく、ゴルフクラブ200のグリップ部202の部分の水の除去である。したがって、この除水用具30の吸水性部材は中空円筒体の内周面側に設けられている。 【0040】除水用具30は傘100の柄102の把持部104の端部に同軸状に固定されている。例えば、把持部104の下端部と除水用具30の一端部が螺合可能な構造(図示せず)とされ結合されているものである。この結合は、必要なときだけ行えば足り、雨天時以外は除水用具30は取り付ける必要はなく、通常の把持部104の状態で使用可能である。なお、把持部104の下端部と除水用具30の一端部の螺合のための構造は、何れの側を雄ねじとするかは、設計時において適宜選択しうるものである。更に、この結合固定は、螺合によるものに限られず、除水用具30が傘使用時に脱落しない程度の係止力が得られれば、単にはめ込み式とすることも可能である。 【0041】この形式の除水用具30は全体形状が略円筒形状とされており、吸水を行う部分の具体的構造は、中空構造とされた基材(非取付け側端部は開口されている)の内側面にはクラブのグリップ部202を挿入可能な空間を内側に形成するように吸水性部材が固着されている。なお、この具体的構成は、以下に説明する図8の実施の形態のものとほぼ同様であり、実際のクラブグリップの水分除去動作は以下に説明する図9の場合と同様である。 【0042】図8は、図7に示した実施の形態と同様に、ゴルフクラブ200のグリップ部202の部分の水の除去を目的とするものである。図7の実施の形態と異なるのは、除水用具を傘の把持部104に取り付けるのではなく、把持部104の部分自体を除水用具60として構成したものである。 【0043】すなわち、把持部104は中空の構造とされ、端部104aは開口されている。そして、その中空内部にはクラブのグリップ部202を挿入可能な空間を内側に形成するように吸水性部材62が装填されている。なお、本実施の形態では、把持部104aの構造体の内周面には、その構造体の防錆のためにまず、防水性シート64が貼着され、その内周面に吸水性部材62が固着されている。 【0044】図9は、把持部104の内部構成を示すと共にゴルフクラブのグリップ部202が一部挿入されている状態を示している。把持部104の内径と吸水性部材52の厚さとの関係は、図示のように、挿入されるグリップ部202が、吸水性部材62を押圧しつつ侵入する様に設定される。これにより、グリップ部202は吸水性部材62にしっかりと密着しつつ挿入され、抜き取られるので、表面の水分は効果的に除去される。 【0045】なお、本発明は、上記各実施の形態の構成に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能であり、例えば基材の径や長さは種々設定することができ、また吸水性部材の材質についてはゴルフプレーの際のグラブやあるいはクラブのグリップ部に付着した水の除去という機能を奏するものであればいかなる材料のものでも用いることが可能である。 【0046】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るゴルフ傘用グリップ除水用具によれば、傘に吸水用の部材をつり下げるなど見栄えの悪い状態を生ぜしめることなく、また、傘の構造を複雑化することなく簡単に除水用具を傘に一体化させることが可能である。そして、除水のための動作も極めて簡単で、且つ除水効果の良好性も確保することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】502112821 【氏名又は名称】上谷 佳宏
|
| 【出願日】 |
平成14年3月29日(2002.3.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100100354 【弁理士】 【氏名又は名称】江藤 聡明
|
| 【公開番号】 |
特開2003−289923(P2003−289923A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月14日(2003.10.14) |
| 【出願番号】 |
特願2002−96052(P2002−96052) |
|