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【発明の名称】
【発明者】 【氏名】記載なし

【要約】 【課題】濡れた傘を間単にケースに収納し、保管時あるいは移動時に周囲を濡らさないようにする。

【解決手段】傘を開いた状態からケース2から出ているスライダー3の突起を引っ張ることにより、リブ5の弾性が無くなりアーム7に加わっていた力も無くなる。更にスライダー3を引っ張り続けると、アーム7が、リブ5に引かれることによりケース2との角度が小さくなり、ついには、パネル8の濡れた面を内側にして完全に畳まれてしまう。更にスライダー3を引っ張り続けると、リブ5に押されてランナ6がケース内を摺動し始め、更にスライダー3をケース2の基端部まで引っ張るとパネル8が完全にケース2内に収納される。その後蓋10をケース2先端部に取り付けることにより、周囲を濡らさないように持ち運び、保管することが出来る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】側面に長穴をあけたパイプ状のケースと、その中で自在に摺動するスライダーと、前記スライダーに基端部を固着されたロッドと、基端部を前記ロッドの先端部に摺動自在に軸支された弾性のある複数本のリブと、前記ロッドに摺動自在に嵌合されたランナと、前記ランナに基端部を摺動自在に軸支され、先端部を前記リブの中ほどに摺動自在に軸支されたアームと、前期ケースの先端部に取り付ける蓋を有する特徴を持つ傘。
【請求項2】前記リブの基端部から前記アームの先端部が軸支されている長さが、直線距離で前記ロッド中心から前記アームの先端部が軸支されている距離よりも短く変形しても弾性により元の形状に戻るリブを有する請求項1の傘。
【請求項3】前記ランナが前記ケース内を摺動できる構造の請求項1の傘
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の技術分野】本発明は傘に関し、特に新規な畳み方を採用する傘に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の傘では、雨の日に傘を畳んだ場合に雨に濡れた傘から落ちる滴で周囲及び床を濡らし、屋内の持ち運び及び保管は非常に不便となっていた。更に傘たて等に格納した時、近くに複数の傘がある場合取り出すときに、他の傘のハンドル部が引っかかり手間が掛かったりする。
【0003】そこで、例えば特開平11−151109号広報に示すように、傘の濡れた面を内側に向けて畳むようにした傘が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来の傘の場合、持ち運ぶ本人及び周囲は濡れないが、屋内に持ち込んだ時に床を濡らしてしまう。更に構造が複雑で高価になる。
【0005】本発明の目的は、傘を畳むと同時にケースに収納し衣服及び周囲を濡らさない様にした傘を、簡単な構造で提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の傘は、パイプ状のケース側面に儲けられた長穴に沿って、ケース内を自在に摺動するスライダーと、スライダーに基端部を固着されたロッドと、ロッドの先端部に基端部を摺動自在に軸支された複数本のリブと、ロッドに摺動自在に嵌合されたランナと、基端部を摺動自在に軸支されたアームと、弾性のあるリブの中ほどにアーム先端部を摺動自在に軸支し、ケース先端部に蓋のできることを特徴とする。
【0007】本発明の傘では収納の際に複雑な手順を必要とせず、かつ簡単な構造で畳むと同時にケースに収納することができ、屋内を濡らすことも激減する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は本発明の実施の形態に係る傘の構成を示す斜視図である。本実施に係る傘は手で把持しやすいように湾曲されたハンドル1と、基端部にハンドル1を固着するケース2と、ケース2内で摺動自在に挿入されたスライダー3と、スライダー3に基端部を固着するロッド4と、ロッド4の先端部に摺動自在に先端部を軸支された複数本のリブ5と、ロッド4に摺動自在に嵌合されたランナ6と、ランナ6に摺動自在に基端部を軸支され、リブ5の中ほどに先端部を摺動自在に軸支された複数本のアーム7と、リブ5に張り渡されたパネル8と、パネル8の周縁をリブ5の先端部で固定する複数個のチップ9と、ケース2の先端部に取り付ける蓋10とから、その主要部が構成されている。
【0010】ケース2は、円筒形に形成され側面に長穴が設けられている。
【0011】スライダー3は図2に示すように、ケース2に挿入され、ケース2の長穴からスライダー3の突起が出ている。ロッド4はスライダー3に基端部を固着され、先端部は複数本のリブ5の先端部を摺動自在に軸支している。ランナ6は複数本のアーム7の基端部を摺動自在に軸支してロッド4に摺動自在に嵌合している。更にランナ6はケース2に挿入され、ケース2の長穴から突起が出ている。アーム7の先端部はリブ5の中ほどに摺動自在に軸支されている。蓋10はケース2の先端部から吊るされている。
【0012】複数本のリブ5は本来直線に近い構造であるが、弓状に変形させている。したがってリブ5の弾性によりロッド4とスライダー3は常にケース2の先端部に引き上げられる力が作用している。スライダー3は、ランナ6を押し上げるがランナ6から出ている突起がケース2の長穴先端部に引っかかり抑制されて静止する。したがってリブ5の弾性によりスライダー3はケース2の長穴先端部にとどまっている。複数本のアーム7は弓状に変形したリブ5により、常にロッド4との角度が広くなるような力が加わっている。しかし、アーム7は基端部をランナ6に軸支されているので、ケース2の先端部によりアーム7はロッド4との角度が広がらないように抑制されて静止している。
【0013】蓋10は、ケース2の先端部付近に吊るされている。
【0014】次に、このように構成された本実施の形態に係る傘の使用方法について説明する。ここでは図1に示す傘を開いた状態から、閉じる場合について図2〜図7を参照して説明する。
【0015】まず図2の示すような傘の開いた状態からスライダー3の突起をケース2の基端部に向けて摺動させると図3の様に、ロッド4が摺動し、弓状のリブ5はさらに強い弧を描く。先端部をリブ5に軸支されたアーム7は更にロッド4との角度を広げる力が加わるが、ランナ6とケース2によって抑制されているため静止している。
【0016】更にスライダー3の突起をケース2の基端部に向けて摺動させると図4の示すようにロッド4の先端部がアーム7の先端部を軸支しているところより低くなる。するとリブ5の弧は弱くなりアーム7に掛かる力も弱くなる。
【0017】更にスライダー3の突起をケース2の基端部に向けて摺動させると図5の示すようにリブ5の弧はほとんどなくなり、アーム7に掛かる力もほとんどなくなる。
【0018】更にスライダー3の突起をケース2の基端部に向けて摺動させると、リブ5がアーム7を引き付け、ついには図6の示すようにケース2との角度がほとんどなくなる。
【0019】更にスライダー3の突起をケース2の基端部に向けて摺動させると図7の示すようにロッド4がリブ5を引っ張り、アーム7を押し下げる。アーム7の基端部を軸支しているランナ6も一緒に押し下げられることになる。
【0020】更にスライダー3の突起をケース2の基端部に向けて摺動させると図8の示すようにリブ5は完全にケース2内に収納される。その後ケース2の先端部に蓋10をとりつける。なお本実施の形態に係る傘を開く場合には図2〜図8に示したのとは逆の手順で開けば良い。
【0021】
【発明の効果】本発明の効果は、濡れた傘を屋内に持ち込んでも、周囲を及び床を濡らすこと無く、どこにでも持ち運びが出来るようになることである。その理由は濡れた所をケース内に収納してしまうからである。
【0022】パネル及びリブをケース内に収納することにより、傘たて等からの取り出しも容易になる。
【0023】保管時傘が広がらないので、保管場所が狭くても良い。
【出願人】 【識別番号】502053926
【氏名又は名称】高崎 晃次
【出願日】 平成13年12月6日(2001.12.6)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−169707(P2003−169707A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−403267(P2001−403267)