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【発明の名称】
【発明者】 【氏名】原田 熊太

【氏名】木川 勇三

【要約】 【課題】降雪時期の冬場においては、杖本体に降雪時期に適した冬用滑止体を装着することにより、降雪路面や凍結路面における滑り止め作用を良好に発揮することができ、それだけ使用の安全性を高めることができ、かつ、降雪時期以外の夏や春、秋においては、杖本体に降雪時期以外に適する夏用滑止体を装着することにより乾路面、雨水路面における滑り止め作用を発揮すると共に軽量でかさ張らずに使用することができて使用の利便性を高めることができる。

【解決手段】杖本体1の下端部にゴムからなる滑止体2を設けてなり、上記滑止体2は降雪時期に適する冬用滑止体3と降雪時期以外に適する夏用滑止体4とに交換使用可能に設けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 杖本体の下端部にゴムからなる滑止体を設けてなり、上記滑止体は降雪時期に適する冬用滑止体と降雪時期以外に適する夏用滑止体とに交換使用可能に設けられていることを特徴とする杖。
【請求項2】 上記夏用滑止体の接地面部分の外径は冬用滑止体の接地面部分の外径より小さく形成され、該接地面部分に複数個の四角状の滑止凸部を形成してなることを特徴とする請求項1記載の杖。
【請求項3】 上記冬用滑止体の接地面部分の外径は夏用滑止体の接地面部分の外径より大きく形成され、該接地面部分に複数個の半球状の滑止球凸部を形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載の杖。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば老人や障害者に用いられる杖に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の杖として、杖本体の下端部に滑止体を設けてなる構造のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来構造の場合、滑止体は通年使用可能に形成され、杖本体に固着されているため、降雪地域においては、滑止作用が不充分となることがあり、折角の滑止機能が期待できずに安全性を低下させることがあるという不都合を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの課題を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、杖本体の下端部にゴムからなる滑止体を設けてなり、上記滑止体は降雪時期に適する冬用滑止体と降雪時期以外に適する夏用滑止体とに交換使用可能に設けられていることを特徴とする杖にある。
【0005】又、請求項2記載の発明は、上記夏用滑止体の接地面部分の外径は冬用滑止体の接地面部分の外径より小さく形成され、該接地面部分に複数個の四角状の滑止凸部を形成してなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記冬用滑止体の接地面部分の外径は夏用滑止体の接地面部分の外径より大きく形成され、該接地面部分に複数個の半球状の滑止球凸部を形成してなることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は本発明の実施の形態例を示し、1は杖本体であって、この場合、木製丸棒材が用いられ、上部に握持部1aが形成され、下部に接続部1bが形成されている。尚、杖本体1の材質は木製に限らず、合成樹脂やアルミニウム管等の金属材も用いられる。
【0007】2は滑止体であって、ゴム製にして、図1乃至図3に示す如く、降雪時期に適する冬用滑止体3と、図4、図5に示す如く、降雪時期以外に適する夏用滑止体4とからなり、杖本体1に対して交換使用可能に設けられている。
【0008】この場合、冬用滑止体3及び夏用滑止体4に杖本体1の下端部である接続部1bが圧挿入可能な挿入穴3a・4aを形成し、接続部1bと挿入穴3a・4aとの圧挿入により冬用滑止体3と夏用滑止体4とを選択的に交換使用可能に設けて構成している。
【0009】又、この場合、上記夏用滑止体4の接地面部分4bの外径dは冬用滑止体3の接地面部分3bの外径Dより小さく形成され、この接地面部分4bに複数個の四角状の滑止凸部4cを形成してなり、又、上記冬用滑止体3の接地面部分3bの外径Dは夏用滑止体4の接地面部分4bの外径dより大きく形成され、接地面部分3bに複数個の半球状の滑止球凸部3cを形成している。
【0010】この実施の形態例は上記構成であるから、杖本体1の下端部に設けられるゴムからなる滑止体2として冬用滑止体3及び降雪時期以外に適する夏用滑止体4を形成し、この冬用滑止体3と夏用滑止体4とに交換使用可能に設けられているから、降雪時期の冬場においては、夏用滑止体4を強い力で抜き外し、杖本体1に降雪時期に適した冬用滑止体4を圧挿入して装着することにより、降雪路面や凍結路面における滑り止め作用を良好に発揮することができ、それだけ使用の安全性を高めることができ、かつ、降雪時期以外の夏や春、秋においては、冬用滑止体43強い力で抜き外し、杖本体1に降雪時期以外に適する夏用滑止体3を装着することにより乾路面、雨水路面における滑り止め作用を発揮すると共に軽量でかさ張らずに使用することができて使用の利便性を高めることができる。
【0011】又、この場合、上記夏用滑止体4の接地面部分4bの外径dは冬用滑止体3の接地面部分3bの外径Dより小さく形成され、この接地面部分4bに複数個の四角状の滑止凸部4cを形成してなるから、乾路面、雨水路面における滑り止め作用を発揮しつつ軽量化を図ることができると共にかさ張らずに使用することができ、一層の使用の利便性を図ることができ、又、この場合、上記冬用滑止体3の接地面部分3bの外径Dは夏用滑止体4の接地面部分4bの外径dより大きく形成され、この接地面部分3bに複数個の半球状の滑止球凸部3cを形成してなるから、複数個の半球状の滑止球凸部3cが雪中に良好に突き刺さることも相俟って降雪路面や凍結路面における滑り止め作用を良好に発揮することができ、それだけ使用の安全性を高めることができる。
【0012】尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、杖本体1、冬用滑止体3、夏用滑止体4の形状や材質は適宜変更して設計され、又、上記実施の形態例においては、杖本体1と夏用滑止体4又は冬用滑止体3との着脱構造として、相互の圧挿入に依拠しているが、他には、ネジ止め構造や抱締構造、螺着構造などの他の着脱構造を採用することもでき、又、上記実施の形態例においては、本発明の杖を新規に製作する場合での構造を示しているが、既存の杖に適用することもでき、この場合、既存の杖の滑止体を取り外して適用することもできるし、既存の杖の滑止体を取り外さずにそのままの状態で滑止体の外側を包むような夏用滑止体と冬用滑止体を製作して適用することもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、杖本体の下端部に設けられるゴムからなる滑止体として冬用滑止体及び降雪時期以外に適する夏用滑止体を形成し、この冬用滑止体と夏用滑止体とに交換使用可能に設けられているから、降雪時期の冬場においては、杖本体に降雪時期に適した冬用滑止体を装着することにより、降雪路面や凍結路面における滑り止め作用を良好に発揮することができ、それだけ使用の安全性を高めることができ、かつ、降雪時期以外の夏や春、秋においては、杖本体に降雪時期以外に適する夏用滑止体を装着することにより乾路面、雨水路面における滑り止め作用を発揮すると共に軽量でかさ張らずに使用することができて使用の利便性を高めることができる。
【0014】又、請求項2記載の発明にあっては、上記夏用滑止体の接地面部分の外径は冬用滑止体の接地面部分の外径より小さく形成され、この接地面部分に複数個の四角状の滑止凸部を形成してなるから、乾路面、雨水路面における滑り止め作用を発揮しつつ軽量化を図ることができると共にかさ張らずに使用することができ、一層の使用の利便性を図ることができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記冬用滑止体の接地面部分の外径は夏用滑止体の接地面部分の外径より大きく形成され、この接地面部分に複数個の半球状の滑止球凸部を形成してなるから、複数個の半球状の滑止球凸部が雪中に良好に突き刺さることも相俟って降雪路面や凍結路面における滑り止め作用を良好に発揮することができ、それだけ使用の安全性を高めることができる。
【0015】以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
【出願人】 【識別番号】591051612
【氏名又は名称】越後工業株式会社
【出願日】 平成13年12月7日(2001.12.7)
【代理人】 【識別番号】100092691
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 勇治
【公開番号】 特開2003−169706(P2003−169706A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−374634(P2001−374634)