| 【発明の名称】 |
ピアス |
| 【発明者】 |
【氏名】高岡 米一
【氏名】梁本 亨実
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| 【要約】 |
【課題】付勢手段を穴内に収めて外から見えないようにし、もって、装飾体の切欠リングへの装着を容易に行え、かつ、意匠性、美観を向上できるとともに、錆等の発生も抑えることができるようにされたピアスを提供する。
【解決手段】C形ないし馬蹄形の切欠リング(20)と、この切欠リング(20)の両端縁部(21、22)間に装着される装飾体30と、を備え、この装飾体(30)に、前記両端縁部(21、22)の一部が嵌め込まれる左右で対をなす穴(31、32)が形成され、それら左右で対をなす穴(31、32)の少なくとも一方(31)に、穴開口を塞ぐように蓋状部材(40)が遊嵌されるとともに、該蓋状部材(40)を前記端縁部(21)に押し付けるように付勢する付勢手段としての圧縮コイルスプリング(50)が配在されてなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 C形ないし馬蹄形の切欠リングと、この切欠リングの両端縁部間に装着される装飾体と、を備え、この装飾体に、前記両端縁部の一部が嵌め込まれる左右に対をなす穴が形成され、それら左右で対をなす穴の一方に、穴開口を塞ぐように蓋状部材が遊嵌されるとともに、該蓋状部材を前記端縁部に押し付けるように付勢する付勢手段が配在されていることを特徴とするピアス。 【請求項2】 前記切欠リング及び装飾体は、ステンレス等の金属製であることを特徴とする請求項1に記載のピアス。 【請求項3】 前記左右で対をなす穴の一方の開口端縁部に、前記蓋状部材が前記穴から抜け落ちるのを防ぐべく、かしめ部等の抜け止め部が内側に向けて突設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のピアス。 【請求項4】 前記装飾体は、球状であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のピアス。 【請求項5】 前記左右で対をなす穴は、一方が前記蓋状部材及び付勢手段が挿入される円柱状の深穴とされ、他方が円錐状の浅穴とされていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のピアス。 【請求項6】 前記蓋状部材に、前記端縁部が嵌め込まれる円錐状の浅穴が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のピアス。 【請求項7】 前記左右で対をなす穴は、共通の軸線上に対向して設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のピアス。 【請求項8】 前記左右で対をなす穴は、連通せしめられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のピアス。 【請求項9】 前記付勢手段は、コイルスプリングであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のピアス。 【請求項10】 前記付勢手段は、ゴム等の弾性材料で形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のピアス。 【請求項11】 前記切欠リングの両端縁部に丸みが付けられていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のピアス。 【請求項12】 左右に対をなす穴が形成され、それら左右で対をなす穴の一方は円柱状の深穴とされると共に他方が円錐状の浅穴とされ、前記深穴の開口部には該開口を塞ぐように蓋状部材が遊嵌され、前記深穴の内部には付勢手段が前記蓋状部材を外方向に付勢するべく挿入され、該蓋状部材が前記深穴から抜け落ちるのを防ぐべくかしめ部等の抜け止め部が前記開口の内側に向けて突設されていることを特徴とするピアス用装飾体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、耳たぶ等に穿孔された小孔(ピアス孔)に通されるC形ないし馬蹄形の切欠リングと、この切欠リングの両端縁部間に装着される装飾体と、を備えたピアスに関する。 【0002】 【従来の技術】耳等の装飾に使用されるピアスとして、図5〜図8示される如くの、断面円形の金属製(ステンレス製)棒材をC形ないし馬蹄形に曲成してなる切欠リング70と、この切欠リング70の両端縁部71、72間に装着される、前記切欠リング70と同じ材質の球状の装飾体80と、を備え、この装飾体80に、左右一対の円柱状の穴81、82が形成されるとともに、それら左右一対の穴81、82にそれぞれ係止用コイルスプリング91、92が挿入されてなるもの(ピアス60)が知られている。前記係止用コイルスプリング91、92は、その底側が前記穴81、82の底部にロー付け等の適宜の手段で固着されている。 【0003】このピアス60を例えば図5に示される如くに耳たぶに取り付ける場合には、予め耳たぶに穿孔されたピアス孔Pに切欠リング70を通し、この切欠リング70の両端縁部71、72間に装飾体80を押し込むようにして装着する。 【0004】この場合、略剛体とされる切欠リング70への装飾体80の装着を容易化するため、切欠リング70における両端縁部71、72のごく一部(内周側コーナー部分)だけが前記穴81、82内に嵌め込まれるようになっている。 【0005】しかし、切欠リング70の両端縁部71、72の一部を穴81,82に嵌め込んだだけでは、切欠リング70から装飾体80が脱落しやすい。この脱落を防止するため、係止用コイルスプリング91、92が用いられる。すなわち、係止用コイルスプリング91、92は、図7に示される如くに、自然状態においては前記穴81、82から外方に突出する長さを有し、前記装飾体80を前記切欠リング70に装着する際、図8に示される如くに、前記端縁部(の内周側コーナー部分)71、72によって穴81、82内方側へ押されて圧縮されるようになっている。言い換えれば、前記係止用コイルスプリング91、92は、前記両端縁部71、72が前記穴81、82から外れないないように常時係止しておく役目を果たしている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】前記のように、係止用コイルスプリング91、92を用いることで、装飾体80の切欠リング70への装着の容易化と、脱落防止とが図られるものの、従来のピアス60では、係止用コイルスプリング91、92が穴81、82から露出して外から見えてしまう。これは、意匠性、美観が損なわれるだけでなく、ピアス等の装飾品にとっては、売れ行きにも影響するものである。 【0007】また、装飾体80を切欠リング70に装着する際、係止用コイルスプリング91、92の一部が穴81、82から突出しているので、両端縁部71、72でこの係止用コイルスプリング91,92を圧縮させながらそこに当該両端縁部を嵌め込む必要があり、装飾体装着が面倒であるとともに、係止用コイルスプリングが露出しているため、錆等が発生しやすい等の問題もあった。 【0008】本発明は、上述した如くの従来の問題を解消すべくなされたもので、その目的とするところは、C形ないし馬蹄形の切欠リングと、この切欠リングの両端縁部間に装着される装飾体と、該装飾体の切欠リングへの装着の容易化及び脱落防止を図るための付勢手段と、を備え、付勢手段を穴内に収めて外から見えないようにし、もって、装飾体の切欠リングへの装着を容易に行え、かつ、意匠性、美観を向上できるとともに、錆等の発生も抑えることができるようにされたピアスを提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべく、本発明に係るピアスは、基本的には、C形ないし馬蹄形の切欠リングと、この切欠リングの両端縁部間に装着される装飾体と、を備え、この装飾体に、前記両端縁部の一部が嵌め込まれる左右で対をなす穴が形成され、それら左右で対をなす穴の一方に、穴開口を塞ぐように蓋状部材が遊嵌されるとともに、該蓋状部材を前記端縁部に押し付けるように付勢する付勢手段が配在されてなる。 【0010】前記切欠リング及び装飾体は、好ましくは、ステンレス等の金属製とされ、また、好ましい態様では、前記左右で対をなす穴の一方の開口端縁部に、前記蓋状部材が前記穴から抜け落ちるのを防ぐべく、かしめ部等の抜け止め部が内側に向けて突設される。 【0011】前記装飾体は、好ましくは球状とされ、さらに、前記左右で対をなす穴は、一方が前記蓋状部材及び付勢手段が挿入される円柱状の深穴とされ、他方が円錐状の浅穴とされる。 【0012】他の好ましい態様では、前記蓋状部材に、前記端縁部が嵌め込まれる円錐状の浅穴が形成され、前記左右で対をなす穴は、好ましくは、共通の軸線上に対向して設けられ、さらには、連通せしめられて段付きの一本の穴とされてもよい。 【0013】また、前記付勢手段は、好ましくは、コイルスプリングが用いられるが、ゴム等の弾性材料で形成されているものであってもよい。さらにまた、前記切欠リングの両端縁部には、耳たぶ等のピアス孔に通しやすくするため、及び、傷を付けないようにするため、丸み(アール等)を付けておくことが好ましい。 【0014】また、本発明に係るピアス用装飾体は、左右に対をなす穴が形成され、それら左右で対をなす穴の一方は円柱状の深穴とされると共に他方が円錐状の浅穴とされ、前記深穴の開口部には該開口を塞ぐように蓋状部材が遊嵌され、前記深穴の内部には付勢手段が前記蓋状部材を外方向に付勢するべく挿入され、該蓋状部材が前記深穴から抜け落ちるのを防ぐべくかしめ部等の抜け止め部が前記開口の内側に向けて突設されていることを特徴としている。 【0015】このような構成とされた本発明に係るピアスの好ましい態様においては、装飾体に、切欠リングの両端縁部の一部が嵌め込まれる左右で対をなす穴が形成され、それら左右で対をなす穴の一方に、穴開口を塞ぐように蓋状部材が遊嵌されるとともに、該蓋状部材を前記端縁部に押し付けるように付勢するコイルスプリング等の付勢手段が配在されている。つまり、従来の係止用コイルスプリングと同じ役目を果たす付勢手段が穴内に収められて、その穴の開口を蓋状部材で塞ぐようにしているので、コイルスプリング等からなる付勢手段は、穴から露出せず、外からは見えない(外からは蓋状部材が見えるだけ)。このため、意匠性、美観が向上する。 【0016】また、穴の開口端縁部に、前記蓋状部材が前記穴から抜け落ちるのを防ぐべく、かしめ部等の抜け止め部が内側に向けて突設されていて、蓋状部材及びコイルスプリング等の付勢手段は常時穴内に収められているので、装飾体の切欠リングへの装着を従来のものより容易に行え、さらに、穴が蓋状部材により塞がれているので、錆等の発生も抑えられる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。 【0018】図1、図2、図3、図4は、それぞれ本発明に係るピアスの一実施形態を示し、図1は分解斜視図、図2は装飾体装着前の平面図、図3は装飾体装着状態を示す部分切欠平面図、図4は装飾体装着状態を示す斜視図である。 【0019】図示実施形態のピアス10は、耳等の装飾に使用されるもの(図5に示される従来のものと用途は同じ)で、断面円形の棒材をC形ないし馬蹄形に曲成してなる切欠リング20と、この切欠リング20の両端縁部21、22間に装着される球状の装飾体30と、を備えている。前記切欠リング20及び装飾体30は、ステンレス等の金属製(同材質)で、切欠リング20の両端縁部21、22には、耳たぶ等のピアス孔に通しやすくするため、及び、傷を付けないようにするため、アール等の丸みが付けられている。 【0020】前記装飾体30には、共通の軸線O(図2)上に左右で対をなす穴31、32が形成されている。これらの穴31、32のうちの図で左側に位置する穴31は、円柱状の深穴とされ、右側に位置する穴32は、円錐状の浅穴とされている。 【0021】前記左側の深い穴31内には、穴開口を塞ぐようにばね受けを兼ねる断面T字状の蓋状部材40が遊嵌されるとともに、該蓋状部材40を前記端縁部21に押し付けるように付勢する付勢手段としての圧縮コイルスプリング50が配在されている。 【0022】前記穴31の開口端縁部には、前記蓋状部材40が前記穴31から抜け落ちるのを防ぐべく、かしめ部等の抜け止め部35が内側に向けて突設されている。また、蓋状部材40に、前記端縁部21が嵌め込まれる円錐状の浅穴45が形成されている。 【0023】かかる構成を有する本実施形態のピアス10を耳たぶに取り付ける場合には、予め耳たぶに穿孔されたピアス孔に切欠リング20を通し、この切欠リング20の両端縁部21、22間に装飾体30を押し込むようにして装着する。 【0024】この場合、略剛体とされる切欠リング20への装飾体30の装着を容易化するため、切欠リング20における両端縁部21、22のごく一部(内周側コーナー部分)だけが前記穴31、32内に嵌め込まれようになっている。 【0025】しかし、切欠リング20の両端縁部21、22の一部を穴31,32に嵌め込んだだけでは、切欠リング20から装飾体30が脱落しやすい。この脱落を防止するため、圧縮コイルスプリング50が用いられる。すなわち、圧縮コイルスプリング50は、図2に示される如くに、抜け止め部35で係止されている蓋状部材40によって多少圧縮された状態で前記穴31内に収容されている。 【0026】前記装飾体30を前記切欠リング20に装着する際、図3、図4に示される如くに、前記切欠リング20の両端縁部21、22は、左側の穴31の開口を塞いでいる蓋状部材40に形成された円錐状の浅穴45及び右側の円錐状の穴32に嵌め込まれる。この際、左側の端縁部(の内周側コーナー部分)21により前記蓋状部材40が穴31内方側に押され、それによって、前記圧縮コイルスプリング50がさらに圧縮されるようになっている。言い換えれば、前記圧縮コイルスプリング50は、従来の係止用コイルスプリング91、92と同様に、前記両端縁部21、22が前記穴31、32から外れないないように常時係止しておく役目を果たす。 【0027】このような構成とされた本実施形態のピアス10においては、装飾体30に、切欠リング20の両端縁部21、22の一部が嵌め込まれる左右で対をなす穴31、32が形成され、それら左右で対をなす穴31、32の一方(穴31)に、穴開口を塞ぐように蓋状部材40が遊嵌されるとともに、該蓋状部材40を前記端縁部21に押し付けるように付勢する圧縮コイルスプリング50が配在されている。つまり、従来の係止用コイルスプリング91、92と同じ役目を果たす付勢手段としての圧縮コイルスプリング50が穴31内に収められて、その穴31の開口を蓋状部材40で塞ぐようにしているので、圧縮コイルスプリング50はは、穴31から露出せず、外からは見えない(外からは蓋状部材40が見えるだけ)。このため、意匠性、美観が向上する。 【0028】また、穴31の開口端縁部に、前記蓋状部材40が前記穴31から抜け落ちるのを防ぐべく、かしめ部等の抜け止め部35が内側に向けて突設されていて、蓋状部材40及び圧縮コイルスプリング50は常時穴31内に収められているので、装飾体30の切欠リング20への装着を従来のものより容易に行え、さらに、穴31が蓋状部材40により塞がれているので、錆等の発生も抑えられる。 【0029】なお、前記実施形態においては、装飾体30に深穴31と浅穴32を形成し、深穴31の方だけに蓋状部材40及び圧縮コイルスプリング50を配在しているが、従来のように、左右一対の穴を設けてそれぞれに蓋状部材40及び圧縮コイルスプリング50を配在するようにしてもよい。また、付勢手段としては、圧縮コイルスプリングの他、ゴム等の弾性材料で構成されたものや金属製あるいはプラスチック製の板ばね等を使用してもよい。さらに、左右で対をなす穴31、32を連通させて1本の段付き貫通穴としてもよい。装飾体30としては、球状のものが好ましいが、他の多面体(例えばサッカーボール状)等のものも使用できる。 【0030】 【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発明のピアスは、装飾体に切欠リングの両端縁部の一部が嵌め込まれる左右で対をなす穴が形成され、それら左右で対をなす穴の少なくとも一方に、穴開口を塞ぐように蓋状部材が遊嵌されるとともに、該蓋状部材を前記端縁部に押し付けるように付勢するコイルスプリング等の付勢手段が配在されている。言い換えれば、従来の係止用コイルスプリングと同じ役目を果たす付勢手段が穴内に収められて、その穴の開口を蓋状部材で塞ぐようにしているので、コイルスプリング等からなる付勢手段は、穴から露出せず、外からは見えない。このため、意匠性、美観が向上する。 【0031】また、穴の開口端縁部に、前記蓋状部材が前記穴から抜け落ちるのを防ぐべく、かしめ部等の抜け止め部が内側に向けて突設されていて、蓋状部材及びコイルスプリング等の付勢手段は常時穴内に収められているので、装飾体の切欠リングへの装着を従来のものより容易に行え、さらに、穴が蓋状部材により塞がれているので、錆等の発生も抑えられる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】594072476 【氏名又は名称】株式会社ローラン
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| 【出願日】 |
平成14年4月26日(2002.4.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091096 【弁理士】 【氏名又は名称】平木 祐輔 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−310315(P2003−310315A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月5日(2003.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−126545(P2002−126545) |
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