| 【発明の名称】 |
連結具およびその連結具に用いる部品の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】星野 雅弘
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| 【要約】 |
【課題】ネックレス等を着脱する際に係脱を自在にするクラスプを改良し、簡素な構造により、その係脱を容易かつ確実にする。クラスプのみならず、ペンダントやキーホルダ等にも応用できる連結具およびその連結具に用いる部品の製造方法を提供し、必須部品である筒の内周面への溝掘り加工の困難も解消する。
【解決手段】ピストン部材の外周方向へ弾性的に進退可能に配設されたロック用のロックピンと、シリンダ部材の内周面で前記ロックピンをロックする凹部を備えた連結具において、前記ピストン部材をシリンダ部材から離脱する弾性部材を備え、前記凹部は入口と出口との間をW字状またはM字状に連続した案内溝のほぼ中央部に形成し、特に前記ロックピンを安定的にロックする凹部に最深部を刻設した。また、前記案内溝は予め平板状の材料にプレス加工で刻設した後に、その平板状の材料を丸めて筒にする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】ピストン部材がシリンダ部材に嵌入ロックと離脱を自在にする手段を備えた連結具において、前記ピストン部材をシリンダ部材から離脱する方向に離脱弾性力を付勢する弾性部材と、前記ピストン部材と前記シリンダ部材との両摺接面のうち一方から他方に対してほぼ垂直に突出するように突出弾性力を付勢されて進退自在に凸設されたロックピンと、前記ロックピンを嵌入可能な凹部を含み、その凹部に対して前記ロックピンが嵌入と離脱する進行方向が規定された経路を形成する入口から出口までの間に第1屈曲部、第2屈曲部および第3屈曲部とを有するW字状またはM字状の案内溝と、前記ロックピンの進行方向を規定する手段と、を備えたことを特徴とする連結具。 【請求項2】前記ロックピンの進行方向を規定する手段として、前記第1屈曲部および第3屈曲部における、それぞれの内周頂点から外周頂点までを結ぶ直線が、前記ピストン部材の進退方向に対して傾斜し、その傾斜方向は前記内周頂点が前記外周頂点よりも前記入口に近くなるように形成され、前記嵌入ロックと離脱を自在にする手段として、前記第2屈曲部における突当の手前に形成された前記凹部と、前記凹部に連続する前記案内溝にその深さ方向の段差を伴う入口およびスロープ状の出口とを形成したことを特徴とする請求項1に記載の連結具。 【請求項3】前記シリンダ部材をスピン回転自在に支承する外筒を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の連結具。 【請求項4】前記シリンダ部材の挿入口の縁部または前記ピストン部材の先端の周辺にあって、前記ロックピンが摺接することにより前記シリンダ部材に対する前記ピストン部材のスピン角度を規定しながら前記ロックピンを前記案内溝の入口まで案内するガイドテーパを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちの何れか1項に記載の連結具。 【請求項5】前記ガイドテーパはV字状またはU字状に収束する形状であることを特徴とする請求項4に記載の連結具。 【請求項6】ロックピンを前記ピストン部材の外周面に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちの何れか1項に記載の連結具。 【請求項7】前記ロックピンを前記シリンダ部材の内周面に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちの何れか1項に記載の連結具。 【請求項8】前記シリンダ部材または前記外筒に嵌装自在の装飾部材を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちの何れか1項に記載の連結具。 【請求項9】前記装飾部材は透明材料であることを特徴とする請求項8に記載の連結具。 【請求項10】前記シリンダ部材または前記ピストン部材の複数を一体に接合して多連装機能を構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項9のうちの何れか1項に記載した連結具。 【請求項11】請求項1ないし請求項10のうちの何れか1項に記載した連結具に用いる部品の製造方法であって、予め平板状の材料に前記案内溝を形成した後に、前記案内溝が形成された平板状の材料を筒状に丸めることにより、前記シリンダ部材または前記ピストン部材を形成するようにしたことを特徴とする連結具に用いる部品の製造方法。 【請求項12】請求項1ないし請求項10のうちの何れか1項に記載した連結具に用いる部品の製造方法であって、予め複数の樋状の材料に前記案内溝を形成した後に、これら複数の樋状の材料を筒状に組み合わせ結合することにより、前記シリンダ部材または前記ピストン部材を形成するようにしたことを特徴とする連結具に用いる部品の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、環状装身具であるネックレスの連珠糸、チェーンまたは紐等の環状連結と離脱解放を自在にする止め金を始め、プラグイン方式で着脱交換自在にした装飾部を有するペンダントやキーホルダに用いてこれらの要部を連結する連結具、およびその連結具に用いる部品の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の連結具およびその製造方法としては、実開昭57−88407号の公開実用新案公報に記載されているネックレス用の止め金が知られている。図11は従来の止め金を示し、図11(a)は平面図、図11(b)はA−A線の断面図、図11(c)はB−B線の断面図である。図11に示すように、止め金600は、一対のオス部材61とメス部材62が嵌合自在であり、オス部材61の挿入進退に対して直角方向に弾性体の係合用突起65(以下、ロックピンという)を備え、そのロックピン65をメス部材62に設けた凹部74に嵌入して回転しロックする。一方、ロック解除の際は、メス部材62に対してオス部材61を回転させれば、凹部74に嵌入していたロックピン65が、凹部74から離脱経路72をたどって離脱することにより、メス部材62からオス部材61が離脱するようにしたものである。また、ユーザの望まない不意のロック解除が避けられるように、ロックピン65が凹部74に係合し、自然には離脱経路72へ抜けることができないようになっている。すなわち、ユーザが弾性力に抗しながらメス部材62に対してオス部材61をスピンさせないとロックピン65は凹部74から離脱できない。 【0003】しかしながら、上記のような止め金600では、ネックレスを外す際のロック解除はメス部材62に対してオス部材61をスピンさせ、ロックピン65が凹部74から離脱経路72をたどって離脱できるようにする操作が必要であり、そのスピンの回転量が45度程度で済むとしても、回転の操作が容易ではないという問題があった。特に小さい止め金の場合は手でつかみ難い上、ユーザ本人には目視困難な首の周囲で止め金を外す際に、止め金に適切な回転を与えることが困難であるという問題があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、ユーザが望まないときに不意に外れる危険がなく、望むときの着脱は容易であり、接続と離脱の動作には、回転の操作が不要となる連結具で、かつデザイン上の制約も少ないように簡素で製造が容易な構造の連結具およびその製造方法を提供することを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、ピストン部材がシリンダ部材に嵌入ロックと離脱を自在にする手段を備えた連結具において、前記ピストン部材をシリンダ部材から離脱する方向に離脱弾性力を付勢する弾性部材と、前記ピストン部材と前記シリンダ部材との両摺接面のうち一方から他方に対してほぼ垂直に突出するように突出弾性力を付勢されて進退自在に凸設されたロックピンと、前記ロックピンを嵌入可能な凹部を含み、その凹部に対して前記ロックピンが嵌入と離脱する進行方向が規定された経路を形成する入口から出口までの間に第1屈曲部、第2屈曲部および第3屈曲部とを有するW字状またはM字状の案内溝と、前記ロックピンの進行方向を規定する手段と、を備えた。なお、第1屈曲部とはピストン部材がシリンダ部材に嵌入ロックする際に、前記ロックピンが前記案内溝に進入して最初に到達する屈曲部であり、その第1屈曲部を通過した前記ロックピンが次に到達してロック状態を維持するのが第2屈曲部、そしてロック解除する際に最後に通過してピストン部材とシリンダ部材が離脱するのが第3屈曲部である。 【0006】このように前記ロックピンが、前記W字状またはM字状の案内溝に沿ってカム動作のように摺動しながら、連結のロックとロック解除する。また、前記ロックピンの進行方向を規定する手段を備えているので、前記ロックピンの摺動が規定された方向のみに誘導され、前記案内溝のなかで進退不能になったり逆方向に進んで操作不能に陥ることもない。したがって、ロック係脱操作の途中で引っ掛かりがなくスムーズである。すなわち、ピストン部材をシリンダ部材の奥の突き当りまで離脱弾性力に抗して深く挿入し、その押し込む力を緩めるとロックする。前記ロックピンはロック時に前記W字状またはM字状の案内溝のほぼ中央部に位置する凹部に嵌入される。そして、ピストン部材をシリンダ部材の奥の突き当りまで再度深く嵌入し、その押し込む力を緩めると容易にロック解除する。したがって、ユーザが望まないときに不意に外れる危険がなく、望むときの着脱は容易であり、接続と離脱の動作には、回転の操作が不要となる連結具ができる。 【0007】また、請求項2に係る発明は、前記ロックピンの進行方向を規定する手段として、前記第1屈曲部および第3屈曲部における、それぞれの内周頂点から外周頂点までを結ぶ直線が、前記ピストン部材の進退方向に対して傾斜し、その傾斜方向は前記内周頂点が前記外周頂点よりも前記入口に近くなるように形成され、前記嵌入ロックと離脱を自在にする手段として、前記第2屈曲部における突当の手前に刻設された前記凹部と、前記凹部に連続する前記案内溝にその深さ方向の段差を伴う入口およびスロープ状の出口を刻設した。 【0008】このように、前記ロックピンが、前記案内溝に沿ってカム動作のように摺動しながら、当該連結具を嵌入ロックする際には、前記ロックピンには前記案内溝の深さ方向に前記突出弾性力があり、前記段差を前記案内溝の深さ方向に通過するのは容易でも、逆戻りは出来ないので、確実にロックされる。そしてロック解除する際には、前記ロックピンを前記第2屈曲部で前記突当とは逆方向にスイッチバックさせ、滑らかに進行させるためのスロープを備えているので、ロック係脱操作の途中で引っ掛かりがなくスムーズである。それで、ユーザが望まないときに不意に外れる危険がなく、望むときの着脱は容易であり、接続と離脱の動作には、回転の操作が不要となる連結具ができる。 【0009】また、請求項3に係る発明は、前記シリンダ部材をスピン回転自在に支承する外筒を備えたので、ユーザがロック係脱操作する際に、前記ピストン部材の外周面と外筒の外周面とをつまんで持った手の指が、着脱動作に伴ってねじられることなく、自然な使用感を得られる。 【0010】また、請求項4に係る発明は、前記シリンダ部材の挿入口の縁部または前記ピストン部材の先端の周辺にあって、前記ロックピンが摺接することにより前記シリンダ部材に対する前記ピストン部材のスピン角度を規定しながら前記ロックピンを前記案内溝の入口まで案内するガイドテーパを備えた。 【0011】また、請求項5に係る発明は、前記ガイドテーパはV字状またはU字状に収束する形状にしたので、ロックしようとするためピストン部材をシリンダ部材へ挿入する際、ロックピンがガイドテーパに沿ってV字状またはU字状に収束する奥まで摺動する間に、シリンダ部材とピストン部材の相対スピン角度が最適となって案内溝の入口に到達するので、その入口を探す注意力がいらない。また、ロックピンが出口から進入する間違いを防げる。 【0012】また、請求項6に係る発明は、前記ロックピンを前記ピストン部材の外周面に設け、請求項7に係る発明は、前記ロックピンを前記シリンダ部材の内周面に設けたので、前記ロックピンは、前記ピストン部材の外周面と、前記シリンダ部材の内周面との何れか有利な一方に設けられるので、デザインおよび設計上の制約が少なくなる。 【0013】また、請求項8に係る発明は、前記シリンダ部材または前記外筒に嵌装自在の装飾部材を備え、連結具本体に装飾を施すように応用した場合に、多種類から選択自在の装飾部材を着脱交換できるのでユーザを飽きさせない。 【0014】また、請求項9に係る発明は、前記装飾部材を透明材料で構成したので、当該連結具が連結する装飾部材とデザイン上の整合を得やすく、選択範囲と用途を広げられる。 【0015】また、請求項10に係る発明は、前記シリンダ部材または前記ピストン部材の複数を一体に接合して多連装機能を構成した。そうすることにより、連結の工夫次第ではユーザの好みに応じて、ネックレス等の連結本数を加減したりすることもできるので、選択肢を得たユーザは多彩な演出効果を発揮できる。ネックレス等の連結本数や種類のバリエーションのほか、連結具であるクラスプそのものにも装飾を施すなど、付加価値を高めた商品化が可能となる。 【0016】また、請求項11に係る発明は、予め平板状の材料に前記案内溝を形成した後に、前記案内溝が形成された平板状の材料を筒状に丸めることにより、前記シリンダ部材または前記ピストン部材を形成するようにした。 【0017】また、請求項12に係る発明は、予め複数の樋(とい)状の材料に前記案内溝を形成した後に、これら複数の樋状の材料を筒状に組み合わせ結合することにより、前記シリンダ部材または前記ピストン部材を形成するようにした。 【0018】このようにしたことにより、筒の内周面に複雑な溝や突起を精密に刻設する加工は困難とされていたところを、予め平板状または複数の樋状の材料に前記案内溝を形成する加工を施した後に丸めて筒状にするか、または複数の樋状の材料に前記案内溝を形成する加工を施した後に筒状に組み合わせ結合することにより、既成の工作機械でも製造できる。 【0019】 【実施の形態】つぎに、本発明をネックレスのクラスプすなわち連結具に応用した実施形態について図面を参照して説明する。図1(a)は本発明に係る連結具の側面図であり、同図(b)は斜視図である。連結具100は一対のシリンダ部材10とピストン部材20で構成されており、シリンダ部材10とピストン部材20それぞれの端部には、ネックレスの連珠で形成される輪を開いた端部(図示せず)を結びつけるようになっている。 【0020】また、シリンダ部材10の挿入口11からピストン部材20を矢印方向に嵌入しロックと抜差しを自在にするように、後述するロック機構として、ピストン部材20の先端近くの外周面には、その外周面から外向きに突出する弾性力をもって進退自在に配設されたロックピン40、40を具備している。ロックピン40、40は円柱状でその先端を半球形に仕上げると、動きが円滑になる反面、ユーザが望まないロック解除の原因にもなる。好ましくは、円柱状のロックピン40の先端エッジ部に適度な面取り仕上げを施す程度の方がよい。ただし、図では円柱形のままである。 【0021】以降、連結具100の嵌合、ロックおよび抜き差しの動作を交えながら、各部の構成に関する詳細な説明を行う。ユーザがネックレスを首に掛ける際(図示せず)は、連結具100をシリンダ部材10とピストン部材20に分離すれば、シリンダ部材10とピストン部材20それぞれに結ばれている連珠で形成された輪の一部が外れて解放される(図7と図10も参照)。 【0022】ユーザは、その輪が開いたネックレスを首にあてがった後に連結具100を連結すれば輪が閉じる。また、ロック機構の部品であるコイルバネ12により、ピストン部材20をシリンダ部材10から離脱する方向に離脱弾性力が付勢され、後述するように円滑にロック状態へと誘導して維持する作用と効果もある。 【0023】図2はシリンダ部材10を一部断裁した要部の拡大斜視図である。図3(a)は連結した状態の連結具100をロックピン40の中心付近で輪切りにした断面図であり、図3(b)は、図3(a)に示したシリンダ部材10を平板状に切り開いた展開図である。また、図3(c)はA−A線断面図、図3(d)はB−B線断面図、図3(e)はC−C線断面図である。図2と図3によりW字状の案内溝30をロックピン40が摺動する様子を説明する。 【0024】図2に示すように、案内溝30はシリンダ部材10の内周面に、入口31と出口32を挿入口11の方に向けて開くように刻設されている。そして、ロックピン40が入口31から出口32までの間に第1屈曲部1、第2屈曲部2および第3屈曲部3を、案内溝30の中に記入した矢印で示す規定方向に進行できるようになっている。また、案内溝30の入口31と出口32の溝の深さは図3に沿って後述するような関係であり、入口31が深く、出口32は浅いため、ロックピン40を間違えて出口32から進入させようにも、図3(a)からもわかるように突端41が寸法制約により進入阻止される。したがって、ユーザがロックする際にロックピン40を間違えて出口32から進入させることがない。 【0025】ユーザが連結具100をロックする際は、ピストン部材20をシリンダ部材10に嵌入する。このとき、入口31にロックピン40が係合し、ロックピン40は案内溝30に沿って矢印のように摺動する。また、シリンダ部材10にピストン部材20を、ロックピン40が外周頂点39に当接するまで挿入し、その押し込む力を緩めると、コイルバネ12の離脱弾性力の作用により、ロックピン40は第1屈曲部1から第2屈曲部2へと案内溝30に沿って矢印のように摺動する。 【0026】そして、ロックピン40が上段から下段へ(入口側から出口側へ)の段差33を通過すると、第2屈曲部2の突当(つきあたり)35の手前に掘り込まれたロックピン受穴34に、ロックピン40が突出弾性力の作用で落ち込むことによりロックする。ロックピン受穴34の周辺のうち、第2屈曲部2の外周側は、ロックピン40の摺動を受け止めて保持できるような突当35になっており、突当35にはコイルバネ12の離脱弾性力の作用により、ロックピン40の側面が圧接しロック状態が維持される。しかも、ロックピン受穴34は案内溝30の最も深い凹部であり、ロックピン40の突端41が嵌入して安定する。 【0027】なお、突出弾性力の作用を重力に見たてて、「ロックピン40が段差33の上段から下段への落差を通過する」旨と「ロックピン受穴34にロックピン40が落ち込む」旨の便宜的な説明をしているが、ここでいうロックピン受穴34は重力方向に穿孔された穴の意味ではなく、弾性的に突出するロックピン40が嵌入されて安定する凹部のことであり、その凹部の穿孔された方向は連結具100の上下左右の姿勢によるので、前記重力方向とは無関係である。 【0028】図3(a)に示すようにロックピン40、40はピストン部材20の外周面上に対してほぼ垂直に突出するように、コイルバネ21により突出弾性力を付勢されて進退自在に凸設されている。なお、コイルバネ21は、その形状に限定するものではなく、皿バネ(図示せず)でもよい。また、挿入口11の縁部13の一部にコ字状断面の切り欠きを設け、その切り欠きが、案内溝30の入口31と出口32になるような構成であり、入口31は図3(c)に示すように溝の深さj、出口32は図3(e)に示すように溝の深さkである。そして、深さk<深さj、であるため、ロックピン40を間違えて出口32から進入させようにも、出口32の深さkでは図3(a)からもわかるように突端41が寸法制約により進入阻止される。したがって、ユーザがロックする際にロックピン40を間違えて出口32から進入させることがない。 【0029】ここでさらに詳しく、ロックピン40が入口31から出口32までの間に第1屈曲部1、第2屈曲部2および第3屈曲部3を、図3(b)に示す案内溝30の中に記入した矢印で示す規定方向に通過する作用を説明する。 【0030】まず、第1屈曲部1の内周頂点38から外周頂点39までを結ぶ直線44がピストン部材20の離脱する方向45に対して傾斜し、その傾斜方向は内周頂点38が外周頂点39よりも入口31に近くなるように形成されている。すなわち、シリンダ部材10が離脱する方向45に平行な直線47,48を付した場合、内周頂点38を含む直線47は外周頂点39を含む直線48よりも距離xだけ入口31に近くなっている。したがって、ユーザによりピストン部材20がシリンダ部材10に押し込まれ、ロックピン40が外周頂点39に当接された後に、ユーザが押し圧を緩めるとロックピン40は、コイルバネ12(図1参照)の離脱弾性力により方向45へ押され、内周頂点38を超えて入口31から遠い点54に当接する。このため、ロックピン40は内周頂点38を超えて逆戻りしずらい状態になる。さらにロックピン40が方向45へ押されれば、案内溝30で規制されながら矢印に示すようにロックピン受穴34に向かってスムーズに進行する。 【0031】つぎに、第2屈曲部2における突当35の手前に刻設されたロックピン受穴34につながる案内溝30には、入口31側が浅く出口32側を深くした段差33および、ロックピン受穴34から滑らかにロックピン40を脱出させる脱出スロープ36が形成されている。この段差33により、ユーザがピストン部材20とシリンダ部材10を引き離そうとしても第2屈曲部2にロックピン40がロックされるため離間することはない。再度押し込まれると、ロックピン40は段差33を這い上がれないので、逆戻りすることはなく、これらの段差33と脱出スロープ36により、脱出スロープ36から離脱する。このようにロックピン40がロックピン受穴34に嵌入してロックし、ロックピン40が脱出スロープ36から離脱するとロック解除される。 【0032】そして、第3屈曲部3の内周頂点42から外周頂点43までを結ぶ直線46がピストン部材20の離脱する方向45に対しても傾斜し、その傾斜方向は内周頂点42が外周頂点43よりも.入口31に近くなるように形成されている。すなわち、シリンダ部材10が離脱する方向45に平行な直線49,50を付した場合、内周頂点42を含む直線49は外周頂点43を含む直線50よりも距離yだけ入口31に近い。したがって、ユーザによりピストン部材20がシリンダ部材10に押し込まれ、ロックピン40が外周頂点43に当接された後に、ユーザが嵌入の押し圧を緩めるとロックピン40は、コイルバネ12(図1参照)の離脱弾性力により方向45へ押され、内周頂点42の峠を超えて出口32に近い点55に当接する。このとき、ロックピン40は内周頂点42を超えて逆戻りしずらい状態になる。さらにロックピン40が方向45へ押されれば案内溝30で規制されながら矢印に示すように出口32に到り、ピストン部材20はシリンダ部材10から離脱する。 【0033】このように、前記ロックピン40が前記案内溝30に沿ってカム動作のように摺動しながら、連結のロック解除する際に、前記ロックピン40を滑らかに進行させるスロープ36を備えているので、操作の途中で引っ掛かりがなく感触がスムーズである。 【0034】図4はシリンダ部材10aの挿入口11aに、ガイドテーパ14を設けた連結具100aの側面図である。ガイドテーパ14は、シリンダ部材10aの挿入口11aの開口部を広く奥部はV字状に収束するように、側面から見てV字状の切り欠き15が形成されている。ピストン部材20が挿入されると、V字状の切り欠き15はロックピン40を案内して、ガイドテーパ14の最奥部で案内溝30の入口31までガイドし、接続される。すなわち、シリンダ部材10aの挿入口11aにピストン部材20が挿入され、ガイドテーパ14のどこかにロックピン40が当接した後に、ピストン部材20の挿入が深められると、ロックピン40に対してガイドテーパ14がカム面のように作用する。ロックピン40はガイドテーパ14(カム面)を矢印Pの示す経路で移動しながらV字状に収束して入口31に到達する。ロックピン40はピストン部材20の外周面上に凸設され、その周面方向に対しては移動できないので植設されているのと同様であり、ロックピン40が矢印Pの示す経路で移動すれば、ロックピン40の動きに伴ってピストン部材20が矢印Qの方向にスピン回転し、シリンダ部材10aに対するピストン部材20のスピン角度を規定しながら入口31に到達する。なお、V字状の切り欠き15はその曲線形状によってはU字状と表現される場合もあるが、ロックピン40が切り欠き15の最奥部で収束して入口31に到達するのであれば、本発明の技術思想に含まれる。 【0035】ここで、動作について説明する。ユーザが連結具100,100aをクラスプとして用いたネックレスを首に装着する際、前述した連結具100,100aの抜差し、嵌合、ロックの操作において、シリンダ部材10,10aとピストン部材20とに分離するため、ピストン部材20を一旦シリンダ部材10,10aの奥へと挿入を深め、ロックピン40を第3屈曲部3(図2、図3参照)にまで到達させてから、押し込む力を緩めると、コイルバネ12の離脱弾性力によりロックが解除され、シリンダ部材10,10aからピストン部材20が離脱される。そして、連結具100,100aの連結が外れてネックレスの輪が開き(図7と図10も参照)、首に装着できる状態になる。 【0036】続いて、ネックレスを首に掛けた後、その輪を閉じて連結具100,100aをロックするため、ユーザは手でピストン部材20をシリンダ部材20に嵌入し、その奥へと一旦挿入を深め、ロックピン40を第1屈曲部1(図2、図3参照)にまで到達させてから、シリンダ部材10に対するピストン部材20の挿入圧力を緩めればよい。この挿入の操作は単純操作なので、目視不可能な状態でも容易にできる。しかも、ロックされるとユーザが連結具100,100aの連結を外すための操作をしない限り、自然に外れることはない。 【0037】そして、ユーザがネックレスを首から外す際も、ピストン部材20を一旦シリンダ部材10,10aの奥へと挿入を深め、ロックピン40を第3屈曲部3(図2、図3参照)にまで到達させてから、押し込む力を緩めると、離脱弾性力でシリンダ部材10,10aからピストン部材20が離脱される。そうすると、連結具100,100aの連結が外れてネックレスの輪が開き(図7と図10も参照)、首から外せる状態になる。このようにネックレスを首から外す際に、連結具100,100aのロック解除のためピストン部材20を一旦シリンダ部材10,10aの奥へと挿入を深める操作に、スピン回転力をユーザが加える必要がないので、操作が楽である。ユーザに代わって適切なスピン回転力をピストン部材20に加える作用は、案内溝30に摺接し案内されたロックピン40の受けるカム動作にも似た作用によるので、ユーザは特別な器用さや注意力を必要としない。したがって、ユーザはネックレスの着脱に際し他人の手を借りる必要がない。 【0038】つまり、従来の止め金での接続と離脱の動作手順は、1、止め金の一方のメス部材と他方のオス部材を両手で持ち、穴に挿入する。 2.オス部材を回転して固定し、接続する。 3.オス部材を回転して解除する。 4.メス部材からオス部材を離脱する。となる。一方、本発明の連結具での接続と離脱の動作手順は、1.メス部材とオス部材を両手で持ち、穴に挿入して押圧するだけで接続する。 2.メス部材とオス部材を両手で持ち、両者を押圧するだけで離間する。 このように、本発明の連結具の接続と離脱の動作には、回転が不要となるために、操作性がよい。また、ユーザが望まないときに不意に外れる危険がなく、望むときの着脱は容易である。 【0039】つぎに、連結具の部品であるシリンダ部材20の製造方法に関する説明を行う。前述したように、図3(b)は動作を説明する便宜上、図3(a)に示したシリンダ部材10を平板状に切り開いた展開図であるが、この図3(b)は製造途中のシリンダ部材10の姿を示しているので、この図3(b)によりシリンダ部材10の製造方法を説明する。通常の機械工作法によれば、筒や管の内周面に対して実施可能な切削加工は、シリンダ等の単純な内周面を形成する切削加工の種類に限定されていた。しかし、本実施形態におけるシリンダ部材10の外径が小さく、また、内周面には、複雑な形状の案内溝30を形成する必要があり、従来の機械工作法による切削加工は困難である。 【0040】そこで、シリンダ部材10が完成品である筒状に形成される以前に、平板状の金属等材料等にプレス加工を施して、案内溝30を刻設した後に、丸めて筒にする。プレス加工によれば、板金材料の厚み方向に対して深さに変化のあるW字やM字状の案内溝30を1回のプレス加工により形成できるし、板金材料を丸めて管や筒に形成することは周知の技術である。 【0041】なお、本実施形態においては、図3(a)に示すように2個で1組のロックピン40がピストン部材20を周回する円周上で180度の相対位置関係でバランスよく配設されており、それら2個で1組のロックピン40を案内するW字状の案内溝30も2個がシリンダ部材10の内周面に180度の相対位置関係でバランスよく刻設されているが、これらロックピン40と案内溝30は2個に限定する必要はなく、1個以上であればよい。そして、図2に示したように、案内溝30はシリンダ部材10の内周面に刻設されているが、逆にピストン部材20の外周面に刻設(図示せず)されていてもよく、その場合は、ロックピン40をシリンダ部材10の内周面に配設(図示せず)すればよい。 【0042】図5は、シリンダ部材10bの外周を覆うことによって、そのシリンダ部材10bを回転自在に支承する外筒16を備えた連結具100bの一部を断裁した側面図である。図5において、外筒16にはその片側を円盤型のねじ蓋22により塞ぎ、そのねじ蓋22の内側中心部を円錐形にとがらせてピボット23を形成し、シリンダ部材10bの平らな底面の中心部を少ない摩擦で軸支している。シリンダ部材10bの底面に近い外周部にはその外周に沿って周回するようにくびれ溝24が刻設されている。そのくびれ溝24を外側から取り囲み、ある程度の寸法余裕を持って嵌入されるのこぎり型突起25が外筒16の内周面に配設されている。のこぎり型突起25は、くびれ溝24に対して溝方向に摺動自在なので、外筒16に対してシリンダ部材10bは回転自在に支承される。 【0043】なお、のこぎり型突起25は外筒16の内周面に切り起し加工またはプレス等の方法により突設するが、外筒16を輪切りにする断面の半径方向にある程度の弾力性を持たせてある。連結具100bを組み立てるために、外筒16にシリンダ部材10bを嵌め込む際は、シリンダ部材10bの先頭角部26が、のこぎり型突起25をその弾力性に抗して押し込められる。先頭角部26が、のこぎり型突起25のテーパ斜面を押し分けて外筒16の最奥部まで進入すると、のこぎり型突起25がその弾力性により復元され、図5に示すように、くびれ溝24に嵌め込まれる。そして、のこぎり型突起25の垂直な面56が、くびれ溝24の垂直な面57に当接し、外筒16からシリンダ部材10bを脱出させないように保持する。 【0044】このように、構造と組立て工程が簡素な連結具100bは、外筒16に内装されたシリンダ部材10bがスピン回転自在なので、ユーザがロックまたはロック解除する際に、ピストン部材20とシリンダ部材10bとの、スピン回転を全く意識することなく、より快適な使用感が得られる。 【0045】図6はシリンダ部材10cの外周を覆うように嵌着するトンボ玉17を備えた連結具100cの側面図であり、同図(a)は連結する前の正面図、同図(b)は連結した後の正面図である。ここでいうトンボ玉とは装身具や宝石業界で周知のガラス玉のようなものであり、有色、無色、透明、不透明を問わず、ガラス玉に近い装飾効果の得られる材料ならば天然材料や合成樹脂等でもよい。なお、連結具100cのロックおよびロック解除に関する基本的な作用効果は図1〜図4または図5に示した100a,100bと類似なので説明を省略する。 【0046】そして、シリンダ部材10cの外周を密に収容する寸法および寸法精度でトンボ玉17の中心を貫通するように穴あけ加工し、そのトンボ玉17をシリンダ部材10cの外周に固着するか、または着脱自在とする。さらに、前述の固着と着脱自在との区別は前記寸法および寸法精度を所定範囲内に管理すれば希望通りに仕上げられる。そして、ピストン部材20cとシリンダ部材10cにはそれぞれの端部にフランジ27が配設され、トンボ玉17の位置を固定しやすく構成されている。 【0047】図7は図6に示したシリンダ部材10cと各種交換自在のトンボ玉17,17aを揃えた連結具100cをネックレスの止め金として用いた実施形態図である。トンボ玉17,17aを着脱および交換自在とすればユーザの好みに応じて、色違いまたは外形違いで複数のトンボ玉17を取り替えられるので、面白みが増して飽きさせず、商品寿命も伸ばすことができる。当然に、トンボ玉17,17aを装着しない選択があってもよい。なお、図6の実施形態ではトンボ玉17を例示したに過ぎず、装身具として無害かつ安全ならば、球形のトンボ玉でなくてもよい。 【0048】図8は図6に示したシリンダ部材10cを埋め込んだ各種交換自在のスペア装飾部18a,18b,18cを揃えた連結具100cをプラグイン方式ペンダント200のプラグイン金具として用いた実施形態図である。もっとも、本発明による連結具の主な用途はネックレス用クラスプであり、ネックレスの輪を開閉する金具であったところを、プラグイン方式ペンダント200のプラグイン金具に応用したものである。スペア装飾部18a,18b,18cを交換自在にする方法と効果に関し、挿入口11からピストン部材20cをシリンダ部材10cの奥まで嵌入して緩めることでロックされ、再度ピストン部材20cをシリンダ部材10cの奥まで挿入して緩め、ロックを解除されることでスペア装飾部18a,18b,18cを交換自在とし、その効果としてはユーザの面白みが増して飽きないので、商品寿命も伸ばすことができることである。スペア装飾部18a,18b,18cの形状はシリンダ部材10cを取り付けられる大きさであり、無害かつ安全であればよい。 【0049】図9は図6に示したシリンダ部材10cと各種交換自在のスペア装飾部19a,19b,19cを揃えた連結具100cをプラグイン方式キーホルダ300の止め金として用いた実施形態図である。連結具100cの構成、作用および効果に関しては、図8に示したプラグイン方式ペンダント200で説明した通りなので、説明を省略する。 【0050】図10(a)は本発明による連結具100を多連装のクラスプ400に応用したネックレスの正面図であり、同図(b)は従来技術によるプッシュボタン方式の連結具を多連装のクラスプ500に応用したネックレスの正面図である。図10(a)(b)において、連珠51,52,53は真珠等の宝飾玉に貫通孔を明け、その貫通孔に糸を通して宝飾玉のネックレスを形成し、連珠51,52,53それぞれの輪をクラスプ400,500で連結または切り離しができるようにしたものである。周知のようにユーザが首にネックレスを着脱する際にはクラスプ400,500で連珠51,52,53それぞれの輪を切り離し、ネックレスの装用時には連結する。 【0051】図10(a)に示す多連装のクラスプ400には左右2個で1組のシリンダ部材10bがそれぞれ挿入口11を外向きした3組が合計6個配設された構成である。ここで、連珠51,52,53の使い分けはユーザの好みにより、単一と多重または異種と同種で区別するが、趣味性の高い品目だけに、クラスプには見栄えや手触りのほかに操作の軽快さが要求される。その点で図10(b)に示す従来技術によるプッシュボタン方式の多連装のクラスプ500で実施済みである。 【0052】図10(b)において、クラスプ500にオス部材502を嵌入ロックして連結し、プッシュボタン501を押してロック解除し連珠51,52の輪を切り離す。連珠51,52の両方または片方のみを適宜の使い分けられるし、クラスプ500の連結によっては連珠51と連珠52を、たすきがけの形態にもできる。 【0053】また、シリンダ部材10bそれぞれにピストン部材20を着脱する操作、連珠51,52,53をクラスプ400で着脱と交換を自在にする方法と効果は、以下の通りである。挿入口11からピストン部材20をシリンダ部材10bの奥まで嵌入して緩めることでロックされ、再度ピストン部材20をシリンダ部材10bの奥まで嵌入して緩めることでロック解除される。そして、その効果はユーザの面白みが増して飽きないので、商品寿命も伸ばすことができることである。 【0054】このように、ネックレスの連結具であるクラスプ400に限定した場合に、シリンダ部材10bまたはピストン部材20の複数対を平行に多連装し、シリンダ部材10bまたはピストン部材20おのおのに連珠を1本づつ結びつけるとよい。そうすると、多重連の豪華で多彩な演出効果を発揮できる。また連結具であるクラスプ400そのものに装飾を凝らして付加価値を高めた商品化も可能となる。 【0055】 【発明の効果】本発明は以上に説明したような構成であるから、請求項1および請求項2に係る発明によれば、ユーザが連結具を連結し、ロックする際は、前記ピストン部材を一旦シリンダ部材の奥に突当るまで離脱弾性力に抗して挿入した後に、挿入力を緩めるだけでよい。 【0056】そして、ロック解除する際に、ユーザはピストン部材をスピンさせることに注意力を払う必要もなく、ピストン部材を一旦シリンダ部材の奥に突当るまで離脱弾性力に抗して挿入を深めた後に、挿入力を緩めるだけで、ロックピンが最適角度にスピン回転し、案内溝の出口に到達して脱出するので、容易に連結具の切り離しができる。つまり、ユーザが望まないときに不意に外れる危険がなく、望むときの着脱は容易であり、接続と離脱の動作には、回転の操作が不要となる連結具ができる。 【0057】また、請求項3に係る発明によれば、ユーザが前記連結具を着脱する際に、前記ピストン部材の外周面と外筒の外周面とをつまんで持った手の指に負担も少なく自然に押し込むだけで着脱できる。 【0058】また、請求項4および請求項5に係る発明によれば、ユーザがピストン部材をシリンダ部材へ挿入する力によって、ロックピンがガイドテーパに沿ってV字状またはU字状に収束する奥まで摺動する間に、ロックピンが最適なスピン角度となり案内溝の入口に到達するので、その入口を探す注意力も不用である。しかも、ロックピンが出口から進入する間違いを防げ、1回の押し込み操作により失敗なく連結具を連結できる。 【0059】また、請求項6および請求項7に係る発明によれば、前記ロックピンは、前記ピストン部材の外周面と、前記シリンダ部材の内周面との何れか有利な一方に設けられるので、デザインおよび設計上の制約を少なくできる。 【0060】また、請求項8に係る発明によれば、連結具本体に装飾を施すように応用した場合に、多種類から選択自在の装飾部材を着脱交換できるのでユーザニーズに対応できる。 【0061】また、請求項9に係る発明によれば、当該連結具が連結する装飾部材とデザイン上の整合を得やすく、選択範囲と用途を広げられる。 【0062】また、請求項10に係る発明は、前記シリンダ部材または前記ピストン部材の複数を一体に接合して多連装機能を構成した。そうすることにより、連結の工夫次第ではユーザの好みに応じて、ネックレス等の連結本数を加減したりすることもできるので、選択肢を得たユーザは多彩な演出効果を発揮できる。ネックレス等の連結本数や種類のバリエーションのほか、連結具であるクラスプそのものにも装飾を施すなど、付加価値を高めた商品化が可能となる。 【0063】また、請求項11およびに請求項12に係る発明によれば、筒の内周面に複雑な溝や突起を精密に刻設する加工は困難とされていたところを、予め平板状または複数の樋状の材料に、前記案内溝を形成する加工を施した後に、丸めたり組み合わせ結合したりすれば、既成の工作機械でも製造できる。 【0064】本発明は、この実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく限りにおいて適宜に変更することが可能である。たとえば、ロックピン40は、シリンダ部材10にあってもよく、コイルバネ12はピストン部材20にあってもよい。また、W字状またはM字状の案内溝30は、ピストン部材20の外周面にあってもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】393028760 【氏名又は名称】星野 雅弘
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| 【出願日】 |
平成14年2月1日(2002.2.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064414 【弁理士】 【氏名又は名称】磯野 道造
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| 【公開番号】 |
特開2003−225107(P2003−225107A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月12日(2003.8.12) |
| 【出願番号】 |
特願2002−25668(P2002−25668) |
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