| 【発明の名称】 |
時計バンドおよび時計バンドセット |
| 【発明者】 |
【氏名】柳澤 清 【住所又は居所】埼玉県川口市本町4−1−8 日本精密株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】時計本体における取付部に取り付けられる時計バンドの端部を、各種サイズの時計本体における取付部に対応できるようにし、しかも外観を低下させることなく、かつ確実に保持される時計バンド、およびこの時計バンドに必要な部材とのセットを提供する。
【解決手段】時計バンド本体11の端部11aを、長溝部17を設けたことにより幅方向へ拡げたり、狭くすることが可能になり、時計本体1の取付部2間の異なる寸法Aに合わせて、隙間なく確実に挿入することができ、しかも、その状態がスペーサ21によって維持されるため、外観上の不具合も生じない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 可撓性を有し、時計本体の周壁に設けられた一対の取付部間に端部が挿入され、この端部に挿入された軸体の両端をそれぞれ前記取付部の一部に嵌着させることにより時計に連結される構成の時計バンドにおいて、前記時計本体の取付部間に挿入される時計バンド本体の端部部分に、前記取付部方向に対して幅方向が撓むように溝部を形成し、さらに前記軸体の両端をそれぞれ前記取付部の一部に嵌着させて時計バンド本体を時計本体に連結する際に、前記溝部内における前記軸部にスペーサを設けて、前記取付部間に挿入された時計バンド本体における側端部が、それぞれ取付部の内壁部に接するようにしたことを特徴とする時計バンド。 【請求項2】 時計本体の取付部間に挿入される端部部分に、前記取付部方向に対して幅方向が撓むように溝部が形成された請求項1に記載の時計バンド本体と、複数の異なる長さの前記スペーサとを備えたことを特徴とする時計バンドセット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、皮製あるいは合成樹脂製などの可撓性を有し、時計本体の周壁に設けられた一対の取付部間に端部が挿入され、端部に挿入されたバネ棒などの軸体の両端をそれぞれ前記取付部に嵌着させることにより時計に連結される時計バンド、およびその時計バンドを時計本体に取り付けるに必要な部材とのセットに関するものである。 【0002】 【従来の技術】皮製あるいは合成樹脂製などの可撓性を有する時計バンドの時計本体への取り付けは、一般的に、図5に示すように、時計本体1の周壁に突設された一対の取付部2間に、時計バンド3の端部3aが挿入され、端部3aに挿入された伸縮自在なバネ棒4の両端を、それぞれ前記取付部2に設けられている係止孔(図示せず)に嵌着させることにより行われている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の皮製の時計バンドなどでは、時計本体1の周壁に突設された一対の取付部2間の寸法Aに合うように、端部3aの幅サイズの異なるものを作成していた。例えば1つの外形デザインの時計バンドにおいて、通常、16mmから20mmの間で数mmごとに異なる端部サイズのものが作成され、色違いを考えると、1つの外形デザインで数十種類もの異なる設計デザインの時計バンドを製造することになる。 【0004】そこで、本発明は、上記の従来の課題を解決し、時計本体における取付部に取り付けられる時計バンドの端部を、単一のサイズで各種サイズの時計本体における取付部に対応できるようにし、しかも外観を低下させることなく、かつ確実に保持される時計バンド、およびこの時計バンドに必要な部材とのセットを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するため、本発明の請求項1記載の時計バンドは、可撓性を有し、時計本体の周壁に設けられた一対の取付部間に端部が挿入され、この端部に挿入された軸体の両端をそれぞれ前記取付部の一部に嵌着させることにより時計に連結される構成の時計バンドにおいて、前記時計本体の取付部間に挿入される時計バンド本体の端部部分に、前記取付部方向に対して幅方向が撓むように溝部を形成し、さらに前記軸体の両端をそれぞれ前記取付部の一部に嵌着させて時計バンド本体を時計本体に連結する際に、前記溝部内における前記軸部にスペーサを設けて、前記取付部間に挿入された時計バンド本体における側端部が、それぞれ取付部の内壁部に接するようにしたことを特徴とするものであり、時計本体の取付部間の寸法に合わせて、時計バンド本体の端部を容易に拡げたり、狭くすることができ、かつスペーサにより、その状態に維持することができるため、時計本体の取付部と時計バンドの端部との接触部分において隙間が生じるなどの不具合なく連結されることになり、1つの時計バンドで異なるサイズの時計本体に対して外観を低下させることなく、確実に連結することができる。 【0006】本発明の請求項2記載の時計バンドセットは、時計本体の取付部間に挿入される端部部分に、前記取付部方向に対して幅方向が撓むように溝部が形成された請求項1に記載の時計バンド本体と、複数の異なる長さの前記スペーサとを備えたものであり、このスペーサを適宜選択して使用することによって、上記したと同様に、1つの時計バンドで異なるサイズの時計本体に対して外観を低下させることなく、確実に連結することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。 【0008】図1は本発明の一実施形態を説明するための時計バンドを示す平面図であり、11,12は可撓性を有する一対の皮製(可撓性を有すれば材質を問わない)の時計バンド本体、13は一方の時計バンド本体11の一端部に設けられたバックル体、14は、他方の時計バンド本体12に複数穿設されており、バックル体13の係止ピン13aと係合する貫通孔、15,16は、両時計バンド本体11,12の他端部11a,12aに設けられて、連結用の軸体である公知のバネ棒が挿入される筒状部、17,18は両時計バンド本体11,12の端部11a,12aから内方へ向かって延在する長溝部である。 【0009】図2は本実施形態の時計バンドにおける時計本体取付部材を示す説明図であり、20はバネ棒、21は中空状のスペーサであって、スペーサ21は各種長さLのものが準備されている。なお、スペーサ21としては、基本形状として中空状のものであればよく、例えば一部を切り欠いてあるもの、あるいは断面形状が円形,矩形であるものでもよい。 【0010】図3は本実施形態の時計バンドにおける時計本体への取り付けの説明図であり、基本的には、従来と同様に、時計本体1の周壁に突設された一対の取付部2間に、時計バンド本体11の端部11a(一方のみの取り付けを示している)を挿入し、端部11aに挿入された伸縮自在なバネ棒20の両端を、それぞれ時計本体1の取付部2に設けられている係止孔(図示せず)に嵌着させることにより行われる。 【0011】本実施形態では、時計本体1の取付部2間に時計バンド本体11の端部11aが挿入されるとき、時計本体1の取付部2間の寸法Aよりも、時計バンド本体11の端部11aの寸法Bの方が短い場合には、準備されているスペーサ21の中から長めのものを選択して、図3に示すように長溝部17を拡げて、時計バンド本体11の端部11aの両側が、時計本体1の取付部2の内側に接するようにしておき、この状態でバネ棒20を筒状部15の開口端から挿入して、時計本体1の取付部2に設けられている係止孔に嵌着する。 【0012】また時計本体1の取付部2間の寸法Aよりも、時計バンド本体11の端部11aの寸法Bの方が長い場合には、準備されているスペーサ21の中から短めのものを選択して、図4に示すように長溝部17を狭くして、前記と同様に、時計バンド本体11の端部11aの両側が、時計本体1の取付部2の内側に接するようにしておき、この状態でバネ棒20を筒状部15の開口端から挿入して、時計本体1の取付部2に設けられている係止孔に嵌着する。 【0013】このようにしたことによって、時計バンド本体11の端部11aを、長溝部17を設けたことにより幅方向へ拡げたり、狭くすることが可能になり、時計本体1の取付部2間の異なる寸法Aに合わせて、隙間なく確実に挿入することができ、しかも、その状態がスペーサ21によって維持されるため、外観上の不具合も生じない。 【0014】さらに、本実施形態の時計バンドと、複数の異なる長さのスペーサ21を備えた時計バンドセットとして販売することによって、使用者は1つの時計バンドを、異なるサイズの時計本体に対して確実に、しかも簡単な作業にて連結することができる。一方、製造者側では、1つの外観デザインの時計バンドにおいて、時計バンド本体11,12の端部11a,12aの寸法が異なる多種のものを製造する必要がなくなるという効果がある。 【0015】 【発明の効果】以上のように、本発明に係る時計バンドは、時計本体の取付部間の寸法に合わせて、時計バンド本体の端部を容易に拡げたり狭くすることができ、かつスペーサにより、その状態に維持することができるため、時計本体の取付部と時計バンドの端部との接触部分において隙間が生じるなどの何等不具合なく連結されることになり、1つの時計バンドで異なるサイズの時計本体に対して外観を低下させることなく、確実に連結することが実現する。 【0016】また、本発明に係る時計バンドセットは、スペーサを適宜選択して使用することによって、上記したと同様に、1つの時計バンドで異なるサイズの時計本体に対して外観を低下させることなく、確実に連結することができる等の実際的な効果が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000231567 【氏名又は名称】日本精密株式会社 【住所又は居所】埼玉県川口市本町4丁目1番8号
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| 【出願日】 |
平成14年1月31日(2002.1.31) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−225105(P2003−225105A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月12日(2003.8.12) |
| 【出願番号】 |
特願2002−62679(P2002−62679) |
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