| 【発明の名称】 |
装身具 |
| 【発明者】 |
【氏名】野村 則之
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| 【要約】 |
【課題】装飾体を移動して多様な配置を実現し得る装身具を提供する。
【解決手段】第2の線状部材2は、第1の線状部材1の周りを周回しながら、その長さ方向に進行する状態で、第1の線状部材1に組み合わされている。装飾体3の少なくとも1つは、第1の線状部材1に移動可能に装着される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第1の線状部材と、第2の線状部材と、装飾体とを含む装身具であって、前記第2の線状部材は、前記第1の線状部材の周りを周回しながら、その長さ方向に進行する状態で、前記第1の線状部材に組み合わされており、前記装飾体の少なくとも1つは、前記第1の線状部材に移動可能に装着されている装身具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は装身具に関する。 【0002】 【従来の技術】鎖等の線状部材上に、移動可能に、装飾体を装着した装身具としては、例えば実開昭61−24087号公報に開示されたものが知られている。実開昭61−24087号公報を参照すると、装飾体には、装着手段として、貫通孔が設けられる。そして、貫通孔にゴム管を挿入し、挿入したゴム管の内径より直径の大きい化粧鎖(線状部材)を強制的に移動できるように挿通させてある。ゴム管は弾力性を有するから、その弾力性を利用して、化粧鎖(線状部材)上の任意の位置に、装飾体を止めることができる。 【0003】しかし、ゴム管に化粧鎖(線状部材)を挿通させる構造では、装飾体を移動する場合の力加減の判断が困難であり、破損の原因になりかねない。また、ゴム管は長期の使用による劣化が不可避であり、弾力性が低下した場合に担持体として良好に機能しなくなるという問題がある。 【0004】逆に、上述のような保持手段を講じない場合は、装飾体が線状部材上を自由に遊動してしまうから、購入者が好みに応じて実現できる装飾体の配置に係るデザインに限界がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、装飾体を移動させて、多様な配置を実現し得る装身具を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するため、本発明に係る装身具は、第1の線状部材と、第2の線状部材と、装飾体とを含む。前記第2の線状部材は、前記第1の線状部材の周りを周回しながら、その長さ方向に進行する状態で、前記第1の線状部材に組み合わされている。前記装飾体の少なくとも1つは、前記第1の線状部材に移動可能に装着されている。 【0007】上述したように、第2の線状部材は、第1の線状部材の周りを周回しながら、その長さ方向に進行する状態で、第1の線状部材に組み合わされているから、第2の線状部材と第1の線状部材との間には、周回ピッチの周期に応じた交叉部分が生じる。この交叉部分は、装飾体の移動を一時的に阻止する仮留め部分とすることができる。従って、装飾体を第1の線状部材に装着した場合、装飾体を、2つの交叉部分で仮留めすることができる。 【0008】装飾体の少なくとも1つは、第1の線状部材に移動可能に装着される。第1の線状部材と第2の線状部材とは組み合わされるだけで、必ずしも固着されるわけではない。交叉部分でも同様である。この構造のもとで、装飾体の少なくとも1つは、第1の線状部材に移動可能に装着されているから、移動可能な装飾体は、仮留め部分として機能する交叉部分を超えて、移動することができる。従って、装飾体を移動して多様な配置にすることができる。 【0009】本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。 【0010】 【発明の実施の形態】図1は本発明に係る装身具の斜視図、図2は図1に示す装身具の一部を拡大した側面図である。図示する装身具は、第1の線状部材1と、第2の線状部材2と、装飾体3とを含む。 【0011】第1の線状部材1及び第2の線状部材2は、好ましくは可撓性金属線材でなる。第2の線状部材2は、第1の線状部材1の周りを周回しながら、その長さ方向に進行する状態で、第1の線状部材1に組み合わされている。 【0012】図示実施例において、第2の線状部材2は、波形状部分を有する。第1の線状部材1は、波形状部分のピッチ間を縫うように組み合わされている。波形状部分は、第2の線状部材2の全長にわたって設けられているが、一部にのみ設けた構造であってもよい。 【0013】装飾体3の少なくとも1つは、第1の線状部材1に移動可能に装着される。装飾体3は、一個であってもよいし、複数個であってもよい。図示実施例では、装飾体3は複数個である。また、装飾体3は全てが移動可能であってもよいし、一部の装飾体3が固着されていて、固着された装飾体3が移動不能であってもよい。 【0014】装飾体3は、第1の線状部材1に対する装着手段として貫通孔を有し、第1の線状部材1は貫通孔に挿通されている。装飾体3としては、真珠、宝石類またはペンダント等、種々のものが使用できる。また、装飾体3は、内部に、補助的な担持手段、例えば弾性体を有していてもよい。 【0015】図示された装身具は留め具4を有する。留め具4は周知のものの中から、適宜選択して使用することができる。 【0016】上述したように、第2の線状部材2は、第1の線状部材1の周りを周回しながら、その長さ方向に進行する状態で、第1の線状部材1に組み合わされているから、第2の線状部材2と第1の線状部材1との間には、周回ピッチの周期に応じた交叉部分5が、第1の線状部材1の上下に交互に生じる。上述した交叉部分5は、装飾体3の移動を一時的に阻止する仮留め部分として機能する。従って、装飾体3を第1の線状部材1に装着した場合、2つの交叉部分5の間に装飾体3を仮留めすることができる。 【0017】第1の線状部材1と第2の線状部材2とは組み合わされるだけで、必ずしも固着されるわけではない。交叉部分5も同様である。上述の構造のもとで、装飾体3の少なくとも1つは、第1の線状部材1に移動可能に装着されているから、装飾体3は、仮留め部分として機能する交叉部分5を超えて、移動することができる。従って、装飾体3を移動させて多様な配置にすることができる。この点については、後に詳細に説明する。 【0018】また、第1の線状部材1が、第2の線状部材2の波形状部分のピッチ間を縫うように組み合わされている図示実施例の構造は、装飾具としての美観にも優れている。 【0019】図示する装飾体3は、装着手段として貫通孔を有し、第1の線状部材1に直接装着されているが、これは例示に過ぎない。特に、貫通孔を設けることが技術的に困難な宝石類を使用する場合や、デザイン上の要請に対応する場合において、装飾体3と第1の線状部材1との間に連結部を介在させて、連結部を通じて装飾体3を第1の線状部材1に装着しても同様の効果を得ることができる。 【0020】また、図示する装身具の構造が、ブレスレット等の小径装身具に使用される場合は、留め具4を設けなくともよい。また、図面上明らかでないがないが、通常、第1の線状部材1及び第2の線状部材2の端部は、留め具4との連結部において一本化される。但し、上述のように留め具4を設けずに、第1の線状部材1と第2の線状部材2とを、端部で、相互に直接固着してもよい。 【0021】図3は図1及び図2に示す装身具に含まれる第2の線状部材2の一部を拡大した平面図、図4は図3の4−4線に沿った拡大断面図、図5は図3の5−5線に沿った拡大断面図である。図において、図1及び図2に図示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付し、重複説明を省略する。 【0022】図3乃至図5を参照すると、第2の線状部材2は、好ましくは可撓性金属線材を軸芯22とし、軸芯22の周囲に、金属板21を螺旋状に巻装した蛇腹構造を有する。金属板21の材料として金、銀またはプラチナ等の貴金属類を用いることができる。 【0023】また、図5を参照すると、軸芯22の上下(図において)は金属板21と近接しているが、左右方向において軸芯22と金属板21との間には空間が生じており、第2の線状部材2の断面形状は楕円形となる。このような第2の線状部材2は公知であるから、詳細は省略する。 【0024】上記構造の第2の線状部材2は、上下若しくは垂直方向に曲りにくく、左右若しくは水平方向には曲りやすい性質を有する。従って、第2の線状部材2が波形状のような複雑な形状をとる場合であっても、その形状を、十分な機械的強度を有しつつ、安定して形成し、且、維持できる。 【0025】加えて、第2の線状部材2を、楕円構造とすることにより、表面積の大きい上下面に彩色やメッキ加工を施すという簡易、且、安価な方法で、装身具としての美観を向上させることができる。 【0026】第2の線状部材2の蛇腹構造は例示に過ぎない。第2の線状部材2は、一定方向に曲りにくい線材であれば、単一素材からなる金属線材、合成樹脂線材またはその組み合わせで等で構成してもよい。 【0027】図6乃至図8は、図1及び図2に図示した装身具において装飾体3の移動及び配置を示す平面図である。図6は図1及び図2に示した装身具の一部を拡大した平面図である。図において、図1乃至図5に図示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付し、重複説明を省略する。 【0028】図示では、第2の線状部材2は、表面積が大きい上下面を装身具の前面に使用している。第2の線状部材2は、波形状部分を有し、装飾体3は、第1の線状部材1に対し、波形状部分のピッチ毎に生じる交叉部分5の相互間に仮留めされている。 【0029】上述の構造によると、第2の線状部材2は、図において、上下若しくは垂直方向に曲りにくくいが、第1の線状部材1から離れる方向には曲り易いので、装飾体3を、矢印aで示す方向に移動させることができる。 【0030】図7は、図6に示したように、2つの装飾体3を矢印aの方向にそれぞれ動かした後の状態を示す平面図である。仮留め構造は、第1の線状部材1と第2の線状部材との間に生じる交叉部分5を利用する構造であり、交叉部分5は必ずしも固着されていないので、装飾体3を、交差部分5を越えて、矢印で示す方向に移動させ、任意の場所に配置することができる。 【0031】図8は、装飾体3を、図7に示した状態から、矢印aで示す方向に更に動かした状態を示す図である。複数の交叉部分5の相互間に仮留めできる装飾体3の数は、第2の線状部材2の波形状部分のピッチ間隔により決定できる。すなわち、第2の線状部材2の波形状部分のピッチ間隔を長くすれば、第1の線状部材1上の交叉部分5の相互間の距離は長くなるから、仮留めできる装飾体3の数は増加する。具体的な第2の線状部材2のピッチ数の設定は、第1の線状部材1に装着される装飾体3の数や重量及び全体的なデザインバランスを考慮して任意に決定すべき事項である。 【0032】図9は本発明に係る装身具について別の異なる実施例を示す斜視図、図10は本発明に係る装身具について更に異なる実施例を示す斜視図である。 【0033】図9の実施例では、図1に図示した実施例とは異なり、装飾体3が装飾具の内部方向に等間隔で配置されている。図10は、図1及び図9とは異なり、装飾体3を2つづつ集合させた図である。図において、図1乃至図8に図示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付し、重複説明を省略する。 【0034】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、装飾体を移動させて多様な配置を実現し得る装身具を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501484183 【氏名又は名称】有限会社エヌシー・ジャパン
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| 【出願日】 |
平成13年12月14日(2001.12.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081606 【弁理士】 【氏名又は名称】阿部 美次郎
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| 【公開番号】 |
特開2003−180421(P2003−180421A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−382186(P2001−382186) |
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