| 【発明の名称】 |
アクセサリー具及びその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】長谷部 正登 【住所又は居所】東京都足立区保木間1丁目10番1号 株式会社長谷部内
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| 【要約】 |
【課題】共通するベース部材に夫々に異なる態様の干支・星座等の表象物を組合せ、一体化する構成とし、予め用意する成型用金型を少なくし、提供価格もリーズナブルなものとできるようにする。
【解決手段】凹状の収納部2を形成してあるベース部材1と、収納部2内に配置固定する所定形象の装飾体10と、収納部2内に溶融状態で充填した後に乾燥して固化することで表層部分に装飾体10を位置決めしている第1合成樹脂材7と、同じく収納部2内に溶融状態で装飾体10を覆った状態で充填した後に乾燥して固化する第2合成樹脂材8とから成る。また第1合成樹脂材7は着色したものとし、第2合成樹脂材8は透視性あるものとし、これらの第1、第2の合成樹脂材7,8は例えばエポキシ樹脂とする。更に第2合成樹脂材8の収納部2内への充填に際し、少量ずつの充填、乾燥固化を複数回で繰り返すものとする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 凹状の収納部を形成してあるベース部材と、収納部内に配置固定される所定形象を有する装飾体と、収納部内に溶融状態で充填された後に乾燥されることで固化され、表層部分に装飾体が位置決めされている第1合成樹脂材と、同じく収納部内に溶融状態で装飾体を覆った状態で充填された後に乾燥されることで固化される第2合成樹脂材とから成ることを特徴とするアクセサリー具。 【請求項2】 第1合成樹脂材は着色されており、第2合成樹脂材は透視性あるものとしてある請求項1に記載のアクセサリー具。 【請求項3】 ベース部材に形成してある凹状の収納部内に溶融状態の第1合成樹脂材を充填し、その表層部分に所定形象を有する装飾体を収納部内で連結して配置固定し、この第1合成樹脂材の乾燥固化後で、装飾体を覆うように溶融状態の第2合成樹脂材を収納部内に充填し、乾燥固化させることを特徴としたアクセサリー具の製造方法。 【請求項4】 第2合成樹脂材の収納部内への充填、その後の乾燥固化は複数回で繰り返される請求項3記載のアクセサリー具の製造方法。 【請求項5】 第1合成樹脂材は着色されており、第2合成樹脂材は透視性あるものとしてある請求項3または4に記載のアクセサリー具の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鞄・袋物類、日用品、小物類その他の各種物品に取り付けられる根付けと称されるアクセサリー具、及びそのアクセサリー具の製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から主として童幼児を始め各人が持参、携帯し、所有する例えば各種の小物類には、互いの目印、識別、更には装飾等のために各種形態の根付けと称される比較的に小型の各種のアクセサリー具が取り付けられることが多い。このアクセサリー具としては、例えばテレビアニメ、キャラクター、自然界の各種事物・建物その他の人工物等を模倣した形態としたり、干支その他の縁起物の形態としたり等のものとされている。 【0003】ただ、こうしたアクセサリー具として例えば干支を表示・表現する場合、少なくともそれらには12種類があるから夫々に対応した形象をシリーズ的に同一イメージを備えたものとなるようにデザインし、夫々を各別に製作しているのが現状である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このようにこうした例えば干支等のシリーズ物的なアクセサリー具を大量に製作する場合には、干支の夫々の形象が異なるために、夫々に対応して製作する必要があるから、それらが例えば樹脂製品であればそれらの形態による部品・部材毎に応じた複数の成型用金型を用意しなければならない。また成型用金型は小型のものであっても非常に高価であるから、複数の成型用金型を予め用意するにはかなりの程度の資金負担の必要があり、ひいては提供価格の高騰化を招くことにもなるのである。 【0005】そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、例えば干支・星座等のシリーズ物として使用選択される場合に、ベースとなるベース部材に夫々に異なる態様の干支・星座等の所定形象を有する表象物を組合せ、一体化する構成とすることで用意する成型用金型を少なくでき、これによって提供価格もリーズナブルなものとできるアクセサリー具及びその製造方法を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上述した目的を達成するため、本発明に係るアクセサリー具にあっては、凹状の収納部2を形成してあるベース部材1と、収納部2内に配置固定される所定形象を有する装飾体10と、収納部2内に溶融状態で充填された後に乾燥されることで固化され、表層部分に装飾体10が位置決めされている第1合成樹脂材7と、同じく収納部2内に溶融状態で装飾体10を覆った状態で充填された後に乾燥されることで固化される第2合成樹脂材8とから成るものである。またそのアクセサリー具の製造方法にあっては、ベース部材1に形成してある凹状の収納部2内に溶融状態の第1合成樹脂材7を充填し、その表層部分に所定形象を有する装飾体10を収納部2内で連結して配置固定し、この第1合成樹脂材7の乾燥固化後で、装飾体10を覆うように溶融状態の第2合成樹脂材8を収納部2内に充填し、乾燥固化させるものである。このときの第2合成樹脂材8の収納部2内への充填、その後の乾燥固化は複数回で繰り返されるものとでき、例えば2回に分けて行うものとできる。また第1合成樹脂材7は着色されており、第2合成樹脂材8は透視性あるものとすることができ、また第1、第2の合成樹脂材7,8は例えばエポキシ樹脂とすることができる。 【0007】以上のように構成された本発明に係るアクセサリー具及びその製造方法において、ベース部材1と、このベース部材1に対して組み合わせられる種々の形象を有する装飾体10との第1、第2の合成樹脂材7,8による固化一体化は、ベース部材1を共通して使用させることで成型用金型の種類を少なくさせる。収納部2内への装飾体10を位置決め固定した後の溶融状態の第1合成樹脂材7の充填、その後の乾燥による固化、次いで装飾体10を覆う溶融状態の第2合成樹脂材8の充填、その後の乾燥による固化によって、ベース部材1と装飾体10とを一体状に確実に組み合わせる。第2合成樹脂材8の収納部2への充填、その後の乾燥固化を複数回で繰り返すことの少量ずつの充填となることで、第1合成樹脂材7上に位置している装飾体10を覆う際の例えば空気の巻き込みによるいわゆる巣、泡等の非充填空隙の発生を阻止させる。着色された第1合成樹脂材7による装飾体10を位置決め固定しての周囲への充填で、装飾体10周囲を色彩装飾し、また透視性ある第2合成樹脂材8による装飾体10を覆った状態での充填で装飾体10を保護させると同時に、ベース部材1に対する装飾体10の一体化を一層確実にさせる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明するに、図に示される符号1はベース部材であり、このベース部材1は例えば平面で円形状を呈すると共に、上面に適宜深さの凹状の収納部2を形成したものである。収納部2には、例えば放射状に配列した装飾を兼ねるビーム部3を収納部2内に盛り上がり状にして形成し、また中央部には後述する装飾体10を連結する連結部4を形成してある。ビーム部3は図示のような放射状に配列されることで装飾体10に対する注目度、装飾性を一層大きなものとできるも、例えば同心円状の複数の円枠状、三角枠・矩形枠状その他の多角枠状等の適宜なものに変更も可能である。連結部4は図示のように平面で矩形状に形成された穴としてあることで、装飾体10をその上下等をきっちりと設定して嵌め合わせ連結できる。なお図中符号5は例えば吊り下げ用の紐その他を挿通させるように、ベース部材1の外側(上部位置)に突設形成したループ状の連繋部である。 【0009】このベース部材1の収納部2内には、例えばエポキシ樹脂の如き溶融状態の第1、第2の合成樹脂材7,8の充填、その後のこれらの第1、第2の合成樹脂材7,8の乾燥固化によって装飾体10が封入状態で配置固定されるものとなっている。 【0010】装飾体10は表面に例えば図示のように、干支が表象・表示されている各種の平板状・立体状の表示物の裏面に連結部4に連結させる被連結部11を備えており、例えば連結部4における穴形状に対応した断面形状の連結ピンのものとしてある。この装飾体10の表象・表示形態は図示のように干支のものに限定されることはなく、例えば星座のものとしたり、各種キャラクターにおいての顔の表情・姿態その他が異なるものとしたり、自然物・人工物等の共通した印象のあるシリーズ物のものとしたり等の任意に選定、選択できるものである。また装飾体10の表面はその表象・表示に対応して例えば金メッキ処理を施すものとしたり、各種の着色、模様その他を施すことができる。 【0011】またこの装飾体10をベース部材1に封入固定するに際し、装飾体10の周囲には第1合成樹脂材7によって色彩的な装飾を配すると共に、ベース部材1の収納部2内で第2合成樹脂材8によって装飾体10が外部から十分に保護された状態で被装されるものとしてある。すなわち先ず第1に、収納部2内に装飾体10を配するに際し、収納部2内に溶融状態のエポキシ樹脂の如き第1合成樹脂材7を充填した後(図3(A)参照)、連結部4に被連結部11を嵌め入れた装飾体10を第1合成樹脂材7の表層部分に半ば埋め込まれるように配置する(図3(B)参照)。次いで第2に、その第1合成樹脂材7の乾燥後に、第2合成樹脂材8を充填して装飾体10全体を覆うと共に、収納部2の空間部位に充満させ、場合によっては収納部2の上方にやや丸みを帯びた状態で盛り上がり状とする(図3(C)参照)。そしてこの第2合成樹脂材8の充填、乾燥後に製品を得るものとする。 【0012】また第1合成樹脂材7上に装飾体10が位置決めされているときの第2合成樹脂材8の充填に際し、例えば第2合成樹脂材8の少量ずつの充填、その後の乾燥固化を複数回例えば2回に分けて繰り返すことができ、充填に際する空気の巻き込み等に起因するいわゆる泡(あぶく)、巣、非充填空隙等の発生を未然に防止できるようにすることが可能である。もとより第1合成樹脂材7の充填、乾燥固化も複数回に分けて行うことも差し支えないものであり、同様な利点が得られるものである。 【0013】なお第1合成樹脂材7は適宜に着色されたものとでき、例えば装飾体10の表象・表示等に対応した色彩とすることで、装飾体10の周囲を着色装飾でき、また第2合成樹脂材8は装飾体10を外部から透視できるように透視性ある透明なものとすることで、これによって覆われる装飾体10の形状、色彩その他の装飾体10自体の独特の形態及び第1合成樹脂材7の着色状態等を十分に保護しながらそのまま表現させることができる。 【0014】次にこれの製作につき説明すると、凹状の収納部2を形成してあるベース部材1と、所定形状に成型した各種の装飾体10とを各別に用意しておき(図1参照)、適宜色彩に着色された溶融状態の第1合成樹脂材7を収納部2内にその半ばまで充填すると共に、連結部4に被連結部11を嵌め合わせて所定の装飾体10を第1合成樹脂材7の表層部分に位置決めする(図3(A)、図3(B)参照)。次いでこの第1合成樹脂材7の乾燥後に、装飾体10を覆うようにして透明な溶融状態の第2合成樹脂材8を収納部2の開口縁に至るまでの量で充填し、第2合成樹脂材8の乾燥によって固化されることで製品とする(図3(C)、図2参照)。なお第2合成樹脂材8の充填は、一旦は半ば位置に至るまでとすると共にそれを乾燥固化させ、その後に開口縁に至る残量を再度充填し、その乾燥固化によって製品とすることもできる。 【0015】 【発明の効果】本発明は以上のように構成されているために、干支・星座等のシリーズ物として根付け等として製造、提供する場合に、ベースとなるベース部材1に夫々に異なる態様の干支・星座等の表象物となる装飾体10を組合せ、一体化する構成とすることで用意する成型用金型を少なくでき、これによって提供価格もリーズナブルなものとすることができる。 【0016】すなわちこれは本発明において、収納部2を形成したベース部材1と、このベース部材1に対して組み合わせられる種々の形象を有する装飾体10とを第1、第2の合成樹脂材7,8によって固化一体化するからであり、これによってベース部材1を共通して使用可能なことで総数としての成型用金型の種類を少なくでき、ひいては提供価格を低廉化させるに大きく役立つのである。 【0017】またベース部材1の収納部2内に溶融状態の第1合成樹脂材7を充填するに際し、その表層部分に位置決めされるように装飾体10を配置固定して収納部2内で連結支持するから、ベース部材1の収納部2内での装飾体10の位置決め配置を確実に固定したものとしている。更にこの状態で乾燥固化した後に、再度、装飾体10を覆うように溶融状態の第2合成樹脂材8を充填し、その乾燥固化によるものとしてあるから、ベース部材1に対して装飾体10、第1、第2の合成樹脂材7,8等の全体を一体化したものとでき、しかもこうした各部材の組合せによって構成したものとは一見して不明なものであるから、使用者、看者等をして相当に興味を持たせるものとできる。 【0018】第2合成樹脂材8の収納部2への充填、その後の乾燥固化に際し、複数回で繰り返すことで、第1合成樹脂材7上に位置決めされている装飾体10上で例えば充填時の周囲空気の混入を防止でき、いわゆるアブク、巣、非充填空隙等を発生させずに済み、体裁が良好な製品を歩留まり良く構成することができる。 【0019】更に第1合成樹脂材7は着色されたものとしてあるから、この第1合成樹脂材7の表層部分に装飾体10が位置決めされていることと相俟ち、装飾体10の周囲を色彩装飾でき、また第2合成樹脂材8は透視性あるものとしてあるから、装飾体10を第2合成樹脂材8で覆ってあっても、装飾体10の表象・表示を外部から見るのに何らの支障もないばかりでなく、外部からの衝撃、振動等に対して全体を十分に保護することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】392028549 【氏名又は名称】株式会社長谷部 【住所又は居所】東京都足立区保木間1丁目10番1号
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| 【出願日】 |
平成13年11月28日(2001.11.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074251 【弁理士】 【氏名又は名称】原田 寛
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| 【公開番号】 |
特開2003−159107(P2003−159107A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月3日(2003.6.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−361951(P2001−361951) |
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