| 【発明の名称】 |
閉口ファスナーの上下止め発射成型機 |
| 【発明者】 |
【氏名】曹 昌文
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| 【要約】 |
【課題】引き返し装置、定置装置、発射装置、送り出し装置の改良。
【解決手段】引き返し装置10に閉口ファスナーを周回状に張架する機能を具備する。定置装置30に金属、プラスティック及びナイロンエレメントのテープを定置する機能を具備する。送り出し装置60にスライダー及び引き手が引掛からない機能を具備する。定置装置30の前にテープを平らで且つ緊張した状態に保持し、中心に位置決めする引き入れ装置20を併設し、発射装置40に廃棄物を回収する機能を具備する材料排出装置50を併設する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 閉口ファスナーのスライダーの引き手をテープの上に導く引き返し装置と、閉口ファスナーを挟持し、定置する定置装置と、上下二つの型を持ち、テープの上に上下止めを発射する発射装置と、閉口ファスナーを誘導し、導き出す送り出し装置とを順次備え、引き返し装置は、複数のガイドローラーと、その支持手段とを具備し、各ガイドローラーが閉口ファスナーを周回状に張架支持し、且つスライダーの下にある引き手がスライダーの上に反転可能に配置されていることを特徴とする閉口ファスナーの上下止め発射成型機。 【請求項2】 閉口ファスナーのスライダーの引き手をテープの上に導く引き返し装置と、閉口ファスナーを挟持し、定置する定置装置と、上下二つの型を持ち、テープの上に上下止めを発射する発射装置と、閉口ファスナーを誘導し、導き出す送り出し装置とを順次備え、引き返し装置と定置装置との間にさらに引き入れ装置を備え、引き入れ装置は、閉口ファスナーを巻き掛け可能に水平方向に配列された複数のガイドローラーと、閉口ファスナーを水平方向に案内可能なガイド溝とその上から閉口ファスナーを押さえる蓋部材とを有するガイド枕とを具備することを特徴とする閉口ファスナーの上下止め発射成型機。 【請求項3】 閉口ファスナーのスライダーの引き手をテープの上に導く引き返し装置と、閉口ファスナーを挟持し、定置する定置装置と、上下二つの型を持ち、テープの上に上下止めを発射する発射装置と、閉口ファスナーを誘導し、導き出す送り出し装置とを順次備え、定置装置は、閉口ファスナーを水平方向に案内可能なガイド溝とその上から閉口ファスナーを押さえるプレスボードとを有する頂枕と、閉口ファスナーのテープ面の所定位置を検出するセンサーと、頂枕の一端側でセンサーの検出に基いて閉口ファスナーのエレメントを挟み押さえる挟みブロックと挟みブロックを閉口ファスナーとともにその送り方向に一定距離だけ移動する移動手段とを有する制動器とを具備することを特徴とする閉口ファスナーの上下止め発射成型機。 【請求項4】 頂枕のガイド溝上に横栓がスプリングを介して設置される請求項3に記載の閉口ファスナーの上下止め発射成型機。 【請求項5】 挟みブロックに閉口ファスナーのエレメントを挟持可能な2つの挟み口を有する請求項3又は4に記載の閉口ファスナーの上下止め発射成型機。 【請求項6】 閉口ファスナーのスライダーの引き手をテープの上に導く引き返し装置と、閉口ファスナーを挟持し、定置する定置装置と、上下二つの型を持ち、テープの上に上下止めを発射する発射装置と、閉口ファスナーを誘導し、導き出す送り出し装置とを順次備え、発射装置に材料排出装置が併設され、材料排出装置は、発射装置の廃棄物を受け取り可能な材料受け取り台と、材料受け取り台を発射装置の廃棄物発射位置に向けて進退駆動する駆動部とを具備することを特徴とする閉口ファスナーの上下止め発射成型機。 【請求項7】 閉口ファスナーのスライダーの引き手をテープの上に導く引き返し装置と、閉口ファスナーを挟持し、定置する定置装置と、上下二つの型を持ち、テープの上に上下止めを発射する発射装置と、閉口ファスナーを誘導し、導き出す送り出し装置とを順次備え、送り出し装置は、閉口ファスナーを案内する少なくとも1セットの弾力性プレスローラーを有するガイドローラーセットと、閉口ファスナーを導き出す伝動ローラーと、伝動ローラーを駆動する駆動部と、伝動ローラー上に昇降可能に配置された一対のアーチ型ブロックと、一対のアーチ型ブロックを駆動する駆動部とを具備することを特徴とする閉口ファスナーの上下止め発射成型機。 【請求項8】 伝動ローラーに対向配置されたガイドローラーが閉口ファスナーを押さえ可能に定置手段に支持されている請求項7に記載の閉口ファスナーの上下止め発射成型機。 【請求項9】 伝動ローラーとガイドローラーとの間に伝動ローラーに向けて傾斜状のガイド溝を有するガイドブロックを具備する請求項7又は8に記載の閉口ファスナーの上下止め発射成型機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、閉口ファスナーの上下止め発射成型に照準を絞った閉口ファスナーの上下止め発射成型機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の閉口ファスナーの上下止め発射成形機は、(ファスナーの)スライダーの引き手をテープの上に導く引き返し装置と、ファスナーを定置する定置装置と、テープの上に上下止めを発射する発射装置と、ファスナーを送り出す送り出し装置とを備え、引き返し装置でスライダーの引き手をテープの上に向けてからファスナーを定置装置により固定し、発射装置で上下止め発射成形を行うようになっている。この種の上下止め発射成形機は台湾公告第224198号「ファスナーテープ定置装置改良構造」、第227699号「プラスティック閉口ファスナー上下止め発射定置元構造」、第259012号「半自動型プラスティックファスナー上下止め発射成型機構」などに開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】(1)従来の閉口ファスナーの上下止め発射成型機では、ファスナーが発射装置に入ると、テープを定置装置で固定している。この場合、定置装置のブロックでテープの両側を挟み、ブロックを中央のエレメントに向かって移動させている。このような固定方法では、ファスナーを固定することはできるが、同時にファスナーの中央を隆起(突起)させることになり、下型上のファスナーを上下止め型の穴の位置に正確に合わせることができず、発射成型後の上下止めがずれて不良品となっていた。このような欠点を解決する為、本願発明者により新たな定置装置が提案され、これが台湾公告第459650号「プラスティック閉口ファスナー発射成型機の定置機構」に開示されている。しかし、この技術には金属或いはプラスティックの2種類のエレメントファスナーに照準を絞った定置及び上下止め発射方式を採用しているため、ナイロンエレメントファスナーには適さない。これは、金属或いはプラスティックエレメントには歯と歯の明らかな距離があり、定置装置内の歯車が歯と歯の間に入る為、ファスナーがどの時点で移動停止するのか、またテープが正確に下型の上に位置して、上下止め型の穴と合わせられているかを正確に計算することができるが、ナイロンエレメントの場合、体積が小さく、エレメント間が相互に重なり、エレメント内が中心線に入り込んでいる為に、歯と歯の間に明らかな距離が無く、定置装置の歯車が歯と歯の間に入り込むことができないからである。したがって、この機械では、ナイロンファスナーに上下止め発射成形を行うことができない。 (2)閉口ファスナーには予めスライダーをつけるが、スライダーを簡単に定置装置、発射装置に通すためには、スライダーの引き手がスライダーの下ではなく、必ずスライダーの上に位置させる必要がある。このため、従来は引き返し装置を使って引き手を正しい位置に戻している。しかしながら、従来の引き返し装置では、如何に引き手をスライダーの上に戻すかにのみ着目して、ファスナーがしっかりと引っ張られている状態になっているか否かが見落とされていたため、定置装置前のファスナーはいつも緩んだ状態であった。 (3)また、従来は引き手を正確な位置に戻せば、直ちにファスナーを定置装置内に入れていた。この時ファスナーは、必ずしも定置装置と同じ中心線を保持しているとは限らない為、傾いた状態を呈すこともある。これは定置装置の定置作用に影響を及ぼすことになる。 (4)従来の送り出し装置では、エンジンがストップした時点で、発射装置と送り出し装置との間のファスナーが、必ずしもしっかりと引っ張られた状態ではなく、緩んで傾いている為、直接ファスナーの下型の位置に影響がある。下型に入るファスナーが、定置装置でしっかりと引っ張られていても、下型から出たファスナーがしっかりと引っ張られていないと、下型でファスナーの位置に誤差が生じ、型の穴にファスナーを正確に合わせることができない。 (5)発射成型後のプラスティック廃棄物が機械の周りに落ちる為、機械周り(の地面)はゴミだらけになり、作業者はその掃除を行う必要があり、面倒であった。本発明はこのような従来の問題を解決することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の閉口ファスナーの上下止め発射成型機は、閉口ファスナーのスライダーの引き手をテープの上に導く引き返し装置と、閉口ファスナーを挟持し、定置する定置装置と、上下二つの型を持ち、テープの上に上下止めを発射する発射装置と、閉口ファスナーを誘導し、導き出す送り出し装置とを順次備え、引き返し装置は、複数のガイドローラーと、その支持手段とを具備し、各ガイドローラーが閉口ファスナーを周回状に張架支持し、且つスライダーの下にある引き手がスライダーの上に反転可能に配置されているものである。この引き返し装置により、閉口ファスナーを周回状に張架するとともに、引き手をスライダーの下方より上方に移すことができる。本発明の閉口ファスナーの上下止め発射成型機は、閉口ファスナーのスライダーの引き手をテープの上に導く引き返し装置と、閉口ファスナーを挟持し、定置する定置装置と、上下二つの型を持ち、テープの上に上下止めを発射する発射装置と、閉口ファスナーを誘導し、導き出す送り出し装置とを順次備え、引き返し装置と定置装置との間にさらに引き入れ装置を備え、引き入れ装置は、閉口ファスナーを巻き掛け可能に水平方向に配列された複数のガイドローラーと、閉口ファスナーを水平方向に案内可能なガイド溝とその上から閉口ファスナーを押さえる蓋部材とを有するガイド枕とを具備するものである。この引き入れ装置により、テープを平らで且つぴんと張った状態に保持し、さらにテープを中心線に位置決めして、定置装置に導入することができる。本発明の閉口ファスナーの上下止め発射成型機は、閉口ファスナーのスライダーの引き手をテープの上に導く引き返し装置と、閉口ファスナーを挟持し、定置する定置装置と、上下二つの型を持ち、テープの上に上下止めを発射する発射装置と、閉口ファスナーを誘導し、導き出す送り出し装置とを順次備え、定置装置は、閉口ファスナーを水平方向に案内可能なガイド溝とその上から閉口ファスナーを押さえるプレスボードとを有する頂枕と、閉口ファスナーのテープ面の所定位置を検出するセンサーと、頂枕の一端側でセンサーの検出に基いて閉口ファスナーのエレメントを挟み押さえる挟みブロックと挟みブロックを閉口ファスナーとともにその送り方向に一定距離だけ移動する移動手段とを有する制動器とを具備するものである。この場合、頂枕のガイド溝上に横栓がスプリングを介して設置されることが好ましい。また、挟みブロックに閉口ファスナーのエレメントを挟持可能な2つの挟み口を設けることが好ましい。この定置装置により、金属及びプラスティックエレメントのテープのほか、ナイロンエレメントのテープにも使用でき、テープを定置する外、テープを正確に発射装置に入れることができ、発射装置で上下止め発射成型を容易に行うことができる。本発明の閉口ファスナーの上下止め発射成型機は、閉口ファスナーのスライダーの引き手をテープの上に導く引き返し装置と、閉口ファスナーを挟持し、定置する定置装置と、上下二つの型を持ち、テープの上に上下止めを発射する発射装置と、閉口ファスナーを誘導し、導き出す送り出し装置とを順次備え、発射装置に材料排出装置が併設され、材料排出装置は、発射装置の廃棄物を受け取り可能な材料受け取り台と、材料受け取り台を発射装置の廃棄物発射位置に向けて進退駆動する駆動部とを具備するものである。この材料排出装置により、プラスティック廃棄物を発射装置の中より取り出し、筒の中に集めることができ、プラスティック廃棄物が成型機の周りに散乱することがない。本発明の閉口ファスナーの上下止め発射成型機は、閉口ファスナーのスライダーの引き手をテープの上に導く引き返し装置と、閉口ファスナーを挟持し、定置する定置装置と、上下二つの型を持ち、テープの上に上下止めを発射する発射装置と、閉口ファスナーを誘導し、導き出す送り出し装置とを順次備え、送り出し装置は、閉口ファスナーを案内する少なくとも1セットの弾力性プレスローラーを有するガイドローラーセットと、閉口ファスナーを導き出す伝動ローラーと、伝動ローラーを駆動する駆動部と、伝動ローラー上に昇降可能に配置された一対のアーチ型ブロックと、一対のアーチ型ブロックを駆動する駆動部とを具備するものである。この場合、伝動ローラーに対向配置されたガイドローラーが閉口ファスナーを押さえ可能に定置手段に支持されていることが好ましい。また、伝動ローラーとガイドローラーとの間に伝動ローラーに向けて傾斜状のガイド溝を有するガイドブロックを具備することが好ましい。この送り出し装置により、スライダー上の大型引き手を順調に伝動ローラーの上に引っ掛からずに、導き出すことができる。また、弾力性プレスローラーセットにより、エンジンがストップしたときでも、テープが緩まないように圧力を加えることができる。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の一実施の形態について説明する。図1に閉口ファスナーの上下止め発射成型機を示している。図1において、この上下止め発射成形機は、スライダーの引き手をテープの上に導く引き返し装置10と、ファスナーの送り方向を規制し、真っ直ぐに導く引き入れ装置20と、ファスナーを挟み、正確に定置する定置装置30と、上下二つの型を持ち、テープの上に上下止めを発射する発射装置40と、上下止め発射後の廃棄物を排出する材料排出装置50と、ファスナーを誘導し、導き出す送り出し装置60とを備え、これらの装置が(図1中、右から左に)順次、機械台70の上に固定され、ファスナー80が、図1中、右から左へ、すなわち引き返し装置10、引き入れ装置20、定置装置30、発射装置40、材料排出装置50、送り出し装置60を通過するように構成される。なお、引き入れ装置20及び材料排出装置50は特に必須の装置ではないが、引き入れ装置20を設置することにより、ファスナー80が定置装置30に入った後でも平らな状態を保ち、同一の中心線に位置することができるので、後続のファスナーの定置に非常に効果的である。また、材料排出装置50を設置することにより、上下止め発射後のプラスティック廃棄材料が発射装置40の中に落とされる為、この機械の周りに散乱することがない。以下、各装置について詳述していく。 【0006】図2に引き返し装置10を示している。図2において、引き返し装置10は、機械台70の前部に固定された縦棒101、縦棒101と直角にクロスして結合された横棒102、横棒102の下に平行に、一端を縦棒101に結合された短い横棒103、短い横棒103の他端、縦棒101の上端及び下方所定の高さ、横棒102の両端にそれぞれ取り付けられた複数のガイドローラー104〜108によって組み立てられている。この引き返し装置10によりファスナー80は、図1に示すように、第1のガイドローラー104から反時計回りで第2、第3及び第4のガイドローラー105〜107を通り、下方の第5のガイドローラー108を回って方向転換し、引き入れ装置20に向けて直進される。このようにしてファスナー80が一周する為、初めにスライダー81の下にあった引き手82は、一周した後にスライダー81の上に位置することになる。また、ファスナー80は回転する際に、5つのローラーによって緊張されるため、定置装置3と引き返し装置10との間のテープはぴんと張った状態になる。これによって、ファスナー80は平らで且つぴんと張った状態を保つ為、後続の工程が行いやすくなる。 【0007】図2に引き入れ装置20を示している。図2において、引き入れ装置20は引き返し装置10と定置装置30との間に設けられ、数個のガイドローラー22〜24とガイド枕21とによって組み立てられている。機械台70の上に1つの横棒25が数本の縦棒26で支えられて設置され、この横棒25に各ガイドローラー22〜24及びガイド枕21が水平に設置される。ファスナー80は各ガイドローラー22〜24間に掛け渡されて、ガイド枕21に入る前に、平らで且つぴんと張った状態が保持される。ガイドローラーの数が多い程、反発力が大きい為、ベストな張り具合が得られるが、送り出し装置60のエンジン61が運転する上でも反作用効果をもたらす為、ガイドローラーは適切な数を設置することでファスナーを正確な位置に導く補助になる。ガイド枕21は、図3に示すように、その上面中央にエレメント84及びスライダー81が通過可能な中央凹溝212とその左右両側にファスナー80の左右二本のテープ83を引き入れ可能な適切な浅い溝211とを有し、左右の2つの溝21の上に2つの枕蓋27が組み付けられている。またさらに、ガイド枕21及び二つの枕蓋27の間のテープ83が浅い溝211の中で緩まないように、各溝211の適切な位置に切り込み213が設けられ、この切り込み213の下に穴214が形成されて、穴214にスプリング28が入れられ、切り込み213に横栓29が入れられる。このようにスプリング28を使って横栓29が上に押し上げられるので、この横栓29と枕蓋27とともにテープ83を挟むことができ、これによりテープ83の緩みが防止される。このようにしてファスナー80はガイド枕21に引き入れられて位置規制され、真っ直ぐに定置装置30内に導かれると同時に、中心線の上に位置決めされる。 【0008】図3乃至図30に定置装置を示している。図3に示すように、定置装置30は上下2層構造になっていて、発射装置40の下型41の前部に固定されている。図4、図5において、下層定置装置30Aは、下型底台43の前部に位置する底枕301、底枕301上の前側(発射装置側)に3個(少なくとも2個以上が必要)、適切な距離を保ち、設置された支えブロック302〜304、底枕301上の後側(引き入れ装置20側)に設置された2本のメインシリンダーC1、各メインシリンダーC1の軸前部に設置された2つの押しブロック309、これらの押しブロック309と結合された左右対称の2つの挙げブロック305、2つの挙げブロック305の間に設置され、底枕301の上に固定されたサブシリンダーC2、2つの挙げブロック305の外側に固定された2つのサイドブロック306、2つの挙げブロック305の前部に固定された平台307などを備える。なお、組み立て後の下層定置装置30Aを図6に示す。メインシリンダーC1の軸前部の2つの押しブロック309は平行ブロック308を介して平行を保たれている。2つの押しブロック309は2個の支えブロック302、303下部のガイド溝3021、3031内に導入され、メインシリンダーC1の軸の動作により、2つの押しブロック309が底枕301上で水平方向に移動できるようになっている。2つの押しブロック309先端は挙げブロック305下部の凹溝3051に合わせ、挿し栓310が挙げブロック305に通されるとともに、押しブロック309前部の斜め溝3091内に差し込まれて、両者が一つに結合される。2つの挙げブロック305間のスペースの中にサブシリンダーC2が入れられて、その軸の頂点に頂盤311が結合され、頂盤311の上には滑り止め用の多くのゴムブロック312が設置される。挙げブロック305とサイドブロック306は定置栓324及び数本のねじ栓325によって結合される(なお、この両者は一体化することができ、その一体構造は図18に示す通りである。この一体構造により、下層定置装置30Aがさらに組み立てやすくなる。)。平台307は、上方に突出された隔離ブロック3071、隔離ブロック3071の前に結合された平らブロック3072、平らブロック3072の左右両側に伸ばされた2本の支え3073によって組み立てられ、各支え3073が挙げブロック305の前部に結合される。底枕301の下に固定枕313が固定され、この固定枕313が発射装置40の底台43の外縁に固定されて(図3参照)、底枕301が水平に保たれる。 【0009】図6において、上層定置装置30Bは、既述の3本の支えブロック302〜304上に固定された頂枕314、頂枕314の上の左右両側に設置(固定)された2つの長いプレスボード316、頂枕314の前側の左右両側に配置され、サイドブロック306と結合された2組の制動器33、2つのプレスボード316の上に固定されたセンサー装置320Aなどにより組み立てられている。頂枕314の先端側(発射装置側)に2つの切り込み3141が設けられ、これにサブシリンダーC2上の頂盤311が突出される。頂枕314の前側(発射装置側)で、左右両側に切り込み3142が設けられ、これがサイドブロック306の切り込み3061と対照に組み合わされて、ここに制動器33が結合される(図8により後段で詳しく説明する)。頂枕314上に所定幅の浅い溝3146が設けられていて、頂枕314と2つの長いプレスボード316との間にテープ83を導入することができるようになっている。2つのプレスボード316間は、ちょうどスライダー81及びエレメント84が通過可能な距離になっている。プレスボード316と頂枕314との間をテープ83が移動している間でもテープが緩まないように、頂枕314上の左右両側の適切な場所に切り込み3144が設けられ、その切り込みの下に穴3145が形成されて、穴3145にスプリング317、切り込み3144に横栓318がそれぞれ配置される。このようにしてスプリング317で横栓318が上に押し上げられ、この横栓318とプレスボード316とによりテープ83を挟むことができる。2つのプレスボード316の上に固定されたセンサー装置320Aは、図7に示すように、左右二つのプレスボード316の上に固定されたサイド棒319、これらサイド棒319の間に設置されたセンサー器320、各サイド棒319内に巻かれているスプリング321、一方のサイド棒319の後上方に固定された微動スイッチS1などを備える。センサー器320は先端に下斜めの竿3201を有し、後端に水平の竿3202を有し、その両側が軸栓3203を介してサイド棒319の穴3191内に入れて組み付けられ、穴319のスプリング321により竿3201、3202のつりあいが採られる。すなわちスプリング321の収縮により、先端の竿3201は下向きに回動付勢されて始終下方斜めに傾いていて、後端の竿3202は反対に上向きに回動付勢されて水平方向に向けられている。これによって後端の竿3202は一方のサイド棒319の後部上方にある微動スイッチS1の下のセンサー接点と常に接触される。このセンサー器320により閉口ファスナー80のエレメント84とテープ83の区別を感知する。他方のサイド棒319の外側壁に近接スイッチS2(点線で示す通り)が固定されている。この近接スイッチS2は制動器33の滑りカバー333などが接近した時にそれを感知し、発射装置40の上型に指令を出して、下降の動作を行わせる。この点については後段で詳しく説明する。 【0010】図8に示すように、上下二層の定置装置30A、30Bが組み合わせられ、さらに2組の制動器33が組み付けられる。制動器33は、図9に示すように、基本ブロック331、基本ブロック331と一体化された滑り枕332、滑り枕332の上に移動可能に配置された滑りカバー333、滑りカバー333の前部に固定された挟みブロック334(この挟みブロック334の下部に挟み口3341がある)、滑りカバー333の一方の側面後端部に固定された微動スイッチS3(なお、この微動スイッチ3には1枚の遮りシート335が併せて結合されている)、基本ブロック331上に固定され、微動スイッチS3及び遮りシート335の移動を遮る遮りブロック336、滑りカバー333を滑り枕332の後部方向に押圧付勢する拡張スプリング337などによって組み立てられている。組み立て後の制動器33は、図10に示す通りであり、滑りカバー333が滑り枕332上に形成された滑り溝3321に入れて組み合わせられる。滑り溝3321の前部に遮りブロック3322が突設されていて、この遮りブロック3322にスプリング337の一端が固定される。このスプリング337の他端で、滑りカバー333に形成された溝3331の後壁が押され、滑り枕332上の滑りカバー333が後部方向へ押圧される。この押圧により、滑りカバー333は前部の挟みブロック334が滑り枕332に当接され、滑り枕332上に保持される。反対に、滑りカバー333は、図11に示すように、スプリング337の付勢力に抗して前方へ滑動されると、滑りカバー333の一側面の微動スイッチS3及び遮りシート335が前方の遮りブロック336に接触した時点で、滑りカバー333の前進は停止され、この時に微動スイッチS3のセンサーポイントが押される。これにより送り出し装置のエンジン61、メインシリンダーC1、サブシリンダーC2に動作を起こす指令が出される。この動作の過程は、後段で補充説明する。この制動器33は基本ブロック331が、図8に示すように、頂枕314、サイドブロック306の切り込み3142、3061に組み合わせられる。基本ブロック331の下には二つの穴3311、3312が形成されていて、その一方の穴3311と切り込み3142の両側の穴3147とを合わせて軸栓322が通される。さらに他方の穴3312と切り込み3061の両側の長穴3062とを合わせて軸栓323が通される。このようにして基本ブロック331は頂枕314及びサイドブロック306の上に傾動可能に配置される。 【0011】ここで定置装置30の動作について説明する。図12に示すように、ファスナー80が図10中、左から右へ送られ、定置装置30に入ると、エレメント84は2つのプレスボード316間の隙間を直進する。ファスナー80の上には、エレメントの無い部分80Aを残す為(この部分のエレメントは剥離機によって取り除かれている。また、この部分の長さは一定である)、センサー320の下斜めの竿3201の底辺がエレメントの無い部分80Aに接触した時に、図11に示すように、エレメント84が無い分だけ、下斜めの竿3201がスプリング321の作用により下降される。反対に、後端の竿3202は上がり、この竿3202により微動スイッチSの下のセンサーポイントS11が押される。この時、メインシリンダーC1は、図14に示すように、バック状態になり、挙げブロック305と結合する挿し栓310は押しブロック309の斜め溝3091の下に位置し、これにより、図15、図16に示すように、制動器33は開いた(傾いた)状態になる。つまり、図17に示すように、押しブロック309が後ろに移動すると、挿し栓310が斜めの切り込み3091の上から下に移動し、挙げブロック305が挙げブロック305と結合されているサイドブロック306とともに下降される為、一方の軸栓322と頂枕314は固定して動かないが、もう一方の軸栓323はサイドブロック306の下降とともに長穴3062の中を、外から内側へと移動し、この軸栓323の移動により制動器33の基本ブロック331は軸栓322を軸として滑り枕332をともに上向きに回転され、制動器33は開いた状態になる。また、このとき、図15、図16に示すように、平台307の隔離ブロック3071は頂枕314の前部切り込み3148の中に隠れていて、しかも隔離ブロック3071と一体化した平らブロック3072は頂枕314の下に位置している。これによって、ファスナー80は、テープ83とエレメント84が隔離ブロック3071と平らブロック3072の影響を受けることなく、前進される。 【0012】なお、挙げブロック305とサイドブロック306を一体化した場合は図18に示すとおりである。 【0013】図19に示すように、ファスナー80は送り出し装置のエンジン61の誘導により引き続き前進され、既述のとおり、エレメントの無い部分80Aが下斜めの竿3201に接触しながら通過していく。続いてエレメント84と下斜めの竿3201が接触すると、下斜めの竿3201の底辺がエレメント84或いはスライダー81に接触した時のみ、図20に示すように、エレメント84とスライダー81がテープ83より高い分だけ、下斜めの竿3201が上昇される。反対に後端の竿3202は下降して、微動スイッチS1の下にあるセンサーポイントS11から離される。この時、図21に示すように、メインシリンダーC1は信号を受けて、前進の動作を開始する。メインシリンダーC1の軸が押しブロック309を前に押した後、挿し栓310が斜め溝3091の下から上に移動される。これにより、挿し栓310と結合されている挙げブロック305がサイドブロック306とともに上昇される。このときに上昇される高さ33Aは、挿し栓310が移動した斜め溝3091内の高さ33Bと同じである。この挙げブロック305とサイドブロック306の上昇に連動して、制動器33が、図22、図23に示すように、閉じた状態になる。つまり、図24に示すように、押しブロック309が前に移動すると、挿し栓310は斜め溝3091の下から上へ移動し、挙げブロック305がサイドブロック306とともに上昇される為、一方の軸栓322と頂枕314は固定したまま動かないが、もう一方の軸栓323がサイドブロック306の上昇とともに長穴3062の中を外へ向けて移動し(最後に軸栓322と水平を保つ)、この軸線323の移動により、制動器33の基本ブロック331は軸栓322を軸として下向きに回転され、制動器33が閉じた状態になる。また、2つの挙げブロック305の前部に平台270が固定されている為、挙げブロック305が上昇すると同時に、平台270が上昇し、隔離ブロック3071が頂枕314前部の切り込み3148から上方に突出し、隔離ブロック3071と一体の平らブロック3072が上昇して頂枕3146と水平を保つ。制動器33の中の滑り枕332が水平状態になると、滑り枕332内側の底辺にある下止めポイント3323(図9参照)がエレメント84を抑える為、頂枕314の溝3146上で、エレメント84の左右両側がプレスボード316に遮られる。このように滑り枕332の下止めポイント3323により抑えられる為、エレメント84は規制を受けて、定められた方向へ前進される。 【0014】図25に示すように、左右二つの制動器33が下降した後、先端にある二つの挟みブロック334の挟み口3341(図9参照。滑り枕333の下止めポイント3323と前後対照を呈する。)で左右二列のエレメントが挟まれ、エレメント84が挟み口3341を通過できない状態になる。これによって、ファスナー80が前進すると、二列のエレメント84が挟みブロック334を引いて前進し、挟みブロック334と結合している滑りカバー333とともに前進する。この状態は図11に示す通りである。 【0015】図26に示すように、左右二つの滑りカバー333が前へ移動した後、滑りカバー333後端の遮りシート335が遮りブロック336によって阻まれると、滑りカバー333はストップする。挟みブロック334が移動する時、挟み口3341と平らブロック3072が上下つりあっている為、エレメント84は平らブロック2702の上を滑り、挟みブロック334が移動を停止するまで移動される。この時、図25に示すように、ファスナー80のエレメントが無い部分80Aはちょうど下型41の上に位置し、左右二本のテープ83の内側が上止め穴411、412の真上に位置し、もう片方の内側は下止め413の真上に位置する。 【0016】また、遮りシート335は遮りブロック336によって阻まれると同時に、滑りカバー333後端の微動スイッチS3のセンサーポイントS31も遮りブロック336に接触して、信号を発し、その指令によって同時に3つの部品の動作が行われる。送り出し装置60の伝動エンジン61が直ちにストップされ、ファスナー80は前進されない。サブシリンダーC2が上昇され、竿軸で頂盤311が上昇される。頂盤311の滑り止めゴムブロック312とプレスボード316とによりテープ80が抑えられ、ファスナー80が平らでぴんと張った状態になる。メインシリンダーC1がバックされ、挙げブロック305、サイドブロック306の下降に連動して、制動器33は開いた状態になる。すなわち、図15に示す状態に戻される。この時、挟みブロック334はエレメント84から離脱され、挟みブロック334と滑りカバー335は内部スプリング337の弾性復帰により、元の状態に戻される。滑りカバー333、遮りブロック335と微動スイッチS3はサイド棒319の横にある近接スイッチS2に近づいていき、近接スイッチS2により感知されると、発射装置40の上型を下降させる。これにより上下の型が合わせられ、上下止め発射成型が行われる。なお、図12、図19、図25において、2つの制動器33の滑りカバー333及び挟みブロック334がやや傾いた状態になっている。これは滑り枕332の滑り溝3321が傾斜している設計である為で、滑りカバー333は滑り溝3321に沿って斜めに移動する。これにより2つの挟みブロック334がエレメント84を挟んだ後にファスナー83の傾斜角度に沿って前進することができる。また、2つの制動器33は同じ構造になっているが、これは主に2列のエレメント84の移動に合わせる為で、2つの挟みブロック334で2列のエレメント84を挟み、遮る必要があるからである。ただ、2つの挟みブロック334を一つの挟みブロック334に代えることもできる。例えば図27に示すように、右側の制動器33にのみ挟みブロック334を設け、左の制動器33には挟みブロックを設けていない。挟みブロック334の下の挟み口3341は左右に2つ設けられている。図28に示すように、一方の挟み口3341内のエレメント遮りブロック3342の厚みが、他方の挟み口3341内のエレメント遮りブロック3343より約エレメント半分の厚みである為、2列のエレメントを噛みあわせる時に、その厚みの分の差が生じる。このように2つの挟みブロックに代えて1つの挟みブロックにすることにより、制動器33の仕組みを減らすだけでなく、動作もより正確なものになり、コストも下がる。この場合の制動器33の動作も前述の通りである。例えば図29に示すように、2組の制動器33は回転下降され、図30に示すように、滑りカバー333は前に移動する。滑りカバー333とともに挟みブロック334も前に移動し、最後は図27に示すように元の状態に戻される。 【0017】図31に発射装置に併設された材料排出装置及び送り出し装置を示している。図28において、材料排出装置50は、発射装置40のトップ台44のサイド縁に固定され(従来の発射機には材料排出装置は無い)、図32に示すように、支えボード51、支えボード51とトップ台44との間にある繋ぎブロック52、支えボード51の後ろに固定され、竿軸が支えボード51を突き抜けているシリンダーC3、シリンダーC3の竿軸先端に固定された材料受け取り台53、支えボード51の前に固定された楔ブロック54などによって組み立てられている。楔ブロック54の安定性及び発射後の廃棄物を遮る為に、楔ブロック54と支えボード51の間に遮り台55が増設されている。廃棄物が楔ブロック54に当たった後、上に飛ぶのを防止する為に、楔ブロック54の上に一枚の遮りシート56が固定されている。この遮りシートは図示の形がベストである。シリンダーC3が動く時でも材料受け取り台53は安定を保てるように、材料受け取り台53の後端に1本或いは2本の平行棒57が連結されている。この平行棒57は支えボード51を通り抜けた後、シリンダーC3と平行を保つ。この他、発射した廃棄物がしっかりと材料受け取り台53の上に落下するように、材料受け取り台53の両側にサイドボード58が増設されている。このサイドボード58と材料受け取り台53の間に突き抜け溝531が形成される。さらにシリンダーC3の前後両端にはそれぞれ磁性センサースイッチS4・S5が設置されている。 【0018】ここで材料排出装置50の動作について説明する。図33に示すように、発射装置40で上下止め発射成型完了後、プログラム可能式コントロール器(PLC)により二層トップの型45、46が同時に上昇されるが、上型42は尚も下型41と合わせた状態である。この時、シリンダーC3はプログラム可能式コントロール器(PLC)の信号を受けてから竿軸C31を伸ばし、材料受け取り台53がトップ型46の下まで移動される(なお、平行棒57は材料受け取り台53とともに移動される)。この時の下層トップ型46はスプリング47の拡張作用により下降され、且つ廃棄物100が発射されてこの廃棄物100が材料受け取り台53の上に落下される。また、廃棄物の両足はちょうど材料受け取り台53の左右二つの溝531に入る為、廃棄物100が入った後、再び外へは飛び出さない。シリンダーC3の竿軸が端まで伸ばされた時、磁性センサースイッチS4が反応し、シリンダーC3のバックにより、竿軸が回収される。竿軸が最後まで回収されると、磁性センサースイッチS5が反応し、次の動作が並行して行われる。定置装置30内のサブシリンダーC2の下降により、頂盤311が下降され、テープ83から離される;送り出し装置60のエンジン61が駆動され、ファスナー80が前へ送り出される。また、図34に示すように、二層トップ型45、46が上昇された後は、上型42も上昇し、下型41から離される。この時、下型41の中の上下止めは既に完成している為、ファスナー80とともに前進される。この時、既にシリンダーC3が後退され、図35に示すように、材料受け取り台53の上の廃棄物100が楔ブロック54に接触した後、上へ上昇され、これにより両足は材料受け取り台53の溝531から離れ、遮りシート56の遮りにより廃棄物100が上から飛び出るのを防止されて、最後に収集筒90へ落下される。 【0019】図36に送り出し装置を示している。図36において、送り出し装置60は、発射装置40の後ろに設置された平ボード62、平ボード62の後端に固定されたローラー台631及びローラー台631の上に設置された伝動ローラー63、平ボード62上のローラー台631の前に固定された少なくとも2つのガイドローラーセット66、67、ローラー台631の上に固定された支えボード64及び支えボード64の上に固定されたシリンダーC4、シリンダーC4の竿軸の下に設置された導引器65、平ボード62の下に固定され、且つ歯型の二つの革ベルトローラー681、682と歯型革ベルト683とにより伝動ローラー63を回転駆動するエンジン61などにより組み立てられている。ここで、革ベルトローラー681とエンジン61は同軸、革ベルトローラー682と伝動ローラー63は同軸になっていて、エンジン61で伝動軸63を駆動する。また、ガイドローラーセット66は弾力性プレスローラーからなり、ファスナー80を抑えることができるようになっている(なお、従来の発射機には弾力性プレスローラーが無い)。ガイドローラーセット66のうち回転ローラー666はエンジン61がストップしている間、ファスナーが緩まないようにファスナー80を抑えるようになっている。その構造を図37に示している。この構造は、平ボード62の上に固定された固定ブロック661、固定ブロック661のサイドに固定された筒662、筒662の中に入れられた四角柱形の定置棒663、定置棒663の周りに装着され、定置棒663とともに筒662の中に入れられた4本のL形のゴム664、定置棒663の横端に付けられた支えボード665などにより組み立てられていて、回転ローラー666が支えボード665の頂点に固定される。ここで、固定ブロック661の上には、さらに一つの長いガイドブロック667が設置される。このガイドブロック667はその表面が斜めに形成され、その中央に深い狭い溝6672が形成されるとともにその両側に浅く広い溝6671が形成され、伝動ローラー63の前に配置される。このようにしてファスナー80及びスライダー81、エレメント84は二つの溝に沿って伝動ローラー63の上に導入される。なお、筒662と固定ブロック661の間が緩まないように、波型のシート668が増設されている。この他、四角柱形の定置棒663は支えボード665と一体化することもできる。図38に示すように、支えボード665の上のガイドローラー666でファスナー80を上から押し付ける為、ファスナー80は伝動ローラー63が動く為に張った状態になる。このとき、ガイドローラー666と支えボード665はともに上に上がる。この場合、定置棒663を包むゴム664は定置棒663の変位により変形されている。エンジン61がストップした時のみ、伝動ローラー63はファスナー80を引っ張らない為、ファスナーは緩むが、ゴム664は応力解除された為、図39に示すように、直ちに元の状態に戻り、これにより定置棒663が真っ直ぐになり、支えボード665、ガイドローラー666がともに下降されて、ファスナー80が平らでぴんと張った状態になる。 【0020】また、図36において、シリンダーC4の竿軸の下に設置された導引器65は台651とその台651の中に設置された左右対称の二つのアーチ型ブロック652とによって組み立てられている。このアーチ型ブロック652と伝動ローラー63は上下に少し距離を設定して対向配置され、ファスナー80の2枚のテープ83を導入し、再び伝動ローラー63によって引き出されるようになっている。アーチ型ブロック652のアーチ型底面の先端が平らな面653の場合、ファスナー80が導入される際に生じる摩擦を減らすことができる。アーチ型ブロック652の後端が平らな面の場合も、同じく引き出す時に便利である。 【0021】図40にその動作例を示している。ここでは説明の便宜上、一方のアーチ型ブロック652のみを図示している。アーチ型ブロック652と伝動ローラー63とによりテープ83が適切に抑えられるので、伝動ローラー63の回転により、テープ83を導き出すことができる。この場合、エレメント84の上に結合されているスライダー81は、伝動ローラー63の溝632の中を通過する。大型引き手82の場合、図41に示すような従来のガイドローラー63とローラー69の溝では引っ掛かってしまう可能性がある。つまり、大型引き手が二つのローラー69間の溝を通過できないのは、大型引き手82の幅がローラー69の溝幅より広い為である。本発明ではアーチ型ブロック652を設計し、引き手82がアーチ型ブロック652に接触した後は、スライダー81を中心に、アーチ型ブロック652のアーチ型頂点に沿って通過し、アーチ型ブロック652により順調に大型引き手82を導き出すことができる。 【0022】このように上記実施の形態によれば、金属・プラスティック及びナイロンの三種類のエレメントのファスナーの上下止め発射成型を行うことができ、一台で三種類のファスナーに使用することができるので、経済的な効果と利益を大きく引き上げることになり、産業上の利用価値は大きい。なお、この特許願に添付した図は本発明の具体的な一実施の形態を説明しているものであり、本発明の技術的思想の範囲内であれば、さらに実施しやすいように、実施の形態は種々に変更され得るものである。このような均等効果と利益の下での変更は、全て本願発明の特許請求の範囲内に含まれることとなる。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、次のような効果を奏する。 (1)引き返し装置により、テープを一回転させて、引き手をスライダーの下方より上方に移すことができ、後続の送り出し、定置及び発射工程を効果的に行うことができる。 (2)引き入れ装置により、テープを平らで且つぴんと張った状態を保ち、さらに定置元装置内に導入しやすいように、テープを中心線に位置決めすることができる。 (3)定置装置により、テープを定置する外、発射装置で上下止め発射成型しやすいように、テープを正確に発射装置に入れることができる。特に金属及びプラスティックエレメントのテープを使用できるほか、ナイロンエレメントのテープも使用することができる。 (4)材料排出装置により、プラスティック廃棄物を発射装置の中より取り出し、筒の中に集めることができ、プラスティック廃棄物が成型機の周りに散乱することがない。 (5)送り出し装置により、スライダー上の大型引き手を順調に伝動ローラーの上に引っ掛からずに、導き出すことができる。また、弾力性プレスローラーセットにより、エンジンがストップしたときでも、テープが緩まないように圧力を加えることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500202698 【氏名又は名称】曹 昌文
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| 【出願日】 |
平成14年4月18日(2002.4.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081514 【弁理士】 【氏名又は名称】酒井 一 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−310313(P2003−310313A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月5日(2003.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−116101(P2002−116101) |
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