| 【発明の名称】 |
隠しスライドファスナーの開離嵌挿具 |
| 【発明者】 |
【氏名】松本 敏
【氏名】結城 憲治
【氏名】高沢 成吉
【氏名】嘉悦 洋平
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| 【要約】 |
【課題】蝶棒を箱体に挿入したとき、引張力により蝶棒が箱体内で転動することのない隠しスライドファスナーの開離嵌挿具を提供する。
【解決手段】隠しスライドファスナーの開離嵌挿具においてファスナーテープTの折曲縁部を補強する補強部20,21を箱棒2および蝶棒3と樹脂で一体成形し、補強部20,21はファスナーテープTの上面へ隆出し、箱棒2側の補強部20は箱棒2と下端が同一面に形成し、蝶棒3側の補強部21の先端は蝶棒3と平行に突出する突出部32を設け、箱体1は表面にL字状の係止部17と当接部16を設け、箱棒2を箱体1に挿入して固定し、蝶棒3を挿入孔6に挿入したとき、補強部21の突出部32と係止部17とが当接することにより、蝶棒3が挿入孔6内で転動しない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ファスナーテープTの折曲縁部24を補強する補強部20,21をそれぞれ箱棒2および蝶棒3とを熱可塑性樹脂により一体に成形し、該補強部20,21はファスナーテープTの上面へ隆出する形で成形してなることを特徴とする隠しスライドファスナーの開離嵌挿具。 【請求項2】 補強部20,21はファスナーテープTの端部に配する支持部22,23と一体に成形し、補強部20,21は支持部22,23よりも表面へ隆出してなる請求項1記載の隠しスライドファスナーの開離嵌挿具。 【請求項3】 蝶棒3側の補強部21は、先端が蝶棒3と平行状に突出する突出部32を設け、突出部32の内側縁は箱体1の蝶棒挿入孔6側の表面外側に設けた断面凸状の係止部17と当接可能に形成してなる請求項1記載の隠しスライドファスナーの開離嵌挿具。 【請求項4】 蝶棒3側の補強部21の突出部32は蝶棒3よりも短く先端が内側へ湾曲する湾曲部33を設け、蝶棒3と補強部21との間に断面コ字状の間隙部26を設け、箱体1の切欠部15およびスライダーSのフランジFが嵌入可能に形成してなる請求項1記載の隠しスライドファスナーの開離嵌挿具。 【請求項5】 箱体1の表面外側に設けた係止部17は先端が内向するフック状の係止部17に形成し、蝶棒3挿入時に補強部21の湾曲部33と当接可能に形成してなる請求項1記載の隠しスライドファスナーの開離嵌挿具。 【請求項6】 箱棒2側の補強部20は、箱棒2の下端と同一面で箱棒2と補強部20との間に断面コ字状の間隙部25を設け、箱体1に設けた開口部14およびスライダーSのフランジFが嵌入可能に形成してなる請求項1記載の隠しスライドファスナーの開離嵌挿具。 【請求項7】 箱体1の表面で箱棒挿入孔5側の下端に平坦な当接部16を突設して補強部20の下端と当接可能に形成し、箱体1の箱棒挿入孔5における中仕切7の上部に内方へ突出する係止突部11を設け、箱棒2の先端から外側へ傾斜する係止舌片27を設け、箱棒2を挿入したとき、係止突部11と係止固定可能に形成してなる請求項1記載の隠しスライドファスナーの開離嵌挿具。 【請求項8】 ファスナーチェンCにおけるファスナーテープTの接合端部をハの字状に切欠して切欠縁部28を設け、この切欠縁部28の周囲に箱棒2、補強部20、支持部22および蝶棒3、補強部21、支持部23を熱可塑性樹脂の一体成形で形成してなる請求項1記載の隠しスライドファスナーの開離嵌挿具。 【請求項9】 箱体1に箱棒2を挿入後において、箱体1と箱棒2および補強部20とを溶着してなる請求項1記載の隠しスライドファスナーの開離嵌挿具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、隠しタイプのスライドファスナーにおけるファスナーチェンの一端に取り付け、スライダーの開閉操作によって、閉鎖状のファスナーチェンを左右のファスナーストリンガに分離開放し、また開放状態のファスナーチェンを閉鎖させる機能を備えた箱体、箱棒、蝶棒から構成された隠しスライドファスナーの開離嵌挿具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、隠しスライドファスナーの開離嵌挿具において、箱体、箱棒、蝶棒の3部材から形成され、ファスナーテープの端部を熱可塑性樹脂を用いて補強部分を形成すると同時に、取り扱いが簡便な形態の箱棒、蝶棒を一体成形し、ファスナーテープに対する箱体の取り付け操作が簡便かつ的確に行え、蝶棒の取り付け部分が変形し難いスライドファスナーの開離嵌挿具が特開平11−155616号公報(図9を参照)に開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前項で述べた隠しスライドファスナーの開離嵌挿具は、ファスナーテープに強力な横引き力が働くと蝶棒が箱体の挿入孔内で転がることがある。この現象はファスナーテープの折曲縁部分の剛性が不十分なところに起因する。たとえば図9からも明らかなとおり、ファスナーテープ支持部に対し、ファスナーテープの折曲縁部分が薄く形成されていることからも理解できるところである。 【0004】この発明は、この点を考慮して発明したものであり、請求項1記載の発明は、隠しスライドファスナーの開離嵌挿具における箱棒、蝶棒を取り付けたファスナーテープの折曲縁部を従来品よりも補強し、頑丈な開離嵌挿具を作製することによって、円滑かつ的確な開閉操作が行え、故障のない隠しスライドファスナーの開離嵌挿具を提供することが主たる目的である。 【0005】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、箱体に対する蝶棒の嵌脱操作の際、ファスナーテープの端部に形成した支持部との関係を強化し、掴持し易く操作が容易に行える隠しスライドファスナーの開離嵌挿具を提供することが目的である。 【0006】請求項3、4および5記載の発明は、それぞれ請求項1記載の発明の目的に加え、蝶棒側の補強部の形態を特定することによって、蝶棒の箱体への挿入操作が円滑に行え、かつ安定した状態で保持し、開離嵌挿具に横方向の外力、すなわち横引き力が加わったときに、蝶棒が蝶棒挿入孔内で転がることを防ぐことができる隠しスライドファスナーの開離嵌挿具を提供することが目的である。 【0007】請求項6および7記載の発明は、それぞれ請求項1記載の発明の目的に加え、箱棒側の補強部の形態を特定することによって、箱棒と箱体との係止固定を円滑かつ確実に行え、安定した状態で保持できる隠しスライドファスナーの開離嵌挿具を提供することが目的である。 【0008】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、箱棒、蝶棒、それぞれの補強部、支持部をファスナーテープに対し、強固かつ効率よく成形固定することができる隠しスライドファスナーの開離嵌挿具を提供することが目的である。 【0009】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、開離嵌挿具における箱体と箱棒および補強部とを強固に固定し、耐久性のある隠しスライドファスナーの開離嵌挿具を提供することが目的である。 【0010】 【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するため、この発明のうち請求項1記載の発明は、隠しスライドファスナーの開離嵌挿具におけるファスナーテープTの折曲縁部24を補強し変形のない補強部20,21をそれぞれ箱棒2および蝶棒3とともに熱可塑性樹脂によって一体成形し、この補強部20,21はファスナーチェンCの噛合時にファスナーテープTの上面へ隆出する形態に成形した隠しスライドファスナーの開離嵌挿具を主な構成とするものである。 【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、ファスナーテープTの折曲縁部24に形成する補強部20,21は、ファスナーテープTの端部に配設する掴持用の支持部22,23と一体に成形し、補強部20,21は支持部22,23よりも表面へ隆出する形態に形成した隠しスライドファスナーの開離嵌挿具である。 【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、蝶棒3側の補強部21は、先端が蝶棒3と平行状に突出する突出部32を設け、この突出部32の内側縁すなわち支持部23側の縁部を箱体1の蝶棒挿入孔6側の表面外側にL字状に突設した断面凸状の係止部17の内面と当接できるように形成した隠しスライドファスナーの開離嵌挿具である。 【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、蝶棒3側のファスナーテープTの折曲縁部24に形成する補強部21は、蝶棒3よりも長さが短く先端がやや内側へ湾曲する湾曲部33を形成し、蝶棒3と補強部21との間に断面コ字状の間隙部26を設け、この間隙部26に箱体1に設けた切欠部15およびスライダーSのフランジFが嵌入できる形態に形成した隠しスライドファスナーの開離嵌挿具である。 【0014】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、開離嵌挿具の箱体1の表面において、蝶棒挿入孔6側の表面外方にフック状の係止部17を挿入口側へ向けて突出するように設け、蝶棒3を挿入孔6へ挿入した時、補強部21の湾曲部33が当接できる形態に形成した隠しスライドファスナーの開離嵌挿具である。 【0015】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、箱棒2側のファスナーテープTの折曲縁部24に形成する補強部20は、箱棒2の下端と同一面に形成し、箱棒2と補強部20との間に断面コ字状の間隙部25を設け、箱体1に設けた開口部14およびスライダーSのフランジFが嵌入できる形態に形成した隠しスライドファスナーの開離嵌挿具である。 【0016】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、開離嵌挿具の箱体1の表面において、箱棒挿入孔5側の表面下端に平坦な当接部16を突出状に設けて箱棒2を挿入孔5へ挿入した時、補強部20の下端と当接できる形態に形成するとともに、箱体1の箱棒挿入孔5における中仕切7の上部に挿入孔5内へ突出する係止突部11を設け、一方箱棒2の先端から外側へ傾斜する係止舌片27を内方へ向けて設け、箱棒2を挿入孔5へ挿入した時、係止突部11と係止舌片27とが係止し固定できる形態に形成した隠しスライドファスナーの開離嵌挿具である。 【0017】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、隠しファスナーチェンCが噛合閉鎖されたとき、ファスナーテープTの接合端部においてハの字状に切欠して切欠縁部28を設け、この切欠縁部28の周囲に箱棒2と補強部20と支持部22、および蝶棒3と補強部21と支持部23とを熱可塑性樹脂を用いて一体成形で成形した隠しスライドファスナーの開離嵌挿具である。 【0018】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、開離嵌挿具における箱体1に箱棒2を挿入孔5に挿入後において、箱体1と箱棒2および補強部20を一体に溶着した隠しスライドファスナーの開離嵌挿具である。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、この発明の隠しスライドファスナーの開離嵌挿具の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。 【0020】この発明の隠しスライドファスナーの開離嵌挿具は、図1に示すように箱体1、箱棒2、蝶棒3の3部材から構成され、箱体1、箱棒2、蝶棒3は、それぞれポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂を用いて射出成形する。箱棒2および蝶棒3は略角柱状を呈し、ファスナーテープTの側縁に取り付けたファスナーエレメントEに連接してファスナーテープTの側縁に一体成形によって装着され、このときファスナーテープTの折曲縁部24のファスナーエレメントEが取り付けられていない側の表面へ、箱棒2と一体に補強部20を連結する形で成形し、かつ補強部20に連接して横方向へ支持部22を一体に成形する。 【0021】まず箱体1は図1に示すように、前壁8、背壁9、側壁10からなる方形体の箱形を呈し、この箱体1の上面に開口する箱棒挿入孔5と蝶棒挿入孔6とを形成し、箱体1内の中央に、箱棒挿入孔5と蝶棒挿入孔6とを仕切る中仕切7を設け、中仕切7の箱棒挿入孔5側の上部に挿入孔5内へ突出する係止突部11を設け、前壁8にはファスナーテープTの折曲縁部24を挿入可能な、箱棒挿入孔5に沿って連続し、挿入孔5と連通する開口部14が設けられている。 【0022】また蝶棒挿入孔6側の前壁8の上方には、挿入孔6と連通し、ファスナーテープTの折曲縁部24が挿入される切欠部15が設けられ、前壁8の下方の蝶棒挿入孔6側に上方へフック状に突出する係止部17、また箱棒挿入孔5側の前壁8には係止部17から下部へ落ち込んで突出する平坦な当接部16が設けられている。この係止部17には蝶棒3と一体に成形した補強部21の先端に設けた湾曲部33が係止する。また当接部16には箱棒2と一体に成形した補強部20の水平な下端面が当接する。さらに中仕切7の係止突部11には箱棒2に設けた係止舌片27が係止して固定する。 【0023】箱棒2の前面すなわち蝶棒3と対向する側に、下端側から上方へ向けて突出し、かつ前面へ向けて傾斜する係止舌片27を設ける。そして図8に示すように箱棒2と補強部20との間にスライダーSのフランジFの厚さよりも広い間隙部25を設ける。補強部20は図8に示すようにファスナーテープTの表面へ隆出する形に形成し、分厚い補強部20が形成され、ファスナーテープTの折曲縁部24を補強している。この隆出した補強部20に連接して表面が一段と落ち込んでファスナーテープTを容易に掴持できる支持部22を一体に成形する。なお箱棒2、補強部20、支持部22を一体成形する際、図2に示すようにファスナーテープTの隅角部分を切欠して切欠縁部28を設け、この切欠縁部28の周囲に箱棒2、補強部20、支持部22を成形すると強固な製品となる。また補強部20と支持部22の連結基部に湾曲する縁を有した凹部29が形成され、開離嵌挿具に横方向の外力が加わったときに補強部20と支持部22との境に加わる応力を分散させ、破損を防ぐ。また箱棒2と補強部20の基部には抜孔30が設けられている。 【0024】箱体1と箱棒2を装着するには、図3に示すように箱棒2を箱体1の箱棒挿入孔5に強く差し込むと係止舌片27が係止突部11と係止して固定される。このとき箱棒2と補強部20の間に形成された間隙部25は箱体1の開口部14に沿って挿入され、補強部20の下端が当接部16に衝合して安定した状態で固定される。なお箱棒挿入孔5の前壁8に小突起19を設けることは、箱棒2と補強部20を箱体1に挿入後、超音波加工によって補強部20と前壁8とを溶着する際、好都合である。 【0025】一方、蝶棒3は図4,5に示すようにファスナーテープTのファスナーエレメントEに連接して蝶棒3を設け、この蝶棒3に連結してファスナーテープTの折曲縁部24の上面に補強部21を表面へ隆出する状態で成形し、かつ補強部21に連接して表面が一段と落ち込んでファスナーテープTを容易に掴持できる支持部23を一体に成形する。箱棒2の場合と同様にファスナーテープTの隅角部分を図4に示すように切欠して切欠縁部28を設け、この切欠縁部28の周囲に蝶棒3、補強部21、支持部23を成形することにより強固な製品となる。 【0026】蝶棒3と補強部21とは図5に示すように一体であり、蝶棒3と補強部21との間にスライダーSのフランジFの厚みよりも広い断面コ字状の間隙部26を設け、補強部21は、蝶棒3よりも長さが短く先端がやや内側へ湾曲する湾曲部33を形成し、かつ湾曲部33の基部で支持部23との連結部分に湾曲する縁を有した凹部34を形成して、前記凹部29と同様の機能を具有する。 【0027】蝶棒3は図6に示すように、スライダーSの内部を挿通させた後に箱体1の蝶棒挿入孔6に差し込む。この際、箱体1の上面が傾斜した斜面部18に形成されているので箱体1の上面に当接するスライダーSが傾き、挿入操作が容易にできる。蝶棒3の挿入が終ると図7に示すように、蝶棒3の補強部21の先端における湾曲部33は、箱体1の表面に設けたフック状の係止部17に係止して、開離嵌挿具に横方向の外力が加わったときに蝶棒3が挿入孔6内で転がるのを未然に防ぐことができるように形成されている。 【0028】箱体1の係止部17と蝶棒3の補強部21との変形例を示すと、図9に示すように、蝶棒3における補強部21の先端は、蝶棒3と平行状に突出して突出部32を設け、この突出部32の内側縁は先端に向けて直線状に細く延び、また箱体1の表面に設ける係止部17は、蝶棒挿入孔6側の外側に断面凸状でL字状に突設し、この係止部17の内面と補強部21の突出部32の側縁とが当接できるように形成し、突出部32と係止部17とが当接することにより、蝶棒3が蝶棒挿入孔6内において、横方向の引張力が加わっても転動することがない。 【0029】 【発明の効果】この発明の隠しスライドファスナーの開離嵌挿具は、以上説明したとおりの構成であり、この構成によって下記の効果を奏するものである。 【0030】この発明のうち請求項1記載の発明は、ファスナーテープの折曲縁部を補強する補強部をそれぞれ箱棒および蝶棒とを熱可塑性樹脂により一体に成形し、補強部はファスナーテープの上面へ隆出する形で成形したことによって、ファスナーテープの上面へ隆出する形で成形したことによって、ファスナーテープの折曲縁部を箱棒および蝶棒と一体成形の補強部により補強し、箱棒、蝶棒を安定した状態に保持でき、開離嵌挿操作が容易かつ円滑に行え、耐久性のある扱い易い開離嵌挿具に仕上げることができる効果がある。 【0031】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、補強部はファスナーテープの端部に配する支持部と一体に成形し、補強部は支持部よりも表面へ隆出させたことによって、補強部をファスナーテープの端部に安定した状態で確保でき、しかも掴み易く感触のよい開離嵌挿具に仕上げられる効果がある。 【0032】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、蝶棒側の補強部は、先端が蝶棒と平行状に突出する突出部を設け、突出部の内側縁は箱体の蝶棒挿入孔側の表面外側に設けた断面凸状の係止部と当接可能に形成したことによって、簡単な構造で蝶棒が蝶棒挿入孔内で転ぶのを阻止できる効果がある。 【0033】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、蝶棒側の補強部は蝶棒よりも短く先端が内側へ湾曲する湾曲部を設け、蝶棒と補強部との間に断面コ字状の間隙部を設け、箱体の切欠部およびスライダーのフランジが嵌入可能に形成したことによって、蝶棒の箱体への挿入操作を円滑にガイドさせることができる効果がある。 【0034】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、箱体の表面であって蝶棒挿入孔側の外方にフック状の係止部を挿入口側へ向けて突設し、蝶棒挿入時に補強部の湾曲部と当接可能に形成したことによって、蝶棒を箱体へ挿入した状態で開離嵌挿具に横方向の外力が加わったときに、蝶棒が抜脱方向への移動を阻止し、かつ挿入孔内で転ぶのを未然に防ぎ、安定した状態で保持できる効果がある。 【0035】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、箱棒側の補強部は、箱棒の下端と同一面で箱棒と補強部との間に断面コ字状の間隙部を設け、箱体に設けた開口部およびスライダーのフランジが嵌入可能に形成したことによって、箱棒を箱体にセットするとき、円滑かつ安定した状態でガイドできる効果がある。 【0036】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、箱体の表面で箱棒挿入孔側の下端に平坦な当接部を突設し、補強部の下端と当接可能に形成し、箱体の箱棒挿入孔における中仕切の上部に内方へ突出する係止突部を設け、箱棒の先端から外側へ傾斜する係止舌片を設け、箱棒を挿入したとき、係止突部と係止固定可能に形成したことによって、箱棒を箱体に安定した状態でセットでき、しかも堅牢な形態でセットできる効果がある。 【0037】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、ファスナーチェンにおけるファスナーテープの接合端部をハの字状に切欠して切欠縁部を設け、この切欠縁部の周囲に箱棒、補強部、支持部および蝶棒、補強部、支持部を熱可塑性樹脂の一体成形で形成したことによって、箱棒、補強部、支持部および蝶棒、補強部、支持部を強固にファスナーテープに成形し固定して品質のよい製品に仕上げることができ、しかも効率のよい成形ができる効果がある。 【0038】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、箱体に箱棒を挿入後において、箱体と箱棒および補強部を溶着したことによって、箱体と箱棒および補強部の三者でファスナーテープにより一層強固に固定でき、堅牢な耐久性のある開離嵌挿具に仕上げることができる効果があるなど、この発明が奏する効果はきわめて顕著である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006828 【氏名又は名称】ワイケイケイ株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年12月20日(2001.12.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100070529 【弁理士】 【氏名又は名称】縣 一郎 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−180411(P2003−180411A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−387948(P2001−387948) |
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