| 【発明の名称】 |
単動作バックル付ベルト |
| 【発明者】 |
【氏名】坂田 忠雄
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| 【要約】 |
【課題】被締付体の外周とバックルが平行に近くなり、従来のものより厚みを薄くすることができ、係止、係止解除を各々単動作でできて、挿入済みベルト端を被締付体とベルトの間に収まるようにして、ベルト端の始末を良くしたベルトを提供する。
【解決手段】山形刃のついたベルト固定用のクランプレバーを設け、クランプレバーを反時計方向に倒してクランプレバーの山形刃をベルトに食い込ませてベルトが固定できる構成とし、バックルの上下側面に溝を設け、その溝に操作体を嵌合させて組付け、操作体が溝に沿ってスライドできる構成とし、その操作体中央に設けた穴に係止爪先端を貫入した状態でバックルと係止爪を支持ピンを打込んで組付け、この状態では、支持ピンと係止爪は締り嵌めで、支持ピンとバックルの取付穴とは、遊嵌であるよう構成し、更に係止爪とバックルの間に圧縮バネを組込み、係止爪先端が常時ベルト側に押付けられるよう構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】バックル表面近くにベルト端が固定されたベルト(1)の他方側内面に間隔を少なくした凹溝を設けた締結手段を備えたベルトにおいて、バックル(2)の上下側面に溝(C)を形成し、この溝に中央穴(4a)を設けた操作体(4)を嵌め込み、溝(C)に沿って操作体(4)が摺動出来て、操作体(4)の中央穴(4a)に係止爪(5)を貫入した状態で係止爪(5)の回転支点となる部分のバックルの穴より係止爪(5)の穴に支持ピン(7)を挿入して係止爪(5)が回転出来るように組立て、バックル(2)と係止爪(5)の間に圧縮バネ(6)を装着した構成とし、操作体の左右の摺動によりベルトの係止、係止解除することを特徴とするベルト。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ベルトをバックルに差込むだけの単動作にて係止して締結状態となり、そのベルト端を被締付体とベルトとの間に収納してベルト端の始末を良くしたものであり、締結解除も単動作で出来るようにしたベルトに関するものである。 【0002】 【従来の技術】衣類等に使用しているベルトは、係止ピンの付いた係止金具にベルトの一方を固定し、複数の穴を縦列にした他方のベルト端を係止金具に通して係止ピンをその穴に通し係止締結する形式のものと、バックルにベルトの一方を固定し他方のベルト端をバックルに通してベルトの裏面から刄付ローラーが偏心回転してベルトを直接噛み食わえて係止締結する形式の2種類に代表されるが、それらいずれもベルト端末はベルトの外側に出ており始末が悪く、更にベルト装着動作が5〜6動作が必要であり、且つバックルについては、出張り寸法が厚く構造上被締付体と平行にならず、差込んだベルトの出口部が被締付体の外周と傾斜をなしており、不都合が多いのとファッション性にも問題がある。更にベルトを解く動作の中で、一度締付動作をしなければ締結解除とならないため、一般産業で使用されている固体の場合は、使用範囲が狭い範囲に限定される。衣類に使用する場合は、殆ど同じ個所で繰返えし係止する場合が多いので、その部分のベルトの変形、ベルトの係止穴の変形、折曲げ等の損傷が発生する欠点がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のバックル付ベルトに於いて、バックルに挿入されたベルトの余り部分がベルトの外側に出ていることは、ベルト余り部分が被締付体側に密着せず、衣類のベルト通し部に届かない場合は、外側へ大きくはみ出し邪魔になったり古くなったベルトに於いては垂れ下ったりして始末が悪く、またバックルの近くのベルトに装着されているベルト通しも繰返えしの使用により変形やすり切れが早く起こりファッション性に欠ける。 【0004】バックルの構造上従来のものは、ベルト締結状態でバックルが被締付体の外周と平行ではなく、ベルト通過側のバックル端が前に突出す形で傾いており、洗車時にこの部分で車に傷をつけたり、スポーツによっては腕が接触する等の不都合があり、セーターとかチョッキ等のニット衣類を着た時はその部分が突出しファッション性にも欠ける。 【0005】従来のベルト装着動作は5〜6動作が必要であり、幼児や障害者等では難かしい動作が含まれる。 【0006】従来のベルトは、係止後に余剰ベルトをベルトに装着されているベルト通しに挿入する際、外側に折曲げる動作があり、繰返えしの使用によりその折曲げ部分の損傷や変形が発生する。 【0007】従来のバックル付ベルトは、バックルを通過したベルト端が外側に出るその構造上、バックルの厚さは現状が限界で薄くすることが出来ないのでバックル部の突出が大きく邪魔になったり不都合がありファッション性を欠く。 【0008】従来のベルトは、締結を解除してベルトを外す動作時に、更に締付ける動作が必要であり、固形体等の場合のリピート用として使用出来ないので、使用範囲が狭い。 【0009】そこで本発明は、上記の課題を解決しようとするものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、バックルとベルトの一方を固定するクランプレバーの位置をバックルの表面近くとし、係止部は、バックルの上下に長溝を形成し、バックルの裏面に相当する部分に穴を設けた操作体を嵌め込み、長溝に沿って操作体が摺動出来るようにし、係止爪の先端を操作体の中央穴に貫入して係止爪とバックルを支持ピンを係止爪が回転出来るように挿入して組付け、係止爪とバックルの間に圧縮バネを挿入して、係止爪先が挿入されるベルト側に押付けられるようにし、挿入されたベルトが係止爪によって係止出来るようにし、バックルに固定されたベルトと反対側のベルトの先の方の裏面に間隔を狭くした凹溝を形成したベルトとし、バックルに挿入されたベルトの凹溝に係止爪が圧縮バネの押圧によりはめ込まれ、ベルトの引き抜き方向に対して係止爪がロックするようにした。係止爪の解除は、操作体をベルト引き抜きと反対方向にスライドさせれば、操作体が係止爪を押上げ係止を解除する手段とした。 【0011】 【作用】このようにすると操作体の上下部を指で持って、他方の指でバックルに固定されたベルト端の反対側のベルトの先の方を持ってバックルに挿入し、必要な締付加減のところで両手を離すだけで係止がなされ締結完了となる。ベルトを解くときは、同様にしてベルトを引き抜く動作をすれば、係止爪が外れてベルトを解くことが出来る。 【0012】 【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて説明すると、図1は本発明の全体構成を示す斜視図、図2は図1のベルト締結完了時のA矢視図、図3は図2のB矢視図、図4は要部の分解斜視図、であって一方側がバックル2の連結部のクランプレバー3を時計方向に90度位起こしてベルトを差込み、クランプレバー3を反時計方向に倒してクランプレバー3の山切刄の部分をベルトに食い込ませて固定されたベルト1の他方側内面に狭い間隔で複数の凹溝8を形成し、バックル2の上下に長溝Cを形成して、中央部に穴Dを設けた操作体4を上下の溝Cにはめ込んで左右にスライドできるように組込み、係止爪5の先を操作体4の穴Dに貫入して係止爪5が回転できる支点位置のバックル2の上下の小穴と、係止爪5の穴に支持ピン7を挿入し、係止爪5が回転できるように形成し、係止爪5とバックル2の間に圧縮バネ6を挿入して係止爪5が挿入されるベルトの裏面に常時押付けられるようにし、係止爪5は余分な回転をしないように時計方向回転はイの部分、反時計方向の回転にはロの部分で止める構成とした。 【0013】上記の構成によりベルトの装着は、片方の指で操作体4の上下部L、M、を持ち、もう一方の指で挿入側ベルトを持ち、ベルトをバックル内にQ→Pの矢印のように挿入すると、操作体4は挿入されるベルト側のF1方向に寄せられて、係止爪5の爪先は圧縮バネ6の力によりベルト裏面側に凹溝8の底よりも若干深く押し付けられているが、ベルトの挿入力にて係止爪5はベルトの裏面の高さ迄押上げられてベルトは挿入される。必要量だけベルトを挿入した後に両手を離せばE3−E2矢印の引張りに対して係止爪5が圧縮バネ6の力によりベルトの凹溝8にはまり込んで、その引張りに対して係止の状態を維持することになる。係止爪5の巾は凹溝の巾より小さくしてある。 【0014】ベルトを解く場合は、上記と同様にして今度はベルトを引抜く方向に動作すると、操作体4はE1方向に移動し操作体4の4b部分が係止爪5を押し上げ、凹溝8から係止爪5を外しベルトは引き抜かれ解くことができる。 【0015】上記の他に、係止爪5を固定されたバネ板にしたり、凹溝8を鋸刃状にした実施例もあり機能は同じであった。 【0016】以上説明した本発明に係る単動作バックル付ベルトは、上記実施例に限定されるものではなく、使用対象により材質、形状、寸法を適応させることはいうまでもない。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、ベルトの一方の固定をバックルの表面近くに形成し、挿入されるもう一方のベルトが被締付体とベルトの間に挿入することが可能になったことにより、余り部分のベルトの始末が大変良くなりファッション性も改善できた。これらの構成によりバックルの傾きもなくなり、厚みも薄くすることができたので、バックルの突出量が減り改善されファッション性が改善された。ベルトの装着は、操作体とベルトを持ってバックルに挿入するだけで係止締結ができ、ベルトを解くのは同様にしてベルトを引き抜くだけで解ける単一動作となり、これらによりベルトの係止穴の変形とか、ベルトの折曲げ損傷等がなくなったことと、幼児や今迄苦労してベルトを装着していた障害者にも簡単に使用できる等の効果が得られた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593023109 【氏名又は名称】坂田 忠雄
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| 【出願日】 |
平成13年11月28日(2001.11.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080045 【弁理士】 【氏名又は名称】石黒 健二
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| 【公開番号】 |
特開2003−159103(P2003−159103A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月3日(2003.6.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−402620(P2001−402620) |
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