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【発明の名称】 ブーツ保形具
【発明者】 【氏名】小林 彰
【住所又は居所】新潟県燕市大字小池3330番地4 株式会社タイガークラウン内

【要約】 【課題】一対の保形体を操作体の下方移動により弾圧保形機構で相互に離反動作させてブーツの対向する内面に弾圧させることができ、離反動作により操作体の各外面でブーツの対向する内面を圧接することができ、保形体の圧接によりブーツを保形することができ、保管時等のブーツの折曲を防いでブーツの表面の皺やひび割れを抑制することができ、ブーツ全体の形崩れを防ぐことができる。

【解決手段】ブーツW内に挿入される基杆体1と、基杆体に上下移動自在に設けられた操作体2と、該ブーツの対向する内面にそれぞれ圧接可能な対向一対の保形体3・3と、対向一対の保形体を該操作体の上方移動により相互に接近動作させてブーツの対向する内面から離反させると共に一対の保形体を操作体の下方移動により相互に離反動作させてブーツの対向する内面に弾圧させる弾圧保形機構4とを具備してなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ブーツ内に挿入される基杆体と、該基杆体に上下移動自在に設けられた操作体と、該ブーツの対向する内面にそれぞれ圧接可能な対向一対の保形体と、該対向一対の保形体を該操作体の上方移動により相互に接近動作させて該ブーツの対向する内面から離反させると共に該一対の保形体を該操作体の下方移動により相互に離反動作させて該ブーツの対向する内面に弾圧させる弾圧保形機構とを具備してなることを特徴とするブーツ保形具。
【請求項2】 上記弾圧保形機構として、上記基杆体の中程部に移動許容口を形成すると共に上記操作体にバネ挿通口を形成し、該バネ挿通口及び移動許容口に上に凸弧状の上板バネの中央部を挿通配置し、該上板バネの両端部をそれぞれ保形体の上部内面に止着し、かつ、上記基杆体の下部にバネ挿通口を形成し、該バネ挿通口に下に凸弧状の下板バネの中央部を挿通配置し、該下板バネの両端部をそれぞれ保形体の下部内面に止着して構成したことを特徴とする請求項1記載のブーツ保形具。
【請求項3】 上記基杆体の上部に吊下部を形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載のブーツ保形具。
【請求項4】 上記保形体をブーツの内面に合う弧状に形成してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のブーツ保形具。
【請求項5】 上記保形体に通気窓を形成してなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のブーツ保形具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば防寒用、防水用の革や合成樹脂製のブーツを保管する際に用いられるブーツ保形具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種、防寒用や防水用ブーツとして、足首部より上部を屈曲可能な軟らかな材質により形成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらブーツを脱いで保管する場合、ブーツの足首部より上部が折曲し易く、ブーツを直立状態に保持することができず、折曲状態で保管されるため、ブーツの表面に皺やひび割れが発生したり、ブーツ全体の形が崩れたり、折曲部分が損傷し易いという不都合を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題を解決することを目的とするもので、本発明のうち、請求項1記載の発明にあっては、ブーツ内に挿入される基杆体と、該基杆体に上下移動自在に設けられた操作体と、該ブーツの対向する内面にそれぞれ圧接可能な対向一対の保形体と、該対向一対の保形体を該操作体の上方移動により相互に接近動作させて該ブーツの対向する内面から離反させると共に該一対の保形体を該操作体の下方移動により相互に離反動作させて該ブーツの対向する内面に弾圧させる弾圧保形機構とを具備してなることを特徴とするブーツ保形具にある。
【0005】又、請求項2記載の発明は、上記弾圧保形機構として、上記基杆体の中程部に移動許容口を形成すると共に上記操作体にバネ挿通口を形成し、該バネ挿通口及び移動許容口に上に凸弧状の上板バネの中央部を挿通配置し、該上板バネの両端部をそれぞれ保形体の上部内面に止着し、かつ、上記基杆体の下部にバネ挿通口を形成し、該バネ挿通口に下に凸弧状の下板バネの中央部を挿通配置し、該下板バネの両端部をそれぞれ保形体の下部内面に止着して構成したことを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記基杆体の上部に吊下部を形成してなることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の発明は、上記保形体をブーツの内面に合う弧状に形成してなることを特徴とするものであり、又、請求項5記載の発明は、上記保形体に通気窓を形成してなることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図7は本発明の実施の形態例を示し、1は基杆体であって、この場合、合成樹脂により製作され、ブーツW内に挿入可能な上下方向に長い棒状に形成され、上部に干物竿等の横杆Hに引掛可能な対向一対の吊下部1a・1aを形成している。
【0007】2は操作体であって、合成樹脂により製作され、基杆体1に上下移動自在に設けられ、操作体2の上部に突鍔部2a・2aを一体に突出形成している。
【0008】3・3は保形体であって、合成樹脂により製作され、ブーツWの対向する内面にそれぞれ圧接可能なブーツWの内面に合う弧状に形成され、保形体3・3に通気窓3aを上下に複数個形成している。
【0009】4は弾圧保形機構であって、この場合、上記基杆体1の中程部に移動許容口1bを形成すると共に上記操作体2にバネ挿通口2b・2bを形成し、このバネ挿通口2b・2b及び移動許容口1bに上に凸弧状の上板バネ4aの中央部を挿通配置し、移動許容口1bの下側内面Kと上板バネ4aとの当接により操作体2の下降限度が定められ、移動許容口1bの上側内面Fと上板バネ4aとの当接により操作体2の上昇限度が定められ、この上板バネ4aの両端部をそれぞれ保形体3・3の上部内面に止着部3b・3b及び係止爪Mにより止着し、かつ、上記基杆体1の下部にバネ挿通口1cを形成し、このバネ挿通口1cに下に凸弧状の下板バネ4bの中央部を挿通配置し、この下板バネ4bの両端部をそれぞれ保形体3・3の下部内面に止着部3c・3c及び係止爪Mにより止着するように構成している。
【0010】しかして、図2の状態において、基杆体1の上部の吊下部1・1と操作体2の上部の突鍔部2a・2aとを手で握持することにより操作体2を基杆体1に沿って上方に引き上げ移動させると、図6の如く、上記上板バネ4a及び下板バネ4bは自己のバネ圧に抗して湾曲弾性変形し、この湾曲変形により対向一対の保形体3・3は想像線位置から実線位置へと相互に接近動作し、逆に、図6の状態において、基杆体1の上部の吊下部1a・1aと操作体2の上部の突鍔部2a・2aとから手を釈放することにより操作体2は上板バネ4a及び下板バネ4bの自己のバネ圧により復元弾性変形し、この復元変形により操作体2は下方移動して一対の保形体3・3は、図6の実線位置から想像線位置へと相互に離反動作するように構成している。
【0011】この実施の形態例は上記構成であるから、図2の状態において、基杆体1の上部の吊下部1・1と操作体2の上部の突鍔部2a・2aとを手で握持することにより操作体2を基杆体1に沿って上方に引き上げ移動させると、図6の如く、弾圧移動機構4の上記上板バネ4a及び下板バネ4bは自己のバネ圧に抗して湾曲弾性変形し、この湾曲変形により対向一対の保形体3・3は想像線位置から実線位置へと相互に接近動作し、この図6の状態において、図7の如く、ブーツW内に挿入し、挿入したのち、操作体2の上部の突鍔部2a・2aから手を釈放することにより操作体2は上板バネ4a及び下板バネ4bの自己のバネ圧により復元弾性変形し、この復元変形により操作体2は下方移動して一対の保形体3・3は、図6の実線位置から想像線位置へと相互に離反動作し、この離反動作により操作体2・2の各外面はブーツWの対向する内面にそれぞれ圧接され、この保形体2・2の圧接によりブーツWを保形することができ、保管時等のブーツの折曲を防いでブーツの表面の皺やひび割れを抑制することができ、ブーツ全体の形崩れを防ぐことができ、さらに、ブーツを起立状態に保管したり、干物竿等の横杆Hにより吊下状態に保持することもでき、使用の利便性を高めることができる。
【0012】又、この場合、上記弾圧保形機構4として、上記基杆体1の中程部に移動許容口1bを形成すると共に上記操作体2にバネ挿通口2bを形成し、バネ挿通口2b及び移動許容口1bに上に凸弧状の上板バネ4aの中央部を挿通配置し、上板バネ4aの両端部をそれぞれ保形体3・3の上部内面に止着し、かつ、上記基杆体1の下部にバネ挿通口1cを形成し、バネ挿通口1cに下に凸弧状の下板バネ4bの中央部を挿通配置し、下板バネ4bの両端部をそれぞれ保形体3・3の下部内面に止着して構成しているから、弾圧保形機構4の構造を簡素化することができ、又、この場合、上記基杆体1の上部に吊下部1aを形成しているので、ブーツWを保形状態で吊下保管することができ、又、この場合、上記保形体3・3をブーツWの内面に合う弧状に形成しているから、ブーツの保形を良好に行うことができ、又、この場合、上記保形体3・3に通気窓3aを形成してなるから、ブーツWの空気の流通が良好になされ、湿気雰囲気を抑制することができる。
【0013】尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、基杆体1、操作体2、保形体3の形状や大きさ、並びに弾圧保形機構4の構造等は適宜変更して設計されるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、対向一対の保形体を操作体の上方移動により弾圧保形機構で相互に接近動作させてブーツの対向する内面から離反させることができ、ブーツ内へ容易に挿入することができ、この一対の保形体を操作体の下方移動により弾圧保形機構で相互に離反動作させてブーツの対向する内面に弾圧させることができ、この離反動作により操作体の各外面でブーツの対向する内面を圧接することができ、この保形体の圧接によりブーツを保形することができ、保管時等のブーツの折曲を防いでブーツの表面の皺やひび割れを抑制することができ、ブーツ全体の形崩れを防ぐことができる。
【0015】又、請求項2記載の発明にあっては、上記弾圧保形機構として、上記基杆体の中程部に移動許容口を形成すると共に上記操作体にバネ挿通口を形成し、バネ挿通口及び移動許容口に上に凸弧状の上板バネの中央部を挿通配置し、上板バネの両端部をそれぞれ保形体の上部内面に止着し、かつ、上記基杆体の下部にバネ挿通口を形成し、バネ挿通口に下に凸弧状の下板バネの中央部を挿通配置し、下板バネの両端部をそれぞれ保形体の下部内面に止着して構成しているから、弾圧保形機構の構造を簡素化することができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記基杆体の上部に吊下部を形成しているので、ブーツを保形状態で吊下保管することができ、又、請求項4記載の発明にあっては、上記保形体をブーツの内面に合う弧状に形成しているから、ブーツの保形を良好に行うことができ、又、請求項5記載の発明にあっては、上記保形体に通気窓を形成してなるから、ブーツの空気の流通が良好になされ、湿気雰囲気を抑制することができる。
【0016】以上、所期の目的を充分達成することができる。
【出願人】 【識別番号】391028719
【氏名又は名称】株式会社タイガークラウン
【住所又は居所】新潟県燕市大字小池3330番地4
【出願日】 平成13年11月28日(2001.11.28)
【代理人】 【識別番号】100092691
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 勇治
【公開番号】 特開2003−159102(P2003−159102A)
【公開日】 平成15年6月3日(2003.6.3)
【出願番号】 特願2001−363156(P2001−363156)