| 【発明の名称】 |
帽 子 |
| 【発明者】 |
【氏名】松本 武士 【住所又は居所】大阪市中央区鎗屋町2−3−6 森内久株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】つば部分の形状を自由に変形して、その形状を安定して維持することができ、これにより、多様な使用方法を可能にすることができ、また、変形させても、跡形が残ることなく容易に元の状態に復元することができ、携帯や保管が便利なように折り畳むことができる帽子を提供すること。
【解決手段】帽子を構成する材料に、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いてなることを特徴とする帽子。 【請求項2】 つば部分のみに、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いてなることを特徴とする請求項1記載の帽子。 【請求項3】 金属箔に、多数の小孔を形成した金属箔を用いてなることを特徴とする請求項1記載の帽子。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、帽子に関するものであり、特に、つば部分の形状を自由に変形して、その形状を安定して維持することができ、これにより、多様な使用方法を可能にすることができ、また、変形させても、跡形が残ることなく容易に元の状態に復元することができ、携帯や保管が便利なように折り畳むことができる帽子に関するものである。 【0002】 【従来の技術】帽子には、大きく分けて、キャップ形状のものと、ハット形状のものとがあるが、いずれも、全体を柔軟な素材で形成した特殊な帽子を除いて、保形性を持たせるため、特に、つば部分に厚い布、合成樹脂板、板紙等の芯材を配するようにしているため、つば部分の形状を自由に変形して、その形状を安定して維持することができるものはなく、このため、1つの帽子で多様な使用方法(例えば、つば部分による日陰の領域の大きさを変更できるようにすること)を提供するものはなかった。 【0003】また、つば部分に厚い布、合成樹脂板、板紙等の芯材を配するようにすると、つば部分を折り畳むことができず、また、誤ってつば部分を折ってしまった場合には、折れた跡形が残るため、携帯や保管時に、帽子の嵩を低くすることは困難であった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の帽子の有する問題点に鑑み、つば部分の形状を自由に変形して、その形状を安定して維持することができ、これにより、多様な使用方法を可能にすることができ、また、変形させても、跡形が残ることなく容易に元の状態に復元することができ、携帯や保管が便利なように折り畳むことができる帽子を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の帽子は、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いてなることを特徴とする。 【0006】この帽子は、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いるようにしているので、例えば、つば部分の形状を自由に変形すると、表布と裏布の間に配した金属箔の作用によって、その形状を安定して維持することができ、これにより、多様な使用方法を可能にすることができ、変形させても、金属箔は表布及び裏布に皺を生じさせることなく元の状態に戻って、その形状を安定して維持することができる。 【0007】この場合において、つば部分のみに、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いることができる。 【0008】これにより、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いたつば部分によって、帽子の保形性を維持することができ、帽子本体を構成する材料には制約がないため、例えば、帽子本体には、通気性を有する材料を用いる等、多様な形態の帽子を提供することができる。 【0009】また、金属箔に、多数の小孔を形成した金属箔を用いることができる。 【0010】これにより、帽子本体に、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いても、通気性を有する蒸れにくい帽子を提供することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の帽子の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0012】本発明は、図1に示すようなキャップ形状の帽子にも、また、図2に示すようなハット形状の帽子にも適用することができるもので、帽子本体を構成する材料に、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いるようにしたものである。 【0013】この場合において、表布及び裏布には、通常、帽子に用いられる織布、編布、不織布、人工皮革、合成樹脂フィルム等の任意の材料を用いることができ、布を構成する繊維の種類も、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレン、ポリウレタン、アセテート、レーヨン等の合成繊維、綿、麻、羊毛、絹等の天然繊維等の任意の繊維を用いることができる。なお、表布及び裏布を構成する布には、帽子の用途等に応じて、コーティング、ラミネート等の表面処理を施すことができる。 【0014】表布と裏布の間に配設する金属箔には、アルミニウム、亜鉛、銀等の適度の柔軟性と折り曲げに対する耐性及び復元性を備えた、厚さ数十μm〜数百μm程度の金属箔を用いることができる。 【0015】そして、表布及び裏布と金属箔を、適宜の接着剤(表布及び裏布と金属箔を接着し、剥離しないものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、ウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、アクリルウレタン樹脂、ウレタンフッ素樹脂、ポリエステル共重合樹脂等の任意の接着剤)を使用して、接着、一体化して、積層体を得るようにする。 【0016】このようにして得た帽子は、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いるようにしているので、例えば、つば部分2の形状を自由に変形すると、表布と裏布の間に配した金属箔の作用によって、その形状を安定して維持することができ、これにより、多様な使用方法(例えば、日射が強い日中には、つば部分2は下げ、日射が弱い朝夕には、つば部分2は上げたり、さらには、部分的に折り曲げる等、つば部分2による日陰の領域の大きさを変更する等)を提案できる、遊び感覚のある帽子を提供することができるものとなる。また、つば部分2を折り畳んでも、金属箔は表布及び裏布に皺を生じさせず、跡形が残ることなく容易に元の状態に復元することができるため、携帯や保管が便利なように自由に折り畳むことができる帽子を提供することができるものとなる。 【0017】ところで、この場合、つば部分のみ2に、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いることができる。これにより、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いたつば部分2によって、帽子の保形性を維持することができ、帽子本体1を構成する材料には制約がないため、例えば、帽子本体には、通気性を有する材料を用いる等、多様な形態の帽子を提供することができるものとなる。 【0018】また、金属箔に、多数の小孔、例えば、直径1〜数mm程度の小孔を多数形成した金属箔を用いることができる。これにより、帽子本体2に、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いても、通気性を有する蒸れにくい帽子を提供することができるものとなる。 【0019】以上、本発明の帽子について、その一実施例に基づいて説明したが、本発明の帽子は、この実施例の記載に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することが可能である。 【0020】 【発明の効果】本発明の帽子によれば、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いるようにしているので、例えば、つば部分の形状を自由に変形すると、表布と裏布の間に配した金属箔の作用によって、その形状を安定して維持することができ、これにより、多様な使用方法を可能にすることができ、変形させても、金属箔は表布及び裏布に皺を生じさせることなく元の状態に戻って、その形状を安定して維持することができる。これにより、例えば、つば部分による日陰の領域の大きさを変更できるようにした帽子等、多様な使用方法を提案できる、遊び感覚のある帽子を提供することができる。また、つば部分を折り畳んでも、跡形が残ることなく容易に元の状態に復元することができるため、携帯や保管が便利なように自由に折り畳むことができる帽子を提供することができる。 【0021】また、つば部分のみに、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いることにより、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いたつば部分によって、帽子の保形性を維持することができ、帽子本体を構成する材料の材料には制約がないため、例えば、帽子本体には、通気性を有する材料を用いる等、多様な形態の帽子を提供することができる。 【0022】また、金属箔に、多数の小孔を形成した金属箔を用いることにより、帽子本体に、表布と裏布の間に金属箔を配して一体化してなる積層体を用いても、通気性を有する蒸れにくい帽子を提供することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】598056272 【氏名又は名称】森内久株式会社 【住所又は居所】大阪市中央区鎗屋町2−3−6
|
| 【出願日】 |
平成14年5月30日(2002.5.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102211 【弁理士】 【氏名又は名称】森 治 (外1名)
|
| 【公開番号】 |
特開2003−342821(P2003−342821A) |
| 【公開日】 |
平成15年12月3日(2003.12.3) |
| 【出願番号】 |
特願2002−156698(P2002−156698) |
|