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【発明の名称】 ヘルメット
【発明者】 【氏名】高橋 昌尚
【住所又は居所】東京都中央区新富2丁目8番1号 株式会社アトム内

【要約】 【課題】ある程度のサイズ調整ができ、頭部にフィットし外観上も優れた多目的用のヘルメットを提案すること。

【解決手段】ヘルメット1の装着者の頭部を覆うためのヘルメット本体部分2は外側シェル6を備え、この外側シェル6は面外剛性の高い素材から形成された硬質シェル部分7と面外剛性の低い素材から形成された軟質シェル部分8と、前記硬質シェル部分における頭部外周方向に離れている部分の間に架け渡したサイズ調整用の紐9とを備えている。硬質シェル部分7によって所定の頭部保護機能を実現することができ、また硬質シェル部分7及び軟質シェル部分8の素材及び形状、色合い等を適切に設定することにより外観デザインの優れたヘルメットを実現できる。サイズ調整用の紐により装着者の頭部サイズに対応させることができるので、従来のような頭部サイズに合わせるための頭部バンド等を取り付ける必要がなく頭部にフィットしたヘルメットを実現できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 装着者の頭部を覆うためのヘルメット本体部分を有し、このヘルメット本体部分は、装着者の頭部に接する内側シェルと、この内側シェルの外周面に取り付けた外側シェルとを備え、前記外側シェル部分は、面外剛性の高い素材から形成された硬質シェル部分と面外剛性の低い素材から形成された軟質シェル部分と、前記硬質シェル部分における頭部外周方向に離れている部分の間に架け渡したサイズ調整用の紐とを備えており、前記サイズ調整用の紐により前記頭部外周方向に離れている部分の間隔を調整することにより、装着者の頭部サイズに対応可能となっていることを特徴とするヘルメット。
【請求項2】 請求項1において、前記ヘルメット本体部分の前縁部分に形成された庇部分を有しており、この庇部分は、前記内側シェルあるいは前記外側シェルから連続している固定側庇部分と、この固定側庇部分に取り外し可能な状態で取り付けられている取り外し側庇部分とを備えていることを特徴とするヘルメット。
【請求項3】 請求項1または2において、ヘルメット本体部分を装着者の頭部に固定するためのあごバンドを有し、このあごバンドは、前記ヘルメット本体部分の左右の開口縁部分にそれぞれ取り付けられた第1および第2のバンドと、これら第1および第2のバンドを長さ調整可能な状態で、且つ取り外し可能な状態で相互に連結している連結具とを備えており、前記外側シェル部分の外周面には、連結が解除された前記第1および第2のバンドを収納するために、当該外周面に沿って形成されたバンド収納溝が形成されていることを特徴とするヘルメット。
【請求項4】 請求項3において、前記バンド収納溝に収納された前記第1および第2のバンドを前記連結具により前記外側シェルの頂部で連結した状態において、当該連結部分を覆い隠す状態で当該連結部分を外側シェルの頂部に固定するバンド固定部を有していることを特徴とするヘルメット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常の帽子を着用する場面などにおいても使用可能な多目的用のヘルメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘルメットは、運動や工事現場などにおいて頭部を保護するために着用されている。従って、ヘルメット全体が剛性の高いプラスチック成形品などからなるシェルによって形成されているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、通学、通勤のための自転車に乗る場合や、レクリエーションのために軽い運動をする場合、あるいは、足腰の弱い老人などが散歩を行う場合にも、頭部保護用のヘルメットは必要である。このような場合には、運動選手や工事現場で着用されている所定の安全基準を満たすような強固なヘルメットを着用する必要はないが、転倒した場合などのためには頭部保護用の帽子を着用することが望ましい。
【0004】しかしながら、従来においては、このような用途で着用するのに適したヘルメットは何ら提案されていない。
【0005】本発明の課題は、所定の頭部保護機能を備えていると共にデザイン性にも優れた多目的用のヘルメットを提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、本発明のヘルメットは、装着者の頭部を覆うためのヘルメット本体部分を有し、このヘルメット本体部分は、装着者の頭部に接する内側シェルと、この内側シェルの外周面に取り付けた外側シェルとを備え、前記外側シェルは、面外剛性の高い素材から形成された硬質シェル部分と面外剛性の低い素材から形成された軟質シェル部分と、前記硬質シェル部分における頭部外周方向に離れている部分の間に架け渡したサイズ調整用の紐とを備えており、前記サイズ調整用の紐により前記頭部外周方向に離れている部分の間隔を調整することにより、装着者の頭部サイズに対応可能となっていることを特徴としている。
【0007】本発明のヘルメットは、外側シェルが硬質シェル部分と軟質シェル部分から形成されており、硬質シェル部分によって所定の頭部保護機能を実現することができ、また、硬質シェル部分および軟質シェル部分の素材および形状、色合いなどを適切に設定することにより外観デザインの優れたヘルメットを実現できる。
【0008】また、サイズ調整用の紐を緊結することにより、装着者の頭部サイズに対応させることができるので、従来のような頭部サイズに合わせるための頭部バンドなどを取り付ける必要がないので、頭部にフィットしたヘルメットを実現できる。
【0009】次に、本発明のヘルメットは、前記ヘルメット本体部分の前縁部分に形成された庇部分を備えた構成とすることができる。この場合には、この庇部分は、前記内側シェルあるいは前記外側シェルから連続している固定側庇部分と、この固定側庇部分に取り外し可能な状態で取り付けられている取り外し側庇部分とを備えた構成とすることができる。このようにすれば、装着者の嗜好に応じて、大小の庇付きのヘルメットに変えることができるので、便利である。
【0010】また、本発明のヘルメットは、ヘルメット本体部分を装着者の頭部に固定するためのあごバンドを備えた構成とすることができる。この場合には、このあごバンドは、前記ヘルメット本体部分の左右の開口縁部分にそれぞれ取り付けられた第1および第2のバンドと、これら第1および第2のバンドを長さ調整可能な状態で、且つ取り外し可能な状態で相互に連結している連結具とを備えた構成とし、前記外側シェル部分の外周面には、連結が解除された前記第1および第2のバンドを収納するために、当該外周面に沿って形成されたバンド収納溝を形成した構成とすることができる。このようにすれば、必要な場合にはあごバンドを結び、ヘルメットが外れないように頭部に固定することができ、また、あごバンドを使用しない場合には、それを邪魔にならないように、しかも、ヘルメットの外観デザインを阻害しないように収納することができる。さらには、あごバンド収納時にはあごバンドによってヘルメット外観が変化するので、デザイン上の点からも望ましい。
【0011】また、この場合においては、前記バンド収納溝に収納された前記第1および第2のバンドを前記連結具により前記外側シェルの頂部で連結した状態において、当該連結部分を覆い隠す状態で当該連結部分を外側シェルの頂部に固定するバンド固定部を有していることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明を適用したヘルメットの実施例を説明する。
【0013】(実施例1)図1〜図8には、本発明の実施例1に係るヘルメットを示してある。図1は本例のヘルメット1の右側側面図であり、図2は正面図であり、図3は背面図であり、図4は平面図である。本例のヘルメット1は、装着者の頭部を覆うためのヘルメット本体部分2と、この前側の開口縁部分に取り付けた三日月状の庇3と、ヘルメット本体部分2の左右および後側の開口縁部分に取り付けられているあごバンド4とを有している。
【0014】ヘルメット本体部分2は、装着者の頭部に接する内側シェル5(後述の図8参照)と、この内側シェル5が内周面に取り付けられている外側シェル6とを備えている。外側シェル6は、面外剛性の高いプラスチックなどの素材から形成された硬質シェル部分7と、面外剛性の低い厚手の不織布などの素材から形成された軟質シェル部分8と、硬質シェル部分7における頭部外周方向に離れている部分の間に架け渡したサイズ調整用の紐9とを備えている。
【0015】本例の硬質シェル部分7は、ヘルメット本体部分2における左右の部分から後側の部分を覆う形状とされ、その頂部から前側部分に亘って開口が形成され、この開口は、硬質シェル部分7の裏面側に貼り付けた軟質シェル部分8によって覆われている。硬質シェル部分7の左右の部分7a、7bの間にサイズ調整用の紐9が架け渡されている。硬質シェル部分7の左右の部分7a、7bを紐9によって相互に接近する方向に引き寄せると、この硬質シェル部分7の開口縁部分が全体として円周方向に窄まる。よって、ある程度の範囲内で、紐9によって、装着者の頭部サイズに合うように、ヘルメット本体部分2のサイズを調整できる。
【0016】次に、あごバンド4はヘルメット本体部分2を装着者の頭部に固定するためのものであり、左側バンド部分11と、右側バンド部分12と、これらがヘルメット後側で繋がっている後側部分13を備えた皮革などから形成されたものである。左側バンド部分11の先端には金具などからなるバンド通し孔14が取り付けられている。右側バンド部分12の先端部分の表面には、一定長さの雄側および雌側の面ファスナ15、16がバンド長さ方向に沿って一定の間隔で取り付けられている。従って、バンド通し孔14に通した右側バンド部分12における面ファスナ15、16を相互に貼り合わせる位置を調整することにより、あごバンド4の長さを調整して、ヘルメット1が移動しないように装着者の頭部に固定できる。
【0017】ここで、ヘルメット本体部分2における硬質シェル部分7の外周表面には、あごバンド4を収納するためのバンド収納部が形成されている。すなわち、硬質シェル部分7の左側部分7aおよび右側部分7bのそれぞれには、左右のバンド部分11、12を上方に折り曲げて球面状の硬質シェル部分7の外周表面に沿って配置した場合における、これらバンド部分11、12に対応する形状の二又状に分岐しているバンド収納溝21、22が形成されている。同様に、硬質シェル部分7の後側部分7cにも、あごバンド4の後側部分13を上方に折り曲げて球面状の硬質シェル部分7の外周表面に沿って配置した場合における、当該後側部分7cに対応する形状のバンド収納凹部23が形成されており、このバンド収納凹部23は左右のバンド収納溝21、22に連続している。
【0018】図5はあごバンド4を外した状態を示すヘルメットの正面図であり、図6は外したあごバンド4の左右のバンド部分11、12をバンド収納溝21、22およびバンド収納凹部23に収納して再び連結した状態を示すヘルメットの平面図である。ヘルメット本体部分2の頂部は軟質シェル部分8によって形成されており、この軟質シェル部分8におけるヘルメット頂部よりも前側の位置には、収納状態のあごバンド4をその状態に保持すると共に、左右のバンド部分11、12の連結部分を覆い隠すための皮革などからなるタグ24が取り付けられている。このタグ24の裏面先端部分には雄側あるいは雌側の面ファスナ25が縫い付けられている。このタグ24により左右のバンド部分11、12を覆った状態において、当該タグ24の面ファスナ25が位置する部分には、雌側あるいは雄側の面ファスナ26が軟質シェル部分8に縫い付けられている。
【0019】従って、図5に示すようにあごバンド4を外した後に、上に折り曲げて、バンド収納溝21、22および凹部23に収納して、図6に示すようにヘルメット頂部で相互に連結した後に、タグ24で当該連結部分を覆って、面ファスナ25を面ファスナ26に貼り合わせると、あごバンド4の収納状態が形成される(後述の図7参照)。
【0020】次に、本例のヘルメット1の庇3は、内側シェル5あるいは外側シェル6から連続して前方に突出している固定側庇部分31と、この固定側庇部分31に取り外し可能な状態で取り付けられている取り外し側庇部分32から構成されている。図7は、取り外し側庇部分32を取り外した状態を示すヘルメットの平面図であり、図8は同一の状態におけるヘルメットの裏面図である。本例の固定側庇部分31は外側シェル6の軟質シェル部分8の前縁部分から前方に突出している。勿論、この固定側庇部分31を硬質シェル部分7の前縁部分に一体形成したものとしてもよい。
【0021】取り外し側庇部分32は、例えば硬質シェル部分7と同一素材から形成された硬質のものであり、その中央部分が矩形状態で一段下がった凹部32aとされており、この凹部32aの両側には前後方向に延びる差込用スリット32b、32cが形成されている。固定側庇部分31をこれら差込用スリット32b、32cに差し込むと、取り外し側庇部分32における凹部32aの表面と、当該取り外し側庇部分32の左右の部分の裏面との間に固定側庇部分31が保持された状態が形成される。換言すると、取り外し側庇部分32が固定側庇部分31に対して上下の位置が規定された状態で取り付けられる。
【0022】また、取り外し側庇部分32の左右の部分には固定用のタグ33、34が取り付けられており、これらのタグ33、34の表面には面ファスナ33a、34aが縫い付けられている。固定側庇部分31の左右の端部の裏面には、これらの面ファスナ33a、34aに対応する位置に面ファスナ35、36が縫い付けられている。従って、取り外し側庇部分32を固定側庇部分31に対して取り外し可能な状態で取り付けることができる。
【0023】(実施例2)図9〜図15は本発明の実施例2に係るヘルメットを示す図であり、図9はその左前側から見た場合の斜視図、図10は左後側から見た場合の斜視図、図11は左側側面図、図12は正面図、図13は背面図、図14は平面図、図15は裏面図である。これらの図を参照して説明すると、本例のヘルメット101は、装着者の頭部を覆うためのヘルメット本体部分102と、この前側の開口縁部分に取り付けた三日月状の庇103と、ヘルメットサイズ調整用の紐109とを有している。
【0024】ヘルメット本体部分102は、装着者の頭部に接する内側シェル105と、この内側シェル105が内周面に取り付けられている外側シェル106とを備えている。外側シェル106は、面外剛性の高いプラスチックなどの素材から形成された硬質シェル部分107と、面外剛性の低い厚手の不織布などの素材から形成された軟質シェル部分108とを備えており、硬質シェル部分107における頭部外周方向に離れている部分の間にはサイズ調整用の紐109を架け渡してある。
【0025】本例の硬質シェル部分107は、ヘルメット本体部分102における左右に形成された逆V字状部分111、112と、この部分からヘルメット開口縁に沿って後方に延びている連続部分113、114と、ヘルメットの頂部および後側の部分を覆っている後側部分115を備えており、この後側部分115に左右の連続部分113、114が連続している。
【0026】また、後側部分115の後端中央には左右に長い楕円状の開口116が形成され、ヘルメット開口縁部分は、この開口116に連続している縦スリット117によって左右に分離している。さらに、本例では、左右の逆V字状部分111、112の前端縁から前方に連続して、庇左側端部分118、119が一体形成されている。なお、硬質シェル部分107の後側部分115の上下方向の中程の位置には、ロゴマークが表示された表示面120が形成されている。
【0027】次に軟質シェル部分108は、硬質シェル部分107によって囲まれているヘルメット前側部分を覆っており、不織布などからなる厚手の素材から形成されている。本例の軟質シェル部分108は、その左右および後側の縁が硬質シェル部分107の左右および後側の部分の裏面に取り付けられている。また、その前縁からは、庇部分121が連続して延びている。本例の軟質シェル部分108においては、その前側部分に円弧状の縫い合わせ線122が現れており、デザイン上の変化が付けられている。
【0028】ここで、本例のサイズ調整用の紐109は、図15から分かるように、ヘルメット開口縁を規定している硬質シェル部分107の開口縁に取り付けた筒123a、123b、123cを通して引き回されて、その後端中央位置において、長さ調整具124に連結されている。また、硬質シェル部分107における左右の逆V字状部分111、112においては、これらの間に形成されている紐通し孔111a、112aに架け渡された状態になっている。
【0029】この紐109を引張ってその長さを調整すると、硬質シェル部分107の開口縁が全体として窄まるので、ヘルメットサイズを調整できる。よって、サイズ調整用のヘッドバンドなどが不要となり、また、ヘルメットが頭部にフィットした状態で装着されるので、装着感および見た目も良いという利点がある。
【0030】(実施例3)図16〜図19は本発明の実施例3に係るヘルメットを示す図であり、図16はその右側側面図、図17は平面図、図18は正面図、図19は背面図である。本例のヘルメット201は、装着者の頭部を覆うためのヘルメット本体部分202と、この前側の開口縁部分に取り付けた三日月状の庇203と、ワイヤ209とを有している。
【0031】ヘルメット本体部分202は、装着者の頭部に接する内側シェル(図示せず)と、この内側シェルが内周面に取り付けられている外側シェル206とを備えている。外側シェル206は、面外剛性の高いプラスチック、軽量金属などの素材から形成された硬質シェル部分207と、面外剛性の低い厚手の不織布などの素材から形成された軟質シェル部分208とを備えており、硬質シェル部分207における頭部外周方向に離れている部分の間にはワイヤ209を架け渡してある。
【0032】本例の硬質シェル部分207は、ヘルメット前側部分の開口縁に沿って形成されているほぼ一定幅の前側部分211と、ヘルメット後側部分を覆っている後側部分212とを備えている。これら前側部分211および後側部分212における開口縁側の部分には2本のワイヤ209が円周方向に引き回されている。
【0033】これら前側部分211および後側部分212の裏面側の内周面には軟質シェル部分208が接合されており、ヘルメット頂部から硬質シェル部分207の前側部分211までを覆っている前側部分221は織り目の細かな素材から形成されており、この部分の前端縁には庇203が一体形成されている。軟質シェル部分208の後側部分222は織り目の粗いメッシュ状の素材から形成されている。この後側部分222は、硬質シェル207における前後の部分211、212の間の隙間部分、および当該後側部分212に形成した開口212aから露出している。
【0034】本例のヘルメット201では、その硬質シェル部分207の開口縁に沿ってワイヤー209がループ状に取り付けられている。このワイヤー209を引っ張ることにより、硬質シェル部分207の前後の部分211、212の隙間207aを調整でき、これによって、ヘルメットサイズを調整できる。また、硬質シェル部分207とワイヤ209とによって、ヘルメットに所定の剛性を不要することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のヘルメットでは、装着者の頭部を覆うためのヘルメット本体部分が、装着者の頭部に接する内側シェルと、この内側シェルの外周面に取り付けた外側シェルから構成され、外側シェルが、面外剛性の高い素材から形成された硬質シェル部分と面外剛性の低い素材から形成された軟質シェル部分と、硬質シェル部分における頭部外周方向に離れている部分の間に架け渡したサイズ調整用の紐とを備えている。
【0036】本発明のヘルメットは、外側シェルが硬質シェル部分と軟質シェル部分から形成されており、硬質シェル部分によって所定の頭部保護機能を実現することができ、また、硬質シェル部分および軟質シェル部分の素材および形状、色合いなどを適切に設定することにより外観デザインの優れたヘルメットを実現できる。
【0037】また、サイズ調整用の紐を緊結することにより、所定の範囲内において装着者の頭部サイズに対応させることができるので、従来のような頭部サイズに合わせるための頭部バンドなどを取り付ける必要がなく、頭部にフィットしたヘルメットを実現できる。
【0038】次に、本発明のヘルメットでは、ヘルメット本体部分の前縁部分に形成された庇部分が、内側シェルあるいは外側シェルから連続している固定側庇部分と、この固定側庇部分に取り外し可能な状態で取り付けられている取り外し側庇部分とを備えた構成となっている。従って、装着者の嗜好に応じて、大小の庇付きのヘルメットに変えることができるので、便利である。
【0039】また、本発明のヘルメットでは、ヘルメット本体部分を装着者の頭部に固定するためのあごバンドが、ヘルメット本体部分の外側シェル部分の外周面に形成したバンド収納溝に収納可能となっている。従って、必要な場合にはあごバンドを結び、ヘルメットが外れないように頭部に固定することができ、また、あごバンドを使用しない場合には、それを邪魔にならないように、しかも、ヘルメットの外観デザインを阻害しないように収納することができる。さらには、あごバンド収納時にはあごバンドによってヘルメット外観が変化するので、デザイン上の点からも望ましい。
【出願人】 【識別番号】502134638
【氏名又は名称】株式会社アトム
【住所又は居所】東京都中央区新富2丁目8番1号
【出願日】 平成14年4月15日(2002.4.15)
【代理人】 【識別番号】100099564
【弁理士】
【氏名又は名称】市原 俊一 (外1名)
【公開番号】 特開2003−306823(P2003−306823A)
【公開日】 平成15年10月31日(2003.10.31)
【出願番号】 特願2002−112053(P2002−112053)