| 【発明の名称】 |
首保護部材付ヘルメット |
| 【発明者】 |
【氏名】小玉 善人 【住所又は居所】埼玉県越谷市南越谷1−21−2 株式会社中央住宅内
【氏名】渋川 和明 【住所又は居所】東京都渋谷区広尾5−4−3 ミドリ安全株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ヘルメットを装着した状態で、後頭部及び頸筋に加わる衝撃を緩和する。
【解決手段】頭部を覆う帽体1の内面に、頭部に伝わる衝撃を緩和するための衝撃吸収ライナ2を固着する。衝撃吸収ライナ2の内側に、帽体1を頭部に保持するための着装体3を配置する。着装体3のハンモック5の下部にバックバンド11を支持し、バックバンド11に後頭部及び頸筋を覆うカバー12をジッパ13を介して着脱自在に装着し、カバー12に設けた袋部14に後頭部及び頸筋を衝撃から保護するためのパッド15を収容する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 頭部を覆う帽体と、該帽体の内面に固着して頭部に伝わる衝撃を緩和する衝撃吸収ライナと、該衝撃吸収ライナの内側に配置して前記帽体を頭部に保持する着装体とから成るヘルメットにおいて、後頭部及び頸筋を保護するためのパッドを有する柔軟なカバーを前記帽体又は前記着装体に着脱自在に取り付けたことを特徴とする首保護部材付ヘルメット。 【請求項2】 前記カバーはジッパにより着脱するようにした請求項1に記載の首保護部材付ヘルメット。 【請求項3】 前記パッドは前記カバーに着脱自在とした請求項1に記載の首保護部材付ヘルメット。 【請求項4】 前記カバーに前記パッドを収容するための袋部を設けた請求項3に記載の首保護部材付ヘルメット。 【請求項5】 頭部を覆う帽体と、該帽体の内面に固着して頭部に伝わる衝撃を緩和する衝撃吸収ライナと、該衝撃吸収ライナの内側に配置して前記帽体を頭部に保持する着装体とから成るヘルメットにおいて、後頭部及び頸筋を保護するためのパッドを着脱自在に有する柔軟なカバーを前記帽体又は前記着装体に取り付けると共に、前記パッドを外した状態の前記カバーを細長く纏めて収容する包体を備えたことを特徴とする首保護部材付ヘルメット。 【請求項6】 前記包体に収容した前記カバーは、前記帽体と前記着装体の間に装入するようにした請求項5に記載の首保護部材付ヘルメット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、後頭部及び頸筋を衝撃から保護するためのパッドを備えた首保護部材付ヘルメットに関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、工場や建設現場等では、作業用ヘルメットの着用が労働安全基準法や社内規定等によって義務付けられている。この種のヘルメットは頭部を覆う帽体、この帽体の内面に固着して頭部に伝わる衝撃を緩和する衝撃吸収ライナ、この衝撃吸収ライナの内側に配置して帽体を頭部に保持する着装体等から構成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のこの種のヘルメットは物体の落下による怪我、着用者の墜落による怪我等を防止することはできるが、後頭部及び頸筋に飛来する物体を遮ぎることはできず、例えば不時に延髄に大きい衝撃が加わった場合には致命的となることもある。 【0004】本発明の目的は、上述した課題を解決し、後頭部及び首筋に伝わる衝撃を緩和し得る首保護部材付ヘルメットを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明に係る首保護部材付ヘルメットは、頭部を覆う帽体と、該帽体の内面に固着して頭部に伝わる衝撃を緩和する衝撃吸収ライナと、該衝撃吸収ライナの内側に配置して前記帽体を頭部に保持する着装体とから成るヘルメットにおいて、後頭部及び頸筋を保護するためのパッドを有する柔軟なカバーを前記帽体又は前記着装体に着脱自在に取り付けたことを特徴とする。 【0006】本発明に係る首保護部材付ヘルメットは、頭部を覆う帽体と、該帽体の内面に固着して頭部に伝わる衝撃を緩和する衝撃吸収ライナと、該衝撃吸収ライナの内側に配置して前記帽体を頭部に保持する着装体とから成るヘルメットにおいて、後頭部及び頸筋を保護するためのパッドを着脱自在に有する柔軟なカバーを前記帽体又は前記着装体に取り付けると共に、前記パッドを外した状態の前記カバーを細長く纏めて収容する包体を備えたことを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は頭部に被せた状態の第1の実施の形態の部分断面図、図2は背面図である。頭部を覆う帽体1の内面には、頭部に伝わる衝撃を緩和するための衝撃吸収ライナ2が固着されている。そして、衝撃吸収ライナ2の内側には、帽体1を頭部に保持するための着装体3が配置されている。 【0008】着装体3は環紐相当部4、ハンモック5及びヘッドバンド6から成っており、ハンモック5の下端部は帽体1の図示しない固定部に固定されている。そして、ハンモック5の下端部には左右1対の耳掛け紐7が取り付けられ、これらの左右の耳掛け紐7には顎紐8が取り付けられている。 【0009】例えば、帽体1は硬質な合成樹脂材料から成形され、衝撃吸収ライナ2には発砲樹脂が使用されている。また、着装体3の環紐相当部4には合成皮革が使用され、ハンモック5は布製とされ、ヘッドバンド6は合成樹脂製とされている。 【0010】ここで、着装体3のハンモック5の下端部には、頭部の略後半部を囲む合成樹脂製のバックバンド11が、ヘッドバンド6の外側に間隔をおいて取り付けられている。この場合に、バックバンド11のスリット11aにハンモック5が挿入され、ハンモック5の下端部が帽体1の固定部に固定されていることにより、バックバンド11の下方への脱落が防止されている。 【0011】バックバンド11には、後頭部及び頸筋を保護するためのカバー12がジッパ13を介して着脱自在に装着されている。このカバー12は例えば幅約25cm、長さ約20cmの布製とされ、後頭部と頸筋を囲むように垂らすことができる形状とされている。カバー12の内面には袋部14が縫着され、袋部14には後頭部と頸筋、特に延髄に加わる衝撃を緩和するために、スポンジ、ゴム、ゲル物質の包装体等の柔軟性を有し厚みのある緩衝材から成るパッド15が収容されている。 【0012】このヘルメットを使用する際には、カバー12をバックバンド11にジッパ13を介して装着し、袋部14にパッド15を収容する。そして、カバー12を後ろ側にして頭部に被り、耳掛け紐7を耳部に掛け、顎紐8を顎に掛けて締め付けると、顎紐8は耳掛け紐7と着装体3を介して帽体1を頭部に保持する。 【0013】この第1の実施の形態では、パッド15により後方から後頭部及び頸筋に加わる衝撃を緩和できる。また、カバー12は夏期には後頭部及び頸筋を直射日光から保護することができ、冬期には風除けとなる。そして、カバー12が不要な場合には、ジッパ13により容易に取り外すことができる。 【0014】図3は第2の実施の形態の部分断面図であり、第1の実施の形態と同一の符号は、同じ部材を示している。この第2の実施の形態では、カバー12はヘッドバンド11にジッパ13を介することなく直接取り付けられている。 【0015】図4の要部拡大断面図にも示すように、細長く丸めた状態のカバー12を包むための帯状の包体16、17がカバー12の両側に縫着されている。これらの包体16、17はカバー12と同様な材料で造られ、それらの下端部には、相互に噛合し得るジッパ18がそれぞれ設けられている。 【0016】この第2の実施の形態においてカバー12を使用する必要がない場合には、バッド15を袋部14から取り出す。そして、カバー12を下端部から内方又は外方に丸め、細長く纏めて包体16、17の間に押し込み、包体16、17の端部を合わせて両者のジッパ18を閉じる。このとき、図5に示すように包体16、17は帽体1から部分的に露出してその下縁に沿って位置する。 【0017】この状態でヘルメットを頭部に被ると、図6に示すように包体16、17が後頭部を包囲し、衝撃が後頭部に伝わることを防止することもできる。一方、カバー12を使用する場合には、包体16、17のジッパ18を開いてカバー12を取り出して垂らし、袋部14にパッド15を収容すればよい。この第2の実施の形態では、カバー12をバックバンド11に取り付けたので、カバー12を紛失することがなく、簡便に取り出すことができる。 【0018】なお、上述の第1、第2の実施の形態では、カバー12の袋部14に後頭部及び頸筋を保護するためのパッド15を収容したが、袋部14を使用することなくパッド15をカバー12に固定してもよい。或いは、袋部14以外の方法でパッド15をカバー12に取り付けてもよい。そして、夏期又は冬期には、袋部14内に市販の保冷材パック又は保温材パックを収容してパッド15の代りとすることができる。この場合には、袋部14は熱伝達の観点から網目とすることが好ましい。 【0019】更に、カバー12は通常では首筋から離れた状態で保持されているので、パット15の代りに収納した保冷材パックや保温材パックが、必要以上の長い時間に渡って着用者の後頭部や頸筋に触れないようにすることができる。また、冷やし過ぎによる不快感や低温火傷などを防止できると共に、袋部14を編目とし、かつ保冷材パックを収納した場合には、着用者が特に暑さを感じたときに、手でカバー12を頸筋に押し付けることにより、保冷材パックを接触させることができ、着用者は強い冷却感が得られる。 【0020】また、パッド15を使用することがない場合には、カバー12だけで日除け風除けとすることができる。カバー12を装着するためにジッパ13を使用し、包体16、17を閉じるためにジッパ18を使用したが、これらのジッパ13、18の代りに面ファスナ、ボタンなどを使用することができる。そして、カバー12は帽体1から部分的に露出した位置で包体16、17に包んだが、包体16、17ごとヘッドバンド6とバックバンド11の間に押し込むようにしても支障はない。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係る首保護部材付ヘルメットは、後頭部及び頸筋に加わる衝撃を緩和できると共に、カバーの取り付け、取り外し、交換を容易に行うことができる。 【0022】また、本発明に係る首保護部材付ヘルメットは、後頭部及び頸筋に加わる衝撃を緩和できると共に、必要がない場合にカバーを容易に収容でき、必要が生じた場合に迅速に取り出して使用できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】399070675 【氏名又は名称】株式会社中央住宅 【住所又は居所】埼玉県越谷市南越谷1丁目21番地2 【識別番号】391009372 【氏名又は名称】ミドリ安全株式会社 【住所又は居所】東京都渋谷区広尾5丁目4番3号
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| 【出願日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075948 【弁理士】 【氏名又は名称】日比谷 征彦
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| 【公開番号】 |
特開2003−147623(P2003−147623A) |
| 【公開日】 |
平成15年5月21日(2003.5.21) |
| 【出願番号】 |
特願2001−337745(P2001−337745) |
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