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【発明の名称】 頭髪の薄い人用帽子
【発明者】 【氏名】福崎 昭一

【要約】 【課題】頭髪の薄い部分を効率よく隠すことができるとともに頭部のムレを防止し得る帽子の提供を目的とする。

【解決手段】ツバ部1に頭部の前面および頭頂部を覆い隠すことのできる三角形状の覆面部2を連設するとともにこの覆面部2の左右両側端部2b、2cより幅広帯状のキャップ片7、8を連設し、かつこのキャップ片7、8の開放端に互いに脱着自在な連結片部9,10を設けるとともに、前記覆面部2とキャップ片7、8を連結する連結片13を設けることにより構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ツバ部に頭部の前面および背面部の一部をカバーし得る覆面部を連設するとともにこの覆面部の、前記ツバ部との基端部の両側端より幅広帯状のキャップ片を連設し、かつこのキャップ片の両端部に、両キャップ片を連結する連結片部を設けるとともに前記覆面部とキャップ片間に複数の連結片を設けることにより構成したことを特徴とする頭髪の薄い人用帽子。
【発明の詳細な説明】【0001】本発明は帽子に関し、特に頭髪の薄い人用帽子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、頭髪の薄い人は、これを隠す目的で、帽子を着用する場合がある。そして、通常の帽子(野球用帽子)が使用され、又、日除け用のサンバイザーが使用されることもある。さらに、ツバ部以外をネット状にした帽子が使用されることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、通常の帽子の使用の場合には、頭部全体を覆い効果的である反面、頭部のムレを生ずる欠点を有する。又、サンバイザーの場合には、これを防止は得る反面、頭部の頭髪の薄い部分を効果的に隠すことができない欠点を有する。
【0004】しかも、ツバ部以外をネット状の防止による場合にも、ムレは防止できる反面、サンバイザーと同様に頭髪の薄い部分を効果的に隠せず、場合によっては、日除け効果を期待できず、日中、頭髪の薄い部分の暑さを防止できない欠点も有する。
【0005】因って、本発明はこれら従来の帽子等における欠点に鑑みて、頭髪の薄い人にとり、その部分を有効にかくせるとともに適度の日除け効果に加えてムレを防止し得る帽子の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の帽子は、前記目的を達成するため、ツバ部に頭部の前面および背面部の一部をカバーし得る覆面部を連設するとともにこの覆面部の、前記ツバ部との基端部の両側端より幅広帯状のキャップ片を連設し、かつこのキャップ片の両端部に、両キャップ片を連結する連結片部を設けるとともに前記覆面部とキャップ片間に複数の連結片を設けることにより構成したことを特徴とする。
【0007】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面とともに説明する。図1は、本発明の実施の形態を示す帽子の前側面図、図2は同背側面図、図3は同一部を省略した側面図である。
【0008】図1〜3において、1はツバ部で、このツバ部1は頭部に装着あるいは外す際の脱着を利便にし得るよう、やや幅広に形成するとともに全体に芯材(図示せず)を装入して厚手にしつつ布地にて形成してある。
【0009】又、前記ツバ部1は頭部に装着した際に、顔面の保護に加えて、日除け効果が得られるように形成することが望ましい。従って、形成材料については、前記芯材を装入した布地に換えて、合成樹脂材料により形成することも可能であるとともに布地と合成樹脂材料の両者の混合にて形成することも可能である。
【0010】例えば、必要に応じて強度を保持すべく、芯材に合成樹脂材料を使用し、装飾性を保持すべく表地に布地を使用する等の実施を挙げることができる。
【0011】2は、前記ツバ部1に連設した覆面部で、頭部に装着した際に、頭部の前面(例えばおでこ)を覆うことができるとともに頭部のおでこの背面側の一部(例えば頭頂部の一部)を覆い隠すことができるように、三角形状の形状にて形成する。
【0012】又、形成材料については、前記ツバ部1に比較して柔軟性を持たせて繊維性の布地により形成することが望ましい。但し、柔軟性のある合成樹脂製の布地により形成することも可能である。
【0013】図示の場合、この覆面部2には2つの通気孔3を開孔するとともに頂上部に飾りボタン4を設け、さらに、前面中央には装飾用のバッチ部5を設けることにより形成してある。
【0014】又、当該覆面部2は、ツバ部1に対してツバ部1との基端部2aより直立状態にて連設されるが、その柔軟性により、折りたたむことができるように形成されている。
【0015】図中、6は前記覆面部2の縫い取り部を示すもので、装飾と強度の補強作用を期待したものである。
【0016】7,8は、前記覆面部2のツバ部1との基端部2aの左右両側端2b,2cより連設した幅広帯状のキャップ片で、このキャップ片7、8の開放端にはこれを互いに連結するための連結片部9,10を設けてある。
【0017】また、この連結片部9,10には、それぞれの対向側面9a,10aにマジックテープ(登録商標)11,12を植設することにより両連結片部9,10を互いに脱着自在に連結することができるように形成されている。
【0018】又、その連結位置をズラして連結することにより、前記キャップ片7、8の直径を変化し得るように形成してある。すなわち、前記キャップ片7,8を頭部に装着する場合、このキャップ片7、8が頭部の側面に巻回状態に装着し、両連結片部9、10の連結位置により、キャップ片7、8による頭部との装着状態をしめつけたり、ゆるくしたり調整しつつ使用することができる。
【0019】又、両キャップ片7、8は前記覆面部2と同一部材にて形成するとともにその内側面には、頭部に装着した際に頭部の汚れ等の汚損を防止するために、ビニール布地のカバー布地(図示せず)を添設することが好適である。
【0020】13は、前記覆面部2の頂部2dとキャップ片7、8間に連設した細帯状の連結片である。この連結片13により頭部に装着した際の装着状態をキャップ片7、8のみによる装着作用を、より安定にすることができ、風等により頭部から飛ばされるのを防止することができる。
【0021】以上の構成からなる帽子20を頭部に装着する場合には通常の帽子と同様にツバ部1を手指にて持ちつつ頭部に装着する。又、脱帽も同様にツバ部1を手指にて持って行うことができる。そして、頭部の大きさにより、キャップ片7、8の連結位置をズラすことにより、調整しつつ使用するものである。又、前記帽子20の頭部への装着により、覆面部2によって、おでこからその背面側の頭部の頂部を覆うことができ、頭髪の薄い部分を隠すことができるとともに保護することができる。しかも、覆面部2によって、前記頭部の部分の日除け作用を発揮するとともにツバ部1により、顔面部の保護、日除け作用をも発揮する。
【0022】又、頭部の後頭部は連結片13のみで、当該帽子20の装着時のムレを最小限にすることができる。しかも、不必要時には覆面部2をツバ部1側に折りたたんでしまうことができ携帯を至便ならしめることができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明の帽子によれば頭髪の薄い部分を、覆面部によって効率よく隠すことができるとともに、同部分の保護、日除け効果を奏することができ、しかも、着用時の頭部のムレを防止しつつ使用し得る利点を有する。
【出願人】 【識別番号】500429893
【氏名又は名称】福崎 昭一
【出願日】 平成13年9月27日(2001.9.27)
【代理人】 【識別番号】100069420
【弁理士】
【氏名又は名称】奈良 武
【公開番号】 特開2003−105619(P2003−105619A)
【公開日】 平成15年4月9日(2003.4.9)
【出願番号】 特願2001−297560(P2001−297560)