| 【発明の名称】 |
人台本体およびその製造装置並びに人台 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮沢 富雄 【住所又は居所】東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目6番14号 株式会社キイヤ内
【氏名】岡田 健 【住所又は居所】東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目6番14号 株式会社キイヤ内
【氏名】菅 孝広 【住所又は居所】東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目6番14号 株式会社キイヤ内
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| 【要約】 |
【課題】材料が少なくて軽量となり、持ち運び易く、金型数を少なくするとともに容易かつ迅速に製造でき、しかも寸法精度および強度が高く、劣化しにくい人台本体を提供する。
【解決手段】本体1を発泡プラスチックで一体形成する。本体1の内部には胸部10から底部11に及ぶ空洞2が形成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内部に胸部から底部に及ぶ空洞を有する本体を発泡プラスチックにより一体形成することを特徴とする人台本体。 【請求項2】 内部に胸部から底部に及ぶ空洞と、前記空洞の頂部に連通する貫通孔と、前記空洞の底部の開口端に底板用の段部とを有する本体を発泡プラスチックにより一体形成することを特徴とする人台本体。 【請求項3】 内部に人台形を穿設し、閉端部に前記人台形への連通孔を穿設してなる上下1対の金型本体と、前記人台形の胸部から底部に及ぶ距離を有する入れ子と、前記入れ子に着脱可能な金型蓋とを有することを特徴とする人台本体の製造装置。 【請求項4】 内部に胸部から底部に及ぶ空洞と、前記空洞の頂部に連通する貫通孔と、前記空洞の底部の開口端に底板用の段部とを有する本体を発泡プラスチックにより一体形成し、前記段部に遊挿孔を有する底板を固定し、接床手段から立設したポールを前記遊挿孔、空洞および貫通孔に挿通し、前記ポールの上端に突設したおねじを前記本体外に突出させることを特徴とする人台。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は被服の製作や被服の陳列のために使用する人台の本体およびその製造装置並びに人台に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より発泡スチロールにより一体成形した中実の人台本体および前後に二分割したセグメントをそれぞれくりぬき、前後のセグメントを接着してなる中空の人台本体が知られている。 【0003】前者は中空ではなく、中実のために材料が嵩むとともに重く、持ち運びにくく、また後者は製造するのに前後それぞれ別に上下型を必要とし、金型数が多く、しかも前後セグメントを貼り合せるので、手間を要するのみならず個体差を生じ、寸法精度が低くなり、かつ強度が低く、経年使用により劣化しやすいという欠点を有している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来例の欠点をすべて解消することを課題とするもので、材料が少なくて軽量となり、持ち運び易く、また金型数を少なくするとともに容易かつ迅速に製造でき、しかも寸法精度および強度が高く、劣化しにくい人台を提供することを課題とするものである。また内部構造の異なる複数種の人台本体を1種類の金型で製造できるようにすることを課題とする。さらに被服の製作の際に人台本体を安定よくスムーズに水平回動することができるようにすることを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の人台本体は内部に胸部から底部に及ぶ空洞を有する本体を発泡プラスチックにより一体形成することを特徴とするものであり、また内部に胸部から底部に及ぶ空洞と、前記空洞の頂部に連通する貫通孔と、前記空洞の底部の開口端に底板用の段部とを有する本体を発泡プラスチックにより一体形成することを特徴とするものである。 【0006】本発明の人台本体の製造装置は、内部に人台形を穿設し、閉端部に前記人台形への連通孔を穿設してなる上下1対の金型本体と、前記人台形の胸部から底部に及ぶ距離を有する入れ子と、前記入れ子に着脱可能な金型蓋とを有することを特徴とするものである。 【0007】また本発明の人台は内部に胸部から底部に及ぶ空洞と、前記空洞の頂部に連通する貫通孔と、前記空洞の底部の開口端に底板用の段部とを有する本体を発泡プラスチックにより一体形成し、前記段部に遊挿孔を有する底板を固定し、接床手段から立設したポールを前記遊挿孔、空洞および貫通孔に挿通し、前記ポールの上端に突設したおねじを前記本体外に突出させることを特徴とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】図1、2は第1の実施の形態を示すもので、発泡プラスチック、具体的には発泡スチロールにより一体形成された本体1の内部に胸部10から底部11に及ぶ空洞2が形成されている。この空洞2の底部11の開口端20よりやや上には段部21が形成され、しかも空洞2は末広状に傾斜している。段部21は固定板16を取付けるために形成したものである。 【0009】図3、4は第2の実施の形態を示すもので、第1の実施の形態と同様に発泡プラスチック、具体的には発泡スチロールにより一体形成された本体1の内部に胸部10から底部11に及ぶ空洞2が形成され、この空洞2の底部11の開口端20のやや上方には段部21を、開口端20には底板用の段部22が形成され、しかも空洞2は末広状に傾斜しており、空洞2の頂部23には首部12の頂部12′からの貫通孔3が連通されている。 【0010】図5は前記第1、第2の実施の形態を製造するための装置であり、以下に詳述するように金型本体4、入れ子5、金型蓋6、栓47、71を有し、これらはいずれの実施の形態を製造する場合にも共通して使用できるものである。 【0011】金型本体4は上下1対、つまり上型40と下型41とからなり、上型40には人台形42の後半分42aおよび注入孔44、下型41には人台形42の前半分42bが穿設され、金型本体4の閉端部4aには人台形42への連通孔43が穿設されている。図中、符号7は第1の実施の形態を製造する際にインサートされるおねじ70付きの蓋であり、前記蓋7は硬質スチロールにより形成され、符号47、71はピン状の栓である。 【0012】入れ子5は人台形42の胸部42cから底部42dに及ぶ距離を有するもので、しかも段5′付きの末広状に形成され、かつ断面が小判形であり、金型蓋6は矩形板よりなる。この入れ子5により第1・2の実施の形態の本体1および後述の第2の実施の形態の人台本体を用いる人台の本体1の各空洞2の断面も小判形になる。 【0013】第1の実施の形態の本体1は前記製造装置により製造され、図6で示すように、下型41に蓋7をインサートするとともに連通孔43におねじ70を入れ、また連通孔43に外方より栓71を嵌入する。次に上型40と下型41とを閉じる。一方、入れ子5と金型蓋6とをねじ60止めにより接続する。 【0014】続いて入れ子5を空洞2に挿入し、金型蓋6で金型本体4を閉蓋する。なお上・下型40、41を閉じる前に入れ子5を下型41に入れておき、金型蓋6を側方から金型開口端45に形成した嵌入溝46に係止してねじ60止めし、その後、上型40で下型41を閉じてもよい。しかる後、発泡剤を含有したビーズ状のプラスチック、具体的にはスチロール樹脂をいったん加熱して予備発泡し、注入孔44より空洞2に充てんし、栓47で注入孔44を閉栓した後、再加熱して発泡成形された本体1を形成する。 【0015】その後、金型蓋6を金型本体4から開蓋するとともに入れ子5付きの金型蓋6を取り出すか若しくは金型蓋6と入れ子5との接続を解除して金型蓋6を側方に取り外した後、入れ子5を抜き出し、続いて上型40と下型41とを開くとともに栓71を抜き、本体1を取り出す。なお入れ子5は末広状に傾斜しているので抜き出し作業がスムーズに行われる。 【0016】図5中、符号7′、8、9は第2の実施の形態の人台本体を形成するために使用するもので、7′は段付孔70′(図7に示す)を有する木製のリング、8は一端におねじ80を突設したシャフト、9はプレートであり、他の製造用部品は蓋7を除いて前記第1の実施の形態を製造する部品と同じである。 【0017】次に図7により第2実施の形態の本体1の製造方法を説明すれば、まず下型41にリング7′をインサートするとともに連通孔43、段付孔70′の小径孔に栓71を嵌入する。その後、上型40と下型41とを閉じる。一方、入れ子5と金型蓋6との間にプレート9を挟み込み、ねじ60止めにより入れ子5、プレート9、金型蓋6とを接続し、またシャフト8に突設したおねじ80を入れ子5の頂部50にねじ止めする。次にシャフト8、入れ子5およびプレート9を空洞2に挿入するとともにシャフト先端8aでリング7′の段付孔70′の大径孔を閉栓し、金型蓋6で金型本体4を閉蓋する。なお入れ子5にシャフト8をねじ80止めした状態で入れ子5を下型41に入れておき、プレート9を入れ子5に当接するとともにシャフト先端8aで段付孔70′の大径孔を閉栓し、金型蓋6を側方から嵌入溝46に係止してねじ60止めし、その後、上型40で下型41を閉じてもよい。しかる後、発泡剤を含有したビーズ状のプラスチック、具体的にはスチロール樹脂をいったん加熱して予備発泡し、注入孔44より空洞2に充てんし、栓47で注入孔44を閉栓した後、再加熱して発泡成形された本体1を形成する。その後、金型蓋6を金型本体4から開蓋するとともに金型蓋6、プレート9、入れ子5およびシャフト8を金型本体4から取り出すか若しくは金型蓋6とプレート9、入れ子5との接続を解除して金型蓋6を側方に取り出した後、プレート9、シャフト8付き入れ子5を抜き出し、次に、上型40と下型41とを開くとともに栓71を抜き、本体1を取り出す。なお入れ子5は末広状に傾斜しているので抜き出し作業がスムーズに行われる。 【0018】次に第1の実施の形態の人台本体を用いた人台の構成について説明すれば、図1、2で示すように本体1にインサート成形で固着した蓋7のおねじ70に飾りとしての木製のキャップ13を螺着する。またフランジ付きのカラー14を固着した固定板16を接着により段部21に取付け、カラー14に止めねじ15を螺入し、脚パイプ17をカラー14、固定板16に貫通するとともに止ねじ15を緊締してカラー14を脚パイプ16に取付ける。 【0019】次に第1の実施の形態の使用法を説明すれば、本体1に布地を当てがってピン止めしたり、裁断する等、周知の方法で縫製作業をしたり、本体1に被服を着せて陳列する。 【0020】また第2の実施の形態の人台本体を用いた人台の構成について説明すれば、図3、4で示すように本体1の段部22に遊挿孔18′を有する底板18を接着により取付け、接床手段19としての脚部から立設したポール19aを遊挿孔18′、空洞2および貫通孔3に挿通し、さらに図4で示すようにインサート成形により本体1に固着したリング7′の段付孔70′の小径孔にポール19aの上端に突設したおねじ19bを貫通して本体1外に突出させるとともにポール19aの上端を段付孔70′の大径孔に係合させ、おねじ19bにめねじ19cを螺着する。 【0021】次に第2の実施の形態の使用法を説明すれば、前記第1の実施の形態の使用法と同じ使用法で縫製作業をしてもよく、また前記裁断、縫製作業の際にめねじ19cを緩めてリング7′から離間し、ポール19aを軸として本体1を水平方向に回転させながら使用してもよい。裁断、縫製作業では本体1の向きを変える必要がしばしばあるので有効である。しかも本体1の上端にある段付孔70′にポール19aの上端を係合させるとともに底板18にある遊挿孔18′にポール19aが貫通しているため、つまり本体1の上端と下端という最長離間位置にポール19aの係合点があるため本体1はがたつくことなく、スムーズに水平回転し、より確実に裁断、縫製作業をすることができる。なお本体1に被服を着せて陳列用として使用してもよい。 【0022】 【発明の効果】請求項1および2の発明によれば、大きい空洞を形成することができ、人台本体の材料が少なくて足り、その分安価に製造できるとともに軽量で持ち運びやすく、しかも人台本体は貼り合わせをすることのない一体形成であるので、容易かつ迅速に製造することができるのは勿論、寸法精度が高い均一品を大量に提供することができ、さらに貼り合わせの従来例と比べ強度が高く、経年使用によっても劣化しにくいものである。 【0023】請求項3の発明によれば、内部に大きな空洞を有する人台本体を極めて容易、迅速かつ安価に製造することができ、さらに種々の人台を形成する際に主要部品つまり金型本体、入れ子を共用することができ、極めて有効である。 【0024】請求項4の発明によれば、請求項1および2の発明の効果に加え、人台本体をがたつくことなく、確実に水平回転させることができ、裁断、縫製の際に有効である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】502007516 【氏名又は名称】株式会社キイヤ 【住所又は居所】東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目6番14号
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| 【出願日】 |
平成14年1月30日(2002.1.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073081 【弁理士】 【氏名又は名称】菊池 敏夫
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| 【公開番号】 |
特開2003−221717(P2003−221717A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月8日(2003.8.8) |
| 【出願番号】 |
特願2002−61193(P2002−61193) |
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