トップ :: A 生活必需品 :: A41 衣類




【発明の名称】 造花及び造花保持具
【発明者】 【氏名】高木 小百合

【要約】 【課題】照明などに対して大きな反射率を備えて高い演出効果がある材料を用いながら、比較的安価で、且つ製作が容易で、強度も高い造花を提供すること。

【解決手段】造花1は、着色された透明な宝石様の樹脂からなる模擬宝石22の裏側に反射率を高める反射板21が貼着され全体がティアドロップ形に成型された6枚の花弁2と、底部に嵌入孔33が穿設された半球状の本体31と、その上端周縁部から周囲に突設された舌状の6枚の接着部32とを備えた萼3と、枝41、葉43を備え嵌入孔33に嵌入された茎4とから構成される。6枚の花弁2は、それぞれ接着部32に接着剤により接着される。接着部32は花弁2に対向する側に凹部である接着剤溜まりが形成され、十分な接着剤の量を確保するとともに、接着剤を外部に露出させないように機能する。このため、美しい外観を保持しつつ花弁2は萼3に強固に固定される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の花弁と、当該花弁を支持する萼とを備えた造花であって、前記萼は、前記花弁に対向して設けられ当該花弁を当該萼に接着するための接着面と、当該萼を支持する支柱となる茎を嵌入させる嵌入孔とを備えたことを特徴とする造花。
【請求項2】 前記接着面は、接着剤を貯留するための凹部である接着剤溜まりが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の造花。
【請求項3】 前記茎は、平面に形成された固定面を備え、前記嵌入孔は当該茎の形状に対応して形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の造花。
【請求項4】 前記接着面は、各花弁に対応して形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の造花。
【請求項5】 少なくとも一端が開放した筒状の本体と、当該本体の所定位置に本体内部を断面方向に仕切る隔壁とを備え、当該隔壁に仕切られた本体の開放した一端を備えた一側を造花支持部とし、他側をすかし模様を形成した装飾部として構成したことを特徴とする造花保持具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、造花に係り、詳しくは、多様な素材を用いても、高い強度を保持でき、装飾も容易な造花に関する。併せて、このような造花を保持する造花保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ウエディング用のブーケなどの生花に代わるものとして用いられる造花は、従来、比較的軟質の樹脂フィルムや、紙、布などを素材にして製作されることが多かった。これらは、その質感などが天然の生花を模して製作されたものであるため、自然な感じはあるものの光沢は少なく、パーティー会場などの照明などに対しては演出効果が低いといえる。
【0003】他方、ブローチなどの金・銀・プラチナなどの貴金属やダイヤモンド・ルビー・サファイヤなどの宝石、水晶などの貴石などを用いて製作されている宝飾品は、貴金属や宝石などがもつ高い反射率による光沢などが生かされ、結婚式やパーティーなどにおいて照明等に対して高い演出効果を発揮することができる。
【0004】そこで、このような貴金属や宝石、貴石などを用いて造花を製作することも考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、比較的大きな造花を貴金属や宝石で製作すると、質量が大きくなり、脱落を防止するため各接合部分に大きな強度が要求されるという問題があった。また、花弁などの部分を茎となる線材などに直接強度の高い溶接やろうづけにより接合することは、加工が煩雑であるばかりか熟練が必要で、製作に高い技術が要求されるという問題があった。
【0006】なお、貴金属や宝石で比較的大きな造花を製作することはコストも極めて高くなり需要が極めて少なくなってしまい実用性が乏しくなるという問題もあった。一方、貴金属に代えて卑金属を用いたり、宝石や貴石に代えてガラスや樹脂を用いて製作することも考えられるが、それでも比較的質量が大きく各部分に大きな強度が要求されるという問題があった。
【0007】さらに、メッキ処理をした樹脂の表面は、溶接やろうづけはできず、比較的接着剤も接着しにくいという問題もあった。上記課題を解決するため、本発明は、照明などに対して大きな反射率を備えて高い演出効果がある材料を用いながら、比較的安価で、且つ製作が容易で、強度も高い造花を提供することを目的とする。
【0008】併せて、このように製作された造花を演出効果高く保持する造花保持具を提供することも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る造花では、複数の花弁と、当該花弁を支持する萼とを備え、前記萼は、前記花弁に対向して設けられ当該花弁を当該萼に接着するための接着面と、当該萼を支持する支柱となる茎を嵌入させる嵌入孔とを備えたことを要旨とする。
【0010】この構成に係る造花では、予め接着面と嵌入孔とを備えた萼により花弁と茎が所定位置に容易に接合でき、熟練者でなくても造花を容易に製作できるという作用がある。
【0011】請求項2に係る造花では、請求項1に記載の造花の構成に加え、前記接着面は、接着剤を貯留するための凹部である接着剤溜まりが形成されていることを要旨とする。
【0012】この構成に係る造花では、比較的接着剤で接着しにくい材質の花弁であっても接着剤を貯留しておくことができるため、花弁を十分な接着剤で強固に固定できるという作用がある。
【0013】請求項3に係る造花では、請求項1又は請求項2に記載の造花の構成に加え、前記茎は、平面に形成された固定面を備え、前記嵌入孔は当該茎の形状に対応して形成されたことを要旨とする。
【0014】この構成に係る造花では、請求項1又は請求項2に記載の造花の作用に加え、平面に形成された固定面を備えるため、曲面に比較して茎部分を他の部分に接着剤で固定しやすいという作用がある。また、嵌入孔が茎の形状に対応しているため、茎と萼を強固に固定することができるという作用がある。
【0015】請求項4に係る造花では、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の造花の構成に加え、前記接着面は、各花弁に対応して形成されたことを要旨とする。この構成に係る造花では、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の造花の作用に加え、接着時に花弁の固定位置が分かり易く容易に正しい接着位置で製作できるという作用がある。
【0016】請求項5に係る造花保持具では、少なくとも一端が開放した筒状の本体と、当該本体の所定位置に本体内部を断面方向に仕切る隔壁とを備え、当該隔壁に仕切られた本体の開放した一端を備えた一側を造花支持部とし、他側をすかし模様を形成した装飾部として構成したことを要旨とする。
【0017】この構成に係る造花保持具では、造花支持部で造花を容易に支持できるとともに、装飾部に形成されたすかし模様により高い演出効果を奏するだけでなく、すかし模様の孔を利用して造花保持具自体を容易に掛止することができるという作用がある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の造花を及び造花保持具を具体化した実施形態を図1〜図14を参照して説明する。
【0019】(第1の実施形態)図1は、第1の実施形態の造花1を斜め下方から見た斜視図である。図2は、造花1の底面図である。造花1は、花弁2と、萼(がく)3と、茎4とを備える。
【0020】花弁2は、ここでは一例として2a,2b,2c,2d,2e,2fの6枚の花弁から構成されるが、モデルとなる花により、様々なデザインを採用しうることはもちろんである。また、花弁2は、図1に示すように必ずしも萼3の接着面に固定されるものではなく、図6に示すように花弁2の上に他の花弁2を積層して固定することもできる。
【0021】本実施形態の花弁2は、反射板21を備え、ティアドロップ型のスチロール樹脂の薄板にアルミニウムの薄膜をメッキしたもので、鏡面状の光沢を有する。もちろん他の素材、他のコーティング方法も使用できることはもちろん、ステンレススチールやアルミニウムなどの金属板により構成することもできる。
【0022】また、宝石を模して着色等された透明なスチロール樹脂やアクリル樹脂からなる模擬宝石22が反射板21の一面側に配置され、その表面は内部の反射率を高めるために、多数の小さな平坦面がカットされている(図5参照)。そのため、反射板21と模擬宝石22が相俟って、照明などの入射光に対して宝石様の輝きを発するように構成されている。模擬宝石22は、他の樹脂はもちろん、樹脂に代えてガラスや結晶質の素材なども種々利用できる。もちろん、不透明な樹脂、陶磁器なども利用できることはいうまでもなく、さらに本物の宝石・貴石の使用を妨げるものでもない。
【0023】図2に示すように萼3は、底面視円形の本体31と、その上縁部から放射状に周囲に60度間隔で突設された6枚の舌状の接着部32a,32b,32c,32d,32e,32fを備える。本実施の形態では、萼3はスチロール樹脂にアルミニウムメッキがなされたものから一体に構成されている。接着部32の上面が本発明の接着面に相当する。
【0024】図6は、図2の造花1のD−D線における断面図である。なお、花弁2の先端の一部を省略している。本体31は、内部が空洞の上方が開放した概ね半球状で、接着部32は、その上端周縁部から斜め上方の方向に突設されている。本体31の内部の空洞部34の底部には、茎4を嵌入するための嵌入孔33が穿設されている。この嵌入孔33には、茎4が貫入されて空洞部34に充填された接着剤35により固定される。
【0025】図5は、図2の接着部32のC−C線における断面図である。接着部32は、萼3の円周方向の断面において中央部が下方に凸に湾曲している。接着部32の上面、つまり花弁2に対向する側には凹部である接着剤溜まり36が形成される。
【0026】このように構成された萼3に花弁2を固定する方法を説明する。まず、図3に示すそれぞれの接着部32の接着剤溜まり36にエポキシ系接着剤などの接着剤を適量凹部から上面に突出する状態で載置する。次に、図2に示すようにティアドロップ形の花弁2の反射板21と接着部32の接着剤溜まり36側とを対向させて、所定位置に押接する。このように押し付けることで接着剤35が反射板21に密着するとともに、接着剤35が接着剤溜まり36の内部で押し広げられ接着面が中央部を中心に大きくなる。この場合接着剤35の量が適量であれば、接着剤35は接着剤溜まり36の中のみで押し広げられ、接着部32から外部に露出することがない。
【0027】従って、花弁2は、強力なエポキシ系接着剤により十分な接着面積と押圧力を得て強固に固定される。このとき、接着剤溜まり36の容積より若干少ない量である適量の接着剤であれば、接着後に位置を微調整しても、接着剤が外部に露出すること無く、美しい外観を保持したまま正しい位置に修正できる。このように強固に接着できるため、高価な材料を使用した場合でも、接着時の失敗が少なく、かつ、接着後は容易に花弁が脱落することがない。
【0028】なお、花弁2は、図6に示すように既に接着部32に接着した花弁2の上に重ねて接着してもよい。このように接着しても、下段の接着部32に接着した花弁2は強固に固定されずれることもないため、上段に重ねて接着した場合でも安定性が高い。この場合、図6に示すように、雌しべを模して例えばパール23等を配すれば、接着剤が外部に露出することもない。
【0029】図3は、図1の茎4のA−A線における断面図である。ここで茎4について説明する。茎4は、円筒形の金属からなる本物の花の茎を模した支柱部分である。茎4は、金属薄板を巻いて円筒形に形成したもので、図3上の実線部分を二点鎖線で示すように、カシメ、溶接、接着剤などで形成する。このように円筒形に形成された茎4は、萼3の嵌入孔33に貫入され、図6に示すように接着剤35により固定される。
【0030】なお、カシメの場合は、図示を省略したプライヤー様の器具の先端に茎4の断面形状に合わせた雄型(パンチ)と雌型(ダイ)を装着した専用器具を用いて、カシメ作業を行えば茎4をつぶすことなく所定の形状を容易に形成できる。例えば、円筒形以外にも、雄型と雌型の形状を交換して装着すれば、多角柱などの形状でも片手で容易に成形できる。さらに、この専用器具は茎4のカシメに限らず、柄42、葉43などの成形にも使用できる。葉43であれば、波形や葉脈風の凹凸を形成する場合にも利用できる。また、雄型と雌型の形状を変えて打ち抜きなどに利用してもよい。
【0031】また、図1に示すように、円筒形の枝41を適宜茎4に溶接、ろうづけ、接着剤などにより予め固定しておいてもよい。ここには、花弁2、萼3を備えた花の他、柄42に固定された葉43や、図示しない蕾や果実などが装着される。
【0032】ここで、図4は、図1の柄42のB−B線における断面図である。柄42は、枝41に挿入される棒状の本体42aと、その一端部に設けられる固定部42bとを備える。固定部42bは、概ねスプーン状の形状で、その凹部に接着剤溜め42cが設けられる。葉43に対向する面は平坦に形成されている。接着剤溜め42cには、エポキシ系接着剤が所定量載置され、平坦面から飛び出した状態で天然の葉を模した葉43が接着される。この接着方法は、萼3の接着部32と同様、接着剤溜め42cに載置された接着剤42dが葉43に押圧されて押し広げられながら強固に接着される。
【0033】第1の実施形態の造花1によれば、上記のような構成及び作用を備えるため、以下のような特徴を得ることができる。
・ 接着部32と嵌入孔33を備えた萼3を用いることで、花弁2と茎4と案内するため、花弁2や茎4を正確な位置に容易かつ強固に固定できるという効果がある。
【0034】・ 特に、接着部32には、接着剤溜まり36を設けたため、十分な接着剤により強固に固定できる。さらに、接着後にある程度の微調整をしても外部に接着剤が露出しないという効果もある。
【0035】(第2の実施形態)第1の実施形態の萼3に替えて、萼103を備えた第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態においては萼103以外の構成は、第1の実施形態と共通するためその説明は省略する。図7は萼103を示す底面図である。萼103は、4枚の接着部132a、132b、132c、132dを備える。
【0036】・ このように接着部はモデルとなる植物の花弁の数に合わせたものとすることができる。
(第3の実施形態)第1の実施形態の萼3に替えて、萼203を備えた第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態においては萼203、茎204以外の構成は、第1の実施形態と共通するためその説明は省略する。図8は、第3の実施形態の萼203の底面図である。図9は、図8の萼203のE−E線における断面図である。図10は、萼203と茎204の嵌合を示す斜視図である。図11は図10の茎204のF−F線における断面図である。
【0037】萼203は、図8〜10に示すようにコップ状の本体231とその上端周縁にフランジ状に設けられたドーナツ状の接着部232を備える。そして、図9に示すように、第1の実施形態の接着部32の様に半径方向に凹部を形成せず、円周方向に凹部となる接着剤溜まり236を形成している。従って、接着部232は、ドーナツ状の形状であるため、花弁を自由に配置でき、いずれの位置でも接着剤溜まり236に接着剤を載置して花弁を固定することができる。また、花弁の枚数も自由に変化させることができる。
【0038】本体231の底部中央には嵌入孔233が形成されている。この嵌入孔233は図8に示すように半円形の形状となっている。また、嵌入孔233から本体231内部に向かって、茎204を案内する案内部233aが形成され、ここに図10に示すように貫入された茎204は案内部233aの最奥部に当接して位置が固定される。また、茎204は、図11に示すように長方形の金属薄板が折り曲げられて、断面半円形の棒状部材として形成されている。
【0039】このように茎204及び嵌入孔233が構成されているため、茎204は嵌入孔233に嵌入すれば、案内部233aに位置が規制されるとともに回転も規制される。そのため、接着剤などで固定しなくても固定することができる。もちろん接着剤を使用する場合でも瞬間接着剤などで極めて簡単に固定することができる。
【0040】さらに、茎204は平坦な固定面204aを備えた断面半円の形状であるため、造花を他の平面に接着する場合に接着面を大きくとることができる。この固定面204aが本発明の固定面に相当する。
【0041】・ 以上説明したように、第3の実施形態の萼203、茎204では、花弁を自由に配置して強固に固定でき、また、茎204を容易に萼203に固定することができる。さらに、茎204に固定面204aを備えたため、壁面等への接着面積を大きくして強固に接着することができるという効果がある。
【0042】(第4の実施形態)次に第4の実施形態の造花保持具5について説明する。従来ウエディングブーケなどでは、水分を含ませたスポンジ状の部材を装飾されたプラスチックの筒などの先端に保持し、ここから露出させたスポンジ状の部材に生花を突き刺して、花束として構成していた。しかし、本発明の造花は、金属、樹脂等比較的質量が大きな重い素材を用いるため、スポンジ状の部材では十分に保持することができない。また、造花であるので水分を含ませる必要もない。しかしながら、単に束ねただけの花束では演出効果が低いという問題があった。そこで、第4の実施形態では、このような造花を演出するために最適な造花保持具を提案するものである。
【0043】図12は、組立前の造花保持具5を示す図である。図13は、組み立てられた造花保持具5を示す図である。図14は、造花保持具5の平面図を示す。第4の実施形態の造花保持具5は、長方形の真鍮等金属の薄板の中央部51bにプレス加工等で透かし模様を形成する。ここで「透かし模様」とは、貫通した穴部を多数設けることで装飾を施したものをいう。このすかし模様が形成された中央部51bが本発明の装飾部に相当する。上部51aと下部51cは、加工しないそのままの状態とする。そして、上部51aの最下部に円盤状の隔壁52を水平に配置し、下部51cの最上部に隔壁53を配置して、本体51を曲げ加工により筒形に加工する。このとき、円形の隔壁52,53の一部が半径と垂直な線で90度屈曲され、この固定部52aの部分を平面状態の本体51に接着剤などで固定する。同様に下部51cの上端部にも、隔壁53を固定部53aで同様に固定する。このように、固定された隔壁52,53に沿って折り曲げ加工をすると、固定部52a,53aが固定されている図12の一点鎖線の部分で囲まれた部分は平面となり、他の部分は湾曲して断面が概ねD字状に形成される。このときシールド52bにより隔壁52が水密になるようにしてもよい。このようにして本体51の上部51aと隔壁52とに囲まれて造花支持部54が形成される。なお、生花に用いない場合は造花1が支持できる程度に固定されていればよいのでシールド52bはなくてもよい。水密に加工すれば、ここに水や水分を含んだスポンジ状部材を用いることで造花1のみならず生花にも利用できる。
【0044】○ なお、造花保持具5は、断面D字形以外にも、断面円形、半円形、多角形等に形成してもよい。ただし、その一部を図14に示すような平坦面51dを形成することで壁面に固定する場合に安定したものとすることができる。また、すかし模様が形成された中央部51bの部分にフックなどを掛止すれば壁面への固定が容易である。
【0045】・ 造花保持具5は、以下のような作用、効果がある。長さの短い造花1であっても造花保持具5の上部の造花支持部54に造花1を保持することで、大きな花器などに保持させることができるという効果がある。
【0046】・ 中央部51bに設けた装飾部の透かし模様により、造花1と相俟って高い演出効果を奏することができるという効果がある。また、すかし加工されていれば、壁面などへの固定が容易となる。
【0047】・ 特に、造花を壁面に飾る場合には、本体51に平坦面51dを設けることで壁面等に安定して固定させることがとできるという効果がある。○ なお、本願における「造花」とは、天然の生花を模したものに限定されるものではなく、象徴化されたものなど広く装飾を目的として製作されるものをいう。
【0048】○ 本発明を第1〜4の実施形態により説明したが、以下のように実施してもよい。造花1の素材は、上述のものに限定されず、例えば金・銀・プラチナ等の貴金属の他、ステンレススチール・真鍮・鉄・アルミニウム・銅等の卑金属によってもよい。また、メラミン樹脂・アクリル樹脂・スチロール樹脂・PET・ポリカーボネイト樹脂・ビニル樹脂等の合成樹脂や、天然ゴム、合成ゴムなども使用できる。また、ガラス、陶器、磁器、ファインセラミックス、サファイヤ・ルビー等の宝石、水晶などの貴石や、織布、不織布、紙、天然繊維、合成繊維、生花、ドライフラワー、果実等も使用できる。さらにこれらに限定されるものではなく種々の素材が利用できる。また、造花保持具5の材料も金属板を折り曲げ加工したものに限らず、樹脂成型品等実施可能である限りなんら限定されるものではない。
【0049】○ 接着剤は、エポキシ系を例示したがこれに限定されるものではなく、接着される素材によりスチロール系、ビニル系等の合成接着剤、膠・澱粉などの天然接着剤、溶接、ろうづけ、はんだづけなどが広く使用できる。
【0050】○ また、造花1の使用目的は、造花単品として使用する場合はもちろん、茎4、204の有無を問わず、花弁2と萼3,103,203のみをブローチ、ペンダント、イヤリング、ピアス、ヘアピン、くし等のアクセサリー、バッグ、ジュエリーボックス・花器・食器等の実用品、置物等の装飾品などの装飾に用いてもよい。
【0051】○ 花弁2には、反射板21は必ずしも必要なく、模擬宝石22のみで構成することもできる。また、模擬宝石22は透明なものに限定されるものでなく不透明な樹脂、ガラス等でもよい。
【0052】○ 造花1の枝41は、図1に示す1本のものに限らず、多数備えたもの、長さ・太さの異なるもの、枝の無いものなどが適宜選択できる。また、枝41は、直線状のものに限らず、蔦を模した曲線状のものでもよい。また、枝41には葉の他、花、蕾、果実や、電飾などの装飾品などを装着してもよい。
【0053】○ 萼3は、樹脂により成形されるものを例示したが、金属材料により鋳造したもの、削り出されたもの、プレス成形されたもの、陶器・ファインセラミックス等型抜きされて焼成されたものなど、その製法は限定されるものではない。
【0054】○ 茎4は、萼3では本体31内部の空洞部34に充填された接着剤により支持され、萼203では、案内部233aが支持するが、萼内を充実とし、茎4が挿入可能に構成されたものでもよい。
【0055】○ なお本発明は上記実施形態、変形例に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない限り当業者により変形し或いは改良して実施できることはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の造花では、照明などに対して大きな反射率を備えて高い演出効果がある材料を用いながら、比較的安価で、且つ製作が容易で、強度も高くすることができるという効果がある。
【0057】併せて、本発明の造花保持具では、このように製作された造花を演出効果高く保持することができるという効果がある。
【出願人】 【識別番号】502162114
【氏名又は名称】高木 小百合
【出願日】 平成14年5月7日(2002.5.7)
【代理人】 【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣 (外1名)
【公開番号】 特開2003−328221(P2003−328221A)
【公開日】 平成15年11月19日(2003.11.19)
【出願番号】 特願2002−132038(P2002−132038)