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【発明の名称】 かつら等の取付方法
【発明者】 【氏名】松村 光男

【要約】 【課題】かつら等を自分で簡単に着脱することができて、取付けは業者によると同様に正確確実に行われるかつら等の取付方法を提供する。

【解決手段】頭髪を補足したり、飾ったり、髪形を変えたりするためのかつら等を頭部へ取付けるかつら等の取付方法であって、上記頭部2のかつら等1を取付ける部分に、紐状または細い帯状等の取付部材5をかつら等1の安定した支持ができる状態に配置し、この取付部材5を自毛4を利用して頭部2へ確実に取付け、該取付部材5に着脱容易な止着手段6によりかつら等1を取付けることにより、前記止着手段6を係脱するとかつら等1の着脱が自分で自由に行なえるようにする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 頭髪を補足したり、飾ったり、髪形を変えたりするためのかつら等を頭部へ取付けるかつら等の取付方法であって、上記頭部のかつら等を取付ける部分に、紐状または細い帯状等の取付部材をかつら等の安定した支持ができる状態に配置し、この取付部材を自毛を利用して頭部へ確実に取付け、該取付部材に着脱容易な止着手段によりかつら等を取付けることにより前記止着手段を係脱するとかつら等の着脱が自分で自由に行なえるようにしたことを特徴とするかつら等の取付方法。
【請求項2】自毛により頭部へ取付けるかつら等の取付部材に、頭皮へ対応する部分があるとこの部分を止着手段により頭皮へ取付けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のかつら等の取付方法
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭髪を補足したり、飾ったり、髪形を変えたりするためのかつら等を頭部へ取付けるかつら等の取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】頭髪を補足したり、飾ったり、髪形を変えたりするためのかつら等を頭部へ取付ける方法として、頭部のかつら等を取付ける部分にかつら等を添え、そのベースの周縁部に自毛を編み込んで頭部へ取付ける編込式、頭部のかつら等を取付ける部分へかつらを添え、そのベースを接着により頭部へ取付ける接着式、頭部のかつら等を取付ける部分へかつら等を添え、そのベースと自毛とをピン等により挟ませて、自毛へ取付けるピン式などが知られている。
【0003】しかしながら、前記取付け方法は、何れも業者の手により取付け及び取り外しを行なうものであって、くつろぎたいとき、頭皮やかつら等を洗いたいとき、かつら等の下が痒くなったときなどに、かつら等を自分で取り外したくても取り外すことができない問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点を解消して、かつら等を自分で簡単に着脱することができて、しかも、取付けは業者によると同様に正確確実に行われるかつら等の取付方法を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため本発明に係るかつら等の取付方法は、下記の方法を採用することを特徴とする。頭髪を補足したり、飾ったり、髪形を変えたりするためのかつら等を頭部へ取り付けるかつら等の取付方法であって、上記頭部のかつら等を取付ける部分に、紐状または細い帯状等の取付部材をかつら等の安定した支持ができる状態に配置し、この取付部材を自毛を利用して頭部へ確実に取付け、該取付部材に着脱容易な止着手段によりかつら等を取付けることにより、前記止着手段を係脱するとかつら等の着脱が自分で自由に行なえるようにする。
【0006】自毛により頭部へ取付けるかつら等の取付部材に、頭皮へ対応する部分があると、この部分を止着手段により頭皮へ取付けるようにする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るかつら等の取付方法の実施形態を図面に基いて説明する。
【0008】図1は本発明に係る方法によりかつら等を取付けた状態の説明図である。この方法によるかつら等1の取付けは、頭髪を補足したり、飾ったり、髪形を変えたりするためのかつら等1を頭部2へ取付ける部分3に自毛4を利用して取付部材5を確実に取付けて置き、この取付部材5へ着脱が容易な止着手段6によってかつら等1のベース7を取付ける。このため、止着手段6を離脱するとかつら等1を自分で簡単に取り外すことができ、外したかつら等1を取付部材5に添えて、かつら等1のベース7と取付部材5とを止着手段6により結合すれば、かつら等1を自分で簡単に取付けることができる。
【0009】前記かつら等1は、頭髪を補足したり、飾ったり、髪形を変えたりするための全かつら、部分かつら、入毛、付毛、その他、前述の目的が達成される毛髪製品の総てを含むものである。
【0010】前記取付部材5は、これを頭部2へ取付けたとき頭部2の隠れる部分がなるべく少なくなることが好ましい。このため、紐状の場合は太さを0.1mm〜5mmの範囲内とし、帯状の場合は厚さを0.1mm〜3mm、巾を2mm〜20mmの範囲内として、材料には合成樹脂・グラスファイバー・繊維・皮革・金属・その他を用いる。そして、この取付部材5には必要に応じてこれが隠れるように毛(図面省略)を取付ける場合もある。
【0011】紐状または細い帯状の取付部材5は、長尺のものを必要な長さに切断して、かつら等1のベース7を取付ける部分3の形に合うように現場で成形して使用するか、形状に合うように工場で成形したものを使用する。そして、図2(a)(b)に示すような単線構造の場合、図3(a)に示す板構造の場合等は、自毛4かこれに連結した糸等の部材(図面省略)により頭部2へ取付けたとき位置ずれを生じ易い。
【0012】前述のように位置ずれを生じ易い単線構造及び板構造の取付部材5は、図2(a)に示すような突起か、図2(b)または図3(a)に示すような孔等のずれ止め8を適当な間隔で設けて、これらのずれ止め8により取付部材5のずれを防止させる。しかし、図2(c)に示すような撚糸構造、図3(b)に示すような網構造、図3(c)に示すような組糸構造、図3(d)に示すようなチェン構造等の場合は、任意の位置に自毛4やこれに連結した部材を通してずれを防止することができるので上記ずれ止め8を設けなくてもよい。
【0013】なお、取付部材5は、紐状の場合も、細い帯状の場合もその配置状態に応じて内部に空間を生ずる場合は、これらの空間へ頭皮9を洗う妨げにならない程度の網目を有するネットか、孔を有する人口皮膚(何れも図面省略)等を取付けてもよい。
【0014】前記取付部材5を頭部2のかつら等1を取付ける部分3へ取付けるには、紐状取付部材5が突起のずれ止め8を有する場合は、図4(a)に示すように自毛4の所要本数を纏めたものか、これに結着した糸等の部材を突起のずれ止め8を挟むように取付部材5へ巻き着けて、その端部を結び、接着、その他により止めると、取付部材5を頭部2ヘ接近させて強固確実に固定することができる。
【0015】また、紐状の取付部材5が孔のずれ止め8を有する場合は、図4(b)に示すように自毛4か、これに結着した糸等の部材をずれ止め8の孔に挿し通し、孔へゴム等の栓10を挿し込んで孔壁と栓10とに自毛4または連結した部材を挟まさせれば、取付部材5を頭部2ヘ接近させて強固確実に固定することができる。
【0016】更に、孔のずれ止め8を有する場合は、図4(c)に示すように自毛4か、これに結着した糸等の部材をずれ止め8の孔に挿し通して曲げ、接着剤または接着テープ11により取付部材5の上面へ接着すれば、取付部材5を頭部2ヘ接近させて強固確実に固定することができる。
【0017】なお、紐状の取付部材5が突起のずれ止め8を有する場合、頭部2のかつら等1を取付ける部分3の周りに自毛4を撚り合わせて図5(a)に示す通りの毛縄12を作り、この毛縄12へ自毛4か、これに結着した部材を通して毛縄12と取付部材5とを2つの突起のずれ止め8の間において縛り合わせれば、取付部材5を頭部2へ接近させて強固確実に固定することができる。
【0018】前記紐状の取付部材5が組糸構造である場合は、図5(b)に示すように取付部材5を自毛4を撚って作った毛縄12に重ねて、取付部材5と毛縄12とを両者に通した糸13で縛り合わせれば、取付部材5を頭部2へ接近させて強固確実に固定することができる。
【0019】また、組糸構造である取付部材5と毛縄12とを前記のように重ねる場合は、図5(c)に示すように取付部材5と毛縄12とへこれらを押し潰すように挟み具14を嵌め付けても、取付部材5を頭部2へ接近させて強固確実に固定することができる。
【0020】前記帯状の取付部材5が図6(a)に示すように2つの孔のずれ止め8が並ぶ場合は、これらのずれ止め8の孔にそれぞれ自毛4か、これらに結着した部材を挿し通して、これらを結び合わせると、取付部材5を頭部2へ接近させて強固確実に固定することができる。
【0021】前記と異なり、帯状の取付部材5のずれ止め8の孔が図6(b)に示すように1つの場合は、ずれ止め8の孔に自毛4か、これらに結着した部材を挿し通して、これらにアルミチューブ15を嵌め付け、アルミチューブを図示の通りに押しつぶせば、取付部材5を頭部2へ接近させて強固確実に固定することができる。
【0022】帯状の取付部材5が図3(b)(c)(d)に示すような網構造、組糸構造、チエン構造の場合は、網目や組目に隙間がある。従って、図6(c)に示すように糸13の縫い取りによりループ16を作り、このループ16へ自毛4か、これに結着した部材を図示の通りに巻き着けると、取付部材5を頭部2へ接近させて強固確実に固定することができる。
【0023】また、網構造、組糸構造、チエン構造等の取付部材5は、図7(a)に示すように自毛4を撚って作った毛縄12に重ねて、図示の通りに糸13により縫い合わせれば、取付部材5を頭部2へ接近させて強固確実に固定することができる。
【0024】前記、各取付部材5はその一部が自毛4のない部分に対応することもあり、この部分は自毛4やこれに結着した部材を利用しての取付けができない。そこで、図7(b)に示すように紐状の取付部材5を頭皮9に当てて、頭皮9へ接着テープ17を貼り付ければ、取付部材4を頭皮9へ密着して安定するように取付けることができる。
【0025】また、取付部材5が帯状の場合は、取付部材5の裏面に図7(c)に示すように両面接着テープ18を貼り付けて、この両面接着テープ18の他面を頭皮9へ貼り付ければ、取付部材4を頭皮9へ密着して安定するように取付けることができる。
【0026】前記の通り自毛4を利用して頭部2へ取付けた取付部材5へ、かつら等1を取付けたり取り外したりするには、着脱が容易な止着手段6を用いて行ない、従来の取付方法では不可能であったかつら等1の自分での着脱を簡単に行えるようにするものであり、その実施態様を以下に示す。
【0027】図8(a)に示す止着手段6は、ファスナー19を用いたものであり、取付部材4にファスナー19の雄側19aを取付け、かつら等1のベース7にフアスナーの雌側19bを取付けて、雌側19bに雄側19aを嵌め付けることにより取付けを行なう。従って、ファスナー19の雌側19bから雄側19aを外すと、かつら等1を自分で簡単に取り外すことができ、雌側19bに雄側19aを嵌め付けると、かつら等1を自分で簡単に取付けることができる。
【0028】図8(b)に示す止着手段6は、開閉脚による止めピン20を用いたものであり、図7(b)のように一対の開閉脚20aと20bを有する止めピン20を開閉脚20aと20bが上へ向くように取付部材5へ取付けて、開閉脚20aと20bをつぼまらせ、かつら1のベース7に設けたテーパー孔21を通過させてから広がらせ、制止部22をテーパー孔21の上縁へ係合させることによって、ベース7を取付部材5へ取付ける。従って、止めピン20の開閉脚20aと20bをつぼまらせて制止部22をテーパー孔21の上縁から外せば、かつら等1を自分で簡単に取り外すことができ、テーパー孔21に開閉脚20aと20bを挿し通せば、かつら等1を自分で簡単に取付けることができる。
【0029】図8(c)に示す止着手段6は、鉤23を用いたものであり、この鉤23はゴム紐24等を介してかつら1のベース7へ取付けて置き、図8(c)のように鉤23を取付部材5へ掛け合わせてベース7を取付部材5へ取付ける。従って、鉤23を取付部材5から外すと、かつら等1を自分で簡単に取り外すことができ、鉤17を取付部材5に掛け合せれば、かつら等1を自分で簡単に取付けることができる。
【0030】図9(a)に示す止着手段6は、絡合式の接合テープ25を用いたものであり、繊維鉤25aを有する一方の接合テープ25を取付部材4へ取付け、繊維輪25bを有する他方の接合テープ25をかつら等1のベース7へ取付け置いて、図9(a)のように繊維鉤25aと繊維輪25bを絡み合わせてかつら等1のベース7を取付部材4へ取付ける。従って、繊維輪25bから繊維鉤25aを外せば、かつら等1を自分で簡単に取り外すことができ、繊維鉤25aを繊維輪25bに掛け合わせれば、かつら等1を自分で簡単に取付けることができる。
【0031】図9(b)に示す止着手段6は、接着剤26を用いたものであり、接着剤26をかつら等1のベース7、または、取付部材5に塗布してベース7を取付部材5へ押し付けることにより、ベース7を取付部材5へ接着して取付けを行なう。従って、取付部材5からかつら等1のベース7を引き剥がせば、かつら等1を自分で簡単に取り外すことができ、ベース7か取付部材5へ接着剤26を着け直してベース7を取付部材5に押し付ければ、かつら等1を自分で簡単に取付けることができる。
【0032】図9(c)に示す止着手段5は、図9(b)において用いた接着剤26を両面接着テープ27に変換したものであり、取付け及び着脱等の操作等は図9(b)に示す接着剤26の場合に準ずるものであるから説明を省略する。
【0033】図10(a)に示す止着手段6は、挟みピン28を用いたものであり、図10(a)のようにかつら等1のベース7を取付部材5へ重ねて、両者をピン28の上片28aと下片28bとにより挟み付けさせて取付ける。従って、ピン28の上片28aと下片28bとによるベース7と取付部材5との挟み付けを解けば、かつら等1を自分で簡単に取り外すことができ、上片28aと下片28bとによりベース7と取付部材5とを挟み付けさせれば、かつら等1を自分で簡単に取付けることができる。
【0034】図10(b)に示す止着手段6は、取付部材5側に円錐頭29aを有するピン29を上向きに取付け、かつら等1のベース7に図10(c)に示す通り、切割30で開けるようにした小孔31を設けて、前記ピン29を切割30により小孔31を開かせて押し込むだ後、小孔31を閉じさせることによりかつら等1のベース7を取付部材5へ取付ける。従って、小孔31からピン29の円錐頭29aを引き抜けば、かつら等1を自分で簡単に取り外すことができ、小孔31にピン29の円錐頭29aを挿し込めば、かつら等1を自分で簡単に取付けることができる。
【0035】次ぎに、頭髪を補足したり、飾ったり、髪形を変えたりするため頭部2へかつら等1を取付ける部分3に対する取付部材5の配置状態を、頭部2に脱毛部分や薄毛部分があって、これらの部分が頭髪を補足するためのかつら等1を取付ける部分3になる場合を例にとって以下に説明する。
【0036】図11(a)、(b)と図12(a)、(b)とに示すように、頭部2の額部分から頭頂部まで脱毛部分または薄毛部分があって、これらの部分がかつら等1を取付ける部分3の場合は、取付部材5を図11(a)に示す通りかつら等1を取付ける部分3を囲む楕円状に配置するか、図11(b)のように取付ける部分3の全体に添わせた半円に近い円弧状に配置するか、図12(a)に示すように取付部分3の半分程度に添わせた短い円弧状に配置するか、図12(b)に示すように取付部分3にX字状に跨る橋状等に配置する。
【0037】前記取付部材5の配置が図11(a)に示す通り楕円形の場合は、取付部材5は自毛4へ当る部分と、図1に示した頭皮9へ当る部分とを生ずる。このため、自毛4へ当る部分は、取付位置32において自毛4を利用した前記取付け方法によって頭部2へ取付け、頭皮9に当る部分は、取付位置32において接着テープ17か18による前記取付け方法によって頭部2へ取付ける。そして、かつら等1のベース7には、取付部材5の取付位置32に合わせるか、取付位置32に近付けて止着手段6の設置位置33を定め、この設置位置33において取付部材5へ止着手段6によって止着する。
【0038】また、配置が図11(b)に示す通り半円に近い円弧状の場合は、取付部材5は自毛4の上だけへ乗る。このため、取付部材5を取付位置32において自毛4を利用した前記取付方法によって頭部2へ取付け、かつら等1のベース7には、取付部材5の取付位置32に合わせるか、取付位置32に近付けて前記止着手段6の設置位置33を定め、この設置位置33において取付部材5へ止着手段6により止着する。
【0039】更に、配置が図12(a)に示す通り短い円弧状の場合は、取付部材5が自毛4の一側の上だけへ乗る。このため、取付部材5を取付位置32において自毛4を利用した前記取付方法により頭部2へ取付け、かつら等1のベース7には前記取付部材5の取付位置32に合わせるか、取付位置32に近付けて止着手段6の設置位置33を定め、この設置位置33において取付部材5へ止着手段6により止着する。
【0040】なお、配置が図12(b)に示すようにX字状に跨る橋状の場合は、取付部材5の両端だけが自毛4の上へ乗る。このため、取付部材5を両端の取付位置32において自毛4を利用した前記取付方法により頭部2へ取付け、交差部の取付位置32は接着テープ17か18を利用した前記取付方法により頭部2へ取付ける。そして、かつら等1のベース7には前記取付部材5の取付位置32に合わせるか、取付位置32に近付けて止着手段6の設置位置33を定め、この設置位置33において取付部材5へ前記止着手段6により止着する。
【0041】頭部2にかつら等1を取付ける部分3が、図13(a)、(b)と図14(a)に示すように、残毛34がある額部分から頭頂部まで脱毛部分または薄毛部分である場合には、取付部材5を図13(a)に示す通り、かつら等1を取付ける部分3を囲んで一部が残毛34へ上へ乗るような楕円状に配置するか、図13(b)のように取付ける部分3へ十字状に跨る橋状に配置するか、図14(a)に示すように取付ける部分3に縦一文字に跨る橋状に配置する。
【0042】前記取付部材5の配置が図13(a)に示す楕円形のときは、取付部材5は後部が自毛4の上へ乗り、前部が残毛34の上へ乗る。このため、後側の取付位置32は自毛4を利用した前記取付方法により、前側の取付位置32は残毛34を利用した前記取付方法により頭部2へ取付ける。そして、かつら等1のベース7には前記取付部材5の取付位置32に合わせるか、取付位置32に近付けて止着手段6の設置位置33を定め、この設置位置33において取付部材5へ前記止着手段6により止着する。
【0043】また、配置が図13(b)に示すように十文字に交差する橋状の場合は、左右方向の取付部材5は両端が左右の自毛4の上へ乗り、前後方向の取付部材5は後端が後部の自毛4に、前端が残毛34の上へ乗って取付部材5には交差部ができる。従って、取付部材5の前後の端部は取付位置32においては自毛4と残毛34を利用した前記取付け方法により頭部2へ取付け、交差部は接着テープ17か18を利用した前記取付方法により頭部2へ取付ける。そして、かつら等1のベース7には前記取付部材5の取付位置32に合わせるか、取付位置32に近付けて止着手段6の設置位置33を定め、この設置位置33において取付部材5へ前記止着手段6により止着する。
【0044】更に、配置が図14(a)に示すように縦一文字の橋状である場合は、取付部材5の後端は後部の自毛4の上へ乗り、前端は残毛34の上へ乗る。このため、前側の取付位置32では残毛34を利用し、後側の取付位置32では自毛4を利用した前記取付け方法により頭部2へ取付ける。そして、かつら等1のベース7には前記取付部材5の取付位置32に合わせるか、取付位置32に近付けて止着手段6の設置位置33を定め、この設置位置33において取付部材5へ前記止着手段6により止着する。
【0045】頭部2にかつら等1を取付ける部分3が、図14(b)に示す通り、頭部2の円形の脱毛部分や薄毛部分が散在する範囲である場合は、取付部材5を総ての脱毛や薄毛の部分を囲む楕円状等に配置する。そして、取付部材5の全体が自毛4の上へ乗るので、取付部材5を取付位置32において自毛4を利用した前記取付方法によって頭部2へ取付ける。そして、かつら等1のベース7には、前記取付部材5の取付位置32に合わせるか、取付位置32に近付けて止着手段6の設置位置33を定め、この設置位置33において取付部材5へ前記止着手段6により止着する。
【0046】頭部2のかつら等1を取付ける部分3が、図15(a)、(b)に示す通り、頭頂部の脱毛部分または薄毛部分である場合は、取付部材5を図13(a)の通り、かつら等1を取付ける部分3を囲む楕円状等に配置するか、図13(b)のように取付部分3にX字状に跨る橋状に配置する。
【0047】前記取付部材5の配置が、図15(a)に示すように楕円状の場合は、取付部材5の全体が自毛4の上へ乗る。このため、取付位置32において自毛4を利用した前記取付け方法により頭部2へ取付ける。そして、かつら等1のベース7には前記取付部材5の取付位置32に合わせるか、取付位置32に近付けて止着手段6の設置位置33を定め、この設置位置33において取付部材5へ前記止着手段6によって止着する。
【0048】また、配置が図15(b)に示すようにX字状に交差する橋状の場合は、取付部材5の両端が自毛4の上へ乗り、取付部材5には交差部ができるので、端部の取付位置32においては自毛4を利用した前記取付け方法によってり頭部2へ取付け、交差部の取付位置32においては接着テープ17か18を利用した前記取付方法によって頭部2へ取付ける。そして、かつら1のベース7には前記取付部材5の取付位置32に合わせるか、取付位置32に近付けて止着手段6の設置位置33を定め、この設置位置33において取付部材5へ前記止着手段6により止着する。
【0049】頭部2のかつら等1を取付ける部分3が、髪の分け目の脱毛部分または薄毛部分である場合は、取付部材5を図16(a)に示すように取付部分3を囲む長楕円状等に配置するか、図16(b)に示すようにかつら等1を取付ける部分3の一側に添わせた短い円弧状に配置する。
【0050】取付部材4の配置が、図16(a)に示すように長楕円状等の場合は、その前部が頭皮9の上へ乗り、それ以外は自毛4の上へ乗る。このため、自毛4に乗る部分は取付位置32において自毛4を利用した前記取付方法により頭部2へ取付け、頭皮9に乗る部分は取付位置32において接着テープ17か18を利用した前記取付方法により頭部2へ取付ける。そして、かつら等1のベース7には取付部材5の取付位置32に合わせるか、取付位置32に近付けて止着手段6の設置位置33を定め、この設置位置33において取付部材5へ前記止着手段6により止着する。
【0051】また、配置が図16(b)に示すように短い円弧状の場合は、その全体が自毛4の上へ乗る。このため、取付位置32において自毛4を利用した前記取付方法により頭部2へ取付ける。そして、かつら等1のベース7の一側には取付部材5の取付位置32に合わせるか、取付位置32に近付けて止着手段6の設置位置33を定め、この設置位置33において取付部材5へ前記止着手段6により止着する。
【0052】前記した実施形態においては、かつら等1を取付ける部分3に、該部分3を囲む取付部材5か、跨ぐ取付部材5か、一側に添う取付部材5かが単独で配置される例について説明した。しかし、取付部材5はかつら等1を取付ける部分3を囲むもの、跨ぐもの、一側に添うものを適当に組み合わせて使用することができるものであり、このようにすると更に強力で確実な取付けができる。しかし、これらの実施形態についての図面並びに説明を省略する。
【0053】なお、かつら等1の取付部材5は前述した各実施形態において、何れもかつら等1より小さく形成されていたが、取付部材5を図17(a)、(b)、(c)に示すようかつら等1よりも大きく形成して、取付位置32において自毛4を利用した前記方法か、接着テープ17か18を利用した前記方法の併用かによって頭部2へ取付け、この取付部材5に図17(a)に示すように止着手段6の設置位置33を定め、複数のかつら等1を左右の方向へ並列するように取付けたり、図17(b)に示すように止着手段6の設置位置33を定めて、前後の方向ヘ取付けたり、図17(c)に示すように止着手段6の設置位置33を定めて、取付部材5内側の希望位置に取付けたりする他、多種、多様の取付けができる。
【0054】前記実施態様に示したかつら等の取付方法によれば、頭部2にかつら等1を取付ける部分3がある場合は、その位置、形状、大きさ等に応じてこれらに適合する取付部材5を頭部2に配置する。そして、この取付部材5の自毛4の上へ乗る部分は取付位置32の自毛4を利用して前記取付方法によって頭部2へ取付け、必要に応じて頭皮9へ乗る部分は接着テープ17か18等により前記取付方法により頭部2へ取付ける。
【0055】前記のように取付部材5が取付けられたら、この取付部材5にかつら等1を取付ける。このため、かつら等1のベース7には、前記取付部材5の取付位置32に合わせるか、近付けるかして止着手段6の設置位置33を設定する。従って、取付部材5とかつら等1のベース7とを止着手段6の設置位置33を合わせて重ね、止着手段6による取付部材5とベース7との結合を行なえば、かつら等1は取付部材5により正しく確実に頭部2へ固定されて、激しい運動をしたり、強風に煽られたり、物が当ったりしてもかつら等1がずれたり外れたりすることなく安定している。
【0056】しかし、家でくつろぐとき、頭皮やかつら等を洗いたいとき、かつら等1の下が痒くなったときなどのかつら等1を外したい場合は、止着手段6による取付部材5とかつらベース7との結合を解くと、かつら等1を自分で簡単に取り外してゆったりとくつろいだり、頭皮9とかつら等1を隅々まで丁寧に洗ったり、痒いところを十分に掻いたりすることができる。
【0057】また、取り外したかつら等1を取付けるときは、かつら等1をベース7の止着手段6の設置位置33が、取付部材5の設置位置に合うように取付部材5に重ねて、止着手段6により取付部材5とベース7との結合を行えば、かつら等1の取付けも自分で正しく簡単に確実に行なうことができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1の効果(1)かつら等の着脱を業者によらず自分で都合のよいときにできるため、費用と時間を節約することができる。
(2)取付部材とかつら等のベースとに止着部材の設置位置を対応的に定めて置けば、手探りでもかつら等が正確確実に取付けられて、激しい動き、強風、物の接触、その他によっても位置ずれや離脱を起さず安定している。
(3)かつら等を取り外せば、頭皮が露出して、かつら等を手に持てる。このため、両方を綺麗に洗って常に清潔を保つことができて、また、かつら等の下が痒いときは、かつら等の一部または全部外して痒いところを十分にかくことができる。
(4)複数のかつら等を持つ場合は、そのベース部材と取付部材との止着手段を共通にして置けば、複数のかつら等を任意に付け替えて使用することができる。
【0059】請求項2の効果かつら等の取付部材が自毛のない部分に対応する場合は、取付部材を止着手段により頭皮へ取付けて、自毛がない部分へもかつら等を安定に固定することができる。
【出願人】 【識別番号】593154001
【氏名又は名称】松村 光男
【出願日】 平成14年2月6日(2002.2.6)
【代理人】 【識別番号】100074918
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬川 幹夫
【公開番号】 特開2003−227022(P2003−227022A)
【公開日】 平成15年8月15日(2003.8.15)
【出願番号】 特願2002−29853(P2002−29853)