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【発明の名称】 ヘアピース
【発明者】 【氏名】川上 雅敏
【住所又は居所】大阪市城東区中浜2丁目9番12号 フェザー株式会社内

【要約】 【課題】汎用性が高く、また、増毛個所の変更が可能で、自毛の引出しも容易に行えるヘアピース1を提供する。

【解決手段】複数に分割された植毛用ベース2に毛髪3を植毛し、植毛用ベース2の少なくとも一つに固定部材5を取り付け、複数に分割された植毛用ベース2を回動軸4によって回動可能に連結することにより、植毛用ベース2の形状を、装着者に各個人の頭部の形や自毛の量にあわせて調整することを可能にした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数に分割された植毛用ベースに毛髪を植毛し、植毛用ベースの少なくとも一つに固定部材を取り付け、複数に分割された植毛用ベースを回動軸によって回動可能に連結したことを特徴とするヘアピース。
【請求項2】 上記植毛用ベースに植毛される毛髪が、自然毛又は人工毛である請求項1記載のヘアピース。
【請求項3】 上記植毛用ベースが、主ベースと、この主ベースから分岐する副ベースとからなり、副ベースが主ベースに対して回動軸によって回動可能に連結されている請求項1又は2記載のヘアピース。
【請求項4】 複数に分割された植毛用ベースが環状に配置され、隣り合う植毛用ベースが互いに回動軸によって回動可能に連結されている請求項1又は2記載のヘアピース。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、頭髪の薄くなった部分、あるいは頭髪をボリュームアップしたい部分に装着して、ヘアスタイルを整えるために使用するヘアピースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のヘアピースは、植毛用ベースに、毛髪を植毛したものであり、植毛用ベースに取り付けられた固定部材により自毛に固定するようになっている。
【0003】そして、植毛用ベースには自毛を引き出すための隙間を設けており、この隙間から引き出した自毛と植毛用ベースに植毛された毛髪とが混じり合うようにブラシなどで梳くことにより、より自然な感じが出るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人間の頭部の形や自毛の量は千差万別であるから、ヘアピースの植毛用ベースは、装着者各個人の頭部の形や自毛の量にあわせて形成するのが一般的である。
【0005】したがって、ヘアピースは、通常、汎用性がなく、そのためコストが高く付くという問題があった。
【0006】また、従来のヘアピースの植毛用ベースの形状は、調整不可能であるから、自毛の量や自毛が生えている個所などによっては、自毛の引出しが困難な場合もあった。そこで、この発明は、植毛用ベースの形状を調整可能とし、自毛の引出しが容易で、増毛個所の変更も可能なヘアピースを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、この発明に係るヘアピースは、複数に分割された植毛用ベースに毛髪を植毛し、植毛用ベースの少なくとも一つに固定部材を取り付け、複数に分割された植毛用ベースを回動軸によって回動可能に連結したものである。
【0008】このように、植毛用ベースを複数に分割し、回動軸によって回動可能に連結することにより、植毛用ベースの形状を、装着者各個人の頭部の形や自毛の量にあわせて調節することができるので、汎用性を高めることが可能となる。
【0009】また、分割された植毛用ベースを回動させることにより、植毛用ベースの隙間の調節も行えるので、増毛個所の変更が可能となり、隙間を広げることにより、自毛の引出しも容易に行える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るヘアピースの実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0011】図1〜図4は、前頭部から頭頂部を覆うように装着する女性用のへアピース1の例であり、図4はその装着状態を示している。
【0012】上記ヘアピース1は、裏側から見た図1に示すように、分割された複数の植毛用ベース2に毛髪3を植毛したものである。
【0013】植毛用ベース2は、額に沿った形状の主ベース2aと、この主ベース2aの中央部と両端の3箇所から頭頂部に方向に分岐するように形成された3本の副ベース2bとからなり、主ベース2aと各副ベース2bとは、鳩目形状の回動軸4によって、図2の鎖線で示すように互いに回動可能に連結されている。
【0014】上記主ベース2aは、合成樹脂製のモノフィラメントからなるシート状のネット材料によって形成され、毛髪3の植毛が施されている。主ベース2aの裏面には、両側よりに、自毛を挟む櫛歯状の固定部材5が取り付けられている。この固定部材5としては、上記櫛歯状の金具の他、両面テープ、面ファスナー等を使用してもよい。
【0015】また、上記副ベース2bは、2本のチューブ形ネット材料と、その両端に連結されたシート状ネット材料とからなり、チューブ形ネット材料とシート状ネット材料の両方に、毛髪3の植毛が施されている。毛髪3は、自然毛、人工毛のいずれでもよい。
【0016】上記各副ベース2bの端部にも、自毛を挟む櫛歯状の固定部材5を取り付けている。
【0017】上記ヘアピース1の植毛用ベース2は、図2に示すように、主ベース2aに対して各副ベース2bが回動軸4によって、回動可能に連結されているので、副ベース2bを回動させることにより、植毛用ベース2の全体形状の調節が可能であるから、植毛用ベース2の形状を、装着者に各個人の頭部の形や自毛の量にあわせた調整が可能となる。
【0018】また、副ベース2bを回動させることにより、植毛用ベース2の隙間の調節も可能になるから、増毛個所の変更が可能となり、隙間を広げることにより、自毛の引出しも容易に行える。
【0019】以上のように、図1〜図4は、植毛用ベース2を、主ベース2aに対して、副ベース2bを分岐するように形成した例を示したが、この植毛用ベース2の例としては、その他に、図5(a)に示すように、2枚のベース材料2cを2股状に連結したもの、図5(b)に示すように、4枚のベース材料2dを環状に連結したもの、図5(c)に示すように、中心となるベース材料2eに、放射状に複数枚のベース材料2fを連結したものなどがある。これらの例において、符号4は回動軸、符号5は自毛を挟む櫛歯状の固定部材をそれぞれ示している。また、図6(a)、(b)は、主ベース2aに左右方向に、回動軸4の連結用の長孔6を設け、この長孔6内において回動軸4が左右方向にスライド自在によって連結するようにした例である。
【0020】
【発明の効果】この発明に係るヘアピースは、以上のように、植毛用ベース2の形状を、装着者に各個人の頭部の形や自毛の量にあわせて調整することが可能であるから、汎用性が高く、また、増毛個所の変更が可能で、自毛の引出しも容易に行える。
【出願人】 【識別番号】391024146
【氏名又は名称】フェザー株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市城東区中浜2丁目9番12号
【出願日】 平成13年12月7日(2001.12.7)
【代理人】 【識別番号】100074206
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
【公開番号】 特開2003−171817(P2003−171817A)
【公開日】 平成15年6月20日(2003.6.20)
【出願番号】 特願2001−374548(P2001−374548)