| 【発明の名称】 |
人工観葉植物 |
| 【発明者】 |
【氏名】後藤 和彦
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| 【要約】 |
【課題】人工観葉植物の各部品と付属品を環境に配慮して再生材料で作製し、さらに環境浄化のできる機能を付加して室内はもちろん屋外対応の人工観葉植物を提供することを目的とする。
【解決手段】第1の人工観葉植物は、各部品と付属品の材料に先駆の企業が環境問題を考えて研究開発し、投資して公知あるいは上市している再生品や再生材料も優先して利用するように改良や応用をして用いる。また用いる各部品、付属品で有効となる材質材料には、光触媒作用を有する酸化チタン粒子と無機質又は無機質に変換したバインダーとの組成物の薄層を設けて人工観葉植物を作製するものである。第2の人工観葉植物は一部の部品に光触媒作用を有する酸化チタン粒子を含有する再生材料を用いて成形品とするものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】人工観葉植物の部品(イ〜リ)と付属品(ヌ〜ヲ)において、部品(イ)(ロ)(ニ)(ホ)(ト)と付属品(ヌ)(ル)を再生材料で作製して、さらに部品(イ)(ロ)(ハ)と付属品(ヌ)(ル)の各表面に光触媒作用を有する酸化チタン粒子(A)と無機質又は無機質に変換したバインダー(B)との組成物の薄層(AB)を設けて、部品(チ)(リ)付属品(ヲ)とを用いて立体的に組み立てる構造の人工観葉植物。 【請求項2】人工観葉植物の部品(イ〜リ)と付属品(ヌ〜ヲ)において、部品(イ)(ロ)(ニ)(ホ)(ト)と付属品(ヌ)(ル)を再生材料で作製して、さらに部品(イ)(ロ)(ハ)と付属品(ヌ)(ル)の各表面に前記載の組成物の薄層(AB)を設ける構造で、部品(チ)(リ)と付属品(ヲ)とを用いて人工観葉植物の高さ、幅、奥行き、形、デザインなどを自由に立体的に配置できる一組の組立セットとする請求項1記載の人工観葉植物。 【請求項3】人工観葉植物の部品(イ)(ロ)を再生材料で作製して、部品(ハ)(ヘ)と付属品(ワ)を用いて、部品(イ)と(ハ)で葉材を作製し部品(イ)(ロ)と(ハ)で花材を作製した人工観葉植物の一部を部品(ヘ)で固定して、一部は固定せずに生花またはドライフラワーや他種の人工観葉植物などと入れ替えて飾れる、もしくは生けるようにする構造の人工観葉植物。 【請求項4】人工観葉植物の部品(イ)(ロ)に光触媒作用を有する酸化チタン粒子(C)を含有する再生材料を用いて成形することを特徴として、部品(ハ)(ニ)(チ)(リ)とで立体的に組み立てる屋外対応の人工観葉植物 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、人工観葉植物の各部品と付属品に再生材料を用いて作製して、さらに人工観葉植物の機能がない、汚れる等を解決し、生花や生木の効用に似た機能を付加して環境浄化のできる室内屋外対応で、さらに各自でも好みで組み立てることができる人工観葉植物に関するものである。 【0002】 【従来の技術】人工観葉植物は生花や生木に似せて作製することが主眼で、生産地が中国や東南アジア諸国ということもあり環境やリサイクル、製品廃棄時の配慮には欠けた製品である。まして再生材料で作製した製品でもなく、無機能品でもある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記組成物の薄層の光触媒作用を有する酸化チタン粒子の酸化分解力は表面作用のため比表面積を大きくしたり吸着させる必要がある。本発明の立体的に組み立てる人工観葉植物は比表面積も大きく吸着し易い形状で作用効果は大きいが、さらに各部品や付属品に前記組成物の薄層を設けてより大きな効果を得るようにする。 【0004】人工観葉植物の部品(イ)(ロ)(ニ)(ホ)(ト)において、特に部品(イ)(ロ)(ト)にペットボトルの再生材料を用いるのは、台湾や韓国でのペットボトルの回収再生材料の約70%が中国へ輸出されて、ぬいぐるみや布団綿を始め各種再生商品となり主に日本へ輸入されて何れ日本のゴミになることです。日本国内のペットボトルも手間と費用をかけて回収した5本に4本が再生商品に成らずに使い捨てゴミとなる大きな環境問題になっています。「朝日新聞、2000年1月23日連載記事」を参照。また容器包装リサイクル法の施行で再商品化の第1弾として、廃プラスチック再生第2弾に続けるためにも成果が求められています。 【0005】人工観葉植物も現状は、中国が主産国で完成品として輸入することが多く、さらに難点として機能がない汚れるなど、ある種早期に粗大ゴミになりやすい製品ではあるため部品(ニ)(ホ)付属品(ヌ)も含めて優先して国内の再生材料を用いて、さらに各部品と付属品の材質の特性を利用して光触媒作用を有効に活かす人工観葉植物を提供するものである。 【0006】人工観葉植物の組立は手作業で手間のかかる商品ではあるが国際商品として定着しているために主産地も量産を余儀なくされ、まして各自で組み立てるなど趣味人が手作りする以外はできなかった。さらに生花、生木も難点として枯れる、剪定手間がかかる、室内では多少湿気る、鉢の下などに虫類が付きやすいなどの問題を有していた。 【0007】 【課題を解決するための手段】人工観葉植物が早期粗大ゴミになりやすい製品であれば、原料段階から国内の再生材料を用いて、さらに廃棄焼却時にはダイオキシンを発生しないなど環境問題の少ない製品を作製することが好ましい。また再利用をして屋上緑化、道路の分離帯や道端などに設置して窒素酸化物(NOx)の分解除去などで長期使用することがより好ましい。 【0008】本発明の人工観葉植物の部品(イ)葉部、(ロ)花部には、ペットボトルの再生糸を50〜150デニールの長繊維にし、経糸と緯糸ともに76〜98本の同本数の平織生地にして用いる。 【0009】本発明の人工観葉植物の部品(ハ)茎部には、芯線材入りのポリエチレン樹脂成形品、もしくは前記平織共生地のテープ状か紙製テープを芯線材の周りに巻いて用いてもよい。また芯線材には、ピアノ線や形状記憶合金等を用いてもよい。 【0010】本発明の人工観葉植物の部品(ニ)幹部には、天然木の間伐材、小径材を用いる。もしくはパルプ再生成形品、木屑再生成形品、廃プラスチック成形品を用いてもよい。前記載の組立セットとする部品(ニ)幹部には(ハ)茎部を差し込めるように穴を予め開けておく。 【0011】本発明の部品(ホ)固定材には、廃材コンクリート再生材料を用いる。もしくは古紙再生材料を用いてもよい。部品(ヘ)固定材にはポリウレタン・ウレタン樹脂を用いる。 【0012】本発明の人工観葉植物の部品(ト)内鉢には、ペットボトル再生成形品を用いる。もしくは廃プラスチック再生成形品、古紙再生成形品や素焼き品を用いてもよい。 【0013】本発明の人工観葉植物の部品(チ)固着材には、市販の木工ボンドを用いてもよい。 【0014】本発明の人工観葉植物の部品(リ)補修剤には、市販の天然木をあら挽きした粘土を用いてもよい。 【0015】本発明の人工観葉植物の付属品(ヌ)乾燥樹皮代替品には、古着や繊維屑、綿などの再生材料を高温で蒸し焼きにして炭化し固形物にしたものを用いる。 【0016】本発明の人工観葉植物の付属品(ル)外鉢には、竹かごを用いる。もしくは素焼きの鉢などを用いてもよい。特に竹は成長が速く、早期に間引くので間伐材ととして再利用しやすい。 【0017】本発明の人工観葉植物の付属品(ヲ)忌避剤には、市販の顆粒品、ゾル品、液体品、含浸品を用いてもよい。 【0018】本発明の人工観葉植物の付属品(ワ)花器・花瓶には、市販品を用いてもよい。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 【0020】前記組成物の薄層(AB)はスプレー法、スパッタリング法、ディッピング法、静電塗装法、真空蒸着法、刷毛塗り法の何れかで薄層を設ける。本発明品の形状を考慮するとスプレー法、静電塗装法が好ましい。 【0021】光触媒作用を有する酸化チタン粒子に紫外線が当たると、電子と正孔が生成し、空気中の水や酸素との反応により水酸ラジカルやスーパーオキサイドアニオンなどの活性酸素を生じる。活性酸素は酸化分解力が強く、空気や水の浄化、脱臭、抗菌、防汚などの効果がある。 【0022】前記付属品(ワ)花器・花瓶の中心部に中容器を入れて、周りに部品(ハ)茎部に(イ)葉部と(ロ)花部を取り付けた葉材・花材を配置してポリウレタン樹脂で固定する。乾燥後には中容器を外してもよい。中容器に水を入れて旬の生花や好きな生花を生ける。もしくは水なしでドライフラワーや他種の人工観葉植物で自由にアレンジする。固定する人工観葉植物の葉材・花材の表面には前記組成物の薄層(AB)を設けてもよい。 【0023】 【実施例】前記組成物の薄層(AB)をスプレー法で設けた部品(イ)葉部でのアセトアルデヒド脱臭試験結果を表1に示します。 【表1】
【0024】前記部品(ル)に竹かごを用いるのは、竹は成長が速く間伐材が多く再利用しやすい事と、竹を編み籠にすると通気性がよく、前記組成物の薄層(AB)を設けると、フィルターと同じような吸着脱臭効果が大きい。 【0025】前記部品(ヌ)乾燥樹皮代替品に用いた繊維綿を炭化させた固形物は、窒素化合物の悪臭物質を吸着します。トリメチルアミン脱臭試験効果を表2に示します。これは吸着効果ですが、前記組成物の薄層(AB)を設けると分解します。 【表2】
【0026】本発明の人工観葉植物の他の1つは部品(イ)葉部と(ロ)花部に慣用の溶融紡糸法でペットボトル再生糸に、酸化チタン粒子(C)が凝集しないようにポリエステルのペレットに5〜25重量%を含有させて予め調製しておき、そのペレットと母材のペットボトル再生ペレットと重融合させて酸化チタン粒子(C)が0.3〜15重量%になるように含有させて紡糸し平織生地にして作製する。同様に作製した150デニール糸とレースカーテン地(共に酸化チタン粒子0.3重量%含有)の脱臭試験結果を数値1に示します。
「条件」それぞれを300mLのガラス容器に入れ、ブラックライト(4W)を照射、24時間後の濃度を550nmの吸光度で測定した。 【0027】酸化チタン粒子(C)には、光触媒作用を有する酸化チタン粒子の表面に多孔質リン酸カルシウムを被覆したもの(特開平10−244166号公報)があり、それを含有したコーティング剤で紡績糸や生地などに塗布した商品が報告されているが洗濯による剥離や暴露耐久性に問題があります。繊維では、本発明のペレットへ含有させて粒子の分散性をよくして糸に含有させる事で高機能で剥離する事が無くなりより好ましい。前記酸化チタン粒子(C)として、昭和電工株式会社製の「F4−AP」を用いた。 【0028】前記部品(イ)(ロ)の各表面に前記組成物の薄層(AB)を設けて、未加工品とをそれぞれのビーカーに入れて、同量の水を入れて参考1様で吸湿乾燥時間を測ったところ太陽光下で1.34倍速、室内常温下で1.16倍速であった。参考2様では太陽光下で1.65倍速であった。またビーカー内の雲り方にも差が出た。この機能は天然の樹木の蒸散作用と同じような機能と考えられます。 【0029】 【発明の効果】前記の活性酸素は安全無害であるが酸化分解力が強く、シックハウス、ビル症候群の一因とされるホルムアルデヒドをはじめタバコやアンモニアなどの悪臭、雑菌などを分解除去する。さらに汚れのバインダーとなる油分を分解するため何時までも汚れ難い人工観葉植物になり、効果も長期間有効となる。試験結果を数値2に示します。 [数値 2] 人工観葉植物耐久についてサンプル (1)人工観葉樹ベンジャミン (3)人工観葉樹ポトス (2)人工観葉樹ポトス (4)人工観葉樹アイビー耐久試験方法1.サンプルにブラックライト2.0mW/cm2を照射した。 2.1の耐久サンプルを0.65Lのフラスコに入れ、アセトアルデヒドガスを注入し、初期濃度を測定した。フラスコの外からブラックライト(2mW/cm2)を照射し、2時間後の濃度を測定した。濃度測定は、ガスクロを使用した。同時に初期品についても試験した。 結果 【0030】前記平織生地の仕様にするとプリントの含浸性が良くなり色柄がより鮮明で生花、生木に近い表現ができる。 【0031】前記部品(イ)(ハ)と付属品(ヌ)(ル)の各表面に前記組成物の薄層(AB)を設けて、その4点の断片を密閉容器に入れ、また未加工品の同4点の同量断片を密閉容器に入れる。後者は吸着効果ではあるが、同条件下でアンモニアの脱臭効果を比較したところ初期濃度50ppmを注入してブラックライト照射下で、30分後に数値測定したところ前者は8ppm、後者は21ppmであった。 【0032】前記酸化チタン粒子(C)を糸に含有させることで耐久性ができ、光触媒の機能と蒸散作用的な機能とで、生花、生木では剪定し難い場所や枯れやすい場所、水撒き手間がかけられない場所などを考えると、条例化の傾向にある屋上緑化の一部スペースやベランダでの生花、生木との併用などで下地処理、剪定、植え替えなどの費用が大輻に削減できる。 【0033】また、道路の中央分離帯や道端などに設置したとすれば窒素酸化物(NOx)の分解除去で、吸着しやすい形状と太陽光の下での有効性と、何よりも枯れないで美観と安らぎも得られる。 【0034】生花に優るものではないが、機能を付加できることで生花との併用や補助的な使用ができる。もしも信仰面で不謹慎もしくは宗教的に制約がなければ仏花や墓花として長く供えることができるようになる。 【0035】最近、研究されている室内の化学物質の流れなど空気環境の中間報告では、室内での換気や温度との関係や気流などが新聞記事になっています。その参考絵を参考3に示します。この図式で言えば本発明の人工観葉植物と同じペットボトル再生糸に前記酸化チタン含有のレースカーテンとを併せて用いると効果はより大きくなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592159656 【氏名又は名称】後藤 和彦
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| 【出願日】 |
平成13年10月19日(2001.10.19) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−129320(P2003−129320A) |
| 【公開日】 |
平成15年5月8日(2003.5.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−358488(P2001−358488) |
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