| 【発明の名称】 |
エプロン類用着用バンド・物挟み吊下げバンドと、それを用いたこぼれ食物受けバッグ |
| 【発明者】 |
【氏名】森 博
|
| 【要約】 |
【課題】調理時に着用するエプロン等が、作業内容や着用者個有の身体事情に適するフィット姿勢に簡便にセットできるエプロン類用着用バンドを提供する。
【解決手段】可撓性帯体のバンド主体2の長さ方向の中間部分を除く両端部分に、一対のクランプスライド部3A・3Bを設け、クランプスライド部3A・3Bは、両端のみをバンド主体2に固定してバンド主体2に重合した可撓性帯体のクランプレール9と、クランプレール9を一対のクランプ片7間に挟んでクランプレール9に沿ってスライド移動自在のばね付勢形態の物挟みクランプ6を備えた構造のエプロン類用着用バンド1が特徴である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 可撓性帯体のバンド主体の長さ方向の中間部分を除く両端部分に、一対のクランプスライド部を設け、該クランプスライド部は、両端のみを前記バンド主体に固定して該バンド主体に重合した可撓性帯体のクランプレールと、該クランプレールを一対のクランプ片間に挟んで該クランプレールに沿ってスライド移動自在のばね付勢形態の物挟みクランプを備えた構造を特徴とするエプロン類用着用バンド。 【請求項2】 帯体のクランプレールに、該クランプレールを一対のクランプ片間に挟んで該クランプレールに沿ってスライド移動自在のばね付勢形態の物挟みクランプを複数個設けた構造を特徴とする物挟み吊下げバンド。 【請求項3】 使用者の首への掛け止め形態の請求項1のエプロン類用着用バンドと、食物受けバッグとの組合せにして、該エプロン類用着用バンドの物挟みクランプに該食物受けバッグを着脱自在に吊設連結する構造を特徴とするこぼれ食物受けバッグ。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、食事調理時等に身体の前面に着用する「エプロン・前掛け等のエプロン類」の身体への着用バンドと「伝票・メモ類等をクランプして吊下げ保持する物挟み吊下げバンド」および「痴呆者・身体障害者・要介護者等が食事中にポロポロ落す「こぼれ食物」を受け入れるこぼれ食物受けバッグ」に関するものである。 【0002】 【従来の技術】食事調理や掃除作業等のときに身体に着用するエプロン類は、着用者の首へ巻掛けたり腰に巻き付ける着用紐によって身体に着用セットして使用する形態が古くから広く普及しており、また前記の痴呆者等が食事中にポロポロ落す「こぼれ食物」対策として、食事者の胸部・上腹部にセットする「こぼれ食物受けボックス」を首に巻き掛けした着用紐に吊り下げセットし、そのボックス内に「こぼれ食物」を受け入れる構造のものが使用されている。一方、日常必要となる伝票・メモ類等の簡素なペーパー類・小物は物挟みクリップに分別整理してクランプして整理保持する手法が定着している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】以上の従来のエプロン類や「こぼれ食物受けボックス」は、着用者の個有の体形や身体サイズに合せて前記着用紐の長さを調整して結びセットする作業が着用時毎に必要になるので、着用作業と外し作業が面倒にして手数がかかる。 【0004】そして、前記の物挟みクリップによる伝票類等の分別整理手法は、整理整頓性に劣るので、ほしい書類の即時取り出しが困難なケースが多く、その上保管スペースが過大になる。前記の「こぼれ食物受けボックス」は前記のセット高さ調整が自分自分ではできないことが多いので、例えば手が自由に動かせる者でも付添者・看護者の協力が不可欠になる難点がある。 【0005】本発明は、以上の従来技術の難点を解消する「エプロン類の着用バンド・物挟み吊下げバンド」と、それを用いてなる「こぼれ食物受けバッグ」を提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決する本発明は「可撓性帯体のバンド主体の長さ方向の中間部分を除く両端部分に、一対のクランプスライド部を設け、該クランプスライド部は、両端のみを前記バンド主体に固定して該バンド主体に重合した可撓性帯体のクランプレールと、該クランプレールを一対のクランプ片間に挟んで該クランプレールに沿ってスライド移動自在のばね付勢形態の物挟みクランプを備えた構造を特徴とするエプロン類用着用バンド」と、【0007】「帯体のクランプレールに、該クランプレールを一対のクランプ片間に挟んで該クランプレールに沿ってスライド移動自在のばね付勢形態の物挟みクランプを複数個設けた構造を特徴とする物挟み吊下げバンド」と、【0008】「使用者の首への掛止め形態の前記本発明のエプロン類用着用バンドと、食物受けバッグとの組合せにして、該エプロン類用着用バンドの物挟みクランプに該食物受けバッグを着脱自在に吊設連結する構造を特徴とするこぼれ食物受けバッグ」に成っている。 【0009】即ち、前記構成の本発明のエプロン類用着用バンドは、従来の「エプロン類を身体へ着用セットするための結び紐」に代えて「前記のスライドセット自在の物挟みクランプを有して首へ巻き掛けたり胴部へ巻き着ける帯体」から成る構造を特徴とするものにして、前記構成の本発明の物挟み吊下げバンドは、前記のエプロン類用着用バンドの主要部の「物挟みクランプつきクランプレール」を共通の主要部に成す構造が特徴である。 【0010】 【作用】以上の本発明のエプロン類用着用バンドは、前記の物挟みクランプにエプロン類の縁部を挟んで身体に装着し、しかるのち、そのクランプを指先で軽く押し引きして前記クランプレール上をスライド移動させると、エプロン類は縁部をクランプしたまま該物挟みクランプと共に連動してスライド移動できる。従って、使用者の個個の身体条件や使用条件に適する該エプロン類のフィットセットがワンタッチ的に可能になる。 【0011】そして、前記構成の本発明の「物挟み吊下げバンド」は前記の作用を奏する「物挟みクランプつきスライドレール」を主要部に成すので、その物挟みクランプ毎に伝票等を分別クランプしたまま上下スライド移動自在に縦方向にコンパクトに分別して吊下げセットできる。 【0012】そして、前記の作用を奏する本発明のエプロン類用着用バンドを用いて成る前記構成の本発明の「こぼれ食物の受けバッグ」は、前記の着用バンドの特有作用によって着用使用者の身体条件・こぼれ食物受け性能が良好に安定するセット位置・姿勢にワンタッチ的にフィットセットできる。 【0013】 【発明の実施の形態】まず、本発明1実施例のエプロン類用着用バンド1(以下、単に着用バンド1という)を図1を参照して説明する。即ち、着用バンド1は使用者の「首に巻き掛けたり、胴部に巻き着ける可撓性の長尺帯体」にして、長さ方向の中間部分4を除く両端部分が下記に詳述する対称同形一対のクランプスライド部3A・3Bに形成されている。 【0014】詳しくは着用バンド1は、全体が単一の可撓性帯体のバンド主体2から成り、このバンド主体2の両端部分のクランプスライド部3A・3Bは、バンド主体2より若干幅小の可撓性帯体のスライドレール9(この実施例のスライドレール9は樹脂材製)が重合セットされた構造にして、このスライドレール9は両端の固定部5によってバンド主体2に固定され、かつ、その固定部5を除く中間部分がバンド主体2への単なる載設重合形態に形成されている。 【0015】そして、このスライドレール9には「対向一対にして付勢ばね(図示しない)を有するクランプ片7と、このクランプ片7を指先で開閉操作する一対の開閉片8」からなる量産汎用構造の「物挟みクランプ6」が、クランプ片7間にスライドレール9を挟んで貫通させた形態で装着セットされている。 【0016】そして、この物挟みクランプ6はクランプレール9を挟んだ自由状態で、自己のクランプ力によってスライドレール9の任意位置に停止セットできると共に、指先で軽く押し引きすることによってスライドレール9を挟みクランプした状態を維持したままスライドレール9に沿って容易にスライド移動できる構造に成っている。 【0017】なお、この実施例のもののクランプレール9の両端の固定部5は、公知のベルベットファスナーによってバンド主体2と着脱自在に固定されており、固定部5にはカバー片10が設けてある。 【0018】以上の実施例の着用バンド1は前記の作用があり、調理時等に身体の前面部に着用するエプロン・前掛け等の着用バンドとして活用し、首へ着用バンド1を巻き掛けて物挟みクランプ6にエプロン等の縁部を挟みクランプして着用し、指先で物挟みクランプ6を簡便にスライド移動させることによって、体形や作業状態に合せてエプロン等の身体への着用姿勢・着用位置がワンタッチ的に調整セットできる。そして、従来の面倒な結び紐の結び作業が無用になる。 【0019】次に図2を参照して本発明1実施例の物挟み吊下げバンド11を説明する。即ち、この実施例の物挟み吊下げバンド11は主として自営業者が日常発生する伝票類を分別整理して収納保持するのに使用するものにして、長尺可撓性帯体のスライドレール9に「クランプ片7間にスライドレール9を通してクランプした物挟みクランプ6」が多段状に複数個連設された構造にして、図1実施例の着用バンド1の主要部と同一の構造を有している。 【0020】そして、その物挟みクランプ6をスライドレール9の任意位置にクランプストップさせて縦方向並設姿勢にセットし、そのそれぞれに分別整理した伝票類Pをクランプして吊下げ保持するように成っている。 【0021】以上の実施例の物挟み吊下げバンド11は、分別層別した伝票類Pが縦方向連鎖状態に吊下げられてコンパクトに整理保管できると共に、それぞれの層別伝票類Pが即視認確認可能にして「ほしい伝票類Pの即時取り出し」ができる。 【0022】そして、物挟みクランプ6は伝票類Pをクランプしたままスライドレール9に沿って上下移動できるので、伝票類Pのサイズに対応させた配設間隔Lが自由に採択可能にして、吊下げスペースの冗長化や無駄スペースの発生を防止し、よりコンパクトにして管理し易い伝票類Pの分別管理ができる。 【0023】続いて、図3を参照して本発明の「こぼれ食物受けバッグ」の1実施例を説明する。即ち、この実施例の「こぼれ食物受けバッグ12」は図1実施例の着用バンド1と、この着用バンド1の物挟みクランプ6に着脱自在にクランプ垂設する「食物受けバッグ13」の組合せに成っている。 【0024】そして、着用バンド1の中間部分4を使用者の首へ掛け止めして両端のクランプスライド部3A・3Bを使用者の胸部前面に垂れ下げると共に、そのクランプスライド部3A・3Bの物挟みクランプ6に「食物受けバッグ13」の上縁部14をクランプして受けバッグ13を使用者の胸部の前面にセットし、食事中にポロポロ落下する「こぼれ食物」を食物受けバッグ13に受け入れ収納するように成っている。 【0025】なお、図3実施例の「食物受けバッグ13」は反復使用可能の本体袋に「食事毎に内装してポイ捨てする内袋(図示しない)」がインサートセットされる。 【0026】以上の実施例の「こぼれ食物受けバッグ12」は、前記の使用者へのセット状態において、指先で軽く物挟みクランプ6を上下移動させることによって、食物受けバッグ13のセット位置が使用者の体形・サイズ等に合せて極めて簡便的確にセットできる。 【0027】従って、この「こぼれ食物受けバッグ12」の着用対象者の身体障害者・病弱者等の付添人・看護人の食事世話が簡便になると共に、手が動かせる前記身体障害者等の着用者は自力のみによって前記のセット位置の調整が可能になる。 【0028】続いて、図4を参照して本発明の着用バンド1の他の実施例を説明する。即ち、図4(A)は着用バンド1の他の用法が示してあり、調理時等に身体前面に着用するエプロン16に「首に巻き掛ける着用バンド1A」と「胴部に巻き着ける着用バンド1B」の2本が用いてある。この使用態様によると使用条件に適するエプロン16の上下位置と胴部への締め付けセット度合がワンタッチ的に極めて簡便にセットできる。 【0029】一方、図4(B)(C)は図4(A)で使用する着用バンド1の一例にして、両端をバンド主体2に両端のみを縫合固定した幅小のスライドレール9に物挟みクランプ6が装着されている。 【0030】なお、本発明は前記の実施例に限定されず「こぼれ食物受けバッグ12」を前記実施例の樹脂袋に代えてボックス体にすることがあり、さらに、前記のエプロン類や食物受けバッグ13は、物挟みクランプ6への掛け止め吊設形態にすることがある。 【0031】 【発明の効果】以上の説明のとおり本発明のエプロン類用着用バンドは、調理用エプロン等の身体への着用セットに際して「首への巻き掛け紐・胴部への巻き着け紐」の指先による結び作業が無用にして、身体へのフィット装着がワンタッチ的に可能になり、広く一般のエプロン類使用者の便宜を向上する。 【0032】そして、本発明の物挟み吊下げバンドは、一般家庭や事務所等において、伝票・ペーパー資料・その他小物物品等をコンパクトに分別整理して即時ワンタッチ取り出し可能に吊下げ管理するので、一般家庭の日常生活の便宜向上や事務所等の事務の合理化能率化の向上を図る効果がある。 【0033】そして、本発明の着用バンドを用いた「こぼれ食物受けバッグ」は、主たる使用者の身体障害者・病弱者・痴呆者への装着セットが指先で簡便にフィットセット可能にして、従来の首へ巻き掛ける結び紐の作業は無用になり、その上着用者の自力着用セットが可能になるケースも生ずるので、それ等使用者への付添人・看護人の世話手数が簡便化すると共に、前記のフィットセットによって「こぼれ食物受け収納」の性能が安定向上する。以上の実用性に優れる有用な諸効果がある。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】596144403 【氏名又は名称】森 博
|
| 【出願日】 |
平成14年5月29日(2002.5.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084526 【弁理士】 【氏名又は名称】岡 賢美
|
| 【公開番号】 |
特開2003−342817(P2003−342817A) |
| 【公開日】 |
平成15年12月3日(2003.12.3) |
| 【出願番号】 |
特願2002−154873(P2002−154873) |
|